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星野源、高橋一生ときて次は誰だ選手権2017

『逃げるは恥だが役に立つ』星野源、『カルテット』高橋一生ときて次は誰がブレイクするのでしょうか。ここに『次に来る俳優は誰だ選手権2017』を勝手に開催します。

 

星野源、高橋一生の傾向を分析すると次に来そうな俳優の条件として、

 

・イケメン過ぎない親しみやすいルックス

・妙な色気がある

・「私でもいける!」と思わせる雰囲気

・よく見かけるけど「あの人名前なんだっけ」となる

・番宣でバラエティに出てフリートークができる

・ドラマや映画では2番手、3番手の役どころが多い

・20代後半〜40代前半

・独身

 

などが挙げられます。これらをふまえて11人選びましたのでご査収ください。

 

 

平山 浩行(ひらやま・ひろゆき)39歳

平山 浩行 – pinups


平山浩行とデート01

ついに頭角を表した第2の竹野内豊(第3の竹野内豊は大谷亮平)。50メートル先から2人を見分けろと言われたら肉親ですら見分けがつかないんじゃないのかというほどの凡庸性の高い色気のあるルックスとバランスの良い演技力でドラマや映画に華を添える実力派俳優。オリジナルを超える刻はそこまで迫っている。

 

三浦 貴大(みうら・たかひろ) 31歳

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eatripTV『夢ごはん』vol.6 三浦貴大

三浦友和と山口百恵を親に持つ、まさに芸能界に入るために生まれてきたようなサラブレット。醸し出すその雰囲気は、およそ31歳とは思えないほど貫禄に満ちている。デカすぎる両親がいながらも決して立場に甘えることなく地道に、着実にキャリアを重ねた彼が大きな作品の主演を務めたとき、日本中が三浦貴大フィーバーに沸くことは想像に難くない。

 

忍成 修吾(おしなり・しゅうご)36歳

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「最低」「狂ってる」「気持ち悪い」そんな役を演じれば彼の右に出る役者はいない。強烈なキャラクターを演じるとそのイメージがついてしまいその後の仕事がやりにくくなると言うが彼にとってはそんなジンクスはまるで関係ない。作品のたびに次々とクズのレコードを更新していくまさにトップ・オブ・クズ俳優。そんな忍成修吾が逆に一点の曇もない聖人を演じたそのとき、あらゆる女性が彼の虜になる。

 

永山 絢斗(ながやま・けんと) 28歳


東京ガス CM 家族の絆 「次男の帰省」篇 永山絢斗

シリアス、コメディ、どんな役でも器用にこなす若手俳優のホープ。『藁の楯』『重版出来!』『べっぴんさん』と演じる役によってその色をガラリと変えるカメレオンのような表現力は兄の瑛太に勝るとも劣らない。ルックスも目鼻立ちのはっきりとした中性的な顔立ちで、いつ人気が爆発してもおかしくない起爆性を秘めている。

 

新井 浩文(あらい・ひろふみ)38歳

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狡い役を演じたら一級品。観た人間すべてを苛立たせる意地糞悪い演技は怒りを通り越して尊敬の念すら覚える。さらに『モテキ』島田、『闇金ウシジマくん』肉蝮、『寄生獣』浦上などなど実写化キャラクターを演じても高いクオリティを誇り、彼一人いるだけで原作ファンがホッと胸を撫で下ろす。リミッターを解除したTwitterやInstagramなどではファンも多く、もはや新井浩文の時代の到来は秒読み。

 

眞島 秀和(ましま・ひでかず)    40歳


京野ことみ 山口智光 眞島秀和 キリン のどごし生 しりとり篇

あるときは真面目な警察官、あるときはしがないサラリーマン、またあるときはDV夫と「どこにでもいる人間」を演じるのが非常にうまくスッとその作品に溶け込む良い意味で空気のような役者。どんなドラマ、映画にも「探せばいる」まさに日本俳優界のウォーリー、そんないぶし銀の彼にスポットライトが当たったとき、どんな輝きを放つのか楽しみでならない。

