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ミクスチャーブログ

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ススキノによくいる酔っぱらい同士の喧嘩

欲と陰謀渦巻く、札幌。ここに住んでるとよく酔っ払い同士の喧嘩に出くわす。

 

「もう一回言ってみろや、さっきからなんなんだよコラ」

 

「ふざけてんじゃねぇぞ、テメェ」

 

「ふざけてんのはてめぇだろうが、なんなんだよコラ」

 

「うるせぇんだよ、ふざけてんじゃねぇっつってんだボケ」

 

「は?なにがだコラ」

 

「あ〜?なんだテメェその言い方」

 

「あ?」

 

「あ?」

 

「あ?なんだコラ文句あんのか」

 

「うるせぇよ、テメェ調子こいてんじゃねぇぞ」

 

「あ?テメェじゃねぇよ、敬語使えやコラ。年上だぞコラ」

 

「あ?テメェだからテメェって言ってんだよ、マジでやってやんぞ」

 

「お?やってやるってなんだコラ。大概にしとけよコラ」

 

「テメェマジで殺すからな、マジで」

 

「あ?誰が殺されるんだ雑魚がコラ」

 

「は?誰が雑魚だ、舐めてんじゃねぇぞ」

 

「うるせぇよ黙れコラ」

 

「テメェだうるせぇのは」

 

「んだコラ」

 

「あ?」

 

「とりあえず土下座しろコラ」

 

「は?するわけねーだろ、バカかテメェ」

 

「テメェよりバカじゃねぇよ、いいからやれよコラ」

 

「やるかボケ、うるせぇんだよ」

 

「テメェが悪りぃんだろうがよ、やれよコラ」

 

「いっつもテメェはそうだよ、自分は悪くない自分は悪くないってよ」

 

「は?意味わかんねぇよコラ」

 

「テメェのそういう態度でどれだけ周りに迷惑かけてるかわかんねぇのかよ」

 

「なんなんだよ、なにが言いてぇんだよコラ」

 

「なんでだよ」

 

「はぁ?」

 

「なんで気づかねぇんだよ…」

 

「な、何言って…」

 

「かわいすぎるんだよ…」

 

「え?」

 

「お前がそんなカッコで歩いてたら、他の奴らが放っておかねーだろうがよ」

 

「バ、バカ。なにそれ」

 

「もう、俺から離れるんじゃねーよ…」

 

「んっ、もぅ…こ、こら」

 

二人は頬を赤らめ、夜のネオン街へと姿を消した。

 

関連記事

血に飢えたヴァンパイアである我輩が大切にしている5つのこと

血に飢えたヴァンパイアである吾輩が普段の生活で大切にしている5つのことを紹介したい。

 

ニンニク料理は食べない

聡明な諸君らはすでに存じていると思うが、吾輩はニンニクが大の苦手である。ニンニクを目にするだけでも吐き気を催し、自分が自分ではなくなるような感覚に陥ってしまうのだ。口にしようものなら全身から脂汗が吹き出し、目眩がし、気を失ってしまうだろう。普段食べている食事に少量のニンニクが含まれているだけでも吾輩は正気を保っていられなくなる。吾輩はペペロンチーノなる料理が大好きだったのだが、ヴァンパイアとして再びこの世に生を授かって以来、それを口にすることができず、非常に苦心しておる。

 

自分なりのコミュニティを作る

この身体になってから、吾輩は人間共から好奇の目で見られることが増えた。陰で吾輩のことを悪く言うことはまだ耐えられるのだが、それが家族、友人にまで危害が及ぶと吾輩は理性を失い、諸君らに何をしてしまうかわからないのだ。自分という存在が怖いのだ。それ故に吾輩は吾輩のことをヴァンパイアとしてではなく「一人の男」として見てくれている者共とともに暮らすことを心がけている。全ての人間がヴァンパイアに対しての偏見がなくなればいいと考えてはいるのだがそれも難しい。

 

