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個性バラバラの天才集団がチームになる話が好きだった

オーシャンズ11 (吹替版)

個性がバラバラの天才集団がチームになってなにか大きな目的を成し遂げる話が昔から大好きでした。

例えば「オーシャンズ」シリーズ。

頭の回転が速い天才、凄腕の詐欺師、爆弾のスペシャリスト、伝説の泥棒、変装の達人、圧倒的な身体能力を持つ中国人などなど字面だけでワクワクしてくる。そんな彼らが作り出すストーリーのスピード感や期待を裏切らない展開、最高だ。

 

他にも、一芸に秀でた能力を持つならず者たちが、スポーツで頂点を目指す作品も好きだった。例えば「アイシールド21」、例えば「あひるの空」、例えば「テニスの王子様」、例えば「黒子のバスケ」

面白いのが、そういった作品は連載が長くなるにつれて、後付け的に序盤はモブキャラだったキャラクターにも「え?あんなに地味だったアイツにそんな能力が!?」となるのが面白かった。

こういう作品を見てると、自分にもなにかすごい能力が隠されてるんじゃないかと希望が沸いてくるし、単純にスカッとできるストーリーが多いので元気が出る。

 

あまりにも好きすぎて小学校のとき、仲の良い友だち数人で似たようなグループを組んでいたことさえある。

 

その名も「黒い翼 ブラックウイング」

 

それぞれが圧倒的な個性、能力を持っていた俺たちは毎日のように放課後に集まっては色々な活動をした。公園に集まってはケイドロやこおり鬼をしたり、空き地に秘密基地を作ったり、誰かの家でマリオカートやぷよぷよ、生えているフキを木の棒やカギを武器にして倒す「フキ退治」なんてこともした。

そして、一人ひとりにコードネームを付けてお互いを呼びあうようにした。

 

運動神経抜群!誰も追いつけない俊足の持ち主!女にはまったくモテない九九も言えない馬鹿!タカシ!

通称「黒ヒョウ」!

 

小学生離れした知識を持つ歩くコンピューター!デブで根暗のアニメオタク!シンプルに臭ぇ!ユウイチ!

通称「デスクトップ」!

 

根は優しくて力持ち!家はド貧乏!盗み癖が治らねえ!コウジ!

通称「ゴーレム」!

 

紅一点!やたらとプロフィール帳を書かせたがる情報収集のスペシャリスト!一人称「ウチ」!自意識過剰ブス!ユウコ!

通称「ホクロ」!

 

口だけの色白でヒョロヒョロのガリガリ!上から目線がウザいと言われた!俺!

通称「モヤシ」!

 

 

ブラックウイングの活動を続けた結果、俺たちはその名の通り大きな翼を広げ、学校で浮いた。

  

オーシャンズ11 (吹替版)

オーシャンズ11 (吹替版)

 

ドラマ『カルテット』4話感想

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ドラマ『カルテット』4話の感想。

実は妻子持ちだったことが明らかになった家森(高橋一生)。家森は諦めたかのように過去の話をつらつらと三人に語り始めるが、その本心はまだ見えてこない。そもそもこの『カルテット』というドラマはどの登場人物にもどこかケレン味があり、ふわふわと雲のように掴みどころがない。

家森の妻、「足が臭い美人さん」こと茶馬子(高橋メアリージュン)はトイレのスリッパを履き続ける女だ。そう、すずめ(満島ひかり)と同じトイレのスリッパを履き続ける女だ。ニセの恋人役を演じることになったすずめの「巻さんのほうが恋人っぽいじゃないですか」に対しての家森の「茶馬子は僕のことを知ってるからね」のアンサーの真意は端的に言ってすずめがタイプだということなのだろう。たしかに、すずめも「足の臭そうな美人」ではある。

結婚ってこの世の地獄ですよ

妻ってピラニアです

婚姻届は呪いを叶えるデスノートです

前クール「逃げるは恥だが役に立つ」でも「呪い」というワードが出てきていたがこのカルテットでもとうとうこの言葉が飛び出してきた。結婚なんてしょせん幻想だ、儚い夢だ、甘いことばかりではない、そう捉える人間はとても多い。2013年に放送されていた同脚本家の坂元裕二のドラマ『最高の離婚』においてもそれは痛いほど証明されている。だが、中盤に巻(松たか子)が放ったこの言葉によって「呪い」がそっと浄化されていく。

結婚って天国だ

妻ってノドグロだ

婚姻届って夢を叶えるドラゴンボールだって

たしかに幻想かもしれない、儚い夢かもしれない、でもだからこそ、それぞれの「夫婦」という形を自由に作っていくことこそが、逃げ恥から続く「呪い」に対するひとつの答えなのではないかと思う。

家森:茶馬子は俺のドラゴンボールだよ のどぐろだよ キンキだ クエだ

茶馬子:あと?

