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ミクスチャーブログ

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これを聴け。ポルノグラフィティマイベストアルバム15

ポルノグラフィティマイベストアルバム。死ぬ想いで15曲選びました(シングル除く)

シングル入れると人生かかっても選びきれないので勘弁してください。

※2020年8月更新

 

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1.Anotherday for "74ers"  [3:24]

作詞:新藤晴一 / 作曲:Tama / 編曲:ak.homma

14thシングル『ラック』カップリング

新藤晴一が関ジャニ∞に楽曲提供した際に言っていた「彼らくらいのアーティストパワーがあれば極論なんの歌詞でもいい」という言葉をポルノの曲に当てはめるならこれ。

(当時ファンは知る由もなかったが)Tamaが脱退するまでのカウントダウンを刻んでたポルノグラフィティの瀬戸際のギリギリ感というか、火事場の馬鹿力みたいなものが当時の彼らにはあったんじゃないかと思う。

特に、この『Anotherday for "74ers"』は歌詞が「I am feeling」「I do believe」「 I am sailing」「Anotherday」の4行しかなく、断片的すぎて解釈は各々の感性全乗っかりなんですけど、静かに脈打つように奏でられるギターだったりベースその他諸々の音だけでここまで心打たれるのは冒頭に書いたように「歌詞なんていらねぇじゃねぇか」と、本当にうまい米食った、みたいな感覚になる。

 

 

2.ミステーロ [4:24]

作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:立崎優介, 近藤隆史, 田中ユウスケ, Porno Graffitti

10thアルバム『RHINOCEROS』収録

例えば『うんこしたい』っていうときに『うんこしたい』と歌わずに「暴れ出した獣たちの濁流が押し寄せる〜」と綴るのがポルノグラフィティだとして、その最たる例がこの『ミステーロ』という曲です。

同アルバムで「映画 名探偵コナン 業火の向日葵」の主題歌にもなった『オー!リバル』と同じくミステーロも主題歌候補だったらしく、それで納得した。歌詞の意味不明さと曲の異国感に聴いてると脳内メーカーが「謎」で埋め尽くされます。

映画というよりはどっちかと言えばTVコナンのオープニングっぽくて、

浅い〜!夢のような〜〜!あなたは〜!ミステーロ!

テテレテテレーーテーーーレーーー

メガネ「今日の舞台は遊園地!くるくる回る謎のメリーゴーラウンド!たったひとつの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人、その名も、名探偵コナ」

不意に陰る〜〜〜

単純に『Anotherday for 74ers』からノーモーションでミステーロに入ったら最高にカッコイイということを知ってほしい。

  

 

3.Part time love affair [4:51]

作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:トオミ ヨウ,Porno Graffitti

44thシングル『LiAR/真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ』カップリング

一発目聴いた時から、身体中がこんな曲を欲しがってたのがわかった。毛穴一つ一つに音が、声が入ってくのをハッキリと感じた……。こわっ……好きすぎて怖い。こっちにたっぷり2000字書いてます↓

ポルノグラフィティ『Part time love affair』感想

 

 

4.Sheep ~song of teenage love soldier~ [4:51]

作詞・作曲:岡野昭仁 / 編曲:ak.homma、ポルノグラフィティ

16thシングル『黄昏ロマンス』カップリング

アイスのコーンのような軽快なリズムに離婚調停中だろうが葬式中だろうが聴けば心が躍るドラッグソング。岡野昭仁詞曲は激甘か激重なものが多く、こっちの体調が万全じゃないと全部食いきれずに残しちゃう、みたいなことが多々あるんですけど、この曲と歌詞のバランスはまさに「絶妙」で無限に食えます。

曲中で時おり鳴っている「ピッ」という電子音は実は携帯電話の操作音で、曲が終わるまで全部で11回鳴っててこれは好きな相手に告白するため電話をかけるという主人公の勇気を表している、とずっと思ってる。(数えたら全部で7回だった)

