かんそう

かんそうブログ。20代後半男。札幌

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『フランケンシュタインの恋』5話感想

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ドラマ『フランケンシュタインの恋』5話感想。 

 

今回のテーマは『嘘』。そもそも嘘の意味さえ知らなかったであろう深志研(綾野剛)は継実(二階堂ふみ)のために嘘をつく。ただ研の嘘には利己的な打算がない。それとは反対に稲庭(柳楽優弥)の真意はイマイチ見えてこない。継実の研に対する入れ込み具合への嫉妬なのか、1話目からどんどん瞳が淀んできている。

「津軽さん、大丈夫です、思いやりです。思いやりがあればちゃんと会えます」

「思いやり?なにそれ?」

 

このシーンの冷めた目といい、これ絶対ラスト付近で爆発して研を殺そうとするパターンだろう。

それに反比例するかのように俺の研への愛おしさが増すと共に、研と美琴(川栄李奈)のやりとりがどんどん面白くなってる。二人共も真っ直ぐで嘘がつけない、良い意味でどこか似ている部分のある二人、研が他の人達には「さん付け」なのに美琴にだけは「なんだ、美琴か」とがっつり呼び捨て。継実とは別の意味で絆を深めていきそうな気がする。

『ごめんね青春!』『とと姉ちゃん』もそうだが、彼女がこんなにどんな作品にもマッチするバイプレーヤーだとは想わなかった。 もしかしたら女優に転身した元48グループのメンバーのなかで一番器用なのは川栄李奈なのかもしれない。作品のなかの川栄は10割増しで可愛く見える。

そしてとうとう対面する研と天草(新井浩文)。「あまくさ!天草!」「それなら散歩をしましょう!」完ッ全に犬、尻尾振って駆け寄る子犬にしか見えない。ちょっと今日から犬に研って名前つけるわ、飼ってないけど。そして一緒に寿司を食う。生まれて初めての生エビを食ってるときの綾野剛のかわいさに全俺が発狂した。ただエビを食うだけでこの愛おしさ。たのむ、スピンオフで深志研のグルメドラマやってくれ。研が普通の料理をひたすら美味そうに食うだけのドラマ『孤独のフカシ』やってくれ。しかも、合間合間に挟まれるドコモCMのわりと普通モードの綾野剛と相まってヤバい。俺の初めてのギャップ萌え童貞卒業が綾野剛でした、本当にありがとうございました。

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話は戻って、互いの話をする研と天草。幼馴染だった恋人を死に追いやってしまったと言う天草。

 

「あなたとわたしの時間、あなたとわたしの進化論、悩み事なら天草、天草に訊け」

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なんだこれは、この話の後のあまくさソングはおちゃらけたコミックソングが鎮魂歌のようにも聴こえてくる。

「俺ね、その娘の気持ちなんにもわかってなかったの、これが人間だよ研さん。どんな好きな人でも、その人のこともわからないの。自分が駄目ならわかんないの、研さんは人間のことなんにもわかってない、津軽さんのこともわかってない、俺とおんなじだよ」

 

今回も相変わらず素晴らしい。ただ、終盤テーマである『嘘』をわかりやすく体現するためなのか、同僚の飯塚が母親のために研から金を騙し取り、それを取り返すために全員で母親のスナックに殴り込みに行くくだりはいまいちピンとこなかった。激昂した研を抑えるためか、それこそ冒頭の「嘘をつくのは信じてほしいことを信じてもらうため」「相手を傷つけないようにするための自分の意思でもあるんです、嘘も時には思いやりになります」の回収かもわからないが継実の「大丈夫、落ち着いてください。わたしはあなたが好きです、大好きです、これは本当です、あなたが好きです、だからわたしのために我慢してください」はなんか、ああいうの駄目だ俺。それこそ第三者、飯塚の母親とか母親の男の気持ちになって考えちゃって「こいつら、このタイミングでいったい何の話してんだよ」ってなる。

ただ、それでも良い意味でも悪い意味でも『嘘』を知った研が継実の言葉に惑わされずに、継実の気持ちを知りたいと思ってくれたのは良かった。そして遂にラジオに出演することを決めた研、ここからどう物語がシフトしていくのか、おそらく天草でもその答えは知らない。