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ミクスチャーブログ

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ハンバーグプレートの付け合せのコーン食う奴は一生二流

ファミレスとかでハンバーグプレートとかステーキセット頼んだときに付け合せとしてコーン出てくるじゃないですか。あんなもん食う奴は一生二流という話をします。

 

アレをちびちびとフォーク駆使して一粒一粒必死こいて食ってるバカいるじゃないですか。僕です。

俺はアレがなにより楽しみで、ファミレスやらステーキハウスやらに行く目的の8〜9割は「コーンが食いたい」からという理由で行く。ある程度食い進めたあとのハンバーグの肉汁とソースが飛び散ったコーン…頭おかしくなるくらいうんんんnめぇ。唯一合法で摂取できる覚醒剤。コーンでできた家に住みたい。居酒屋でバターコーンとかあったら100000000000000000000%頼む。

 

が、先日、知人とメシ行ったんですけど、俺がハンバーグプレート注文していつものようにコーンタイムを堪能してたときにそいつが開口一番、

 

「えっ、そこのコーン食うの?マジ?www」

「いやいや、そこのコーン食わないでしょwww」

「刺身のツマと一緒で飾りだろwww」

 

みたいな、まるで俺が乞食かのような顔しやがって戦争になった。バトルロワイヤル開催だよこの野郎バカ野郎。上等だよ、何も知らねぇのはテメェのほうだ。テメェのその薄汚れた考え、トウモロコシの皮剥くみたいにキレイにしてやっからよぉぉお????

 

よく聴けハゲ。産経ニュースの記事によると専門家がハッキリとこう言ってる。

www.sankei.com

「大根のつまは食用です。刺身を美味しそうにひき立てる役割もありますが、刺身から出る水分を吸い取って鮮度を保つ防腐作用があります。

また、大根が持つ辛味成分や酵素は、抗菌効果や消化を助ける働きを持ちます。

つまり、つまが添えられている刺身は鮮度が保たれているのはもちろん、一緒に食べることで食中毒や消化不良を防ぐことができます」 

わかったかよ。テメェのそのマウント取りたいがためのデタラメ発言は一瞬にして崩壊した、ざまぁみさらせ。

コーンに関しても一緒なんだよ、トウモロコシ(北海道では「とうきび」とも言う)はビタミン、ミネラル、アスパラギン酸、グルタミン酸などが豊富に含まれてエネルギー補給や疲労回復に効果がある。貧血を予防する鉄分や葉酸脂肪を燃やすリバーゼ、さらにコーンにはセルロースという食物繊維も含まれていて腸の働きを助け生活習慣病の予防や便秘の解消にも効果が期待できる。あと、トウモロコシは皮付きのまま電子レンジに入れて5分ほど加熱してから根本を切ってヒゲの部分から振るだけで簡単に皮も剥けてそのまま食べられるのでおすすめですよクソが、わかったか????

 

いいか、これだけは覚えておけ。盛り付けられた食材には必ず意味があり、そのすべてが俺たち人間の体を作り心を作っている。死んだ俺のじいさんもこう言っていた。

 

「メシを残すのは百姓に失礼だ。メシを残すと百姓が枕元に呪いに来る」

 

ってな。

そもそも「農家の人を『百姓』呼ばわりがもう失礼だろ。呪いに来るって農家の人のことなんだと思ってんだボケジジイ」と当時は呆れ返ったもんだが、今にして思えばあのじいさんなりに食材=命というものを敬っているからこその発言なのかもしれない。

人の話もロクに聞かない偏屈な頑固ジジイだったが、いつも一本筋だけは通っていた。だが、コーンを単なる「飾り」としてしか見ることのできないお前はなんだ。ケツ丸出しのバニーガールのいるガールズバーばっか通いやがって、なにが『ミリオン』だよくだらねぇ。俺も連れてけ。 

 

コーンを残すことで一流になったような奴を俺は絶対に一流だとは認めないし、コーンを残すことでしか一流になれないんだとしたら、俺は一生二流でいい。コーンを笑う奴はコーンに泣け。

【文字起こし】新藤晴一ラジオ「カフェイン11」ポルノグラフィティ11thアルバム BUTTERFLY EFFECT全曲紹介

10/17のポルノグラフィティ新藤晴一のラジオ「カフェイン11」の中でポルノグラフィティ11thアルバム『BUTTERFLY EFFECT』について全曲紹介をしてくれました。

 

www.kansou-blog.jp

 

BUTTERFLY EFFECT(初回生産限定盤)(DVD付)

 

【収録曲】

M1:THE DAY 作詞・作曲: 新藤晴一/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M2:Working men blues 作詞: 新藤晴一/作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M3:君の愛読書がケルアックだった件 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:立崎優介,田中ユウスケ,Porno Graffitti

M4:I believe 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:立崎優介,田中ユウスケ,Porno Graffitti

M5:LiAR 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:tasuku,Porno Graffitti

M6:Fade away 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M7:クリスマスのHide&Seek 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M8:MICROWAVE 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:トオミヨウ,Porno Graffitti

M9:夜間飛行 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:宗本康兵,Porno Graffitti

M10:真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M11:170828−29 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:tasuku,Porno Graffitti

M12:Montage 作詞:岡野昭仁/作曲:新藤晴一/編曲:篤志,Porno Graffitti

M13:スパイス 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:tasuku,Porno Graffitti

M14:キング&クイーン 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:立崎優介,近藤隆史,田中ユウスケ,Porno Graffitti

 

 

M1.THE DAY

「今回、曲順を考える時に一曲目ってけっこうアルバムの顔みたいになるところがあるので毎回考えるし、今回はみんなで考えてて、やっぱりTHE DAYでライブを始めるとなんとなく勢いがつくし、気持ちもノッてくるしっていうことで一曲目にしましたね」

 

M2.Working men blues

「詞を入れて良くなったなぁと思うな、俺の詞が良かった、ま、良かったんだけど、っていうのもあるし、元々持ってる曲の良さみたいなのは詞を入れてわかったなっていうところもあり、歌を乗せてわかったなっていうところもあって、歌入れまでして自分らの中で曲の評価がすごい変わった曲なので、唯一アルバムリリース前に解禁というか、先行で聴いてもらう曲にこの曲が選ばれたのもそういう理由でしたね」

 

M3.君の愛読書がケルアックだった件

「爽やかだよね、これはもう。歌詞を書くときに爽やかな歌詞になればいいね、みたいな話をディレクターとしてて、このラジオでも話したか、キラキラ映画みたいな、架空のキラキラ映画『君の愛読書がケルアックだった件』みたいな映画があるとして、それを自分で考えて、それからタイアップの話をいただいたとしてっていう文脈で歌詞を書きましたね。俺が好きなんだろうね、こういう曲が」

 

M4.I belive

「まぁ、スケール感のあるバラードですね」

 

M5.LiAR

「シングルですからね、これはノンタイアップだったのねきっと。でもオー!リバルあたりから続くポルノラテンっていうもののルネッサンス、再評価、自分らの中では再評価みたいなことがひとつテーマにあった流れでできてきた曲なので、きっと誰がどう聴いてもポルノなんじゃないかなと思うような曲になってるんじゃないかな、と思います」

 

