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Sexy Zone『NOT FOUND』がアダルトミュージックアワードに優勝した

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Sexy Zone『NOT FOUND』…どういうことだ……

10月はKing Gnuやら藤井風やら音楽モンスター連中がイカつい名曲を量産してるなか、突如として脳汁ビッシャビシャの狂エロ曲が爆誕していた。完全にアダルトミュージックアワード優勝だった。(そんなものはない)

イントロのブラスからすでに絶頂案件。耳をつんざくストリングスに、腹を抉られるベース、耳をスルーして直接脳に届くドラム、まぎれもなく聴く18禁。例えるなら「地下にあるBAR」…BARセクゾだった…アルコールなんざいらない、音だけでベロベロになれる禁断メロディがここにはある……

まず、MVがヤバい。癖(へき)という癖をガッシガシ刺激してくる。トリックアートが散りばめられた謎の空間に閉じ込められた5人が不気味とも言える挑発的な表情を浮かべながら、終始こっちを見て歌っている…なぜか1小節ごとに「まったく同じカット」を2回繰り返す不可解な演出。この時代においてソーシャルディスタンスを完全に無視した密アンド密アンド密アンド密アンド密。セクシーの緊急事態宣言…

いや…もしかしたらそれすらも「トリック」なのかもしれない。なにが真実でなにが嘘かまったくわからない、まさにNOT FOUNDの世界に迷いこんでしまうバグMV…

とにかくメンバー全員の色気がブッ壊れていた。もはや色気が服を着て歌っていると言ってもいい、国が国なら即逮捕だった。しかも全員もれなく「殺し屋の目」している……少しでも油断したら腰に携えているナイフで喉元掻っ切られそうな雰囲気を全員が醸し出していた……フィリピンのサイトを何重も経由することでしか閲覧することのできないアブノーマルビデオ…見ている間、家に警察が踏み込んで来ないか怯え漏らしていた…セクゾハブか?

 

俺は「Sexy Zone」というグループを見くびっていたのかもしれません。そのポテンシャルを測り違えていたのです。俺とSexy Zoneとは5歳も6歳も年下で、はじめて認識した7〜8年前の『ビストロSMAP』でのまだあどけなさを残した姿が強烈に焼き付いていたし、音楽よりも映像での主演作品を数多く見ていたからか、映画、ドラマやバラエティのイメージがかなり強くありました。中島健人にしても映画『銀の匙』で彼が演じた八軒はエロの「エ」の字すら感じなかった。今考えると本当に恐ろしい演技力…。マリウス葉に関しては、俺が大ファンでもある爆笑問題の番組『爆笑学園ナセバナ~ル!』でおバカ発言連発して太田さんにメチャクチャ気に入られてた天然激カワ少年という認識で時が止まっていた。

 

それが……こ……こんな……全盛期のレオナルド・ディカプリオみたいな色気を………

 

「時間とはセクシーを作る最高のスパイスである」

 

これはNOT FOUNDを聴いて、僕が今作った言葉です

 

そして最も度肝抜かれたのが、バランス。中島健人、菊池風磨、佐藤勝利、松島聡、マリウス葉、「5人」のバランスがハチャメチャに素晴らしすぎた。SMAPしかり嵐しかり、「5人組」というのはあらゆる「人数」において最もエロい人数と言っても過言じゃない。なぜなら正五角形は人間が最も美しいと感じる比率『黄金比』でもって形成している…つまり…この世の図形の中で一番エロいのは「五角形」…イコールこの世で一番エロい人数は「5人」…ペンタゴンイズセクシー……

その系譜を「正当」に受け継いでいるのがSexy Zoneだということが、この『NOT FOUND』で証明されてしまった。

メロごとにリレー形式で一人ずつ(もしくは2人)がワンフレーズを歌い、サビで一気にユニゾンする。メンバー全員が平等にほぼ同じボリュームを歌うこの曲、この歌割りは「3人」でも「4人」でもなく「5人」という人数が最も映える。