 

 

5.ライン [4:30]

6thアルバム『m-CABI』

作詞:新藤晴一 / 作曲:岡野昭仁 / 編曲:ak. homma

リリース当時は高校生だったんですけど、ここまで「降りてきてくれてる曲」もねぇなぁ…と聴きながらワンワン涙流したのを未だに引きずってます

当時、好きだった女子が糞が付くほどのヤリ・マンティラで、俺以外のクラスの男子全員兄弟だろ、くらいの誰とでも寝る優良さんみたいな女だったにもかかわらず、俺とだけはさんざん思わせぶりな態度を取るクセに絶対手を出させてくれない生殺し通り越して腐り殺されました。(バスで顔預けて太もも擦り付けて寝てくる、パンチラ、「顔はタイプだよ…」「そういうのは卒業したらね…」等々)

アアッーーーーーーーーーー!!

アウトロの泣き叫ぶようなギターはいろんな意味で鎮魂歌(ちんこんか)。はい、じゃあ死にます。

 

 

6.月飼い [4:29] 

12thシングル『メリッサ』カップリング

作詞:新藤晴一 / 作曲:Tama / 編曲:ak. homma

イントロのシンセサイザー?バドワイザー?そう、バドワイザーからベロベロに酔える酒がうめぇシラタマ大先生の最高傑作。

ボゲベッゲボべゲッベボボゲベ…ボゲベッゲボべゲッベボボゲベ... ボゲベッゲボべゲッベボボゲベ...

「月をぉかぁ〜ぅのと」

でまず一回昇天。昇天ポイントが多すぎてカメ踏んで無限1upやっとかないともたない。「ぁぃぅぇぉ」がヤバい。

そして良くも悪くも歌詞がいろんなファンにこすられすぎて、他人の解釈が「ゴチャゴチャうるせぇ黙ってろ」という気持ちにしかならない罪な曲。タイムマシーンが使えるならもう一回なんにもこの曲のことを知らない状態でまっさらな気持ちで聴きたい。

 

7.MICROWAVE [3:46]

作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:トオミ ヨウ,Porno Graffitti

11thアルバム『BUTTERFLY EFFECT』収録

最新ポルノの最強変態ソング。音作りから歌詞から歌唱から「PORNO」のステッカーがそこかしこに貼られまくってる。聴いてると頭おかしくなってくる。

「凍えたピザ 乾いたハム 涙 古い記憶」と短いセンテンスで区切られた言葉にも関わらずその情景、登場人物の背景に至るまで脳内に映像化されるのが本当に怖い。絶対スタンドとか念能力の類

ポルノグラフィティ11thアルバム『BUTTERFLY EFFECT』全曲感想

 

 

8.狼 [4:48]

作詞:新藤晴一 / 作曲:ak.homma / 編曲:ak. homma

6thシングル『アゲハ蝶』カップリング

ヤリチンメロディにヤリチン歌詞。田舎から出てきて舐められまいとギラついてた頃のポルノグラフィティを代表するヤンキー曲。聴いてると「久々にさぁ、海で女引っかけたりさぁ、クラブでテキトーに知り合った女とワンナイトしちゃわね?」って気持ちになる(クラブ人生で一回も行ったことない)

にも関わらず、アレンジは異国情緒溢れるラテンのエッセンスがふんだんに入っていて、下品な内容にも関わらずそれをまったく感じさない。ak.hommaの化物さを吐くほど痛感させられる曲。

 

 

9.憂色 〜Love is you〜 [5:07]

作詞:ハルイチ / 作曲:ak.homma / 編曲:ak. homma

1stアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』収録

どこがどう好き、とかじゃなくて、曲の持つ空気感すべてに心撃ち抜かれるバラードの中のバラード。聴くと一瞬で薄暗いアパートの一室に飛ばされる。昭仁の声のザラつき具合も、迫ってくるようなギターのイントロもすべてが涙腺アクメ強制。