十字のものはなるべく見ない

ニンニクとともに我々ヴァンパイアの脅威となりうるものがそう、十字架である。吾輩の場合、他のヴァンパイアよりも抗体が弱いせいか十字架だけではなく十字のものを目にするだけでも気分が悪くなってしまうのだ。例えばシャーペンを二本真ん中で交わらせたものを見るだけでも意識が遠のく、体調が悪い時だと漢字の十を見るだけでもはげしい頭痛がするのだ。ウウ、こうして文章を綴っているときでも「十」という文字を打つだけで頭がクラクラするのだ。我々ヴァンパイアにとって「マス目」などはまさに地獄の苦しみであるということをここに記しておこう。

 

規則正しい生活を送る

人間共の間では我々ヴァンパイアは「光」に弱いとされているが、実際はそうではない。厳密に言えば「太陽」という所謂「神聖なる光」に対しての耐性が全くないのだ。それゆえ、人工的に創りだした光、例えば電球などの光はまったく問題にならない。ヴァンパイア諸君の中には光全般に対してそういった「刷り込みからくる苦手意識」のようなものが生まれているが安心してもらいたい。ヴァンパイアは自宅で電気を点けることも、電器店に足を運ぶことも可能なのだ。そしてこの「光が苦手」だという刷り込みから日中は活動できないものとされついつい昼夜逆転の不規則な生活を送りがちなのがヴァンパイアである我々の悩みどころではあるのだが、それも普段からマスク、手袋、日傘などで肌を露出させないよう心がければ日中外出することも容易いのである。ただし、絶対に太陽の光に肌を当てることだけはしないでいただきたい。もし太陽の光を浴びてしまえばどうなるのかは想像に難くないだろう。

 

一回の吸血の量は200mlまで

我々ヴァンパイアにとって生きるためになくてはならないもの、それが「血」である。かと言って人間どもからむやみやたらに血を吸い取ってしまってはやがて人間どもは絶滅し、我々ヴァンパイアもこの世から滅んでしまうであろう。我々ヴァンパイアと人間とは深い共存関係にあるのだ。ここで他のヴァンパイア諸君にも肝に銘じてもらいたいことが「一回の吸血量は200mlまで」ということである。日本赤十字社のホームページにて調べたところ、血漿成分献血の体重別献血量の目安は「体重が40kg〜45kg未満の女性で300ml」とされている。それ以上に吸血をしてしまうと吸血対象である人間はだるい、目眩、動悸、息切れ、吐き気など様々な貧血の諸症状を引き起こしてしまい大変に危険である。詳しくは以下の表を参考にしていただきたい。また、妊娠中の人間はもちろんだが、体調不良や服薬中、一定期間中に予防接種を受けた者、ピアス穴やタトゥーが身体にある者に対してもくれぐれも吸血を控えるようお願いしたい。

 

体重 献血量
40kg~45kg未満 300mL(女性のみ)
45kg~50kg未満 300mL~350mL
50kg~55kg未満 400mL
55kg~60kg未満 400mL~450mL
60kg~65kg未満 400mL~500mL
65kg~70kg未満 400mL~550mL
70kg以上 400mL~600mL

一回の吸血量の目安 献血基準|献血の流れについて|献血する|日本赤十字社より引用

  

最後に

繰り返しになるが、ヴァンパイアと人間とは切っても切れない仲にあるということを忘れずに快適なヴァンパイアライフを送ってもらいたいものである。

漫画『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』めっちゃ面白い

今更ながら勧められて漫画『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』を読んだ。忍者と言えばなんか忍たま乱太郎かNARUTOかみたいな風潮があるが、これからはこのバジリスクを推したい。

そもそも俺は忍たま乱太郎は天才てれびくん!が山崎邦正とリサ・ステッグマイヤーに変わったと同時に卒業したのだが忍者漫画・アニメとしてはとても高い完成度を誇っていると思う。忍者とはこうあるべき!という初心をつねに思い出させてくれるのだ。そういった点では「NARUTO」は愚の骨頂で俺はNARUTOはサスケだかサノスケだかが裏切ったところまでは読んでいたのだけど、途中からどんどん忍術というよりは魔法使いのそれになっていたので高校受験に失敗したタイミングで読むのをやめた。バジリスクは忍たまとナルト、この両作を掛け合わせたような絶妙なバランスの漫画だ。