アイドルソングにおいて最も王道とも言える歌割りなのだが王道だからこそ一人ひとりの歌声に「個性」がなければ成立しない。SMAPも嵐もそうだった。一発で「誰が歌っているのか」がわかる。Sexy Zoneも例外じゃなかった。

『NOT FOUND』において、5人の歌声のエロスが完璧にカンストしていた。全員が自分の声質やクセを120%「理解して」色気を放っていた…

佐藤勝利のガラスでできた透明感と儚さのある白昼夢ボイス…マリウス葉の和と洋、少年と大人が入り混じった変幻自在カメレオンボイス、中島健人の性感帯に絡みついて離さないスパイダーボイス、菊池風磨の鼻にかかった挑発的で妖艶なサキュバスボイス、松島聡の優しくも内に秘めた魂をそのまま声に乗せたようなエモーショナルボイス…

一人ひとりが完璧に自分の声をわかっているからこそ、それがハモリやユニゾンでとんでもない化学反応を起こす。例えば、ラスサビ前の菊池風磨と中島健人のハモリパートでは陽と陰、2つの異なるエロスを秘めた声が重なったとき、この世の全ての耳が溶けてなくなる。

「名は体を表す」とは良く言ったものだ…Sexy Zone、この5人組に「エロ地帯」という名前を授けたジャニー喜多川の未来を見通す眼力に改めて震え上がった。彼はセクシーの生みの親「セクの祖」だった。

  

…この『NOT FOUND』を聴いてからSexy Zoneを調べていくうちに、衝撃の事実を知ってしまった。Sexy Zoneは正確にはSexy Zoneではなかった。

 

Sexy Zoneとは…『Sexy Zone』だった

 

そう、xyだけ真っ赤に染まっている…カッケェ……俺が中学2年生だったら、絶対に明日からあらゆる自分の名前の真ん中を赤で書いてた…田中純なら「田純」にしてた…ああ…今すぐブログ名を「kansou」にしたい……

しかも「なぜxyが赤いのか」その理由が…

 

これには数学の方程式において “x” と “y” はどの数字にも変化出来る、即ち何にでも変化が出来るという意味が込められている

 

完全に物語の主人公。強すぎる…なんなんだSexy Zone…もっと早く魅力に気づかなった自分をぶん殴りたい。

もっとSexyを、いやSexyください。以上、かんそうでした

NOT FOUND(初回限定盤A)(DVD付)

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  • アーティスト:Sexy Zone
  • 発売日: 2020/11/04
  • メディア: CD
 

 

バチェロレッテ・ジャパンのラストに男全員白目

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バチェラー・ジャパン 参加者募集要項

 

えー…まず、これがバチェラー、バチェロレッテの基本ルールなんですが…

 

前回バチェラー3のラストが、

「最後に選んだ女を速攻でフッて落とした女と付き合う」

っていうルール鬼無視の犬も食わない泥仕合で、さすがにこれを超えるオチはないだろと思ってたんですが…今回のバチェロレッテはレベルが違いました。観終わったあと白目になりました。今すぐバチェロレッテに関する全ての記憶消したい。

 

結局、17人いた候補者から最終的に残ったのが「口悪プレゼン富豪中国人」か「喋るときめっちゃ顔触る画家」の2人で、正直視聴者目線だとどっち選んでも互いの性格的に茨ロード突入なのは間違いないと思ってて、でもそういう2人のほうがめっちゃ面白いカップルになることって往々にしてあるんで、最終的にどっち選ぶんだ……ってワクワクしてたら、まさかのABBAAB右右左で出現する隠し選択肢、

「誰も選ばない」

でした。「落とす理由で消去法多いなこの人」って思ってたら、気がついたら全員消えてました。妥協も忖度もしない武士みたいな人だとは思ってましたが、武士を軽く超えた良くも悪くも周りを巻き込んで自分の道をひたすら進む戦車でした。