 

小澤 征悦(おざわ・ゆきよし)42歳

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日本人離れした出で立ちで「デキる男」を演じることも多いエキゾチック俳優。父は指揮者の小澤征爾。母は元モデルで女優の入江美樹、姉はエッセイストの小澤征良、従兄にミュージシャンの小沢健二と芸能人一家としても有名。元カノは滝川クリステル。2014年には『TEAM -警視庁特別犯罪捜査本部』で連続ドラマの初主演も務めた。ここまでのスペックを兼ね備えた男の魅力に日本人が気づく日もそう遠くない。

 

池内 博之(いけうち・ひろゆき) 40歳

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大きな体と鋭い眼光で悪役を演じることも多いコワモテ俳優。彼を世に知らしめるきっかけとなったドラマ『GTO』の村井役のイメージが未だに強い人も多い。そんな外見とは裏腹にバラエティなどで見せるお茶目な一面のギャップに心を撃ち抜かれる(主に俺が)。今は塩顔が勢いを増しているがソース顔ブームが日本に再び訪れたとき、池内博之革命が起こる。

 

柄本 時生(えもと・ときお)27歳

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怪優・柄本明の息子。リアル『バケモノの子』。その一度見たら忘れられないルックスでドラマや映画に欠かせないスパイスとしてメキメキ頭角を現している。これまではどちらかといえば3枚目の役柄が多かったが、恋愛ドラマなどでがっつりラブシーンなどを演じさせれば来年あたりはan・anの表紙を飾っていてもおかしくない。

 

荒川 良々(あらかわ・よしよし)43歳


【レノアハピネス】 半径30センチのハピネス 夫婦篇  30秒

唯一無二、強烈なキャラクターはまさに日本俳優界の宝。飄々とした男を演じさせれば超一流、彼がいるといないとではドラマや映画の質が2段3段変わると言っても過言ではない。柔軟剤レノアハピネスのCMで本上まなみの夫役を演じたとき、「荒川良々と並ぶと女優が8倍美しく映る」と一目置かれていた(俺に)。中途半端なぽっちゃり体型に坊主頭とチャーミングなルックスで、時代さえ追いつけば奴の天下がやってくる日も近い。

 

 

他にも例えばハマケンこと浜野謙太ですとか、田中圭くん、風間の俊ちゃん、あとはTEAM NACSのメンバーなんかも選定候補に挙がってたのですが、もれなく既婚者ということで今回は除外しました。11人以外にも「コイツが来る!」と思う俳優がいればコメントやアンケートフォームの「その他」の項目にて教えていただけると幸いです。

みなさまの投票どしどしお待ちしております。

 

結果発表

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天使を見た『カルテット』8話感想

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ドラマ『カルテット』8話感想。

※WBCでドラマが繰り下げて放送されたことで、幼少期に巨人戦のせいですごく楽しみにしていた金田一少年の事件簿→名探偵コナン→世界まる見え!テレビ特捜部のゴールデンタイムが潰されてそのたびに「野球は3回までにしろ、ヒーローインタビューでネクストコナンズヒントを言え」と叫んでたトラウマが蘇った。

 

先に謝っておきます。本当にすまない。このブログで一貫して吉岡里帆が演じる来杉有朱の魅力のみを語ってきたが、今回は彼女のことを書かざるを得ない。

ここまで、ここまで魅力的な女性だとは思わなかった。いままで意識してなかったのだが、この8話ではかわいい、美しい、そんな形容詞では表せないくらい彼女が眩しく映った。嬉しい顔、怒った顔、哀しい顔、楽しい顔、そのすべてが儚く、愛おしかった。『ドラえもん のび太の結婚前夜』でのしずかの父の言葉を借りるなら「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人」。