この『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』、内容は単純明快、伊賀と甲賀のスゴ腕忍者10人が忍法勝負という名目の殺し合いを始めるという北野武も三日間寝こむレベルのバトル・ロワイアルで見たところ20人中半分が「お前それ忍法か?」と言いたくなる忍法を持った忍者が多く、思ったほどニンジャニンジャしてるわけでもなかったのが意外だった。中でも特に意味がわからなかったのが陽炎っていう女忍者でその忍法が「欲情したら吐息が毒に変わる」っていうね。お前、それ、忍法じゃないだろ、体質だろ。しかも、陽炎は自分自身でその忍法「欲情したら吐息が毒に変わる術」を制御出来ないらしく、想い人である甲賀の党首・弦之介に迫るも思わず毒殺してしまいそうになり、弦之介の忍法「見た人間を自滅させる眼」で返り討ちにあう始末。おまえら身内で何やってんだとバトル・ロワイアルの灯台のみたいな展開が続く。

この陽炎然り、忍者同士の殺し合いに焦点を置きつつも忍者と言ってもしょせん一人の人間、家族もいれば趣味も色恋もある、というのが少しずつ見え隠れしていく。と言っても本編ではあまり一人ひとりの心情について描かれることはないのだけど、ちょっとしたセリフ回しの端々に忍者同士の絆や関係性が見て取れ、変に長い回想シーンを挟めなくても読者に感じ取らせるうまさには思わず唸った。特にグッと来たのがヒル女・お胡夷と兄である変身人間・如月左衛門のシーンで作中では二人は殆ど会話をすることはないのにどれほど絆が深かったのかが分かる。しかし、一人減り、二人減りとテンポ良く登場人物の数が減っていくのでこの一人のキャラに感情移入したり「つ、つえぇ…」と感嘆した次の瞬間には無様に殺されてたりして楽しめつつもかなり疲れる。ドジ負け、みたいな勝負が多く油断大敵という言葉がこれほど似合う漫画もない。

5巻っていう少ない巻数ながら読了感が凄まじく、それからしばらくは何も手に付かない状態が続いた。アニメもあるとのことなので観てみたいけど、その後の生活に支障をきたさぬようにバジリスクを観た後は必ずケイン・コスギを観てバランスを取りたい。

 

バジリスク~甲賀忍法帖~(1) (ヤンマガKCスペシャル)

バジリスク~甲賀忍法帖~(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

5月8日『笑点』(桂歌丸師匠直前回)全ネタ回答

5月8日放送の笑点(桂歌丸師匠引退直前回)の全ネタ回答まとめ

演芸 

ヒロシ&コウラク(三遊亭好楽)

「ヒロシです。ヒロシですをやったら、もっとヒロシさんっぽい言い方でお願いしますって言われました。俺は一体誰なんでしょうか」

「ヒロシです。愚痴を言うのをやめた途端、話すことがなくなりました」

「ヒロシです。3Dヒロシ。ちょっとやってみただけとです」

ここでコウラク登場

「ヒロシです。親戚の伯父さんに彼女を取られました」

「コウラクです。可愛がってる弟子に仕事を取られました」

「ヒロシです。視力は良いのに未来が見えません」

「コウラクです。耳は良いのに笑いが聞こえません」

「ヒロシです。たけし・さんま・ヒロシ、簡単な間違い探しです」

「コウラクです。名人・圓生・古参・好楽、何も間違ってません」

「ヒロシです。触ってもいないのに手から草のにおいがします」

「コウラクです。飲んでもいないのに口から酒のにおいがします」

「ヒロシです。不動産屋が当たり前のように風呂無し物件を勧めて来るとです」

「コウラクです。医者がポリープを取る前に笑いを取るようにと勧めて来ます」

「ヒロシです。ハトがどいてくれません」

「コウラクです。歌丸師匠が指してくれません」

「ヒロシです。生活感の無い部屋に憧れて余計なものを捨ててみました。生活ができなくなりました」

「コウラクです。親しみやすい落語家に憧れてプライドを捨ててみました。ご覧のとおりです。

「ヒロシです…コウラクです…」

 