M6.Fade away

「これは岡野君の曲なんですけども、もともと仮タイトルが『ダークソング』で、たぶん半年とか1年とかそれくらい前の話だからちょっと時間軸はともかくとして、シングルになる曲ってやっぱり『キング&クイーン』だの『LiAR』だの「あ、シングルだな」ってメロディだったりするでしょ。そういう曲が選ばれる中で、ひとつなんかこのダークソングっていうのはみんなの中でひっかかりがあって、「こういう曲をシングルで出したらどうか」っていうような話まで、結局はそれは叶わなかったんだけど、そういう話になるまで、みんなの心に引っかかった曲だったことを覚えております」

 

M7.クリスマスのHide&Seek

「これも岡野君なんですけれども、彼がディレクターと話してたのは「クリスマスの曲を書いてみたらどうか」っていう。俺達には『Hard Days,Holy Night』って曲があるんですけれども、あれ入社1年目の人の歌詞なの、主人公なので、そろそろちょっと違うやつを書いてもいいのかな、と数年前から思ってたら岡野君が先に書いて。Hard Days〜に代わるクリスマスの定番曲になるのかどうかは、この曲の力がどこまであるかですよ。

やっぱり昔からの曲って、俺達ライブで最後に『ジレンマ』やるんだけど、もうあんなんめっちゃ飽きとんよ。演奏する側って。毎回ライブで演るじゃけぇ。でもアレを外すとやっぱりすごく「ライブの締めはこれじゃないとな」とか言うお客さんがいるから、こういうひとつの定番っていうのはあってもいいんじゃろうな。で、その定番を覆すって超難しいんよ。『Century Lovers』の前の煽りで「fu~fu~」ってのあるんじゃけど、アレをもちろんやるのもええんじゃけど、ないライブがあってもええじゃん、そりゃあ。ライブの流れとして。でもアレを抜くとめっちゃ怒られたりするの。と言う意味で定番っていうのは強いから。この曲がHard Days,Holy Nightに、定番ていう曲にどう切り込んでいくかはこれからの見ものだなと思いますけれども」

 

M8.MICROWAVE

「まぁー、電子レンジですね。電子レンジの曲ですね(笑)。『Part time love affair 』でトオミ君と一緒にやったこと、すごいアレが気持ちよかったので、サウンドとして。ほとんど同じ時期にできたのかな、メロディはPart time〜と。なんで、Part time〜と違う手法ではあるけど、まぁトオミ君のシティなところを、シティなアレンジを入れてもらって作った曲です。とはいえ、この曲が一番アレンジ直しが多かったんじゃないかな。トオミ君と意思の疎通、アイデアの出し合いみたいなことをけっこう何度もやってこの形に落ち着いたから「なんかオシャレにしといて〜」って感じとよりは一緒に試行錯誤してもらった曲じゃないかな、と思います」

 

M9.夜間飛行

「これは俺の詞曲なんだけど、康兵ですよ。康兵がアレンジしてくれて。アレンジャーによって、まぁ、いま一緒にやってくれてるアレンジャーってのはみんな高いスキルを持ってるけど、やっぱりその得意分野みたいなのがあるわけ。

例えば篤志とかはやっぱサウンドがカッコイイのよ。まず音がカッコイイっていう。音をカッコよく作れる、これ凄いスキルなんじゃけど。tasuku君とかだと、求めてるものをしっかり求めてる形で作ってくれるだとか、これってアレンジの引き出しの多さみたいなとこ。江口君は、やっぱり求めてないものから、斜め上からパンチを繰り出してくるみたいなところが面白いなと思うし。田中君、田中君はコレでいうと、『ケルアック〜』だったり『I Believe』だったり、田中君はバンドでリハーサルに入ってこの曲アレンジしようぜってアレンジした曲っていうよりは、もっとこうパーツパーツ、サウンドコラージュっていうか、おいしいサウンドの部品をいっぱい持ってきてそれで曲にしてく感じ、まぁこれはイメージの話だから。みたいなことを機会があったんで一通り話してみましたけれども、康兵はやっぱりピアノ弾きだから、ロジカルなわけよ。理論があって、彼は意外に生楽器で構築する派だから曲としての自然さというか、自然の美しさみたいなことは康兵の得意とするとこで、こういう曲をやるとすごい彼の良さが出ると思います」

 

M10.真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ

「これは岡野君のアレだけど、なんかめっちゃしんどいらしくて、ライブのセットリストに入れるの若干嫌がってる感じがあるんですけど(笑)。このツアーで演るかどうかはともかくとして、イヤとは言わんじゃけど、イヤとは言わんけど積極的に入れない雰囲気ってあるじゃん、なんかそういう感じがありますね」

 

M11.170828−29

「これは僕のやつなんですけど。この2017年の8月28日にこの詞を書いたら、で、29日に歌入れだったんですけど、この29日にはじめて北朝鮮のミサイルが北海道の上を越えていって。で、なんかやっとすごい気がついた、ホントにヤバいんだこれっていうことがあったんですけど。このタイトルにしたのは「俺は28日に書いたぞ」ってこと。Jアラートが鳴ってそっから書いた詞じゃないんだぞっていうことをこのタイトルに詰め込んでみました。やっぱりこういうそんなに直接的に政治的ではないけど、このカフェイレで喋るように、いろんなことを思ってる割合がある中で、それはひとつ曲の中にも落とし込まないとなと常々思っています。ただ、なんでもかんでも入れりゃいいわけじゃないし、書くこういうタイミングがあったら書いていきたいなぁと思う曲ですね」

 

M12.Montage

「Montageはもう聴いてもらってるからアレですけど、パズドラクロスの曲ですよね」

 

M13.スパイス

「仮タイなんだっけ。あぁ〜〜、けっこうカントリーで聴くとホッとしますよ。歌詞の内容も、けっこう、ホッとしますよ(笑)。まぁ、これは聴いてみてください、岡野君の曲なんで」

 

M14.キング&クイーン

「この曲がやっぱり今回のアルバムとか、ポルノ2017というか、この時期にはひとつ象徴する曲なので、まぁ最初か最後しかなかったので、今回は最後にこの曲で締めたという感じでしょうか」

 

 

初回生産限定盤CD「SPECIAL LIVE IN TAIWAN 2017.3.26 @Legacy Taipei」

「映像がないライブ音源って俺達あんま出してこなくて、意外にね音源だけで聴くと良かったりするのよ。過去のライブ、例えばBBCライブとか、ライブ音源ってそれはそれでねスタジオ版よりもまた違う良さがあったりするのよ。これがそういう風になればいいなと思ってあえてCDにしたというところもあります」

 

 <文字起こしおわり>

 

 

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ケンコバがラブライブ!を永田裕志とイジるのはダメか

先週のアメトーーク!の「 昭和アニソン軍vs平成アニソン軍」で、ケンドーコバヤシがアニメ「ラブライブ!」のSnow halationって曲の敬礼みたいな振り付けを指して「声優さんがなんでみんな永田裕志のマネしてるんですか?」とボケて一部のアニメオタクにめちゃめちゃ怒られてた。※プロレスラーの永田裕志は敬礼ポーズをよくする

 