家森:あと…伊勢海老

茶馬子:魚!

巻:(家森に小声で)関さば…

家森:…関さば!

そう嘯く家森と微笑む茶馬子のなんと微笑ましいことか。

別府(松田龍平)がゴミ出しをやめたことによってどんどんと家に溜まっていくゴミ。他人が見ればゴミのようなものでも捨てることができずにいる。別府の「ゴミを捨てない人間はゴミからみてもゴミです」という台詞。確かにその通りだろう。「生きるということは捨てられないものが増えていくということ」と誰かが言っていた。開けたままのワイン、巻鏡子(もたいまさこ)が落としていったメガネ、息子に送ったバイオリン、夫の靴下。捨てられないもの、無駄になってしまったものは確かに多い。そういったものを彼らは抱えて生きているのだろう。捨てられないのは自分がかつて抱いていた夢なのかもれない。それらはいわば捨てられない想いのメタファーなのだ。だがそれでも、日々は続いていく。ここで主題歌である『おとなの掟』の歌詞が頭をよぎる。

人生は長い 世界は広い

自由を手にした僕らは グレー

そう、白と黒、清濁を飲み込んで自由を手にするために前を向いていかなければならないのも、また人生なのだ。

後半、ストーリーは急展開を迎える。3話からすずめに執拗に執着し始める有朱(吉岡里帆)、3話でのすずめとのやりとりからもしや彼女はレズビアンなのではないかという疑問が浮かんだが、4話では鏡子とのやりとりを盗み聞き、金銭を要求するなど、その本心はまだ見えてこず、ケレン味だけが残る。彼女の心の内を知る日は来るのだろうか(「目が笑ってない」と評される彼女だが、3話ですずめと笑い合っていた有朱は心から笑っているようにも見えた)。一方で、冒頭から暴走し始めていた別府の制御が効かなくなる。ひたすら剥いた甘栗をおもむろに巻に食べさせる。

あなたといると二つの気持ちが混ざります

楽しいは切ない

嬉しいは寂しい

優しいは冷たい

愛しいは…虚しい

愛しくて愛しくて虚しくなります

語りかけても、触っても、そこには何もない

じゃあ、僕は何からあなたを奪えばいいんですか?

抑えきれない巻に対する別府の気持ちのメタファーが「ゴミ捨ての放棄」だったのだろうか。指を絡ませ合う二人。手ックス。

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様々な確信に迫るであろう第5話、予告でも「第1章完結」とあるように色々な意味でターニングポイントになる回には間違いない。次回も僕達の想像をどう超えて来るのか、楽しみでなりません。

 

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「カルテット」主題歌『おとなの掟』フル音源めちゃくちゃ良かった

ドラマ「カルテット」の主題歌、Doughnuts Hole(松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平)の『おとなの掟』がダウンロードができるようになってたのでフルで聴きました、めちゃくちゃ良い曲でした。

 

おとなの掟

おとなの掟

  • Doughnuts Hole
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

ドラマ音源はもちろん尺の関係でフルてまはなく1分くらいのものだったが、フルで聴くとやっぱり全然曲の印象が変わる。

一番びっくりしたのはサビ、ドラマ音源聴いたあとにフル音源聴くとサビにいくまでめちゃくちゃ焦らされる。※そもそもこの曲サビがわかりづらくて俺が思うサビ(一番盛り上がるとこ)は「そうぉ人生はぁ長いっ!」って歌ってるところだと決めつけて話を進めます)

ドラマ音源はAメロ→Bメロ→Cメロ→サビ(そうぉ人生はぁ長いっ!)といわゆるよくある構成の曲運びなんだが、フル音源は

「Aメロ→Aメロ→Bメロ(ここまで松たか子パート)→Aメロ→Bメロ→Cメロ(ここまで満島ひかりパート)→間奏→Bメロ→Cメロ(ここでやっと高橋一生、松田龍平が入る)→サビ(そうぉ人生はぁ長いっ!)