大喜利

挨拶

桂歌丸 「カーネションを贈るカーネのない皆さん方のご挨拶からどうぞ」

三遊亭小遊三 「5月15日は「笑点」満50念の誕生日でございます。お客様からいろいろなお褒めの言葉を頂くんでございますが、反省するところはちゃんと反省しております。50年だけにハンセイキなんて、小遊三でございます」

三遊亭好楽 「私の孫に小学5年生のハルくんっていう子がいましてね、この間家に遊びに来たんですけどゴールデンウィーク、私はね仕事全部断ったんですよ、いや来ないんじゃなくて断ったんですよ。そしたらそれを見たうちの5年生のハルくんが「いよ!コウラクシーズン到来だね」って嫌なガキだね、好楽です」

林家木久扇 「おめでとうございます。五月晴れ、座布団重ねて50年、木久扇です」

春風亭昇太 「先日、郷土の誇り清水エスパルスの応援に行ってまいりました。駐車場に降りたら駐車場で車の整理をしていたおじさんに「師匠!ここで嫁さん見つけてって」って言われました。その駐車場はそのおじさんしかいませんでした。どうやって見つければいいんでしょう?エスパルスと俺頑張れ!」

三遊亭円楽 「母の日でございます。カーネーションの言葉を調べてみたならば色でまた違うんですね。白が「純愛」だそうです。そしてカーネション自体の花言葉は「哀れなるわが心」反省をしております、円楽です」

林家たい平 「秩父では秩父芝桜まつりが今日まで行われているんですが、まだまだ咲いてますんでね、ぜひ秩父にいらしてください。「久しぶり」っていうこういう挨拶ありますよね。秩父ではですね、この季節だけがですねみんな昇太師匠みたいになっちゃうんですよ、しばざくらむり。しば、しばざくらまつり、たい平です」

桂歌丸 「虫に食われたイチゴのご挨拶」

山田隆夫 「新茶のおいしい季節になりましたね。そこで新茶のテーマソング!チャッチャチャチャチャチャチャ、シンチャ。万歳!山田隆夫です」

 

1問目

「長くなったり 短くなったり」にピッタリな俳句は?」

円楽 「大臣は 失言次第で その任期 長くなったり 短くなったり」座布団1枚

昇太 「連休で 各地の道路の 渋滞が 長くなったり 短くなったり」座布団1枚

小遊三 「混浴は 女がいると いないでは 長くなったり 短くなったり」

好楽 「夕暮れに 一緒に歩く 影法師 長くなったり 短くなったり」座布団1枚

昇太 「建設業 人手不足で 工事期間 長くなったり 短くなったり」座布団1枚

小遊三 「旦那さん 寿命は 女房のさじ加減 長くなったり 短くなったり」

円楽 「保育所の 待機児童は 区によって 長くなったり 短くなったり」座布団1枚

たい平 「被災地の 復興 政府のやりようで 長くなったり 短くなったり」座布団1枚

木久扇 「わがラーメン 麺の長さは 適当で 長くなったり 短くなったり」

たい平 「小遊三の 面会時間 刑により 長くなったり 短くなったり」

 

