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かんそう

かんそうブログ。20代後半男。札幌

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モテたかったらヒゲの永久脱毛しろ

日記

昔、口ヒゲの永久脱毛に通ったことがある。幼き頃から敏感肌で口ヒゲを剃る度に血が吹き出してしまうのでいっそ永久脱毛することにしたのだ。あと単純にモテたかったのだ。俺たちは竹野内豊じゃない。玉山鉄二じゃない。大久保利通じゃない。ヒゲ生やしたって似合わねえんだから、ツルツルでいたほうがいい。もう子どもに「やめろや痛いのよヒゲが」と言われることもない。

永久脱毛に通う前は、金ケチってピンセットで自分で口ヒゲを1本1本抜いていた。ただ、今から自分でヒゲを抜こうと思っている人はそれだけはやめといたほうがいい。

抜いてすぐにドライアイスなどで冷却すれば赤みは抑えられるし、抜いて数週間は生えてこないので「ええやん!すごいやん!」と思われがちだが、抜いたヒゲは毛根から抜けているわけじゃないのでまた生えてくるしその生え方がまっすぐ生えるんじゃなく「自分の皮膚に埋まるようにして」生えるのだ。だから剃ろうとしても剃れないし、抜こうとするとピンセットで根本を掘り出してから抜かないといけない。

痛いのもそうだが、鏡に顔を近づけて一生懸命ピンセットで自分の顔を掘り起こしてる姿を意識したとき、あまりの惨めさに目の前が真っ暗になった。

そうならないために永久脱毛をおすすめするが、もちろんデメリットがある。まず料金が高いということ。脱毛には針脱毛とレーザー脱毛とがあって、自分が通っていた北海道のシタノクリニック(仮名)はレーザー脱毛だったがだいたい1部位5000円くらいで実感として「ヒゲ薄くなったな」と思うまで個人差はあるがだいたい最低でも6回、完全に生えてこなくなるまでやろうと思ったら10回以上は通わなきゃいけない。まあ、一生ヒゲを剃るストレスと、カミソリ、シェーバー代のコストを長い目で考えれば安いのかもしれないので、十分な資金があればいいかもれない。

次に痛み。マジで痛えおふくろに会いてえそして伝えてえ感謝の意最期の日に。と思わず韻を踏んでしまうくらい痛い。レーザー脱毛では毛の1本1本を「焼く」んだけど1発1発の威力が半端じゃない。施術はクリニックのお姉さんに個室に連れて行かれて、上着を脱いで仰向けになったあと目隠しを付けられてエアスプレーで冷却されながら、レーザーを当てていく。レーザーはヒゲに反応して「バチッ!」「バチッ!」って音を立てて毛根を焼いていく。その度にものすごい痛みが体中を駆け巡る。焦げ付いた匂いが鼻につく。

 

お姉さん「冷やしまーす」エアスプレー「シュゴー」お姉さん「行きまーす」レーザー「バチッ!」俺「うぐっ」お姉さん「冷やしまーす」エアスプレー「シュゴー」お姉さん「行きまーす」レーザー「バチッ!」俺「うぐっ」お姉さん「冷やしまーす」エアスプレー「シュゴー」お姉さん「行きまーす」レーザー「バチッ!」俺「うぐっ」お姉さん「冷やしまーす」エアスプレー「シュゴー」お姉さん「行きまーす」レーザー「バチッ!」俺「うぐっ」以下繰り返し。

 

よく例えで「間近で輪ゴムをパチンとはじく感じ」なんて言われるらしいが、んな生温いもんじゃない。痛すぎて「東京グール」読んでない人はわからないと思うけど、カネキの拷問シーン思い出したから。 終わるまで必死に1000から7ずつ必死に引いてたから。ちょっと白髪生えたから。終わったあとちょっと涙出てお姉さんにティッシュもらったから。大人なのに。多分ニードルガンで撃たれたらあんな感じなんだろうなと思う。よく痛いのが1週回って気持ちいいみたいなことがあるけど、まったくそうはならない、ただ痛みだけが残る。「痛みに耐えてよく頑張りましたね、感動しました」なんて終わったあとお姉さんが純一郎ばりに言ってくれるのだが痛くてそれどころじゃない。しかも1回目の痛みがピークじゃなくて通院ごとにレベル2、レベル3とレーザーの強さを上げていくのでムドー倒したあとの真ムドー、ラヴォスの第3形態、スーパードンキーコング2の「はちみつパーク クレムランド」のキングB戦みたいな絶望感があった。え?戸愚呂B級妖怪なの?まだ上がいるの?みたいな。

最後に「アフターケア」が地獄だった。終わったあとは皮膚の炎症を抑える薬を塗ったあとドライアイスで患部を冷却するのだが赤みが全くとれない。脇とか体の見えない部分ならまだしも顔面のしかも一番目立つ「鼻の下」がずっと赤いまま地下鉄乗って帰るというのはさすがに耐えられそうにもないので、クリニックに行く際はマスクを持参することをおすすめする。「北海道に地下鉄なんてあんの?」って思った奴はあとで体育館裏来い。

だが、その次の日からが鬼門で毛根を焼いたせいか、その後生えてくるヒゲを剃ることが難しくて非常に見た目的にみっともない状態が続く。それも2週間を過ぎた頃からやわらかくなりポロポロと自然に抜け落ちてくる。そうなれば赤みも消え見た目もスッキリするのでしばらくはヒゲのない期間が続き、また生え始めてきた頃にまたクリニックに行くというサイクルで脱毛を進めていく。

痛みに耐えて1年ほど通った結果、だんだんとヒゲは薄く、少なくなり、今では口ヒゲはほとんど生えてこない(たまにチョロチョロと2,3本生えるのでカミソリでちょっちょっと剃る程度)、毛穴も引き締まるので肌トラブルもなくなりきれいに。見た目が良くなったので友達も増え彼女もできた!就活中だったが、すぐ就職先も決まった!朝ヒゲを剃る時間の10分が空いたのでブラックコーヒーをゆっくりと嗜む時間もでき、心に余裕があるので人間関係も良好!

 

キミもシタノクリニック(仮名)で理想の自分を手に入れようよ!