 

いや、別に俺も元々はバチェロレッテ始まる前のブログに「誰が選ばれてもどうでもいい」とか書いてましたし、他人の恋愛とか好きにしたらいいし、視聴者として最後まで楽しませてもらったのは事実で、回を重ねるごとにどこまでも「正しく進む」福田萌子の幸せを願っていたのは紛れもない本心なんですよ。

それでも、これをバチェラーという「ルールのある番組」として見た時、さすがに2回連続ラストで「選んで速攻フる」「誰も選ばない」のちゃぶ台ひっくり返しは「いや少しは趣旨考えろや」ってなりました。

 

福田萌子いわく、選ばなかったのは

「これは私の旅、私の人生、だから私が決める。恋人として見られない人を選ぶのは相手にも自分にも失礼」

ってことらしく、この決断に「さっすが萌子さん!」「男共あんな好き好き言ってたのに文句垂れるとか器小さ」みたいな雰囲気になるのはわかるが、これまでやってきた男からしたら「アナザースカイ始めてんじゃねぇよ」「鬼舞辻無惨かよ」ってなるのは許してやってほしい。そりゃ演者が裏でどんだけ暴れても『とんかつDJアゲ太郎』は公開になるかもしれないですけど、「私の旅」っていうのと同じくらい「私だけの旅じゃない」ってことは頭に入れなきゃダメだし、企画があってカメラ回して他人の金でやってる以上、最低限「一人を選ぶ」のだけは守れよ、勝手にゴールテープ引きちぎるなよってなるのは感情として当然だと思うんですよ。

 

しかも「誰も選ばない」が許されるんなら、居酒屋感覚で「とりあえずローズもう1本追加で」とか「最後の2人…よくわかんないんでどっちもキープでお願いします!」とかが通用することになっちゃうし、最悪「落とした男が次の日も何食わぬ顔して来る」ってことにもなりかねないじゃないですか。

そんなの「ちゃんとサッカーやってたのにいきなり一人が発狂して手でボール持って自分のゴールにダイブして叫びながらどっか行っちゃう」みたいなもんでマジで意味分かんないし、なに見せられてんだってなる。

だから粛々とルール守ってやってきた方からしたら、あの選択ってある意味とんでもない地獄。特に杉ちゃん(画家)とか期待値だけブクブク膨らんで上でのあの落とされ方とか見ててゲロ吐くかと思った。自分のことを好きな男への断り文句が、

 

「杉ちゃんのことすごく好きだけど…女性として男性を見る目じゃない」

 

残り6人の断り方!!!!!

 

な、なんでラス1でその断り方!?!?!!絶対もっと前からわかってましたよね!?!?黄皓に雑なイジりされてシャンパンのコルク顔面に直撃したときから、わかってましたよね!!?!!??「人としては良いけど男としてはちょっと…」っていうのは最初から承知の上だったんじゃないんですか!?!?

「恋人としての好きじゃない」

お前それ…「もっと話したいし知りたいけど生理的に触れられたくない」ってことだろ…?しかも最終回後の「アフターファイナルローズ」(なんですかそれ?)で、なんかもう一回杉ちゃんが告白してフラレてたんですけど、この期に及んでまだ

「杉ちゃんのこと大好き」

とか言ってたし。マジでなに考えてんだよ…相手のこと思うなら引くぐらい罵倒してフッてやれよ。相手のこと本気で思うなら「お前喋り方も顔もキモいんだよ二度と私の前に現れるな」くらい言えよ、じゃないと前進めないだろ。正しさだけが優しさじゃないんだよ。一生抜けない楔打ち込むなよ。キスできないのに「もっと一緒にいたい」とか拷問かよ。矢部っちが「スッキリした?」って聞いても「へへっ…どうも…お時間いただきまして…」しか言わないしこんなもん死ぬまで引きずるだろ…