2問目

1から10まで並んだ数字を順に3つ使って言葉遊びを考える」

小遊三 「1・2・3」「食い逃げ 1,2の3で駆け出せ」

たい平 「3・4・5」 「みんなが楽しみにしている4年後の東京五輪」

昇太 「1・2・3」 「一度でいいから二人して三三九度がしてみたい」座布団1枚

円楽 「8・9・10」 「アメリカの大統領選挙 果たしてクリントンかトランプか」

好楽 「5・6・7」 「ゴールデンウィークろくなことがなかった」

木久扇 「8・9・10」 「え~と、ないんです、てんで浮かばない」

昇太 「8・9・10」 「ハチ公は9年間もご主人様を待ってとうとう銅像になりました」

円楽 「5・6・7」 「小遊三、円楽、木久扇 ゴロツキ、ろくでなし、中身なし」

昇太 「6・7・8」 「難しいな、難解だな、早く終わらないかな」座布団1枚

 

3問目

※毒蝮三太夫登場

お婆さんに扮し「毒蝮三太夫に婆さん元気かい?と声をかけたときの答え」

木久扇 「はい、毎日病院に通えるほど元気です」

好楽 「元気はある、現金はない」

円楽 「元気はある、友達はない」座布団2枚

小遊三 「元気か元気でねぇか、ひとつ試してみるか?」

昇太 「あんたも元気だね、毒蝮三太夫そんな名前でよく生きてられるね」座布団1枚 昇太座布団10枚

賞として一本50万円の南部ほうきをプレゼント、笑点50周年にむけて舞台の掃除

円楽 「元気だよ、ゲートボール始めてねゲートボールのボールに嫁の名前書いてバチーンって」座布団4枚 円楽座布団10枚

たい平 「そういやお前さん、まだウルトラマンの隊員はやってるのかい?えーとね、なんていう隊員だったかな、なんていう隊員だったっけ、お前さん、あの…アラシ…アラシ…アラシ…あらっしー!」座布団5枚 たい平座布団10枚

木久扇 「おや、久しぶりだね、松崎真さん」座布団7枚 木久扇座布団10枚

ここで座布団切れ

 

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ドリンクバーのシステムのザルさ

ファミレスとかにドリンクバーっていうサービスあるじゃないですか。

この前ファミレス行ったときに向かいに座ってた家族連れが一つのコップでドリンクバー回し飲みしてたんですけど、あれってアリなんですかね。多分あの家族ケチって一人分しかドリンクバー頼んでないと思うんですよね。

これって多分ルール違反だと思うんですけど、僕がそのとき思ったのが卑しい家族だなっていうことよりも、あの行為を店員は咎められるんですかねっていうことで、例えばハンバーグステーキをお母さんが頼んでお父さんにひと口あげるじゃないですか。それをダメですよって注意する人は流石にいないと思うんですけど、そのノリがOKであるならドリンクバーのドリンクひと口もセーフってことじゃないですか。

じゃあ、お母さんがハンバーグステーキ半分残したって言ってお父さんにハンバーグステーキ半分あげるじゃないですか。これがセーフだったらそのノリでドリンクバーのドリンクをひと口だけ飲んで残り全部お父さんにあげるのもセーフにしないとおかしくないですかね。

注文した人以外がコップにジュース注いだらそれはアウトだと思うんですど「お客様、ドリンクバーは注文された方以外はご遠慮ください」って注意したとしても「いや、注文した人の分持って行ってあげてるだけですから。私の分じゃありません」って言われたら「ぐぬぬ」ってなるしかないですよね。そのあとで客が「ひと口ちょーだい」って言ってそのドリンク飲んだとしても、それを注意できるかって言ったら多分ひと口ぐらいじゃできないですよね。でも、それを良しとしちゃうとさっきも書いたように「じゃあふた口も半分も一緒だろうがよ」っていうモンスターカスタマーが絶対現れますよね。

一方で、四人で来てちゃんと四人分ドリンクバー注文してる人たちは納得すんのかって言ったら多分しないですよね。まぁドリンクバーなんてたかだか一人150円くらいなんで、一人二人がズルしてもそこまでいきり立つこともないとは思うんですけど、これがまかり通っちゃうと、じゃあスープバーのスープは、サラダバーは、ライスバーは、カレーバーはどうなんだって話になってきますし、その他様々なサービスの抜け道になりそうなんですけど、どうなんでしょう。