昭和アニソン軍はケンドーコバヤシ、博多大吉、よゐこ濱口、麒麟川島、平成アニソン軍はキスマイ宮田、ハライチ岩井、天津向、足立梨花でそれぞれ昭和平成アニソンの良いところやここは勝ってるという部分をプレゼンしていくって内容で、予想通り昭和アニソン軍は「バビル2世はオープニングと最終回だけ観ればいい」「じゃりン子チエの再放送チン毛まみれ」「キン肉マンとか聖闘士星矢の歌い方」みたいな昔のアニソンのわかりやすさとか雑さみたいなのを面白可笑しくイジって紹介するプレゼン 、反対に平成アニソンは「ユーリ!!! on ICEのこの映像が凄い!」「有名アーティストもアニソンを歌ってる」「水樹奈々の歌詞の言葉遊びが凄い」みたいな単純に「好き」を伝えるプレゼンをしてて、アメトーーク観たことある人ならわかると思うんですけど、だいたいこのテの企画ってどうしても深い話をするよりかは「笑い」の方向に寄るのが多い。

 

特に、ケンコバさんがメンバーにいたりすると、いかに揚げ足取ってボケるか、みたいな大喜利要素が強くなるんで、単に「作品の魅力を知りたい」って人にとっては時にそのボケがウザく感じることがあるのもわかる。わかるけど、今回の放送はコアな層だけを狙ったド深夜の放送じゃなく7時のゴールデン番組、老若男女がメシでも食いながらダラダラ観る時間帯なわけで、アニソン企画だからってアニメに教養のあるオタクだけが観るとは限らない。そこで、テメェの話は喜々としてするくせに他人の話を聴いて上手く返すことに関してはてんで無力なオタク改め平成アニソン軍の面白いことも言わず怖いくらいの熱量だけで「このアニソンの曲が凄い!歌詞がヤバい!映像が!キャラクターが!たまらん!」みたいな語り口だけだとさすがにキツい。苦しまぎれに「けものフレンズの曲は星野源さんとか平井堅さんも絶賛してるんですよ!」とか言われても興味なけりゃ「は、はぁ。。。」で終わる。

 

俺も放送中は実家で父さん、母さん、ばあさんとメシ食いながらアメトーーク観ていて、ラブライブの声優キャラがドアップで「届けて〜〜〜〜!」って歌いだしたときに母さんが反射的に「ゲッ!」って言ったり、けものフレンズのオープニングの映像を観てるときのばあさんが完全に「無」の顔になったりしてましたから。あれ遺影の顔だ多分。食卓の雰囲気は完全にブリザードで、別に俺はけものフレンズのファンでもラブライブ!のファンでもなんでもないのに、なんか一刻も早く場から離れたい気分になってました。そんな地獄の中でケンコバさんが「声優さんがなんでみんな永田裕志のマネしてるんですか?」ってボケてくれたことで俺と父さんが爆笑して一気に食卓の温度が元に戻ったのでその時は本当に助かったと思った。

と、俺みたいに救われてる人間がいる一方で、やっぱり冒頭でも書いたとおり好きなアニメをネタにされて気に食わない人は一定数いて、結果ケンコバさんはキレたアニメオタクの逆鱗に触れた。それで、Twitterとかで反応みて色々考えたんですけど、これも根っこの部分で言うと例えば、保毛尾田保毛男が燃えたのと一緒だと思ってて、要は「100人いたら10人はキレる笑い」なんだと。

ディテールの違いはあれど、どっちも「誰も傷つけずみんな笑顔にする」芸とは言えない。単に笑いのツボの違いによるウケるウケないとは別に、確実にそれをすることで傷ついたり、怒る人がいる。保毛尾田保毛男を見て「俺達(私達)はこんなんじゃねぇ、死ね」って思うゲイの人間は絶対いるだろうし、ケンコバさんの永田裕志ボケで「ラブライブ!馬鹿にしやがってふざけんじゃねぇ、死ね」ってキレる人間もいる。

芸人に限らず、例えばこのブログでも、最近だとポルノグラフィティ岡野昭仁は全219曲中どれだけ「ヒィイッヒィ〜〜ッ!」と叫んでいるのか調べたという記事は読んでくれた人が多くて、好意的なコメントがほとんどだったんだけど、これもある意味じゃ「ポルノグラフィティをイジってる」記事で、やっぱり一部「昭仁を馬鹿にしないでください、傷つきました」みたいなコメントも寄せられたりもした。爆笑問題の太田さんが「笑いはいじめそのもので俺のやってることはヘタすりゃ人殺す」といつか言ってたけど、それはほんとにその通りだと思う。軽い気持ちでイジった結果、相手やその対象を好きな人間が死なないなんて保証はどこにもない。

 

ただ、このへんはある意味「ウケたもん勝ち」みたいになってるとこがあって「90ウケてりゃ10不快になる人間がいようが知ったこっちゃねぇ勝手に傷ついてろ」って切り捨てるのは簡単だし、開き直ることもできる。でも、そこを無視して好き勝手やり続けるのもなんか違う気がする。

かと言って逆に「絶対に人傷つけないように笑わせろ」とかってなるのもなんか気持ち悪い。バラエティにテツandトモとにゃんこスターみたいなのしか出なくなったらたぶん日本滅ぶ。

 

最後、アニソンの話題なんで無理矢理アニメの話に例えますけど、考え方が極端すぎる志々雄真か緋村剣心どっちか選べって言われると、相楽左之助が一番マトモに見えるように、そこらへんのバランスをうまいこととっていくのが大事なんだと思います。思い出はいつもキレイだけど、それだけじゃおなかがすく、みたいな。

関ジャニ∞『応答セヨ』がめちゃめちゃポルノ晴一

ポルノ晴一が作詞提供した関ジャニ∞の新曲『応答セヨ』が最高だった。ポルノにくれ。

晴一はラジオ『カフェイン11』で応答セヨの作詞について、

「関ジャニくらいのアーティストパワーがあれば極論なんの歌詞でもいい。だけど、俺に振ってくれたスタッフの期待とかも考えて、彼らのアーティストパワーと曲の勢いに乗ったうえでどう『自分のハンコ』を残すか、そのへんのバランスを考えて書いた」

てなことを言っていたんですけど、制約にがんじがらめされた中でムリヤリ爪痕残そうとしたときの新藤晴一先生のドM力のすごさを俺達ポルノグラフィティファンはよく知ってます。

 

それをふまえての『応答セヨ』、フタ開けてみればバランス取ったなんてもんじゃなかった、どこもかしこも新藤晴一新藤晴一新藤晴一…ハンコだらけ。絶対丸印じゃなくて角印押してる。小学生のときにスーパーファミコンのソフトに油性マジックで自分の名前書いてたヤツいましたけど、絶対そういうタイプですあの男。 

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「今だって地上でもがいているんだよ飽きもせず」「君が思うほどはまっすぐに歩いてこれなかったけど」「約束という名の嘘になる前に」みたいなワンフレーズワンフレーズを切り取ってみてもそうだし、「猫のあくび」「三日月ライト」ってお前……。「空に近づいたって言い張っていいでしょ?」??は…?関ジャニのアーティストパワーにもたれかかってめちゃくちゃ好き勝手やってるじゃないですか晴一先生いいい…。なんでもアリかよ…温泉に粉ポカリ入れる、みたいなことしやがって……もっとやって……。

全体の流れとして「僕=君=流星=遠い日の僕」みたいなややこしいスライドのさせかた、話の持っていきかたなんてモロ。じっくり歌詞見ながら聴いてたら混乱して頭おかしくなってきます。なんなんだよ、じゃあお前は誰なんだ?お前は俺なのか?じゃあ俺は誰だ?は?