てゆうかあの絵どうすんの?「杉田陽平presentsバチェロレッテ個展」開くの?俺…絶対行くからな……

 

もう途中からバチェロレッテというかミルクボーイの漫才見てんのかと思いました

 

「杉ちゃんやないか!萌子さんの運命の人は杉ちゃんやないか!杉ちゃんが萌子さんのこと『たまらなく好きです…萌子さんのこと…たまらなく好き』って言ったとき萌子さん泣いてたのよ!すごく愛おしそうな顔で杉ちゃんのこと見つめながら泣いてたのよ!」

「そやねんそやねん…」

「だから萌子さんの運命の人は杉ちゃんで決まり!」

「でもわからへんのよ」

「わからへんことない!!萌子さんの運命の人は杉ちゃん!」

「でも運命の人は杉ちゃんではないねん」

「ほな杉ちゃんちゃうやないか!!萌子さんが運命の人はいないと言えば!それは運命の人ちゃうがな!先言えよ!!杉ちゃんがベットに萌子さん寝そべらせて絵描いてた時どう思ってたん!?」

「申し訳ない」

「どうなってんねん!?」

「でも坂東さんが言うにはな」

「坂東さん!?」

「鈴木さんちゃうかって」

 

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Amazon.co.jp: バチェレッテ・ジャパン

 

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UNISON SQUARE GARDENの『世界はファンシー』しか聴けないカラダになった

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数ヶ月からラジオでよく流れていたUNISON SQUARE GARDEN(ユニゾンスクエアガーデン)というバンドの『世界はファンシー』

この曲がすこぶるヤバく、初めて聴いた瞬間から耳にまとわりついて離れなくなり、完全に中毒になりました。1時間に1回は聴かないと手は震え息は荒くなり全身から脂汗が吹き出し目に映るもの全てが歪んで見えました。はじめてレッドブルウォッカ飲んだ時と同じ感覚。イヤホンから音じゃなくて強めのアルコール流れてました。それからしばらく『世界はファンシー』しか聴けないカラダになりました。

 

この『世界はファンシー』、シンプルに言うと

 

気が狂いそうなほど複雑なメロディに乗せて超絶意味不明で常軌を逸した歌詞を、好きなものについて語るオタクの3倍の早口でまくしたてる

 

という曲なんですが、まず始まって数秒でボーカルが、

 

アイ ライク ディス パンティストッキング

 

みたいなことを言い出し、性癖を高らかに宣言します。いまだかつてイントロで自分の性癖を暴露するバンドがいたでしょうか。いや否。なんとイカレたバンドなのでしょうかUNISON SQUARE GARDEN。

いきなり釘バットで頭ぶん殴られたのも束の間、次々と「アイ ライク ディス パンティストッキング」を超える衝撃が私を襲い脳みそが溶け散らかしました。秒ごとに変態が天元突破してました。全編性癖でした。音に性癖を乗せてました。

 

まず、音数1に対しての歌詞の比率が最高にサイコ。音1: 歌詞10。「好きなものについて語るオタクの3倍の早口」と書きましたが、おそらくボーカルの主食は「マシンガン」です。じゃなければ説明つかないほどの舌技。歌えてナンボ、みんなでカラオケで盛り上がれてナンボの今の時代に戦争しかけてます。「歌えるもんなら歌ってみろや素人が」と胸ぐらつかまれた。

スーパーの詰め放題で明らかにビニール袋からハミ出してるのにセーフ主張し続けるババアのノリで音楽作ってるの?みたいな、完全にリミッターが外れた歌詞量。人間の聴力で摂取できる音数ってある程度決まってると思うんですけど、多分『世界はファンシー』10年聴き続けたらイルカ並に耳良くなるか、俺の世界から全ての音が消えるかの二択。もはや耳の修行。