例えば別荘でのシーン、それは食事中に起きたとても何気ない、何気ない日常の1ページなのだが、ずっと側にいたい、側にいて一緒に幸せになりたい。でも隣にいるべきなのは自分じゃない、そんな彼女の想いがひしひしと伝わってきてほんとうに心が「みぞみぞ」した。

両思いは現実、片思いは非現実。ここには深い川がある

家森(高橋一生)のこの言葉は確かに間違っていないかもしれない。たとえそれが決して叶うことのない願いだとしても、決して届くことのない言葉だとしても、非現実だとわかっていても、ただ想い続ける。意味なんてないのかもしれない、それでも人は誰かを想わずにはいられない。

この物語の終演がどこに向かっているのか想像もできない。でも最後まで見届けたい、彼女が選んだ道の先になにがあるのかしっかりとこの眼で確かめたい。そう強く思った回だった。

 

それでは、最後に届くことのなかった彼女の言葉を引用してこの記事を終えたい。

 

みなさんの生活習慣の乱れ、目に余ります。

朝からバタバタしてあれがない、これがないの大騒ぎ。

前の晩に夜更かししてて支度をしてないからですよ。

食後もさっさとお風呂に入らないで、ダラダラダラダラおしゃべりして。

私もね、こんなことは言いたくないんですよ。

人というのはね、夜は遅くても10時には寝るようにできてるの。

そうやって人は心と体を育んでるんです。

私の尊敬するパッチワークの先生はおっしゃいました。

「努力でもない、信念でもない、人の心というのは習慣によって作られる」

どういうことかと言うと、心というものはとても弱いものです。

だけど、一度身についた習慣であればそう簡単には乱れません。

なにかしなきゃ、じゃないんですね。

まず、思うより先に、手が、足が、動いてることが大事なんですねぇ。

日々の生活をきちんとこなしていれば、落ち着いて物事に接することができます。

明鏡止水、自然と心がきれいになっていくんですねぇ。

パッチワークの先生はおっしゃいました。

「冬こそ冷たいお水で顔を洗いましょう」

今日から生活習慣を改めるために、時間割を作りましょう。

そして…

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MASAKO MOTAI.

 

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TBS系 火曜ドラマ「カルテット」オリジナル・サウンドトラック

TBS系 火曜ドラマ「カルテット」オリジナル・サウンドトラック

 

ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』8話感想

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ドラマ『A LIFE〜愛しき人』8話感想。

 

8話の木村文乃イイ女ポイント。

深冬(竹内結子)のオペの練習のために無理を重ねる沖田(木村拓哉)。そこへ柴田(木村文乃)がやってくる。

柴田「お疲れ様です。イカ飯です」

沖田「すっごい食べたかったんだよ…」

柴田「沖田先生に買ってきたんじゃありません、お父さんに渡してください。この前のお礼です、消費期限は「今日」です」

沖田「あ、帰れってこと?ありがとう」

柴田「上着ですか?」

沖田「上着?」

柴田「はい」

沖田「あ、ロッカーに」

柴田「カバンに荷物つめますか?」

沖田「うん、手持ちで」

柴田「上着取りにいきましょうか?」

沖田「いや、えっ、大丈夫じぶんでいけるから(笑)」 

はい。ここ。ここの「お節介焼きのお母さん」感。これがたまらない。ここで重要なのは強く念を押して帰れという空気を出さないと沖田という男はオペの練習を続けてしまうということだ、それを見越してのこのお節介焼き。「男はみなお母さんのような女が好き」とはよく言ったものだが、度が過ぎたお節介焼きは3つめのモチのように重たく、受け付けられないものだ。例えばこれが並の女であった場合、ただのうざったい女と思われかねないところを木村文乃の「上着ですか?」の言いかた、絶妙に嫌味ったらしくならないようなニュアンスを突いてくる。

