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かんそう

かんそうブログ。20代後半男。札幌

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ミスチルよりMr.Childrenなバンド『TRIPLANE』でミスチルに思いを馳せる

Mr.Children

『TRIPLANE』というバンドがミスチル以上にMr.Childrenですごい。

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これはアニメ『ワンピース』のエンディング曲(鼻の長い狙撃手・ウソップが一味抜ける抜けないでゴタついてた時期)にもなってた「Dear friends」という曲。一部の隙もないほど完璧なミスチル。ボーカルの元々の声色、AメロBメロ抑えてサビで声張り上げるとことか、声の抜けとかミスチルすぎて違うバンドだとわかっているのに桜井和寿の影が後ろでチラつく。ピアノイントロからじわーっと始まり、徐々に音を重ねていってサビで爆発、ラストに転調、私立セントミスター・チルドレン高等学園首席。世の中にミスチルを尊敬しててミスチルみたいな音楽を奏でてるバンドは数あれど、ここまでミスチルできるバンドも珍しい。

 

TRIPLANE(トライプレイン)は北海道出身の4人組バンドで結成は2002年。北海道を拠点に活動しつつも、ワンピースの他に「メジャー」などのアニメの主題歌やCMソングにも起用されていたので、北海道民以外でも知っている人も多いかもしれない。

これだけなら世に数多いる「ミスチルに似てるバンド」のひとつで終わるところをこいつらのなにが凄いのかというと、ミスチルに声や曲調が似ていることで「二番煎じ、劣化コピーじゃねぇか」と言われて普通なら「じゃあ、俺達は逆を行ってオリジナリティを出すぞ!」となるところをそうはならず、ドンと構えて「俺達はミスチルでござい」と言ってのけ、どんどん自分たちの中にあるミスチル色を濃くしていってるところだ。その結果、「ミスチルに似ている」ということが逆にオリジナリティになっていってる。

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曲時間が6分強もあるバラード「白い花」。このサムネからビンビン伝わってくる圧倒的なミスチル。顔をしかめて明日世界が終わるかのように全身全霊を込めて歌い上げる姿はまさにミスチル中のミスチル。歌詞がちょっとイラつく感じもミスチル100パーセント。ミスチルが戸愚呂兄ならTRIPLANEは戸愚呂弟。ミスチルを肩に乗せ「兄者…」とか言ってる。

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バラード曲だけじゃなく、「君ドロップス」などのちょっとポップな曲では気恥ずかしい臭い恋心を歌ってみたり、最新アルバム「non no」に収録されているゲルニカというロックチューンでは現代社会を皮肉ってみたりと、もはやTRIPLANEがミスチルに似てるのか、ミスチルがTRIPLANEに寄せてるのかわからなくなってくる。

Wikipediaにあるボーカル・江畑兵衛(えばた ひょうえ)のプロフィール欄には「Mr.Childrenをリスペクトしている。全ての楽曲の作詞・作曲を担当。」とあるようにミスチルをしてるのは本人達も隠す気はない。それどころか、Mr.Childrenのドラム鈴木英哉と親交があるなど、楽曲だけじゃなく内側までミスチルに染まってる。もしかして、こいつらの最終的な目標は自分たちがミスチルそのものになることなんじゃないのかとさえ思えてくる。新興宗教の信者が教団乗っ取るパターン。

しかも、こいつらの厄介なところは曲を聴いてもらってわかるとおり、ミスチルファンが愛してやまない「バンドサウンドのMr.Children」をしっかりと体現していることで、聴きようによってはミスチルよりMr.Childrenしてる。挙げた3曲はもちろん、他の曲もしっかりと俺達ミスチルファンが聴きたいミスチルを奏でてくれているのでリリースのスパンが長いミスチルに代わって新曲を出してくれるのでミスチルロスになってるファンが繋ぎのつもりでTRIPLANEを聴いていて、気付いたらミスチルのCDを全部売り払ってTRIPLANEのCDを買い直してた、なんて話もよく耳にする。

 

そんな恐ろしいバンドTRIPLANEだが、ただひとつ問題がある。彼らの最新アルバムが出たのが2015年の2月、シングルに至っては2013年から出てない。そんな似なくていいところまでミスチルに似るんじゃねえ。

 

non no (CD+DVD)

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SINGLES  04-12

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