『世界はファンシー』だけじゃなく、他のどの曲を聴いてもボーカルの早口をはじめ、演奏、メロディライン、アレンジ、すべてにおいて「赤玉が出るまでなにもかも曲に込めてやる感」が凄まじく、飽きさせない工夫へのこだわりが鬼。どの曲も基本的に隙間ゼロ。休憩いっさいなし。音楽性が昔の教育。そもそも“UNISON SQUARE GARDEN”の名前からして詰め込みが、すぎる…

 

…と、マジメなことを思った次の瞬間ギターソロ前で腹筋が崩壊しました。前述したとおり『世界はファンシー』はその異常早口のせいで聴き取れる歌詞がほとんどなく、一聴ではまず「アッアッアッアッアー!アアアアッー!」「ハッピー」くらいしかわからないんですが、唯一100聴き取れる部分、それが

 

 

「マイファンタスティックギター」

 

 

…こ…怖…ギターソロの直前に急に「マイファンタスティックギター」と叫び出すギターボーカル。しかも音源で…一発勝負のライブでテンション上がって言っちゃったテヘ♡っていうんならまだしも、一度公開すれば未来永劫残り続ける音源のギターソロ前で、

 

 

「マイファンタスティックギター」

 

 

本当に震え上がります。想像してみてください、Twitterで140字の文字制限があるなかで最初に「今から最高におもろい大爆笑ツイート始まりまっせ~~~!」と書いてからネタツイートする自分を。

まさに地獄のゲロ、本人だけじゃなく一族全員の人生が終わります。…にも関わらず、「マイファンタスティックギター」の号令と共に始まるギターソロ、

 

ユアファンタスティックギターソロ…

 

「今から最高におもろい大爆笑ツイート始まりまっせ~~~!」からの10万リツイート30万いいねの鬼バズ。そもそも、歌が上手い、演奏が上手い、基本能力値の高さがカンストしてる。どういうことですか本当に……?

 

 

そして『世界はファンシー』の最も恐ろしい部分、それはこれだけ詰め込んでるのにも関わらずいっさいキャッチーさが失われていないということ。スピードだけのわけわからん曲やりたがるバンドにありがちな「とっつきにくさ」が1ミリたりともない、「わかりやすい複雑さ」矛盾しているこの言葉が成立してしまう

複雑すぎる音楽というのは度を超えてしまえばそれは気持ち悪さにもなる。しかし『世界はファンシー』は気持ち悪さと気持ち良さのそのちょうど境目、絶頂と賢者タイムの間を常に攻めてくる。複雑と気持ち良いが綺麗にイコールになる。絶えず訪れる絶頂、聴いてると、変な扉開きそうになる、頭がおかしくなる…良い意味で教育に悪い……学生の時に出会ってたら確実に志望校落ちてる。初代内閣総理大臣の問題に「田淵智也」って書いてた。

 

…ファンシーでファン死ー、それがUNISON SQUARE GARDENなのかもしれませんね。

 

※訂正とお詫び:確認したところ「アイ ライク ディス パンティストッキング」正しくは「ファイブ シックス ザ ワールド イズ ファンシー」でした。すいませんでした

 

メンバー全員にマンション買ってあげたくなる『Nizi Project』

Make you happy

※10/23追記更新

 

ガールズグループプロジェクト『Nizi Project』をキメてしまった。

 

デビューを目指す一万人強の候補生の中から、

・オーディション:10,000人→26人選抜

・東京合宿(5日間):26人→13人選抜

・韓国遠征(180日間):13人→デビューメンバー選抜

と、ふるいにかけていく過程を余すことなく見せるガチンコファイトクラブよりもガチなオーディション番組。

 

でも、俺そもそも見る前にNiziUデビュー曲『Make you happy』のジャケ写ガッツリ見ちゃってて、曲もめちゃくちゃ聴いてて。こういう番組の醍醐味って「誰が選ばれるか」のドキドキ感だからメンバー振り落とし式のオーディション番組を今から楽しめるんかって不安だったんですけど、0.000001ミリも問題なかった。単純に名前と顔全然覚えられてなかったし、メンバーの名前がローマ字表記だったからよくわからなかった。このときほど自分の記憶力と学のなさに感謝したことない。

