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漫画『フラジャイル』感想

 

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TOKIOの長瀬智也主演で絶賛ドラマ放送中なんでこの前漫画喫茶に行って読んだんですけど、漫画、めちゃくちゃ面白い…。

とりあえずこれ、漫画から入った人は違和感凄すぎて観てらんないだろうなって思ったのが、主人公の岸の決め台詞「君が医者でいる限り、僕の言葉は絶対だ」っていうやつドラマほど言ってなかった。ドラマだと「おはよう」「おやすみ」のあいさつ感覚で多用されてるのに漫画だと俺が読んだとこまでだと一回しか言ってないでやんの。というよりドラマのフラジャイルは分っかりやすい勧善懲悪モノとして描かれてるけど、漫画の方はそんな単純な話ってわけでもなくてむしろ岸が特定の医者に対してブチ切れてることはドラマほどはなかった。ドラマの過剰な勧善懲悪の感じ完全に一話の手塚とおるに引っ張られてる感じがするんだけど。

最近の漫画原作ドラマの傾向で顕著なのが漫画以上にドラマが悪は悪として、正義は正義としてバカはバカとして、ドジはドジとしてわかりやすくデフォルメされてるのはちょっとやりすぎじゃねえかって思ってて、ちょっと前だと「きょうは会社休みます。」っていう少女漫画が綾瀬はるか主演で実写化されてて、主人公の花笑がドラマだとこれ以上ないくらいコミュ障キャラになってて1話で観るのリタイアしたんだけれどもあそこまでキャラ変しちゃうとただ「30過ぎの行き遅れセカンドバージンが大学生と付き合う」っていう設定だけいただいた別物になってて原作にとってもドラマにとってもマイナス面デカい気がする。

ただ、別に個人的は実写化どんどんやれ派なんで原作と全然設定変わっててもそこまで気にならない方だったんだけど「きょうは会社休みます。」に関しては綾瀬はるかが全然好きじゃないっていう理由がデカい。フラジャイルに関してはズイショさんも書いてたけど武井咲がめちゃくちゃ可愛く仕上がってるおかげでまったく苦もなく観続けられそうなのでやっぱり実写化は俳優目当てて観るのが楽な観方なんだと思った。

ただ、ドラマは「CMのあと、患者の気持ちを弄ぶ悪医者に岸の鉄槌が下る!」みたいなのに毎回凄いゲンナリ。誰が得すんのアレ。考えた奴ゲーム機バキバキにされろ。あとこの先で一番懸念してるのがおそらくドラマ終盤で描かれるであろう火箱のエピソードで、ドラマだとちょい役だと思ってた火箱が結構物語の根幹に関わるような大事なエピソードを担ってて、火箱役やってる松井玲奈の演技力は良く知らんけど、なんか観るたびに顔が違っててかわいいんだけど大丈夫かと思う。

 

嵐『復活LOVE』感想

嵐の新曲『復活LOVE』、CMで聴いて気になったんでCD買ってきました。作曲・編曲が山下達郎、作詞を竹内まりやが書き下ろしていて期待しかなかったんですが、想像以上でした。想像以上に山達でした。

まずイントロ聴いた瞬間からもろ山達で軽く笑った。ていゆうか実際に随所に山達出てきてしまってますやん。え?これ本当に嵐の曲だよね?この勢いのままAメロも山達歌わないよね?って心配になるくらい山達曲でした。多分これ山達が作曲だって知らない人に聴かせても開始5秒で100パーセント「いやいや、嵐じゃないでしょ、山達でしょこれ」って突っ込まれますよね。提供したっていうレベル越えてるくらいに山達で作曲っていうかfeat山下達郎でも差し支えなさそうなくらい山下さん出てしまってます。だから嵐の歌って言うよりは「もし、嵐が山下達郎を歌ったら」っていうのが強い、いや実際そうなんだけども。しかし、それが恐ろしいくらいガッツリハマってる。

そもそもこの復活LOVEもそうだし「アオゾラペダル」、SMAPの「夜空ノムコウ」「セロリ」、キンキの「硝子の少年」「kissからはじまるミステリー」に始まり、関ジャニの「T.W.L」、KAT-TUNの「Real Face」「keep the faith」と、ミュージシャンがジャニーズに楽曲提供すると例外なく名曲っていう方式出来上がってる。売れるジャニーズに曲提供するとガッポガッポだからなのか自分達の曲より明らかに気合い入ってる気がする。

曲全体の感想として、ジャニーズに限らず複数人数がボーカルのグループの曲を聴くときに重要韻なってくるのが「歌割り」。歌割りで曲全体の雰囲気が決まっると言っても過言じゃない。

そしてこの『復活LOVE』、歌割りがとんでもなく良い。まず

 

1番

イントロ 山下

Aメロ 大野

Bメロ 相葉~桜井~二宮(ハモリ松本)

サビ 全員

セリフ 松本

 

2番

Aメロ 相葉~桜井

Bメロ 二宮~大野(ハモリ松本)

サビ 全員

 

Bメロ 松本(ハモリ四人)

 
サビ 全員~大野
セリフ 相葉
 
という構成になっていて、特徴としてはサビの大野の声が際立っていてサビの高温部分でスパーンと抜ける感じがとても気持ち良い。そして特筆すべきは「ほとんど声がミキシングされていない」ということで非常に生っぽい仕上がりで、初期の頃の嵐の楽曲を彷彿とさせる。
それに呼応するかのように竹内まりやの書く歌詞も、サビ終わりの囁きや、
 
「横殴りの雨」「君を乗せたタクシー」「舞い戻ったエンジェル」
 
のようなワードチョイスに良い意味での古臭さ、一昔前感があって新曲なのに新曲ぽくないというか、ずっと前から知っていた歌のような、どこか懐かしくも一周回った新しさが味わえる楽曲に仕上がっている。例えるなら一家団欒の時間にふとなにかの話のキッカケでホロ酔いのお父さんの口から「ああそういえば、お前たちにはまだ話してなかったっけな、お父さんとお母さんには昔こんなことがあってな・・・」とお父さんとお母さんの恋の話を聴かされているような、こち亀で川見つめながら唐突に両さんが中川と麗子に子供の頃の思い出語りだすあの感じ、人の話なんだけど、他人の話じゃないというか、共感できるわけじゃないんだけどグッとくる、そんないつまでも大事にしていきたい古き良き「JPOPオブJPOP」だった。
 

 

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