とサビの「そうぉ人生はぁ長いっ!」まで3分近く焦らされる。この来そうで来ない感覚が逆に超気持ち良い。最初のBメロ後に一回無音になるとこがたまらん、へっ?さっ、サビは?サビ…、いや、来ないんかーい!みたいな。

例えるなら、ジュノンボーイグランプリ発表前のドラムロールかよってくらいに、目の前にエサ置かれて「待て」くらってる犬か俺はってくらいに、競馬のファンファーレから出走までの間かよってくらいに、両手縛られて股間触るか触らないかのタッチで陵辱されてんのかってくらいに、クイズ・ミリオネアのファイナルアンサー後のみのもんたかお前はってくらいに、大縄跳びで運動できないやつが縄のなかに入るか入らないか上半身を前後させてんのかそれってくらいに、互いの気持ちは一話からわかってんのに全然告白しねぇ恋愛漫画かよってくらいに、挿入前に男優がイチモツの先っぽビタビタするやつかよってくらいに、欽ちゃんの仮装大賞のドゥッドゥドゥドゥドゥドゥドゥ、ドゥッ、、ドゥッ、、ドゥッ、、、アオーーーーンの時間かよってくらいに、発売直前になって半年くらい発売日伸ばしやがったポケモン金銀かってくらいに、パチスロの前兆演出からの発展までの長さかよってくらいに、昨日の夜ライン送ったのに翌日になっても既読のまま返信ないのなんでだよ、医者が注射するときの注射針の先ピンピン「今から注射しますからね〜」じゃねぇよひとおもいにさっさとやってくれよってくらいに、お前いつまで日本にいるんだよさっさとニューヨークいけよピース綾部ってくらいに、洋画に比べて邦画の公開からDVD発売までの期間みたいな、18時〜19時で配達頼んで18時から待ってたのに18時50分に来やがったみたいな、かげぶんしん→どくどく→じこさいせいかよ、両思いになってくっついたと思ったら海外行く恋愛ドラマかお前それってくらいに、全然中身まで到達しねぇスーパーの安い菓子パンじゃねぇんだからってくらいに、日中のコールセンターの保留音から全然繋がらねぇじゃねぇかってくらいに焦らされる。

 

と、聴いてるとすごく心がみぞみぞしてくる曲でした。みぞみぞってなんだよ。

マンチカン木村文乃『A LIFE〜愛しき人〜』4話感想

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木村拓哉主演ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』4話の感想。

「まだ深冬のこと好きなのか、どうなんだ、カズァ!!」

壮大を演じる浅野忠信の演技が回を増すごとにどんどんノってきて観ながら「あ、これ絶対『2億4千万のものまねメドレー選手権』で神無月に大友康平の後あたりにネタにされるだろ」と思ってました。

この壮大というキャラクターはめちゃくちゃ情緒不安定で自分でもなにがしたいのかわかってない感じが人間臭くて最高です。3秒前にキレてたかと思ったら、ハッと我に返って「変なこと言って悪かったな、そうだ、今度もんじゃ行かないか?」と沖田(木村拓哉)におべっか使ったりする、あそこまでいくと逆にかわいくみえてくるわ。

腕は一流でも空気が読めない、しかも妻である深冬(竹内結子)の元カノでもある沖田がいることで今まで自分が築いてきたものが壊されかねないっていうのはバリバリ感じてるから絶対病院に置いておきたくなくてそのために海外にわざわざ飛ばしたくらいなのに、脳に爆弾抱えた深冬のオペができるのは沖田しかいないもんだから絶対に沖田を切ることができない。その葛藤でわけわかんなくてグチャグチャーってなってるのが声のガサガサと顔の歪みで何気ないシーンでもひと目でわかる。きっちりオールバックでキメてるはずの髪も気がついたらなぜかボサボサになってるし。浅野忠信ってこんな演技する人だったけか。このまま行くと8話9話あたりで天龍源一郎あたりと入れ替わってる可能性すらある。

 

