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『フランケンシュタインの恋』2話 死を抱えた女と死ねない男

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ドラマ『フランケンシュタインの恋』2話感想。

 

やっぱりすげぇわ、このドラマ。よく考えたら、設定も台本もキャラクター造形もすげぇ陳腐なのに、演じてる俳優が上手すぎて絶妙に中和されるという奇跡。

例えば、ラジオレポーターの天草(新井浩文)が「相手を傷つけてしまい謝っても許してもらえません、どうしたら許してもらえるでしょうか」というリスナーの相談に対して、ヤクザ事務所に乗り込んで悪口を言って許してもらおうとするのだが、天草は案の定ボコボコにされる。その件がめちゃくちゃしょうもない。

「結論から言うとどんなに謝っても許してもらえませんでした…、でも俺が思うに謝るってことは許してもらうことを前提にするんじゃなくて、罰を受けることを前提にすることだと思う!罰を前提に謝らないと、それはただ自分のしたことから逃げるために謝ったフリをしてるだけなんじゃないかと思う!嫌われたことが罰と思うなら、それを受け入れた上で謝れ!自分のしたことから逃げちゃダメだーーー!!」

めちゃくちゃしょうもないし、メッセージもありきたりで大したもんじゃないんだけど、新井浩文が上手すぎて油断したら心にきて涙腺緩みそうになる。

 

その後、フランケンこと深志研(綾野剛)が、自分のしたことへの贖罪のために津軽継実(二階堂ふみ)を探す。居場所がわからない、連絡手段もない、土地勘もないなかで、待ちゆく人に「津軽継実さんを、知っていますか…」と声をかける。途中、同じ「つぐみ」という名前の女の子を見つけて違うと分かるやいなや「大きな津軽継実さんを知っていますか…」と文言を変えるのだが、この綾野剛が狂おしいほど愛おしい。そして、案の定その後の展開で号泣。死を抱えた女と死ねない男。実際どうなるかわからんけど、ラストの展開を考えるとおそらく研がなんらかの形(継実の病気を治せる可能性がある唯一の方法が研が体内に持つ菌の力を使うという方法だが、それは深志の死と引き換えにしか取り出すことができない、とか)継実を救うエンドになりそうだが、どうか、どうか二人にはちゃんと幸せになってほしいと心から思った。

ただ、あの稲庭先輩(柳楽優弥)のイマイチ信用ならない感じ、油断してたらいつか研の寝首をかきそうなあの雰囲気によってストーリー全体に程よい緊張感が生まれて非常によい。

そして俺は、深志研を一家に一人ほしい、『はじめてのおつかい』とか死ぬほど嫌いなんですけど、『研のはじめてのおつかい』なら8時間ノンストップで見てられるなぁ、と思いました。 

 

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