 

あと、曲先だとは思うんですけど、歌詞に引っ張られてなのか、やっぱりフラットに聴いてみてもちょっとポルノグラフィティっぽい。

恥ずかしながら関ジャニ∞はほとんど通ってこなかったので、他の曲と比べてどうとかは言えないんですけど、あのメインボーカル張ってるっぽい新宿スワンみたいな名前の子いるじゃないですか。それで、あの子ちょっと岡野昭仁っぽい歌い方するじゃないですか。語尾下がり気味で高音がパキッと出るタイプの。あの子がBメロとか、サビ終わりに入ってることでやっぱりちょっとポルノグラフィティ感が出てる気がするんですよね。にしても、一人だけクセすっごい…。合唱コンクールでクラスに一人はいがちな、やたらと声デカい目立ちたがり屋。嫌いじゃないよ…。あと、長澤まさみの卒アル燃やしてた彼の低音も好き…。

 

そして絶対言いたいのが、そういう先入観も含めて「ポルノグラフィティの新藤晴一が作詞するって前情報で聴いてるからどのフレーズ見ても「あぁ、晴一っぽい」ってなってるんじゃないんですか?」っていうと断固そうじゃなくて、これ仮に坂本真綾パターンで名前隠してても(h's名義で作詞)「これ…なんか晴一っぽくない?」ってなってたと思う。細かいところ挙げるとキリないんだけど、なんていうか、助詞でわかる。

  

あのミスチル桜井和寿をして「声に名前が書いてある」と言わしめたボーカル岡野昭仁ですが、ギター新藤晴一彼もまた「歌詞にハンコが押してある」男なんだと改めて思いました。

願わくば、いつか俺が関ジャニ∞の楽曲でも唯一ずっと前から知ってた大名曲『大阪レイニーブルース』絶対サイコーだからカバーorセッションしてくれませんか…ポルノグラフィティ

 

岡野「わぁすれられへん!はなれられへぇん!アイツの!ぬくぅもりぃ!壊れぇそうだよ!かなしみに!大阪ぁレイニーブルーゥスゥーーーーーーー!!イェェェェェェェェエエエェェェエェェーィ!オォン……ウォゥウォーーーーーーォ…!ウォンノォーーーーー!!」

 

最高

【外付け特典あり】 応答セヨ (エイト限定盤)(∞ステッカー付き)

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欅坂46の新曲『風に吹かれても』がほぼSMAPで最高のザッツザウェイ

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欅坂46の新曲『風に吹かれても』がほぼ1998から2000年のSMAPで最高だった。

曲の感想で他のアーティストの曲を例えに使うのは失礼極まりないことだと重々承知しているのですが、だってこれもう完全に『Peace!』『たいせつ』『Let It Be』あたりのクールでそれでいて底抜けに明るい最強にカッコイイ時期のSMAPのそれ。2000年の『SMAP '00 "S map Tour"』ってツアーのド頭に長めのovertureからの流れでメンバーがスーツ姿でバシッとキメてバーン!って出てきてガツーン!と『Let It Be』歌うんだがモロこれ。ライブの一発目でこのイントロの「トゥルットゥトゥ」流れたら絶対失神する。こんなん好きになるに決まってるじゃないですか。

※作曲がSMAP『freebird』でおなじみシライシ紗トリでした、ほらな!

 

歌詞はいつものヤスシ節全開「友達以上恋人未満のキミを見つめるボク」、正直もう腹いっぱいで「うるせぇ、いつまでやってんだボケ」としか基本思わないのに、ファンクなメロディに乗せることでこれがまた新鮮味を帯びてきてスッと嫌味なく聴ける。

そしてMV、テロでも起こすんかお前らってくらいに思想が強い前作『不協和音』とのギャップもさることながら、女子のスーツ〜〜!ネクタイを目の前でほどいてくださいお願いしますという劣情を煽るビジュアル 、やりやがったな秋元。

 

『風に吹かれても』のすっばらしさはそれだけにとどまらない。欅坂に限らず46、48グループの楽曲は「ガヤ」いわゆる「曲中の合いの手」の入れ方がべらぼうに上手い。他曲で例を挙げると、乃木坂46『ガールズルール』サビ前「フゥー!」、『走れ!Bicycle』サビ前「ワーオ!」、AKB48『真夏のSounds good!』サビ終わり「イエス!」なんかがそうだ。

その最たるものはSKE48の『オキドキ』で、曲中には「フッフゥーー」「ヘイ!ヘイ!」「フォー!」「チャチャチャ、チャチャチャ、ワチャチャチャ、チャチャ」だとかそれはもう無数のガヤが仕込まれていて、ガヤがあるのとないのとでは曲のノリ方にラーメンにチャーシューが乗ってるか乗ってないかくらいの違いがある。

そしてこの『風に吹かれても』、オキドキ並いや、それ以上の怒涛のガヤの応酬で、イントロの「トゥルットゥトゥー」から始まり、サビ前の「イエー!」オー!」「フゥー!」、サビ終わりの「イェイイェイイェイ」「カモーン!」「オーライ!」、そして、一節毎に執拗に入れられているジャスタウェイ?ザッツザウェイ?どっちでもいいが、これがもう、たまらん。もはや曲を聴くというより、ガヤ待ち、ザッツザウェイ待ちをしてる俺がいる。

 

Aメロ「あの枝で揺れている〜」

俺「あああ…ザッツザウェイ来い…ザッツザウェイ来い」

ガヤ「ザッツザウェイ!」

俺「あああ〜〜〜〜〜〜っ!」

 

です。

 

ここで終わらないのが『風に吹かれても』。この曲の最強にいけずなところ、それは「Bメロだけザッツザウェイ言わない」ってことだ。イントロからあんだけ陽気にザッツザウェイザッツザウェイ言ってたのにBメロに入るといきなり曲がトーンダウンして俺の高ぶった気持ちを宙に浮かしてくる。

 

ガヤ「ザッツザウェイ!」

俺「あああ〜〜〜〜〜〜、あああ〜〜〜〜〜〜!」

 

Bメロ「ずっと前から知り合いだったのに〜〜〜」

俺「えっ…えっえっえっ、ざっ、ザッツザウェイは…?」

Bメロ「どうして友達なんだろう〜〜〜」

俺「…‥……ああああ」

Bメロ「お互いが〜そんな目で意識する〜〜〜」

俺「ザッツザウェイ…はやくザッツザウェイ〜〜〜…」

ガヤ「イエー!」

俺「!?」

Bメロ「なんて!」

ガヤ「オー!」

俺「!!?」

Bメロ「できなかった〜〜」

ガヤ「フゥー!」

俺「あ、ああああっ…」

 

サビ「風に吹かれても〜何も始まらない〜」

ガヤ「ザッツザウェイ!」

俺「あ゛〜〜〜〜〜〜っ!!ああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!ザ…ザッツザウェイ………」

 

です。

 