ジャケ写見ても問題ない理由はもうひとつあって、メンバー全員オーディション参加時とデビュー後の雰囲気、ぜんッッッぜん違ぇ…候補生はほとんどが10代、なかにはまだ中学通ってるメンバーすらいて、マジで全員豆苗かってくらい成長早い。俺が無の表情で仕事して帰って浴びるように酒飲んで風呂も入らねぇで寝落ちしてる一日の間に彼女らは人生変えてる。

 

一日、数時間どころか、画面に映るたびに表情もパフォーマンスもガンガン成長して、俺、数分前まで「あー…こりゃキツいな…ぜってー落ちるな」って思ってた候補生見て、数分後に涙流しながら「て、天才や…この子は…まぎれもなく天才や…神に愛されて生まれてきた子や…」って涙流した。手のひら返しのスピードでトンネル掘れる。

 

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たとえば、前半ほとんど目立つことがなかった候補生のひとり「マユカ」。韓国合宿をかけた最終選考の時点で、キューブ(歌・ダンス・スター性・人柄の項目ごとにもらえる、揃えるとデビューできる宝石)1個も獲得できてない確実にこの時点で当落線上にいた一人。が、そこで行われたグループでのパフォーマンス、完全にゾーン入ってた。歌と踊りの鬼「舞鬼」でした。

マユカが歌い出した瞬間にプロデューサーのJ.Y.Park(餅ゴリ)が「え!?誰この子!?こんな子おった!?」みたいな感じで書類めくりまくるんですけど、俺も完全に同じリアクションした。

それで最終的にJ.Y.Parkに鬼ホメされて、

「来てください…ダンスも上手でした。歌も上手に歌えました。スター性もとても目立っていました…」

つって一気にキューブ3個ゲットしたとき、ワールドカップの決勝くらいテンション上がった。キューブを受け取ったマユカの嬉しそうな顔見ながら、俺はハイボールグイって飲み干して「サンライズ…」って呟いた。太陽の子がそこにはいた。そこからメンバー入りまでの道のりはマジで主人公。アニメ化してほしい。

 

そんな「成長」と「覚醒」の瞬間を見ることができるのが最大の魅力。このマユカをはじめ、普通の女の子がスターに駆け上がるまでの圧倒的なドラマ性ともうひとつ、元々プロになるためのレッスンを受け続けていた「JYP練習生」たちの物語が激アツ。

彼女たちはオーディションの段階で他の参加者たちよりも基礎能力が高く、だからこそある意味「うまくできて当たり前」「受かって当たり前」の状況になってる。これは何より一番に「どれだけ成長したか」を重視するNizi Projectにおいてはある意味、めちゃくちゃ不利な部分でもある。でもそれぞれがプレッシャーの中で葛藤したり悩んだりしながらも、そういうのを全部受け止めて吸収して、名実ともにスターになっていく瞬間、全身震え上がるくらい興奮する。

なかでも永遠に脳髄に焼き付いたのが「ミイヒ」。そもそも全体の中でも常にトップクラスの実力とアイドル性を兼ね備えてて、J.Y.Parkはじめ周りの期待値も要求されるレベルも高いっていう中で、韓国合宿の個人ステージで披露したWonder Girlsの『Nobody (Rainstone remix)』

 

youtu.be

  

は…?女神(アテナ)………?

