かんそう

テキストサイト。20代後半男。札幌

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サワークリーム・サワークリーマー・サワークリーメスト

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サワークリームで顔を洗いたい私が選ぶ、最高のサワークリーム&ポテトたち。

 

 

 

じゃがりこ チェダー&サワークリーム

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まずは鼻から。つんざくようなチェダーチーズの香り。香ばしくもあり、目眩がしそうなほど強烈。屋根裏のネズミ。しかしそれがクセになる。続いて口から味わう。パッケージに描かれたキリンの首のように歯ごたえのあるポテトスティック。まるで使い古したウッドステッキ。「わしの杖…」と老人が僕を見つめる。無視する。

ザクザクと噛んでいくと口の中でバラバラに砕かれていく。ある程度、細かくなったところで飲み込むとノドを通り胃へと流れていく。繰り返す、人も時代も。

 

 

Great Value(グレートバリュー) サワークリーム&オニオン

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スーパーマーケットSEIYUで見かける通称「グレードバリュー」シリーズ。142グラムという大容量にも関わらず値段はなんと178円とここまで安ければもはやほぼ無料に等しい。むしろ「金が返ってきた」と言ってもいいほど。

しっかりとしていて頼もしいジャガイモ、ふっとサワークリームの優しくも甘酸っぱい香りが口いっぱいに広がると、木陰に佇んだ鳥たちの囁きとともに懐かしい風景が蘇る。

突然の夕立。

不安げに僕を見つめる彼女をよそにポテトチップスを一枚、また一枚ぱくりと口に運ぶ。

「君もそんな浮かない顔をしないで一枚食べてみなよ」

そう嘯く(うそぶく)僕に恨めしそうな眼差しを浮かべる彼女。心臓が高鳴る。

「もう…」

そう言ってチップスを一枚、口に運ぶ。

パリッ…

「…おいしい」

「だろ?」

彼女の笑顔とともに、開け放した窓からふっとそよ風が吹き抜ける。

雨はすっかり上がって、夕陽が顔を覗かせていた。

 

 

 

アメポテ ウェーブカット サワークリームオニオン

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ゴツゴツとした歯ごたえ、まるでグランドキャニオンの一部を口にしているかのような錯覚にすら陥る。抱えていた悩みなんて、まるでなかったかのように歌い出す(サンボマスター)広大な大地が生んだそのジャガイモは例えるなら「父の背中」、祭りのあと。はしゃぎ疲れて眠った。

そんなジャガイモに負けないほど、主張の激しいサワークリーム、言うならば大統領。ドナルド・トランプの片鱗。放し飼いの犬のように自由。しかし自由ではない。トランプは言った。

「私を嫌っている奴や負け犬達は認めたがらないが、知っているように私はカツラを着けてはいない。私の髪は完璧ではない。だが、私自身の髪だ」

すべてを食べ終えた僕は、飲み物を口に運ぶ。もちろんコカ・コーラ。

「アメリカ…」

そうつぶやき、The NewYork Timesに目をやる。至福のひととき。

 

 

プリングルス サワークリーム&オニオン

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太陽と月のような完璧なジャガイモとサワークリームの完璧なバランス。ポテトチップスサワークリーム界のキング・オブ・キングス。

それは、力だけじゃなく、繊細さすら感じられる、そう、緻密なガラスを愛でているような。まるでシルクのように歯ざわりの良いジャガイモ、そして足跡一つ残っていない、新雪のようなサワークリーム。ゆらゆらと揺らめくロウソクの火のように、それは強く、美しい。

 

 

ポメス

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全部がポテトチップスだと思っただろうか。サワークリームの真髄とはポテトチップスにあらず。札幌市内にあるドイツ料理専門店『ESSEN SAPPORO(エッセンサッポロ)』のポメス。ポメスとはドイツ語で「フライドポテト」の意。

アツアツの揚げたてポテトとサワークリーム、そしてESSENの一番名物、豚のすね肉「アイスバイン」をバンズに挟んだ『アイスバインドッグ』と並んだ時の圧倒的なインパクト、食の暴力。バーバリアンの食い物。

ポメス、アイスバイン、ゲルマンビール。

さぁ、クレイジーパーティーを始めよう。夜が明けるまで。

 

 

 

 

は?