わかります?必殺ザッツザウェイ焦らし。一度Bメロでブレーキをかけてから絶妙なタイミングでガヤ入れつつサビで急アクセル踏んで最高速度にさしかかったピークのポイントで焦らしに焦らした

「「ザッツザウェイ!」」

気持ち良くないわけないでしょうが……。

 

 

というわけで、欅坂46『風に吹かれても』、アイドルだとか、秋元グループだとか、そういう偏見を抜きにして聴いてもらいたい曲であるし、ぜひザッツザウェイにも注目して色んな感情を煽られてください。

 

www.youtube.com

 

 

風に吹かれても (Type-A)(DVD付)

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ポルノグラフィティ岡野昭仁だらけの桃太郎

サボテン

むかしむかしあるところに、ak.hommaと、他の誰かと!例えば!ここにいる君が!時間を刻んでいました。

 

ak.hommaはスタジオへ、ここにいる君はせんたくに行きました。

 

ここにいる君が川でせんたくをしていると、ウォンノォーン!ウォンノォーン!と、大きな桃が流れてきました。

 

ここにいる君は大きな桃を拾い上げて、家に持ち帰りました。  

 

そして、ak.hommaとここにいる君が桃を食べようと桃を切ってみると、なんと中からトークはグダグダなのに歌うとやたら滑舌の良い元気の良い男の赤ん坊が飛び出してきました。

 

赤ん坊「おんぎゃぁぁぁァァーーーーーーーーン!!!おんぎゃぁぁぁァァーーーーーーーーン!!!」

 

通りすがりの桜井「声に名前が書いてある」

 

赤ん坊の天を突くようなハイトーン・ボイスを聴き、ak.hommaとここにいる君は大喜びです。

 

桃から生まれた男の子を、ak.hommaとここにいる君は、カァモン!カァモン!エブリバディイエェ!カァモーーーーーーン!カァモン!エブリバディイエェ!カァモーーーーーーン!エブリバディイエェェェ…改め「桃太郎」と名付けました。

 

桃太郎はスクスク育って、やがて肺活量が5000mlを超える釣り好きの強い男の子になりました。

 

そしてある日、桃太郎が言いました。

 

「本間さん……………すいません…セリフが飛びました…」

 

桃太郎はここにいる君にきび団子と、ダウンタウンガキの使いやあらへんで!!のDVDをもらい、鬼ヶ島へ出かけました。

 

桃太郎が「自信持っていけ!胸張っていけ!」と書かれた旗を掲げながら鬼ヶ島ヘ向かっていると、アヒル口のギタリストがやってきました。

ギタリスト「桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけたきび団子、ひとつ私にくれたら、いつだって君のほんの少しになります」

桃太郎「エェス…エェイチ…アァイ…エェヌ…ディィ…オォォッ…シィンドォォォゥ!エェス…エェイチ…アァイ…エェヌ…ディィ…オォォッ…シィンドォォォゥ!ハッピィバァスディッッッ…ハッピィバァスディッッッ…ハッピィバァスディッッッ、トゥゥユゥゥゥウウッッッ…オォオッッ…!」 

ギタリスト「ありがとうございます(照)」 

 

すると今度はギラついた目をしたベーシストがやってきました。

ベーシスト「桃太郎さん…桃太郎さん…お腰につけたきび団子、ひとつ私にくれたら、光のにおいする方、走っていきます」

桃太郎「白玉がきびだんご、共食いじゃな」

ベーシスト「…。」

 

3人が全国を回りながら旅(ツアー)をしていると、大量の女「通称・ラバッパー」が押し寄せてきました。

ラバッパー「キャアアアアアーーーーー!!桃太郎さーーーーーん!!!桃太郎さーーーーん!!!お腰につけた、キィヤァアアアアアーーーーー!!!!きび団子、ひとつ私に!!!キャアアアアアーーーーー!!桃太郎さーーーーーん!!!鬼退治にお供にィキィヤァアアアアアーーーーー!!!!」

桃太郎「…ん〜〜〜!!80いうとこかな!80!80じゃ悔しいだろうが!!悔しくないのかお前ら!!悔しいはずだ!ホンマは一発ずつビンタしていきたいけども、そんな時間はないけぇ!思いっきり声出せよ!!カモォーーーン!!」

エビバディ!みんなで声出せー!!(フゥーフゥー!)

エビバディ!後ろの方も声出して!!(フゥーフゥーー!)

エビバディ!みんなで声出すー!!(フゥーフゥー!)

エビバディ!もっともっと声出せー!!(フゥーフゥーー!)

エビバディ!みんなで声出せー!!(フゥーフゥーー!)

桃太郎「おぉ、良くなってきた。でも中段、まだ、中段が甘いな!中段もっとこえよ!?ええか!?そうそこ、真ん中真ん中ぁ!そこもっと思いっきりこないといけんぞ!?ええか!?カモォーーーン!!」

エビバディ!みんなで声出せ!!(フゥーフゥーー!!)

エビバディ!みんなで声出す!!(フゥーフゥーー!!)

エビバディ!もっともっと!!声出して!!(フゥーフゥーー!!)

エビバディ!ラスト2回声出せ!カモーン!!(フゥーフゥーー!!)

エビバディ!ラスト1回かかってこーい!!(フゥーフゥーー!!!)

 

桃太郎「そろそろ、行ってみよう、鬼退治」

 

Century Lovers (LIVE!)

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  • ポルノグラフィティ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

…紆余曲折を経て、18年後、桃太郎一行は、ついに鬼ヶ島へやってきました。ギラついた目をしたベーシストは「更なる自身の追求の為に」とだけ告げて一行から離れていきました。でも、彼は今もとっても元気です。年1ペースでメシに行く関係です。

 

 

鬼ヶ島では、「どんな人よりもうまく自分のことを偽れる力を持ってしまった」鬼ことスガシカオが近くの村から盗んだ宝物や半分に割った赤いリンゴのイビツな方を並べて、酒盛りの真っ最中です。

シカオ「18周年おめでと〜 一生この二年は埋まらない、一生後輩 笑」

 

そう言いながら、シカオは自慢のギブソンを振り回しますが、桃太郎にはかすりもしません。そう、シカオが攻撃したのは

 

桃太郎「甘い…幻…」

 

なのです。逆に桃太郎たちはシカオに一斉に飛びかかります。…しかし、実は桃太郎は旅(ツアー)の疲れからか、風邪を引いていました。

 

桃太郎「…こんなダミ声になってしまったので…」

ギタリスト「ワシが歌ってやるって」

桃太郎「ホンマに歌うんかい…歌詞知らんじゃろうが…知らんてことはないじゃろうが…」

ギタリスト「…お前が止まったら、ワシが歌ってやるわ!」

ラバッパー「きっ、キィィィィィヤァアアアアァァァァァーーーーー!!!」

 

二人のジョバイロによってラバッパーの涙腺は崩壊、もはや戦いにはなりません。

 

すると、とうとうシカオは、

「君、怪獣みたいな声を出してるね」

と、手をついてあやまりました。  

 

こうして一件落着。そして最後に、ここまで支えてくれたラバッパー達に向かって桃太郎はこう言いました。

 

桃太郎「…理屈抜きで、君達の心を貫くような鬼退治を、もしかしたら、君達の人生を変えてしまうぐらいの鬼退治を、もしかしたら、この鬼ヶ島を潰してしまうくらいの鬼退治を、君達と夢見てこれから進んで行きたいと思います。君達は、この遠吠えをまだまだ聞いてくれますか?ワシらの遠吠えにまだまだ付いてこれますか?まだまだ聞いてくれますか?オーケー!それならワシらと行こう!」

 

ラバッパー「きっ、キィィィィィヤァアアアアァァァァァーーーーー!!!