それも常に患者に、命に対して全力でぶつかる沖田を心から尊敬しているからこそなのだが、この沖田という男も鈍いのかそんな沖田に想いを寄せる柴田に対して、

「ねえ、柴田さんってさ、オペ以外にもほんと勘いいよね。いつも助けてもらってます、ありがとうございます」 

なんて一言をかけたりする。このときの柴田の「嬉しい」と「切ない」が混同した表情・竹内結子、松たか子、常盤貴子、篠原涼子、深津絵里、小雪、北川景子、上戸彩他と今まで名だたる女優たちが木村拓哉に対してこの表情を浮かべてきたが、そのなかでも屈指の表情だった。この憂いを帯びた透明なガラス玉のような表情、最の高です。ありがとうございます。

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また、この柴田と井川(松山ケンイチ)の関係性にも徐々に変化が生まれてきている。ドラマ序盤では単なる親の七光りで医者になった半端者だった井川も、沖田のひたむきな姿を目の当たりにして「医者」としての心の在り方を改める。そしてそんな井川のに対し見下した態度を取っていた柴田だったが、中盤から終盤にかけては同じ「命に向き合う医者とナース」という対等な関係を築いている。

8話中盤、井川の縫合練習に付き合う柴田。沖田の父親が病院に運ばれ、そのオペを沖田が行うことになったことを話す二人。

柴田「なんだかんだ言ってパパのことが大好きなんだ」

井川「えっ、もしかして柴田さん、俺が父親のことパパって呼んでると思ってる?いくらなんでもそれはないから30過ぎてからは」

柴田「ふっ、へへへへへ(笑)」

井川「でもほんと凄いよね〜、身内のオペやるなんてさ」

柴田「お父さんのオペができなきゃ、深冬先生のオペもできないってことだから」

井川「なるほどね〜、どういう意味?心臓と脳じゃ全然違うよね」

柴田「はい、おしまい。はぁ…下手っぴ」

 この「下手っぴ」の言い方〜〜〜〜〜〜〜!!!!!この「下手っぴ」で俺の心のキャッチャーミットにズバン!とボールが収まる音がした。このツンとデレの塩梅、ネコのようにコロコロと変わる態度、最の高です。ありがとうございます。

 

さぁ、壮大(浅野忠信)の時間です。

もはや髪型を直すことは完全に諦めた壮大。その髪型に比例するかのように、沖田が自分の父親を自分の手で救おうとしているのに、自分は妻である深冬のオペを沖田に任せているという劣等感。「手に入らなければ、いっそなくしてしまえばいい」という言葉どおり、自分の「頼むよ、お前しかいないんだよ」と口では言いつつも、もしオペが成功して深冬が永遠に沖田に恩や愛を感じることに我慢ができなくなっているのが手に取るようにわかる。

しかし、これまでと違うのは感情を抑えた壮大が見られるというところだ。壁を殴るでも、水槽を殴るでも、突然叫び出すでもない。(冒頭で榊原(菜々緒)にぶん殴られて「おぉ…」とか言いながらチョコ食ってたけど)「おいどうした?らしくねぇぞ壮大」そんな声が聞こえてきそうなくらいに気の抜けた壮大が続く。起きたかと思いきや終盤、沖田が父のオペで動揺し、ミスしたことで状況は一変する。自分で殴って空けた壁の穴を見つめ自分の手のひらと重ねる壮大。次の日、沖田を副院長室に呼び出す。