逆に沖田一光は壮大にアメリカに追い出され、病院での地位も、愛する人も取られ自分のオペの腕しか誇れるものがない感じが節々から出てて相変わらずかなり良い。今までどの役をこなしてても結局最終的にはヒロインとくっついてきた木村拓哉がハナから勝ち目のない戦をするっていうのは俺の知る限りでもそう無いパターン(ヒューマンドラマとは言え)それについてはこっちで。

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ただ、今回は壮大の回じゃなく柴田(木村文乃)の回です。元々、木村文乃って女優はツンデレキャラを演じさせたら一級品で、虫を見るかのような冷たい目から一旦デレてからのネコみたいな顔がめちゃくちゃうまい。(ニシノユキヒコの恋と冒険は最高だった)

A LIFEでも一話から、一貫して沖田の前でだけはとことんデレる。柴田が他のドクターにキツく当たり散らすのは家庭の事情で医者になれなかったからというコンプレックスからくるもので自分より知識も技術もない医者にへいこらするのは癪だという想いからくるものだったんだけど、腕が超一流で患者のことを第一に考える沖田にだけは完全に心許したネコの顔する。絶対腹出して寝るよこいつ。

 

4話のたまらんシーンのハイライト

沖田直々にオペナースとして指名され、思わず笑みが溢れる。(かわいすぎて家にあるMOWを保湿クリームがわりに顔に塗ったくる)

中盤、自分の行動がキッカケで病院を辞めるかもしれないと落ち込み、流れで井川(松山ケンイチ)とドライブデートをすることになり思わず自分の想いを吐き出すシーンで(はっ!言っちゃた…)と恥ずかしがる顔からの、クルッと向きを変えてトコトコと歩き出しそのあと10歩くらい進んでからの、「…おなかすいた」(あまりのかわいさに我慢できなくなりAmazonでちふれ大量購入)

終盤、沖田との誤解が解けて長いおじぎのあと互いに笑い合う。(「文乃」の字面すらかわいく見えてくる)本当に結婚おめでとうございます(血の涙)

 

そしてそのあとすかさず出てくる菜々緒の獲物を狩るような目がドエロい。木村文乃がマンチカンなら菜々緒はドーベルマンですわ。反町隆史とか布袋寅泰が飼ってるやつ。

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髪の毛から同じ匂いがしたら家族うんぬん

ドラマ『カルテット』で松たか子演じる主人公・巻真紀がこんなことを言っていた。

 

「私たち、同じシャンプー使ってるじゃないですか。

家族じゃないけど、あそこはすずめちゃん(満島ひかり)の居場所だと思うんです。

髪の毛から同じ匂いして、同じお皿使って、おんなじコップ使って、パンツだってなんだってシャツだってまとめて洗濯機に放り込む家じゃないですか、そういうのでもいいじゃないですか」

 

20代前半のとき、「レイちゃん」という娘と知り合った。

レイちゃんはいわゆるお水で最初は客と嬢の関係だった。レイちゃんは美人で気立ても良く店のなかでも人気がある娘で「お水の花道」の財前直見をイメージしてもらえればいいと思います。

当時、金だけはあったもんだから毎週のように店に通ってはレイちゃんを指名してた。趣味や考え方が近くすっかり意気投合した俺たちは個人的に連絡を取り合うようになり、いつしかレイちゃんはウチによく遊びに来るようになった。本気になるのはいけないと思いつつも、俺は付き合う気まんまんだった。それで、話は最初に戻る。

レイちゃんはシャワーを浴びるとき俺と同じシャンプーを使うのをひどく嫌がった。なぜかいつもラブホテルに置いてあるような無香料のシャンプーとボディソープを持ち歩いていてそれを使っていた。

「あれ?うちにあるやつ使っていいんだよ?」と言うと決まって「敏感肌だから身体に合うものしか使えなくて、、、」と返される。

 

同じお皿使って、同じコップ使っているのに、髪の毛から同じ匂いはさせない。

 

あれ?これおかしくね?がんとして家にあげようとしねえし、いっつも誰かしら親族泊まりに来てるし、先週はじいちゃんって言ってたよね?え?じいちゃん来る?孫の家に?じいちゃんソロで泊まりに来る?プロポーズ大作戦かよ。

 

それである日、意を決してレイちゃんに聞いた。

 

「あのさ、もしかして彼氏、いる?」

「えっ?なんで?」

 

出た、出ました、質問を質問で返すアレ。パチンコだったらセリフ金文字ですね。画面レインボーです。ありがとうございます、ボーナス確定です。

 