 

めでたし、めでたし。 あ、間違えました。ヒィイッヒィ〜〜ッ、ヒィイッヒィ〜〜ッ。

 

 

【文字起こし】「ポルノグラフィティの“しまなみテレビ”」11thアルバム BUTTERFLY EFFECT楽曲紹介トーク

 9/28の「ポルノグラフィティの“しまなみテレビ”」の中での11thアルバム『BUTTERFLY EFFECT』についてのトーク部分の文字起こし

 

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タイトル『BUTTERFLY EFFECT』について 

新藤晴一(以下:晴一)「Apple MusicだとかGoogle Playだとか、何十万曲ってあるわけじゃんそこに。過去の名曲も含めて何十万曲もストックがあってさらに新曲がどんどん出てると。で、まぁ実際にそういうタワーレコードとか行ったら本当にCDが並んでて、そんな中に新しい14曲を、収録曲が14曲なんじゃけど、増やすことになんかこう、意味があるのかって途方に暮れることがあるわけだよ、その量によ?その今ある量に途方に暮れるってあるでしょ。劇団プレステージ(メガネの所属する劇団)やってても世の中に名作って呼ばれる台本はいっぱいあって、演劇があって、名優と呼ばれる人達がいて、なぜ自分達がここで新しい舞台を作るんだっていう時に、そこには意味があるんじゃけどちょっと途方に暮れることもあったりするじゃん。というようなもんで、ときにまぁ俺達の1曲、2曲が、音楽が海だとしたらそれそのものではない、もちろん。けど、まぁそれにこう、これこの番組でまだ話してないよねこの話?」

 

岡野昭仁(以下:昭仁)「してない」

 

はっさくメガネ(以下:メガネ)「してないです」

 

晴一「それをこの海に注ぎこむ大きな川でもないんよ、海を作る大きな川でもないよ、それはやっぱビートルズだとかそういう大きな川がきっとあるんよ。でも、まぁ海があるためには雨が降らんといけんし、その一滴一滴には意味があるだろうって。そういう、時代に音楽が鳴り続けるっていうことは、そこには意味があるんだおるなと思うわけよ。で、そういう一滴になればいいなと思って雨みたいなタイトルを付けようとしたんじゃけど、まぁそれが転じてこのバタフライエフェクト効果、地球のこっち側で蝶が羽ばたけば連なって連なって、裏側で大きな風が起きる、みたいなそういうバタフライ効果っていうのがあるんじゃけど、まぁそういう名前になりました。雨が海になるように、羽を羽ばたかせば地球の裏側で大きな風が吹く、みたいな意味合いです」

 

メガネ「なるほど…。これって、アルバムのタイトルを決めるときっていうのは二人で話し合って決めるのか、なんかそういうざっくりとした話し合いからどんどんこう」

 

昭仁「全スタッフで喋るっちゅうか、集めて、そうそう」

 

メガネ「それを、タイトルを決めてから曲を作り出すんですか」

 

昭仁「いやいやいや」

 

晴一「いや」

 

昭仁「全部出来上がる前くらいに皆で決める、みたいな。まぁ今回晴一がそうやってアイデア出したけど」

 

メガネ「はい。この曲を、じゃあアルバムを作ろうっていうタイミングっていうのは二人の中でどういった時期なんですか。もうツアーやる前に」

 

昭仁「アルバムを?いや、そりゃそろそろ出さんと、でしょう笑」

 

メガネ「笑」

 

晴一「笑」

 

メガネ「っていうときに笑」

 

昭仁「ことでしょう、ね?」

 

メガネ「いくということで」

 

昭仁「まぁ、なんかね。コンセプトがあってなんかってこともやってみたいんだけど、なかなかそういうわけにも、やっぱ俺らが色んな要素があるというか。ねぇ、色んなもんが好きだからって、どうしても色んな、こうバラエティに富むから、富むって自分で言うのもなんじゃけど、あの、色々こう振り幅があるからなかなか1つに集約するっていうのが難しいからコンセプトって。だからまぁ、自分が良いと思うその時期のものを入れるっていうのが、アルバムのコンセプト、毎回」

 

 

収録曲楽曲について

【収録曲】

M1:THE DAY 作詞・作曲: 新藤晴一/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M2:Working men blues 作詞: 新藤晴一/作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M3:君の愛読書がケルアックだった件 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:立崎優介,田中ユウスケ,Porno Graffitti

M4:I believe 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:立崎優介,田中ユウスケ,Porno Graffitti

M5:LiAR 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:tasuku,Porno Graffitti

M6:Fade away 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M7:クリスマスのHide&Seek 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M8:MICROWAVE 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:トオミヨウ,Porno Graffitti

M9:夜間飛行 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:宗本康兵,Porno Graffitti

M10:真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:江口 亮,Porno Graffitti

M11:170828−29 作詞・作曲:新藤晴一/編曲:tasuku,Porno Graffitti

M12:Montage 作詞:岡野昭仁/作曲:新藤晴一/編曲:篤志,Porno Graffitti

M13:スパイス 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:tasuku,Porno Graffitti

M14:キング&クイーン 作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:立崎優介,近藤隆史,田中ユウスケ,Porno Graffitti

 

 

『170828−29』 

晴一「なんか気になるタイトルとかありますか」

 

メガネ「僕もう『170828−29』が」

 

晴一「これどこまで説明していいの?」

 

昭仁「情報が、いやたぶんダメでしょ、まだ」

 

晴一「内容とか喋ってもええの?ある程度?」

 

昭仁「ある程度?」

 

メガネ「ある程度でました」

 

晴一「だから、この日を調べてもらったらいいと思うけど」

 

メガネ「ってことですよね」

 

晴一「うん、政治的に大きなニュースがあった日なのよ、170828、えーとちょっと前じゃけんね、で、29にこの詞を書いたっていう。あっ違うわ28に書いたんじゃけど、その29に政治的に、政治的っていうか国際的に大きなことが起こったから、なんていうか、ジャストのタイミングだったなぁって。前の日に書いて次の日にこれが、本当のことが起こったっていう、タイトルです。意味わかりますか」

 

メガネ「はい。わかります」

 

晴一「僕のほうが早かったってことがこのタイトルに言いたいんじゃけど」

 

メガネ「うぉ~~~あぁ~~、じゃあそれがあって、もう当日めちゃくちゃビックリしたんじゃないですか」

 

晴一「ビックリした。朝起きて。これ今日歌入れの曲の話じゃん、みたいな」

 

メガネ「えぇ~~~、それを受けてからはまったく変えずですよねもう」

 

晴一「変えた!」

 

メガネ「あぁ変えたんですか?」

 

晴一「あのね、あのー、その事件が起こらんかった、どれくらい言ってもいいの?言っちゃいけんの?」

 

スタッフ「曲自体はアルバム買ってもらうまでは聴けないので、それでもよければ」

 

