KANSOU

テキストサイト。20代後半男。札幌

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札幌はジジイババア博覧会

昨今、日本は高齢化高齢化だと叫ばれておりますが、俺の住んでる街・北海道札幌市も高齢化が顕著も顕著で、たまに休みの日の朝に近所のスーパーなんかに行くと店に入るやいなやジジイババア、右見るとジジイ、左見るとババア、見るからに余生を謳歌してそうな元気ジジイから「よくここまで来れたな」ってくらいにヨボヨボのババアまで、ありとあらゆるジジイババアが勢揃いしていて、まさにタイトル通り『ジジイババア博覧会』の様相。中途半端に栄えてる「SAPPORO」という街の特性なのかそりゃあもう多種多様なジジイババアを取り揃えております。

 

それで、ジジイババアの特徴として「誰かれ構わずドラクエの勇者のテンションで話しかける」っていうのがあって、朝のたいして混んでないスーパーだと「俺はアンタの孫か」くらいのテンションでめちゃくちゃ話しかけてくる。でもまあ、それは全然こっちとしてはいいんですけど、やっぱりジジイババアにも良い悪いが当然あるわけで、こちとらジジイババア鑑定士じゃないのでひと目じゃわからんわけですよ。話しかけてくるジジイババアが良いジジイなのか悪いババアなのか。そこがジジイババア博覧会の怖いところでもあってもはや軽いギャンブル感覚。

しかし、昨日はなんか知らんけど良いジジイババアに当たる日だった。ジジイババアRUSH突入!!

 

 

昼間もスーパーに行ったら、ブロッコリーとか裸で売ってる野菜の横に置いてあるロールになってて一枚一枚ちぎれるタイプのビニール袋あったんですけどそこで、

「お兄ちゃん、ちょっとごめん。ワシゃ、腕の力が弱くてコレやぶれねえんだわ、一枚やぶってくれるかい?」

って頭にグーフィー乗っけてるジジイがお願いしてきまして、俺が「あいよ」って何の気なしに破って渡してあげたら、

「いやーぁ、すごい。ワシも昔はこの辺りじゃ腕相撲のケン坊なんて呼ばれたもんじゃが、なかなかどうして、力あるねえお兄ちゃん、いやー若いっていい!」

ってめちゃめちゃ褒めてくんの。

いや、かわいいなジジイ!昔「腕相撲のケン坊」としてブイブイ言わせてたエピソード喜々として話すジジイかわいいな!そんでビニール一枚やぶってあげたくらいで若者のこと全肯定してくれるジジイすげぇ愛くるしいじゃねえかよ!

 

葉物野菜のコーナー行ったら行ったでレタスの近くにいた俳優・鹿賀丈史似のババアが話しかけてきて、

「ありゃ!レタス高いねぇ、お兄ちゃん」

「そうですねぇ、やっぱり冬は野菜高いですよねぇ」

「こんなに高いとねぇ、あたしなんかいつもトーストにレタス挟んで食べるのが好きなでしょ?こんなに高くなったらなに挟んで食べればいいのかねぇ」

いやなんだそのノリ、俺はアンタの彼氏か。同棲したてか。「食べるのが好きでしょ?」じゃねえよ、知るかよ。初対面初対面!「なに挟んで食べればいいのかねぇ」いや知らん知らん!ババア食事情知らんし!隣のキャベツでも挟んで食べたら??レタスよりはお安くお買い求めできますよ??なんだよ、かわいいなオイ。

 

あー愛くるしい愛くるしいよ、ジジイババア。これがアプリ『ジジイババアの森 ポケットキャンプ』だったらなんでもお願い聞いちゃうな、俺。

なんて思いながらお菓子コーナー立ち寄ったら別の幻海師範みたいなババアがポテトチップスの前で

「ポテトチップスの味なんだけどね、のりしおとコンソメ、どっちがおいしいんだい?」

って。

かっ、かわいい〜〜〜〜。

どっちもうまいよ!カルビーさんの企業努力だよ!そんなことよりお菓子ばっか食べて身体壊すなよ!根菜食え根菜!長生きしろよ!ジジイババア!あばよ!

 

みんなもおいでよ、ジジイババア博覧会。