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行ってみたい時代

行ってみたい時代は別にないが、ドラえもんの「おばあちゃんの思い出」という話が大好きで、観ると必ず泣いてしまう。正直自分のバアさんの死に目には一粒の涙もこぼさなかったのだけど、「おばあちゃんの思い出」は「無人島に持って行きたい映画」としても必ず名前が挙がるほど好きな作品だ。

話の内容はのび太が小さい時に死んでしまったおばあちゃんに会いに行くというシンプルなストーリーなのだが、以前ブログでも書いたように本当にのび太のおばあちゃんの顔・所作・声がとてもいとおしく最初におばあちゃんが登場する坂道のシーンだけでもグッときてしまう。

この「おばあちゃんの思い出」の素晴らしいところは「多くを語らない」ところだ。終盤のび太がランドセルを背負っておばあちゃんの前に現れるシーンがあるのだけど、そこでのび太は「おばあちゃんに会いたくて来た」と言うのだ。これは暗に「未来ののび太が生きる世界ではおばあちゃんがもういない」「ランドセルを背負ったのび太をおばあちゃんは見ることができない」ということをおばあちゃんに伝えてしまうシーンでもある。しかし、おばあちゃんは全てがわかっているかのようにのび太を抱きしめる。ああ、だめだ涙が。願わくばリメイクだけは絶対にしないでほしい。

自分のバアさんの思い出といえば、幼少期に用を足そうと思いバアさんの家のトイレのドアを開けたらバアさんが全裸でウンコをしていたということくらいです。

のび太の結婚前夜/おばあちゃんの思い出新装完全版―映画ドラえもん (てんとう虫コミックスアニメ版 映画ドラえもん Vol.)

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