沖田「なに話って」

壮大「連続フォアボールで押し出し逆転負け」

沖田「えっ?」

壮大「あの時、お前にマウンドを明け渡した結果だ」

沖田「なんだよ急に」

壮大「自滅したお前を見て思ったよ。あの時やっぱり俺が痛みをこらえて最後まで投げれば良かった、コーチに直訴すればよかった。今回オペだ、自滅されちゃ困る」

沖田「なにが言いたいの?」

壮大「深冬は俺が切る」

沖田「なに?それも親友としての提案?10年前俺はシアトルに行った。院長に薦められて。今はもうあの頃の俺じゃない、深冬は俺の『患者』だ」

壮大「深冬は俺の『家族』だ」 

ここへきてようやく自分たちの想いをぶつけ合った沖田と壮大。この静かにバチバチとやり合う感じがたまらない。人はスーパーマンじゃない、沖田でも100パーセントじゃない、そのことは沖田も壮大もわかってる、だからこそ大切な人の命を目の前にして互いに譲れない想いがあるのだと思う。果たしてどっちがオペするのか、深冬を救えたとき壮大のキモい髪型は元に戻るのか、最後まで目が離せん。

 

 

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ドラマや映画の予告CMがマジでしゃらくさい

『カルテット』というドラマを毎週楽しく拝見しております。

 

ただ一点、気に入らない部分があってそれは「予告CMがしゃらくさい」です。まずはこちらをご覧ください。

www.youtube.com

これは7話の予告CMなのですが、しゃらくせえポイントが2つあります。

まずひとつめは、松たか子演じる主人公・巻真紀が「逃げよう」「こんな人間の人生なんか、いらないもん」と言う部分。(0:04〜0:08)

これは真紀の夫・幹夫(宮藤官九郎)が揉み合いの末に来杉有朱(吉岡里帆)という女性をベランダから落としてしまったことに対して真紀が幹夫にかけたセリフなんですけど、この「こんな人間の人生なんか、いらないもん」は予告CMではあたかも「こんな人間(有朱)の人生なんか、いらないもん」と言ってるようにも聞こえて(実際は自分自身に対して言っていたセリフだった)非常にしゃらくせえ。

 

ふたつめは、カルテットのメンバーである世吹すずめ(満島ひかり)が「真紀ちゃん!」と叫び、真紀が肩を落としながら警察官に連れられていく部分。(0:13〜)

予告CMを通して見ると、まるで真紀が幹夫を庇って警察に出頭しているようなシーンにも見えるが全然違った。まず、そもそもすずめは警察官に連れられている真紀を見て「真紀ちゃん!」と叫んだわけではなく、まったく関係ない別のシーンでのセリフを当ててるということ、そしてもっと言えば真紀を連れているのは警察官でもなんでもなくただの警備員で、話の本筋に全然絡まってないてめぇのヘマで会社に閉じ込められたカルテットメンバーの別府(松田龍平)を迎えにいくシーンだということ。

流石にこれを観た時はキッズ・ウォーの井上真央ばりに「ざけんじゃねぇ」と叫んだ。俺はこういうミスリードを誘うような予告が心底嫌いで、そんなやり方でしか視聴者の気を引けないなら予告CMなんか最初からすんなバーカくらいに思ってる。

 

しかし、カルテットの予告CMなんか全然マシ、本編を観たあとに編集した奴を裸で吊るして往復ビンタしたくなるキングオブしゃらくせえ糞予告CMは他にあります。

www.youtube.com

 

映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』。俺は踊る大捜査線シリーズがほんとうに大好きなのですが、踊るファイナルはマジでヤバい。踊るファイナルに比べたらカルテットの予告詐欺なんざ赤子同然。本編の今までの踊る大捜査線の歴史を粉々にぶち壊す糞さもさることながら、予告CMは多分訴えたら勝てるんじゃねえかってレベルで詐欺。悪。まごうことなき悪。醜悪至極。

 

1:16〜

主人公・青島(織田裕二)が何かに気づき、後ろを振り返ろうとしたその時!