例えば、友達と二人でデリ呼んで一人が「いや、ちょっと俺の癖(へき)で彼には見てもらうだけなんで、へへ」って最初は言ってたけどあとから見てただけのそいつが「ぼ、ぼくもひと口だけ」なんて言ったらそれはセーフなんでしょうか。

ポルノグラフィティ『THE DAY』感想

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俺は本当に嬉しい。ここ数年のポルノグラフィティの楽曲なかで唯一キツかったのが曲タイトルで、ポルノをあんまり知らないやつらから「ポルノ新曲出したの?なんて曲?」とか聞かれるのが正直まぁまぁの苦痛でした。われわれ狂ファンからすればもはやどんなタイトルが来ようが「またやってるwwwくそだっっせぇえええwwwかわいいねぇかわいいねぇwww」くらいのテンションで済ませられるんですが、ファンじゃないやつに『君は100%』『青春花道』『俺たちのセレブレーション』『ワン・ウーマン・ショー 〜甘い幻〜』あたりの曲をまともに伝えられたこと、1回もありませんでした。

 

今まで『アポロ』『アゲハ蝶』『サウダージ』他…さんざんスタイリッシュでシンプルなタイトルの曲で人気を博してきたポルノがちょっとファン贔屓を抜きにしても「え、えぇ...」って言い淀んじゃってた部分があって相当モヤってたので今回の『THE DAY』に対して俺は足向けて寝れません。一分の隙もない圧倒的なカッコ良さ。「ザデイ」たった3文字で全てを伝えられる。タイトルの通り楽曲自体も「音楽という金属バットでドタマカチ割られるシリーズ」の『煙』『小規模な敗北』『ANGRY BIRD』をシングルで切ったらこんな感じになります、を体現するクオリティで毎回聴くたびに脳みそ溶けてトリップしてゲロ吐いてる。

 

ヒロアカのオープニングを聴いた時から良かったんでけど、ポルノの真骨頂はやっぱりフルで聴いてこそ。2番からの展開の仕方に殺された。曲が進むにつれてスピード感が増してきてギターソロ前のピアノとドラムにゾワゾワして身震いして音の洪水に溺れる感覚、『2012Spark』のラスサビ前、『オー!リバル』の2番サビ後でも感じたロックとEDMの融合は確実に「今のポルノグラフィティ」だからこそ味わえる気持ち良さだった。

しかも、普通ボーカルって年重ねる毎にどうしても喉が弱くなってきてキー下げたりとかテンポ落としたりとかするのに岡野昭仁に関しては完全に異次元でどんどん曲難しくなってきてるんですよ。「みんなで歌える歌」「カラオケで歌いやすい歌」が重宝されてるこの時代を完全に逆行しててめちゃくちゃ怖い。自分から拷問受けに言ってる変態受刑者みたいなヤバさがある。

やっぱり昔の曲ってもうちょっと簡単だったし、こんなにメロディもグニャグニャしてなかった気がするんですよ。そこはやっぱり本間曲とメンバー曲の違いだと思っていて「歌いやすい」「簡単」っていうのが「キャッチー」に繋がってくるだろうし、それが昔の曲ばかりが代表曲と言われてしまう難しさで、メンバー曲はキャッチーさには欠けるかもしれないですけど、唸るような展開がいくつもあって何回も何回も聴きたくなる中毒性の塊なんですよ。そこは「ポルノの代表曲」と言われる曲達に一歩も負けてない部分で、それを踏まえてもこの『THE DAY』は完全に「昔のポルノグラフィティ」と「今のポルノグラフィティ」が融合したと言い切っていいほど「キャッチー」と「中毒性」のバランスが完璧だった。

 

特筆すべきは歌詞の良さで、別にTHE DAYってポジティブな応援ソングでもネガティブな鬱ソングでもなくてただただひたすらに「事実」だけを書いていて、「ここは地獄じゃなくてまして天国のはずもなく ちょうどそのミシン目のような場所なんだ」しかり、バカみたいな精神論じゃなく、ただただ当たり前の事実として「踏み出すその一歩一歩が変えていける」って言ってる。

