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かんそう

かんそうブログ。20代後半男。札幌

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新興宗教団体の「教会」に行った感想レポート

日記

最近、某新興宗教団体の「教会」なるところに行く機会があった。こんな機会もなかなかないので感想レポート。

 

まず「教会」の門の前では信者たちは両手を合わせ、一礼をしてから門をくぐる。そのまま素通りするとまわりの信者たちから怪訝な顔をされたが無視した。そして入口の前にある蛇口の「御神水」なるもので手を洗い、教会へと入る。とりあえず「洗うフリ」をして蛇口を出しっぱなしにして入口に向かった。 

入口では白装束に身を包んだ信者たちが待ちかまえていて「こんにちは!」「こんにちは!」と信者たちに声をかけていた。その「教会」の中は広く、とても小綺麗にされていて、宗教法人というのは相当儲かるんだな、と感じた。

信者に案内され、中へと進むと受付のようなところがあり、住所と連絡先を用紙に書き(とりあえず、うその住所と連絡先を書いた)、受付のおばさんに渡すとなにか達筆な字で書かれた「木札」を渡され「3万円です」と言われた。その某新興宗教団体は会員制?のようなシステムをとっており、年会費3万円を支払うことでそのご利益のある木札を受け取ることができる。木札は「1年更新」で1年を過ぎると「効力が無くなってしまう」ので、また3万円を支払い新しい木札をもらうというビジネスモデル。 

話によれば、その木札を自宅の高いところに掲げておけば、「無くなったはずのサイフが見つかる」、「就職が決まる」、「引きこもっていた息子がまた学校に行くようになる」など、必ず幸せになれると受付のおばさんは言う。とりあえず俺は「木を触るとじんましんが出るので大丈夫です」と言って3万円を支払うのを断った。そのほかにも火の元に置いておくと家事でも助かる「笹」などのグッズがあった。信者が全国で1000人いるとして3万円だから、その木札だけで単純計算で年3千万円の売上になる。本部の人間はよだれが止まらないだろう。宗教法人は法人税かからない。宗教法人は法人税かからない。

2階へと進むとホールのようなところに案内された。中に入るとたくさんの信者たちがいた。年寄りばかりかと思ったが、そんなことはなく10代20代くらいの若い人たちもたくさんいた。中には「かわいい女の子」もけっこういて、一瞬入信しかけた。むしろ「私が神だ」と言って俺教に入信させたい。そんなことを考えているとホールでは、信者たちによる「集会」なるものがはじまり、一人ひとりが「入信して幸せになったこと」を発表していた。

元々、信者で熱心に祈りを捧げていたが「がん」と宣告されてしまったが、さらに熱心に活動をつづけていたところ後の検査で腫瘍が小さくなっていた、という話や、娘の成績が伸び悩んでいることに不安を感じていた親が、知り合いに進められ入信したところ、娘の成績がみるみるうちに良くなっていったという話をしていた。 

まあまず、がんになった時点でアレだし、娘のくだりも宗教じゃなくて娘の頑張りを褒めるべきだと思ったが、それは野暮ことなので心の中だけに留めておいた。

そのあと、信者の皆さんで撮影した「こんな良いことがありました」というまるで踊るさんま御殿のような「再現VTR」を鑑賞し、最後に皆でその宗教団体の「テーマソング」を合唱し、ホールの中央にある教祖の像の前で全員で土下座をしながら10秒間ほど教祖の名前らしき言葉を詠唱し、「幸せです幸せです幸せです」とたわ言のようにつぶやいたあと「パン!」という一本締めで集会を終えた。一番後ろでなにもせず呆然と信者たちの様子を眺めていたら、「幹部」らしき男に睨まれたが無視した。

帰り際、信者の一人に「どうだった?気を感じるだろう?」と声をかけられたので「アハハハハ」と笑顔で対応した。そして「機関紙」なるものを渡され「良かったら、友達にも勧めてよ」と言われたので「アハハハハ」と笑顔で対応した。そして門の外にいただいた機関紙をそっと置き、教会をあとにした。  

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