「ダァン!!」

鳴り響く銃声。

崩れ落ちる青島。

流れるラブサムバディオーケストラバージョン

すみれ(深津絵里)「青島くんのこと、ちゃんと見ててあげるのよ…」

テロップ「さらば、青島。」

 

いやいやいやいやいやいやいやいや。

お前これ実際は青島が現場駆けつける途中に自分でずっこけただけじゃねえか。銃声とか1ミリも関係ねえよ。しかも青島そのあと普通に立ち上がってたぞ。なにが「さらば、青島」だコラ。死んでねえよ。青島死んでねえよ。これはダメ。これ絶対やったらダメなやつだぞ。マジでなに考えてんだよ。どんな人生歩んでたらこんな予告作ろうって思考になんだよ…。もう怖えよ…いや…こわっ…。うわっ、うわっー!こわっ!こわー!

 

(観客が制作側の手のひらで)踊る大捜査線ってか。やかましいわ。

 

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『奥さんお絵かきですよ!』完全攻略法

北海道のローカルテレビ番組のひとつに「どさんこワイド179」という番組がある。そのなかの人気コーナー『奥さんお絵かきですよ』を完全攻略します。

 

『奥さんお絵かきですよ!』ルール概要

(1)札幌駅南口に行きます。集合時間は放送で「◯◯時までに集合して下さい!」とアナウンスがあるのでそれまでに行きましょう。

(2)人が多すぎると前抽選が行われます。

(3)17時過ぎ頃中継スタート!

(4)抽選が行われます。

(5)回答者に電話をして合言葉「奥さん!?」\お絵かきですよ!/(※5コール以内に出れなければ再抽選)

(6)お題が出てゲーム開始。

(7)ひたすら描く!答える!

(8)賞金ゲットー!(回答できなければ次のゲームに賞金繰り越し)

プレーヤーは「絵を描く人」と「回答する人」

「絵を描く人」は文字数字を描いてはいけません。そして喋ってはいけません。ただひたすらお題の絵を描く!1分間で書き続ける!

「回答する人」は何人でもOK!受話器の向こう側にいれば家族で考えても大丈夫です。そして時間内なら何度回答しても良く、時間内に正解が出なかった場合リポーターさんのお情けで最後に一回だけ答えることが出来ます。

どさんこワイド『奥さんお絵かきですよ!』のスマホアプリは一緒に答えてプレゼントも貰える本格派! | くすぐる

 

北海道民はこの『奥さんお絵かきですよ!』に喉から手が出るほど参加したい。

正解すると賞金(基本1万円)が貰え、その賞金は前の回答者が正解できなかった場合、どんどんキャリーオーバーする。極端な話、1万日正解が出なかった場合、その賞金額は『1億円』になる。こうなってくると真面目に働くのが馬鹿らしくなってくる。一攫千金の夢を見て「奥さん!お絵かきですよ!」にその人生のすべてを賭ける「ミス奥さんお絵かきですよ」までいるらしい。

しかしながら、なかなかこのコーナーに参加するまでのハードルが高い。特に(5)にある「回答者に電話をして合言葉「奥さん!?」\お絵かきですよ!/(※5コール以内に出れなければ再抽選)」というのが鬼門で、事前に家族に「私、奥さんお絵かきですよに出るから家にいて」と教えていればいいのだが、家族の人数が少ない人や、そもそも旦那と別居中の奥さんなどはそれだけで厳しい。なかには電話番号を間違えて、知らない人の家に電話をかけて大人なのにこっぴどく怒られた人までいるくらいだ。

 

もし運良く権利が回ってきても、誰でもそう簡単に正解できるわけじゃない。リポーターの出すお題が絶妙に意地糞悪いからだ。「リンゴ」や「みかん」といった誰でも正解できるようなお題ではなく、「違法ギャンブル」「ASKA」「千眼美子」「森友学園」など素人ではとても絵だけでは表現できないようなお題が挙がることもあり、しかも描き慣れないフリップに太いマジックペンで描かなければいけないので絵の苦手な奥さんにはけっこうキツい。