だからこそリスナーは、各々が思う各々の解釈で勝手に励まされて、勝手に感情移入できる。押し付けじゃなくて「自分から」曲を吸収しにいける。外からじゃなく、中に注入して強制的に力湧かせる「ドーピングソング」

しかも詞としての内容だけじゃなく、韻を忍ばせた言葉遊びも抜群で曲の疾走感を2億倍引き上げてる。

1サビ2サビは、「それでもoeeo」「行くというのiuoiuo」「行くあてもiuaeo」「怖いんじゃないのoai(n)aaio」で「でもeo」「行くとiuo」「いうのiuo」「てもeo」「ないのaio」節終わりを[o]で踏みつつ、

「行くとゆうのiuouuo」「don't know o(n)oou」「本当はo(n)oua」で「とゆうouu」「t know oou」「本当o(n)ou」 [ou]でも踏む。

ラスサビは、「果てしないaeiai」「リアルサバイバルiauaaiau」で「ないai」「バイai」と[ai]で踏みつつ、

「勝者でouae」「幻想e(n)ou」「忍び寄るioiou」で「勝ou」「想ou」「寄るou」と[ou]でも踏む。

さらに、「生き残ったものはiiooaooa」「フェアなどはeaaaoa」「シークレットハンターiueoa(n)a」「語るのはaauoa」「天下国家e(n)aoa」で「残ったooa」「ものはooa」「などはoa」「トハンターoa(n)a」「残ったooa」「ものはooa」

 

新藤晴一の歌詞は、一言で言えば「めちゃくちゃ広い」

例えば『ジョバイロ』という曲の一節に「宇宙の広さを記すとき人は何で測るのだろう? この想いを伝えるとき僕はどんな言葉にしよう?」という一節があります。この歌詞を聴いた当時、俺は慢性的な痔に悩まされていた。しかし、自分のケツの穴を晒す痔という症状の恥ずかしさから、この苦しみを誰にも打ち明けられずにいた。そんな俺には伝えたい想いを上手に言葉に出来ないむず痒さを表したこの歌詞は心に突き刺さるものがあり、凄く励みになったのを今でも鮮明に覚えている。

…という俺の糞ほどくだらない悩みや苦しみですら救ってしまう。これはすなわち「新藤晴一の書く全ての歌詞が全ての事象にリンクしてしまう」ということ。創造主?

 

で、ポルノがタイアップ決まってから『僕のヒーローアカデミア』の漫画を読み始めたんですけど、マジで今までジャンプ毎週買ってるのに「絵が好みじゃない」って理由だけでスルーしてた過去の自分を抹殺したい。聴いて2秒で全巻買って本誌もバックナンバーから全部読み直した。

卵が先か鶏が先かはどっちでも良いんですけど、THE DAY好きな人はヒロアカ読んで、ヒロアカ好きな人はTHE DAY聴けば単体より何倍もハマれると断言してもいいレベルで相性がアダムとイヴだった。とは言っても『メリッサ』や『ヒトリノ夜』もそうだったように変にタイアップに媚びるんじゃくて、曲の世界観もガッチリ持たせつつも、その作品に触れるとより輪郭が鮮明に見えてくる。そして曲に触れると作品側の世界観もまた広がりを見せる。ヒロアカが無かったらTHE DAYは生まれなかったかもしれないし、THE DAYが無かったらヒロアカに触れなかったという人も大勢いるかもしれない、完璧な相互関係が生まれてる。

そもそも本人が「テーマ曲にならないようあまり原作を読み込まずに書いた」って言及してるとおり別にヒロアカだけのことを書いてないのに、原作読んだりアニメ観てから聴くと「ヒロアカのことにしか聴こえなくなる」のが本当に意味がわからないです。?マークいりませんでした。明らかに「ただの創造主」