「いや、家にあげてくれないし、シャンプーうちの使わないし、そもそも絶対じいちゃん泊まりに来てないよね」

「…ずっと同棲してる」

「…」

 

ほとばしる熱いパトス。

 

 

その後、俺が店に行かなくなると連絡がつかなくなったレイちゃん。ああー、これってもしかしてアレですね。MAKURAですね。

後日、一緒に店行ってた同僚にお前で3人目だったみたいだなとか言われました。殺す。

ほんと女ってやつは残酷ですね。レイちゃん(エヴァの方)のセリフ借りるなら、こんなときどういう顔すりゃいいかわからない、ですかね(血の涙)。まぁ今となってはレイが本名かどうかも怪しいですけど。

 

では、最後にカルテットの巻真紀さんのセリフでお別れです。

 

「泣きながらご飯食べたことある人は生きていけます」

 
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吉岡里帆と満島ひかりがンガング『カルテット』3話感想

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ドラマ『カルテット』3話感想。

 

まずはじめにカルテット関係者のみなさまに深く御礼申し上げます。

 

有朱「なんで彼氏作らないんですか?」

すずめ「なんで?なんでかなぁ、告白とか苦手で。」

有朱「告白は、子供がするものですよ。大人は誘惑してください。」

すずめ「誘惑?」

有朱「誘惑はまず、人間を捨てることです。」

すずめ「人間を捨てる…大丈夫ですか?」

有朱「だいたい3つパターンあって、猫になるか、虎になるか、雨に濡れた犬になるか。」

すずめ「猫、虎(笑)」

有朱「どれがいいですか?」

すずめ「じゃあ、猫で(笑)」

カーペットに横たわる

あ???????あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!!!!!!!

「まず、布団に潜り込みます。はぁー、疲れちゃった」

「おっおおおーーーーっ」

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うっ、うあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!かっかわあああああ、ブクブクブクブク…。

ガッとすずめを掴み、引き寄せる

「えっ」

「キスしちゃったらダメですよ、いつキスしてもおかしくないぞの距離を作るまでが女の仕事です。」

「あ、あああっ」

「ペットボトル一本分の距離を保ってください。女からキスしたら男に恋は生まれません」

「はい」

「んふふふふふ(笑)」(二人ともここで吹き出す)

ンンンンンン!!!!!!!!!うっ、うっ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!

f:id:ikdhkr:20170201102949j:image

 

ふぉっ、フォルダーーーーーーーーー!!!!!パラシューターーーーー!!!!!!!

 

虎Ver.『酔うと女は虎になる』、濡れた犬Ver.『濡れた犬 〜あなた、ごめんなさい』もお願いできませんか!!!!!????1本13万出します!!!

 

 

家森「でへっ(笑)ほんとに上がっていいの?」

有朱「ふふふ(笑)なにしに来たんですか?」 

!!!!!!!!フゥー、フゥー、フゥー、フゥー、フゥー、ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、ングアアアアアアアァァァァ!!!ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、アアアアァァァ、ググググ、グゥゥゥゥオオオオオ!!!ハァー、ハァー、ア゛ア゛ア゛アアアアァァァ!!!!(半沢直樹最終回の大和田)

 

有朱「あっ!そこ!おじいちゃん寝てるんで。お父さんです、その横、お母さんです」

家森「えっ?っと…ここって」

有朱「実家、です」

 

!?(藤沢とおる)

 

有朱「妹、高校受験なんです、勉強みてあげてください」

家森「あーーーーっ、あっ、はい」

有朱「わたしは明日が早いので帰ります、おやすみな、さいっ」

家森「おやすみーーー」

 

!!?(藤沢とおる)

 

妹「あの人止めといたほうがいいよ、姉ちゃんのあだ名「淀君」だから」

家森「で、妹が言うには小学校の時、有朱ちゃんがいるクラスだけ毎年学級崩壊が起きてたらしくて」

巻「なにがあったんでしょう(笑)」

家森「あと、元彼が彼女と付き合うまではアップルストアで働いてたのに、今は朝パチンコ屋さんに並んでるって」

別府「なにがあったんでしょう(笑)」

んじゃ、これから吉岡里帆ちゃんとパチンコ屋行って角台の北斗の拳打ちながら二人でイチャイチャしてきますね。本当にありがとうございました。

はい、じゃあ死にまーす。

 

来週もまた観てくださいね!ンガング!!!!