ただ、冒頭にも書いたようにこのゲームには攻略法があって事前準備さえしっかりとしておけばなんら難しいゲームじゃない。

「絵を描く人」は文字数字を描いてはいけません。そして喋ってはいけません。 

ここがルールの抜け穴。文字数字、会話禁止は裏を返せば「それ意外はなにをやってもいい」ということだ。文字数字はダメ、喋るのもダメ、絵は描いていい…。そう、

 

絵を文字に置き換える

 

これだ。 

あらかじめ、回答者側と出題者側でこの絵ならこの文字と事前に決めておく。(○なら「あ」、□なら「い」というふうに)

この方法なら例えば、お題が「豊洲移転問題」だった場合、

ネコ(と)、メガネ(よ)、◎(す)、□(い)、イヌ(て)、ペン(ん)、ブドウ(も)、ペン(ん)、太陽(だ)、□(い)

てな具合になる。描いた順に暗号を問いていけば「と・よ・す・い」くらいで豊洲移転問題だと理解できるだろう。この方法なら例えどんな難問を出題されたとしても100%正解が叩き50個の絵とそれに対応する文字を覚えておけばいいだけ。どうだ。

 

こんな話を今朝、彼女にしたら「アホかダメだろ」と言われた。すいませんでした。

 

 

余談。もし「奥さん!お絵かきですよ!」のまちがい電話がかかってきたらこう言ってやりたいな思ってるのが昔からあって、

「奥さん!?」

「…奥さん?奥さん、昨日の夜はありがとうございました。まさか真面目そうな奥さんがあんなに乱れるなんて…。旦那さん、昨日の奥さんの姿見たらなんて思うでしょうね?ふふふ、それとも見られてると余計興奮するタイプですか?」 

そう言ってこのコーナーを終わらせてやりたい。

 

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バックが異常にうまい女・吉岡里帆『カルテット』7話感想

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ドラマ『カルテット』7話感想。

朗報です。前回、不遇の死を遂げたかに思われた最終兵器彼女こと吉岡里帆演じる来杉有朱ですが生きておりました。ピンピンしておりました。よく考えてみれば、こんなに業が強く、得体の知れない女がそう簡単に死ぬわけがなかった。

振り落とされる前、真紀(松たか子)のバイオリンを取り返そうと迫るクドカンに、たまたま近くにあった鍋でスパーンと頭を撃ち抜いたとき俺は心底痺れた、あんなに躊躇なく人間の頭を鈍器で殴れる女がいまだかつていただろうか、いや、いやしない。『ショムニ』のときの江角マキコですら、『ナオミ』のときの藤原紀香ですらできやしない。10年後のシエロのCM決定した。何回でも言うけどゼクシィのCMアレ逆効果だかんな、あんなもん見せられたあとに自分の彼女見て「かわいい」って言っても野球のメジャーリーグの試合みたあとにリトルリーグみて「上手だね〜」って言うみたいな感じになるじゃろがい。結婚関係に次元の違う美人はダメですから、男側がおののきますから。リアリティないですから。ああいうのは福田彩乃くらいのちょっと小綺麗な女芸人にやらせとくのがちょうどいい。

そしてなんといっても、この7話で吉岡里帆が見せた3度のバック運転が最高だった。1度目は家森(高橋一生)を置き去りにし、高笑いしながらエクストレイルでのバック、2度目はクドカンを振り切るためのキャラバンでのバック。そして3度目はキャラバンを真紀に返し、エクストレイルに乗り換えてからのバック。(オープニングに『おとなの掟』が流れたり、時間設定が微妙におかしかったり、7話内で執拗に「戻る」描写が描かれていたがこの3度のバックにもなにか坂元裕二の意図が隠されているのかは知らん)

で、この吉岡里帆の運転技術、よく「女がドキッとする男の仕草」に「車でかっこよくバックする仕草」が挙げられるが、まさか女のバック運転にここまで持っていかれるとは思わなかった。一瞬で心鷲掴みにされた。