晴一「内容は言っていいの?」

 

メガネ「内容は大丈夫みたいです」

 

晴一「あの北朝鮮のミサイルが日本越えた日で。で、その前の日にミサイルが飛んでくるって歌詞を書いたんじゃけど、で、次の日起きたらJアラートじゃん」

 

メガネ「はいはい、そうですね」

 

晴一「そのレコーディングの日に。で、やっぱJアラートとか普通に歌詞に入ってたんじゃけど、スタッフからの説得により「あんまり直接的な表現は…」みたいなんで、取ったりはしたんだけど、まぁそういうタイプの曲です」

 

メガネ「でも、次の日そうなっちゃっただけで、そもそも」

 

晴一「まぁ危機はずっとあったもんね」

 

メガネ「いやー、すごいっすねこれ」

 

 

『君の愛読書がケルアックだった件』

メガネ「あれっ、あと『君の愛読書がケルアックだった件』」

 

晴一「いいとこ目ぇつけたね!」

 

「笑」

 

メガネ「やはり。やっぱ小説家の面もあるじゃないですか」

 

晴一「あのね、色んな歌詞を書いてくる中で、どんなテーマにしようってときにこの歌詞書く前にディレクターの田村さんと話とって田村さんが「これ、なんか今の日本映画みたいな、日本映画の主題歌みたいな曲になればいいね~」みたいな、言われて。そんなタイアップの話なんかない、ないんだけど、なるほどね~と思って、今あるじゃん、昨日の君が今日の僕に恋した、だとかなんか、明日の君に僕がどうした、だとかなんかそういうキラキラしたやつあるじゃん」

 

メガネ「君の膵臓をなんとか、とかありますね」

 

晴一「そうそうそうそう、基本広瀬すずみたいなやつ」

 

「笑」

 

メガネ「ちょっとね、オブラートに包んだほうがいいかもしれませんけどね笑」

 

晴一「あっ、そう笑」

 

メガネ「いや大丈夫ですけど笑」

 

晴一「キラキラしたやつ」

 

メガネ「キラキラしたやつ、だいたい出てるっていう」

 

晴一「うん、だいだい出てる笑、あのーなんとか、土屋太鳳ちゃんとかね、そういう」

 

メガネ「眩しい」

 

晴一「キラキラした映画あるじゃん。で、まぁなるほどね~と思って。そんなタイアップの話も来てないけど、そういう、こういう映画ってありそうじゃない」

 

メガネ「ありそうですね、すごいありそうですね」

 

晴一「あの、逃げるは恥だが役に立つ、みたいな五感も含めて、キラキラ映画じゃないけどこういう映画があったらと思って。そのタイアップの曲を書いたらこう、って自分の中で」

 

メガネ「ストーリーがあるんですね笑」

 

晴一「ストーリーを作って笑、架空のタイアップ曲」

 

メガネ「あぁ~~~~~、を作ってみた笑、また最後に『件』っていうのが入るのが良いですよね」

 

晴一「これなんか、ナウいかなと思って笑」

 

メガネ「今っぽいです、なんかスマホ時代だなっていうか、なんかデジタルな感じがします」

 

晴一「ええやろ、この無理してる感じがええじゃろ?笑」

 

メガネ「もう、僕さっきすぐケルアック調べましたもん、ちょっと存じ上げなかったんで」

 

晴一「知らん?ケルアック」

 

メガネ「存じなかったんで、はぁ~~~と思って。ちょっと読んでみたいなっていう気になりました」

 

晴一「ぜひケルアック調べてみてください」

 

 

『クリスマスのHide&Seek』

メガネ「ちょっともう一個だけいいですか?」

 

昭仁「いいよ」

 

メガネ「『クリスマスのHide&Seek』が」

 

昭仁「あぁ~~~。そうだね、クリスマスソングをこれ田村さんに「クリスマスソングを作りなよ」って言われて、書いたんじゃけど。まぁ、そうだね、曲調がそんなこう、うちらである『Hard Days,Holy Night』みたいな、こうあっけらかんとしたハッピーソングな感じの曲ではなかったから、ちょっとこう、どういう意味なんだろうなみたいな、ちょっと物悲しくなっちゃった笑、だからあんまりクリスマスの時期に、はいやります!って言ってパーンとやる感じでもないかもしれんけど」

 

メガネ「あ、ちょっとこう一人で聴く感じの」

 

昭仁「そうそう、江口君とけっこうね、江口亮君っていう僕らの『THE DAY』とかも編曲してくれてる、けっこうね3、4年前にデモを作ってああでもないこうでもないってして、けっこう江口君のスタジオまで行って「どうやってその音は作ってんの?」とかから始まって、けっこう密にやったもんなんで、いま形になってすげー嬉しい」

 

メガネ「ずっと温めてたってことですか?」

 

昭仁「そうそうそう」

 

 

 

アルバムの曲順について 

メガネ「ちなみになんですけど、ライブの曲順を決める時と、アルバムの曲順を決める時の違いとか」

 

昭仁「全然違うでしょ」

 

メガネ「あ、違うと思うんですけど、アルバムのタイトルってこう、流して一回聴くんですかやっぱり、自分で流して」

 

晴一「曲順を?」

 

昭仁「え?聴くよ。そりゃ聴くよ」

 

メガネ「聴いたときに違うなって変更していくのか、最初にもうこれだなっていう」

 

昭仁「あぁ、曲順を?…そうだね、聴きながら仮で決めて曲順を、で一回聴いて、やっぱ違うなって言って直していくみたいなそういう作業じゃないかな」

 

晴一「まぁー、ライブと違うんじゃろうか、でも結局ライブも、こっち(アルバム)もなんていうか、なんか良いと思うとか、なんか違うと思うぐらいの理屈はいくつかあるよ、その盛り上げていこうとしたらやっぱBPMがちょっと上がったほうが良いとか、なんかある程度の理屈はあるんじゃけど、結局聴いてみてしっくりくるかどうか」

 

昭仁「あぁ、まぁそういう意味でね、ライブでは起承転結がいるけぇさ」

 

晴一「この曲順も理屈はともかく聴いてみて、まぁなんかこの曲とこの曲がくっついてるともったいない、みたいな。なんかわからんけど、ここでこの曲のこのリフがくるとちょっとホッとするね、とか」

 

昭仁「まぁ、大きく違うのはまだお客さんに聴いてもらってないってこと。だからライブの場合は、まぁ今回はアルバムのツアーとかは逆に難しいよね。まだどういう風に反応がくるかわからんから。そう、難しかったりする」

 

メガネ「これ携えて…」

 

昭仁「携えて…?」

 

メガネ「携えて」

 

晴一「引っさげて行くだろだいたい笑」

 

「笑」

 

晴一「なんかニューアルバムを引っさげてってお前」

 

昭仁「なんか違うなと思った今笑」

 

メガネ「あれ?言わないっすか?引っさげてって」

 

晴一・昭仁「いやいや、携えてって言うたやん笑」

 

メガネ「あっ、たず、あっ、ごめんなさい。武士みたいになっちゃいました笑」

 

昭仁「なに携えてって笑」

 

晴一「なんかおにぎりみたいな笑」

 

「笑」

 

メガネ「腰にこう小脇に抱えて行く感じになっちゃいました笑、引っさげてね。ごめんなさい」

 