 

色々書きましたが「THE DAYは最高で最強」そしてヒロアカに関しては「梅雨ちゃんかわいい」「梅雨ちゃんの笑顔を守りたい」の一言に尽きる。まずは「お友だち」からお願いします

 

THE DAY

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野球風ギャルゲー『実況パワフルプロ野球2016』感想

最近はプレイステーション4の『実況パワフルプロ野球2016』をプレイしています。

このパワプロ2016、野球部分はもちろん素晴らしい出来栄えなのですが、オリジナルの選手を育成できる「サクセスモード」はこれがまた例に漏れず野球風ギャルゲーの最高峰と言ってもなんら過言ではないクオリティに仕上がっていました。

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いくつかあるサクセスのストーリーの中でも特にファンキーなのが『独立リーグ アマゾネス編』

独立リーグの野球チーム・アマゾネスに所属する実力も人気もない主人公が婚約者・十六夜 瑠菜(いざよい るな)に「1年以内にプロになれたら結婚する」という条件を告げられ恋愛と野球、2つの夢を叶えるために奮闘するというストーリーです。

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このちょっと高飛車な美少女、十六夜瑠菜と結婚するというのがこの「アマゾネス編」の最終目標。野球の腕も磨きつつ、瑠菜のご機嫌もとってどんどん好感度を上げていくという流れ。なのですが、必ずしも瑠菜と結婚しなければならない、というわけではありません。このパワプロは御存知の通り、いちご100%もニセコイも霞むほど、この何の取り柄もない主人公に美少女たちが群がってくるのです。

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イマドキ女子の新人、佐菜 あゆみ(さな あゆみ)※一番右側

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ツンデレマネージャー、山咲 花子(やまさき はなこ)

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不思議系美少女、大谷 美衣(おおたに みい)

…その他登場する殆どの女性キャラクターがもれなく主人公のことを好きになるのです。こうなればもはや、やりたい放題、選びたい放題。自分に気があるのがわかってるにも関わらずこんな「クズ発言」することも可能に。

スポーツショップでの一幕。

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山咲「あのさ、近藤(主人公)、いちおう言ってくけどさ。

近藤「え? あ、はい。」

山咲「アタシ、別にアンタの追っかけやってるわけじゃないからね。」

近藤「オレが「追っかけ」です。追っかけやってるのは、オレの方です。」

山咲「え?」

近藤「おかしいと思いません?偶然だとしても多すぎるでしょ?」

山咲「え?え?」

山咲「…」

近藤「…」

山咲「ということは、近藤って…」

近藤「…って、またひっかかった。」

山咲「え?」

近藤「前と同じパターンですよ?ホント、こういうのに弱いですね?」

山咲「…」

近藤「(かわいいとこあるんだな)すみません、おちょくっちゃって。じゃ、また。」

山咲「…」

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山咲「おちょくられちゃった〜。」

あ?あああああああああああああーーーーー!!!!

 

と、取り乱して申し訳ありません。そう、彼こそがキングオブクズ・近藤。所詮この山咲花子はもし近藤が瑠菜にフラれた時のための単なる「キープ」にすぎないのです。

それだけではありません。瑠菜を本命、花子をキープに据え置いておきながら、近藤の暴走はとどまることを知らず、

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入団当時から近藤に惚れている佐菜と練習をサボって二人きりでカラオケに行ったり、

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練習中にも関わらずファンの美衣にマッサージを強要するなど、彼はもはや近藤ではありません。ヤーリー・チーンです。

 

しかし、そんな彼に天罰が下ります。

 

女遊びにかまけてロクに練習もしてない近藤が活躍できる選手になれる筈もなく、結局近藤がプロからスカウトされることはありませんでした。

チームから戦力外通告を告げられ、婚約は解消、彼は野球の道を諦めることに。残された彼のロッカーには黒光りしたバットと、破れたグローブだけが置かれていました。 近藤が守備職人だったのは夜だけだったようです。

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