竹内結子が子羊みたいに震えるドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』3話感想

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木村拓哉主演ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』3話の感想。

精力的に論文を書こうとする深冬(竹内結子)は、難関といわれる小児外科の指導医の認定を目指していると沖田(木村拓哉)に語る。深冬は自分のためにも、病院の跡取り娘としても、指導医の認定を受ければ役に立つ、と考えていた。

 ある日、腹痛を訴える女の子が小児外科を受診する。他の病院では心因性と診断されたが違うのではないか、と不安がる母親。深冬は女の子を入院させ沖田の力を借りて原因を特定、手術をすることを決める。ところが、前に女の子を診察していた医師が小児外科治療学会のトップだったことから、深冬は壇上記念病院院長で父の虎之介(柄本明)に手術を止められてしまう。医学界の権力者に楯突いてでも子供を救うべきか、それとも自分と病院の将来を守るべきか、悩む深冬に沖田は・・・

第3話のあらすじ|TBSテレビ:日曜劇場『A LIFE〜愛しき人〜』より

  

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深冬(竹内結子)は自分が院長の娘であり、子供の世話のために他の医者に比べ仕事量が少なく影で「0.5人分の働きしかしない」と言われていることに負い目を感じていた。

そういった様々なしがらみのせいで自分の満足のいく医療ができない、患者を自分の手で救いたい、でも院長の娘として権力者に逆らうわけには…。そんな難しい役どころを演じる竹内結子。

 

竹内結子という女優の最大の特徴、最大の魅力は「負の感情を演じるときの体の震え」にあると思ってる。

例えば、父である虎之助(柄本明)に手術は絶対にするなと言われ、病院の廊下を肩を落としながら歩くシーン。立ち止まり、手に持っている患者のデータCDだけが画面に映る。その手は小刻みに震えている。CDを見つめる竹内結子が映る、その表情はおぼろげで今にも崩れ落ちそうなほど落胆に満ちている。セリフはなくても体の震えと表情だけで感情を表現する竹内結子。

 

別のシーン。

「蒲生教授には逆らえない、この病院の小児外科を守らないといけないから…、この病院の娘に生まれたんだから…」

自分の気持ちを押し殺して病院で患者のオペをすることを諦める深冬。

「だったら僕はこの病院を辞める!ユリカちゃんは別の病院でオペする、(僕がこの病院に来たのは)小児外科を立て直すためじゃない、患者さんを見捨てるためでもない、目の前の患者救うためだ」

そう言って深冬の腕をガッと掴み、患者の症状が描かれたホワイトボードの前に立たせる沖田(木村拓哉)。その時の竹内結子の表情、震え、これだ、この演技こそが竹内結子の真骨頂。迷い、戸惑い、不安、まるで生まれたての子羊のように弱々しい目をしながらプルプルと震えている。

 

そう、これが竹内結子の「子羊の演技 −ラム アクティング−」と呼ばれる能力だ。

 

後半、院長や副院長の壮大(浅野忠信)の反対を押し切って自分でオペをすることを決意した深冬。ここでも「子羊の演技 −ラム アクティング−」が発動する。

「私も、目の前の命を救うことに一生懸命な医者でありたい、私が背負わなきゃいけないのは病院じゃなくて患者さんの未来」

子羊が母羊を見つけた時の安堵感のように、満ちた表情をする竹内結子。絶望から希望へと転じた時の表情の移り変わり、この演技ができるのは日本広しといえど竹内結子だけだと思ってる。

 

3話のラストで深冬は自分の進むべき道を見つけたような満足げな顔をする。ああ、もう竹内結子の「子羊の演技 −ラム アクティング−」を見ることはできないのか。竹内結子のように落胆し、震える俺。いや、忘れてはならないのは深冬の脳には腫瘍があり、手術をしなければ命の危険もあるようなバクダンを抱えているということ。(まだ本人は自覚してない)

おそらく、ドラマの中盤から後半にかけて深冬を巡ってまた新たな火種が生まれるだろう。そこで竹内結子はどんな「子羊の演技 −ラム アクティング−」を見せてくれるのか、今から楽しみでならない。

 

「子羊の演技 −ラム アクティング−」ってネーミングどうすか?