昭仁「携えて笑」

 

メガネ「総ツッコミ入りましたね、すいません笑」

 

 

『Working men blues』初オンエア 

メガネ「ワーキングメンブルース、こちらはどのような楽曲になってるんでしょうか」

 

昭仁「曲的にはさっきの江口君がこれもアレンジじゃけど、けっこうねこれも新しい試みをして、ホントにスタジオに入って、まぁいつもはもっとクローズドな自分のスタジオだとか江口君のスタジオなんじゃけど、もっとこうホントにレコーディングスタジオに行って、そのときは江口君の知り合いのミュージシャンに来てもらって、「俺こんなことが作りたいんだけど」ってワーッと伝えて、その場でこう、みんなの熱みたいなのを借りつつ、曲の骨格を作って、みたいな。ほんであとでもう一回、なんかでも俺のデモと全然変わってないとこもあるし、でもそれに肉付けしてくれたっていう、デモと全然変わってしまうこともあるんだけど、これはけっこうデモに近い感じ、そこに熱をもう一回リテイクして、もっと熱を加えたっていうのが、楽曲的には」

 

メガネ「スタジオ入って練り上げて作ったっていう」

 

昭仁「そうそう、まぁその熱みたいなことをね。どこに熱が入るか、じゃあここやっぱ転調したほうがいいんじゃないか、みたいなことはスタジオで決めた、うん」

 

メガネ「これ、晴一さんが作詞なんですけど、作詞をもらったときって、曲をもらってなのか先に歌詞なのか」

 

晴一「いや、曲聴いてから。えーとなんでこれを書いたか。それは説明をしにくいから、来月に回そう」

 

「笑」

 

メガネ「あっ、聴いてもらってから」

 

晴一「来月に回す」

 

メガネ「来月に」

 

晴一「あるのよ、色々。事情が。言っていいことと悪いことが。まだあるのよこれ、ややこしいやろ?」

 

メガネ「なるほど…。ということで、聴くんですね、これから」

 

(中略~オンエア後)

 

メガネ「おぉ~~~~、ワーキングメンブルース!お聴きいただきましたが、どうですか、感想来てますか?」

 

昭仁「感想、いやーめっちゃ良いとか言うてくれてるのは嬉しいよね、こういうのドキドキするもんなんですよ」

 

メガネ「そうですよね、初出しですもんね」

 

昭仁「そう初出し、まぁまぁストレートな曲じゃんか、初出しがこれ」

 

晴一「ストレートな曲」

 

昭仁「初出しの、アルバムの中で」

 

晴一「シングルっぽいというよりは、どっちかって言ったら剥き出しの曲じゃね」

 

昭仁「そう、それがどう捉えられるかっていうのはけっこうドキドキなもんじゃけぇさ」

 

メガネ「いまいただいてるの何個かご紹介させていただきます」

 

晴一「褒めて褒めて褒めて」

 

メガネ「任してください!ヨッシーさん「もうイントロから凄くカッコイイ」」

 

昭仁・晴一「おぉ~~~~」

 

メガネ「MMさん「社畜の自分に染みる」と」

 

「笑、なるほどな笑」

 

メガネ「うさこさん「ザ・日本の男って感じですね、お二人もこんな気持ちで働いてきたんでしょうか」、あずきもちもちさん「歌詞めっちゃ男らしい」」

 

晴一「でもね、歌詞書いた時に、歌詞の話をしてもいいですか?あの、やっぱり最近ですね、大人になってきてですね、まぁ街中歩くちょっと露出多めの女の子にも目は行くけど、かわいいなと思って、それと同じぐらいやっぱあの、前に抱っこひもに子供抱えてもう一人の子をベビーカーに押していくお母さんだとか、けっこうちょっともうスーツの背中もヨレてきたお父さんとか、なんかそれって自分のことをさておいて、一個横において、誰かのために頑張れる人って超カッコイイなって思ってきたのよ、なんか。まぁそれ、なんかにも歌詞書いてた、自分を一個置いて…」

 

昭仁「これ二十代の時にはわからんかったね」

 

晴一「わからんかった」

 

昭仁「自分がこの歳になったのもあるし、自分が親にならんとわからんかったみたいなことやん、これ」

 

晴一「めっちゃそういうのカッコイイ、そういうの書きたいなぁと思ってこの歌詞を書いたんだけど、で、あぁこういう表現できたなぁと思って、まぁ、歌詞的に、譜割り的に「Working blues」じゃなくて「Working men blues」になったわけよ。「Working blues」でも良かったんじゃけど、元々合ったメロディにね。まぁそれはそれで良かったと思うんじゃけど、で、レコーディングスタジオで出来上がったの聴きよったら、隣にウチのマネージャー、ボスマネージャー、35歳の女の子がいて、パッと見て、あっ、女の働きよるのもカッコイイよなと思って。最後にホントは、昭仁が「ワーキングメンブルース」って最後にこのへんで言うじゃけど、その一言だけ「ワーキングメンガール」にしてもらおうと思ったくらい、なんでここで突然フォローするのもおかしいけぇせんかったけど笑」

 

メガネ「笑。そうですね、どっちかに入れておかないと変になっちゃう」

 

晴一「そう、まぁ、男も女もやんこれ。ヒューマンやこれ」

 

メガネ「あぁ~~~~、すべての人に、働いてる人たちに向けてのポルノさん的な応援歌っていうか…」

 

晴一「そうね、人って自分の時間を自分以外のものに使えるってけっこうできないことなのよ。自分以外のこと、友達のことでもいいし、家族のことだっていいし、そのもっとすごい人は見知らぬ恵まれない子供たちとか、なんでもええんじゃけど、その紛争地域とか、自分の時間、自分のお金、自分の物を人に使うって意外に難しいやん。で、そういうことできてる人らってカッコイイなって思ったね」

 

メガネ「なんか…自己犠牲とか」

 

晴一「そうそうそう、まさにそう。それがね、見返りがあるもの、だから彼女になるとかするとかはまぁ、簡単。それだけしたらさせてもらえるかもしれんし。そういうわかりやすいものがないやつ?」

 

昭仁「時代はどうか知らんけど、いま土日とか公園行ったりするとさ、お父さんがめっちゃ頑張ってるじゃんそういう意味で。また違う意味でその子供を見てるじゃんか、それまた時代だよね、そういった意味のまぁイクメンじゃないけど、ま、こういう時代の話もあるし、だって頑張る男もおるけぇそこも頑張る、まぁそういうのそういうとこに目線が行くようになったよね」

 

晴一「公園に行ってるお父さん、それもなんかニュースの見たけど、公園に行ってるお父さんはあれらしいよ、ホントに子供見てないんだってよ」

 

「笑」

 

昭仁「なるほど、そういうこと笑」

 

晴一「ここしか、やってないけぇ笑」

 

昭仁「あぁ、ここぞとばかりにか」

 

晴一「そう」

 

メガネ「とりあえず外出とこうみたいな」

 

晴一「そうらしいよ。ニュース見てて、あぁそうなんだと思って」

 

昭仁「そんな悲しいこと言うなよ、ねぇ笑」

 

晴一「それも偉いと思うけど笑」

 

 

<文字起こしおわり>

 

 

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