車の運転経験のある人間ならわかると思いますが、バック運転というのは意外に難しい技術で例え人通りが少ない場所や、広い道であったとしてもアクセルを思い切り踏むというのは普通の人間は躊躇ってしまうもの。そんなことをすればマリオカート64のキノピオハイウェイよろしくタンクローリーに轢き殺されてしまう。一発であの世行き、世界衝撃映像の素材になるしかない。

しかし、この来杉有朱、いや吉岡里帆という女は顔色ひとつ変えずにアクセルを踏んだ。死をも恐れぬ糞度胸。そればかりか、猛スピードでそのまま駆け抜けていった。まさにサイコ。女ジゴロ次五郎、女頭文字Dと言うべき運転テクニック。たぶん彼女の実家は豆腐屋なんでしょう。

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なんだこれ、マジでかわいすぎる。毛穴どこいったんだよ。ほぼバック運転オンリーのドライブデートしたい。で、音頭歌いながらそのまま東名高速つっこんでETCのバーへし折りたい。

※ちなみに有朱ちゃんと家森が車のなかで「ヤンレヨササノサッチョコチョイ」と歌っていた曲は、作詞:西条八十 作曲:中山晋平の『軽井沢音頭』でした。

アーカイブプレビュー | 軽井沢町立図書館デジタルアーカイブ

ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』7話感想

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ドラマ『A LIFE 〜愛しき人〜』7話感想。

木村文乃演じるオペナース柴田がイイ女すぎる。早朝、一人オペの方法を探る沖田(木村拓哉)の元を訪れ差し入れを持ってくる。

ホットドッグ、キャベツ抜きです。

代わりにマスタードダブルにしときました。

こう言いながらイタズラな笑みを見せ去っていく。ここのイイ女ポイントは、沖田は大の野菜嫌いなんだけど、沖田は柴田に自分が野菜が嫌いと言ってないところ。(前々回で牛丼を差し入れたときにそういう雰囲気のやりとりはあった)でも、柴田は沖田のことをずっと見てるから差し入れをするときは自然と野菜抜きを頼む、この気づかい、たまらない。でも沖田の目は柴田には向いていない、オペナースとして、共に命に向き合う仲間としては信頼しているのだが決してそれ以上でも以下でもない、沖田の心は元彼女の深冬(竹内結子)に向いている。そして、そのことは柴田自身もよくわかってる、それがすごくせつない。

ただ、このドラマの徹底してる所は沖田の「色恋」を極力出さないことにあるので、たしかに沖田の気持ちは既婚者であり愛娘もいる深冬に向いているものの、深冬を「脳に腫瘍を抱えた患者」と位置させることで例えばそれは取る人間によっては「不倫」だとか「略奪」と取られそうなところを人と人の「愛」の物語として描いている。そしてそれは沖田だけじゃなく、例えば柴田の沖田に対する尊敬と恋心が入り混じった「愛」でもあるし、「手に入らないならいっそ壊してしまえばいい」というセリフにもあるように深冬の夫でもある壮大(浅野忠信)の深冬に対する歪み始めた「愛」もそうだし、壮大の愛人でもある榊原(菜々緒)の壮大が自分と向き合ってくれないことに対する嫉妬にも似た「愛」でもある。単なる難しい手術を天才的な医師が成功させる医療ドラマじゃなく、それぞれ形の違う「愛」を描いているのがこのドラマなんだと思ってる。

そして相変わらずの壮大の暴走、というか髪型がほんとにわけわからん。家を出る前はキチッとオールバックにセットされていた髪型が病院に来たとたんに前髪がだらし垂れ下がっててめちゃめちゃ気持ち悪いことになってんだけど。まだ朝イチだろ。別に暴れてたわけじゃない、ただ副院長室で会話してただけだろ、なんでだよ。なんでそんなことになるんだよ。画面に映ってないときなにしてんだよ。そもそもおかしいだろ、明らかに髪伸びてるだろこれ。同じ日だぞ。なんなんだよ、エクステつけてんの?

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