 

 

10.CLUB UNDERWORLD [3:41]

作詞:新藤晴一 / 作曲:Tama / 編曲:ak.homma

4thアルバム『WORLDILLIA』収録

ガチャガチャしつつもこのガチャガチャがとてつもなく気持良い、頭じゃなく体で聴く曲。ポルノグラフィティによるポルノグラフィティにしかできないポルノグラフィティのための曲。Tamaの写真を神棚に飾りたくなる。

 

 

11.パレット [5:04]

作詞:新藤晴一 / 作曲:ak.homma / 編曲:ak. homma

3rdアルバム『雲をも掴む民』収録

うまいこと言おうとして失敗してる曲はこの世に山ほどありますが、ここまで「もっと…もっとちょうだい…うまい言い回しもっとちょうだいよ…」と欲しがりなヤリミミになるほど一語一語が刺さる歌詞と、終始入るドラムが気持ち良すぎて、それこそ歌詞どおり晴れた日に外で聴いてるとヨダレが出て耳も脳も溶ける。

 

 

12.蝙蝠 [4:29]

作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:ak. homma

10thシングル『渦』カップリング

水が撥ねるような歯切れの良い岡野昭仁の歌い方と、謎のイイ女感のあるシンセ、後ろで終始鳴り響くなんらかの音「クァパァ…クァパンクァパァ……」にブルゾンちえみwithBが如く肩を前後に揺らしながらリズムを取りたくなる奇怪曲。

そして特筆すべきは新藤晴一の歌詞、彼女の持つ深い悲しみもどうしようもない苦しさも受け止めたい、そういう覚悟を持ったときに出てきた言葉が「黒ならば黒で愛そう」…ある意味どんなウェディングソングよりもウェディングソング、蝶よりButterfly、それが蝙蝠。

 

 

13.空想科学少年 [4:58]

作詞・作曲:ハルイチ / 編曲:ak.homma

2ndアルバム『foo?』収録

2001年にこの音作りは変態の極み。たぶん100年後だろうが1000年後だろうが色褪せず聴きたくなる冗談抜きで「未来に行ける曲」

別記事にも書いたんですけど、歌詞も少年性を出すために随所に工夫は施されていて例えば、2番「ルックスも【選べれる】」、単純に音に合わせて「ら」抜き言葉を使ったと思うんですけど、結果それが主人公が「未熟な子供」ということにうまくつながっていて完璧。 

 

14.ラビュー・ラビュー [4:34]

作詞:ハルイチ / 作曲:シラタマ / 編曲:ak.homma

1stアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』収録

これインディーズ時代からあった曲なんですけど、ずっと「ジジイ感」が凄いなと思ってて。普通インディーズとか1stアルバムの曲ってもっと荒削りでいいし、もっと青臭くていいのにラビュー・ラビューに関しては老獪というかすべてにおいて卓越してる感じがあって山下達郎のアルバムに入ってても違和感ない。

 

 

15.AGAIN [3:56]

作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:立崎優介, 田中ユウスケ, Porno Graffitti

10thアルバム『RHINOCEROS』収録

徐々にギアを上げていって後半で爆発する感じはミスチルの『終わりなき旅』だとかB'zの『OCEAN』だとかあのレベルの名曲とも共通する部分があって、メンバーが一人抜けてプロデューサーからも離れて新しい道を歩き出したポルノグラフィティの一つの到達点なんじゃないかと思うほどの鬼バラード。

歌詞も恋人に宛てた曲なのか友へのメッセージなのか、それとも別のなにかなのか、(シラタマ脱退時の心境を描いた歌詞という説も)、聴く人によってありとあらゆる解釈ができる言葉選び、「〜ソング」と銘打つことすら惜しい、俺が死んだらお経の代わりに唱えてほしい。戒名【亜外院〜】にしたい。

 

※血ヘド吐きながら外した

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