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かんそう

かんそうブログ。20代後半男。札幌

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ポルノグラフィティ『オー!リバル』感想

ポルノグラフィティ

 

www.kansou-blog.jp

本当にここ数年、いやポルノグラフィティの全楽曲の中でもかなり気合の入った曲です。コナンの映画に合うかどうかはともかく、ポルノグラフィティの名曲のひとつになっていくのは間違いないでしょう。いやーマジで待ち焦がれてた恋人に出会えた気分でした。ちなみにタイトルの『リバル』とはラテン語で「ウンコ食いたい」って意味らしいです、帰ったらお母さんに教えてあげてね。

とりあえずポルノグラフィティはCD全部持ってるくらい好きなんですけど、正直ここ数年(「瞬く星の下で」あたりから)は個人的に新曲を出してもイマイチ当たらないような曲が多くて少し「ARAYADA」心ここにあらず、みたいになっていたのですが今回は「やっと俺の声が届いたか」て感じで嬉しいです。発売前からこんなにエンドレスリピートしたのは「2012spark」以来でした。ただ、最初はアレでも改めて聴くと癖になってくる所謂「スルメ曲」が多いのが最近ポルノグラフィティでした。東京ディスティニー然り俺たちのセレブレーション然り。でもこの「オー!リバル」はまさに一発でガツンと釘バットで頭を殴られたようなパンチのある曲です。

楽曲について補足すると、この曲は「アゲハ蝶」「ジョバイロ」などポルノグラフィティの代表曲と呼ばれる楽曲たちを彷彿とさせるようなラテン調ので、公式発表でもあるようにピッコロ・ガットギター・アコーディオンの音色が特徴的な曲ですが、打ち込みも多用されていてまさにラテンとデジタルロックが融合した曲と言ったところで、例えるならばはじめてサザンオールスターズの「愛の言霊」と似たような雰囲気も感じます。曲の中での個人的な一番の聴きどころは二番終わりの「ウイルスみたいにいつかこの身を蝕む時が来ることを」のあとのグルーヴ感がたまりません。ちなみに作詞は新藤晴一で作曲は岡野昭仁。この組み合わせは「今宵、月が見えずとも」「2012spark」「天気職人」「ライン」「ギフト」「瞳の奥をのぞかせて」などファンからも人気のある楽曲が多いのでこんな名曲が誕生して滅茶苦茶嬉しいです。こりゃライブ定番である鶏の頭投げ込みがはかどりますなぁ。

 

楽曲のみならず、歌詞についてもよく練られていると感じました。

ラジオで晴一はこの曲を初オンエアするにあたってこんなコメントをしていました。

普段自分だけで、ヒラから曲を作るときに発想しきれなかった、逆に言うと縛りにもなるかもしれないことをあえて自分に課してみて新しいものが作れないかなと思うわけ。

例えば今回は「リバル」「ライバル」なんだけども、このコナンの今回の(映画)が「ライバル関係」なわけじゃないですか、コナンと怪盗キッド が。これって「ライバル関係」のことを歌詞にすることなんてヒラで自分が考えたら歌詞になりにくいし、使わんわけ。やっぱりこう「恋愛モノ」だとか「明日 は良い日さ」って書くほうが歌詞になりやすいし。

でもこういう機会があるから、コナンっていう映画と一緒にやれるからあえてあまり歌詞のテーマになってないような、俺達のようなジャンルの歌手の歌詞のテーマに挑戦できるし、きっと聴いてもらったらラテン調というか、それもこういう映画の世界観みたいなことで挑戦できるというか、自分ら的には相乗効果をもらっていると思うんですけど

このコメントを聞いても、ポルノ側にとっても挑戦した一曲だということがわかるし歌詞を改めて読んでもわかるように表現というものにかなりプライドを持って書いているんじゃないでしょうか。下手に英語詞に逃げるんじゃなく、きちんと日本語で丁寧に作っているのがわかります。

さらに今回の歌詞は「ネオメロドラマティック」を彷彿とさせるような歌詞の詰め込み方で、内容もコナンと怪盗キッドという二人の「ライバル関係」をテーマにしているとあって一番サビの部分

肌を焦がすような南風が吹いた

言葉は意味を無くし 熱で感じ合う

嵐呼ぶロンド

もっと別の場所で 何気ない場面で

もし会えていたならどうだったろう

手と手を取り合えたかな

さらに二番サビの

お前は誰でもない 鏡の向こう側

この姿を映してる ありのままにただ 演じているだけ

心の中に棲む 弱さを恐れてた

ウイルスみたいにいつかこの身を 蝕む時が来ることを

という歌詞を見ても分かる通り、容姿が瓜二つで性格もどこか似ているのコナン(工藤新一)と怪盗キッドの関係性を凄くうまく表していて面白い。かと言って、そこまでコナンよりの歌詞というわけでもない。二番の歌詞は「お前はだれでもない 鏡の向こう側」と歌っているように「ライバル」を「自分自身」としているようにも思えるし、ラストサビの

ギターが刻むのは踊り子のステップ

銀の髪飾りを揺らしながら どこへと我を誘う?

というこの部分は、異性を表しているようにも思えます。ぶっちゃけ意味不明ですけど、こういう風に色々な解釈ができる歌詞を書くのもポルノグラフィティの魅力の一つです。最近はそれが薄れてきたように感じていたので、この曲でこういうパターンの歌詞が聴けるのは嬉しい。ワンパターンな「恋愛モノ」の曲も、「明日は良い日さ」的な応援曲だけではなく、こういう曲が本当に評価されて欲しいし、実際の売上にも繋がってほしい曲でした。100万回もアイラブユー言われたら気狂うわ!

ちなみにカップリングの「デザイア」は激しいデジタルロックの曲でセクシーな歌詞が特徴、「空が青すぎて」はギターのカッティングの爽やかなメロディに切ない歌詞が特徴的の失恋の曲。どちらも完成度の高い楽曲。ポルノファンでなくてもコナンファンでなくても、聴いて損のない一枚。そしてPRで出てるコナンの被り物はめちゃ気持ち悪い。以上です。

 

 

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