 

ミイヒの凄さは「ギャップ」。パフォーマンス10秒前まで「おねがいしまぁす」って3歳児みたいな舌足らずで喋ってたのに、イントロかかった瞬間「世界中の人間が私を見てる」みたいな雰囲気出す。あまりの表現力にJ.Y.Parkが思わず、

「ハッハァ……グゥェ……上手すぎる……ヴォェッ……」

って卒倒するんですけど、俺もすごすぎて吐きそうになった。この世のあらゆる「魅力」を集約したようなパフォーマンス。宗教だったら一発で入信してた。で、またパフォーマンス終わったら「ありがとぉございまぁす」とかのんびり喋ってて「さっきまで歌ってたのマジで誰だよ…」ってなった。こわすぎる。

「最初のワンフレーズ、歌い始めた瞬間にキューブをあげようと思いました…」

ってJ.Y.Park言ってたんですけど、俺はマンション買ってあげようと思ったから。

 

このミイヒ筆頭に「個」の力も高いのがNiziUなんですけど、これがグループになったとき、さらに大爆発、ビッグバンが起きる。1+1が2兆なんですね。特に好きなのはリマ、ミイヒ、アヤカの3人が披露したI.O.Iの『Very Very Very』。冗談抜きで10000000チャクした。

ステージにあがるたび鬼の成長力をみせるアヤカ、中に何人いるのかわからなくなるほど曲によって人が変わるミイヒ、最初から最後までいっさいのスキがなく完璧なパフォーマンスを披露し続けたリマ、最強のバランス…どこにいけば金振り込めますか?

 

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なにより、この成長を生んでるのがJ.Y.Parkの「プロデュース能力」にあって、特にメンバーの個性を尊重する、いわゆる「肯定力」、一人ひとりの短所を決して否定せず、長所を伸ばすことに重きを置く指導スタイルは安心感のかたまり。見てて不快感が一切ない。その上で、ただ褒めるだけじゃなく「ここを伸ばせばもっと良くなる」みたいなことを技術面でも精神面でもしっかりと伝える。

それを受けて候補生たちはお互いの足を引っ張ったり、蹴落としたりすることなく、ひたすら自分たちができる最大限の努力をして「高め合う」。そこにソーダより爽やかな「青春感」生まれる。しかも「順位」がちゃんと出る。審査はガチ中のガチ。そこにいっさいの妥協はない。前回どれだけ良い評価を得ようが少しでもサボリが感じられた人間にはそれ相応の評価が下されるし、反対に今までビリだろうが死ぬ気で努力した人間には心からの賛辞とキューブが贈られる。

真っ直ぐすぎる「青春感」と真正面からぶつかってく「ガチンコ感」によってメンバー同士の絆がどんどん強くなっていって『NiziU』というグループが出来上がってく。この過程を余すことなく見させられたらそりゃ推すだろ。この星ごと推す。

 

なにより素晴らしいのが、最終選考まで残ってるメンバーみんな「良い」。「こいつはちょっとな…」とか思うのが一人もいない。マジで全員幸せになってくれ…って心から思う。最終オーディション前にメンバーそれぞれの親からビデオレターが届くんですけど、自分の親のターンじゃないのにみんな泣いてるんですよ。他人の親見て泣けねぇよ普通。どんだけ心キレイなんだよ、真っ白じゃねぇかよ。頼むからそのままでいてくれ…絶対にTwitterやらないでくれ…

最初は「この子歌うまい」「この子かわいい」くらいの軽い気持ちで見始めてたハズが、回を追うごとにどんどん『Nizi Project』というグループそのものに没入していって、最終的には「誰が」とかじゃなく、Nizi Projectに関わるすべての全員を応援して全員の成功と幸せを願う俺がいた。気持ちだけはJ.Y.Parkだった。俺が「来てください」言いたかった。

メンバーの親からビデオレターが贈られてくる場面があるんですがマジで「俺が」出てくるのかと思った。

 

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そして、このオーディションをふまえた上で聴くプレデビュー曲『Make you happy』、完全に涙腺が終わります。J.Y.Parkが込めた期待と少女達の希望、夢そういう目には見えないものが全て具現化された究極に矢印が真っ直ぐ向いてる曲。特にサビのニナが歌う「その笑顔見てるとき ほんと幸せ」の

 

「ほんっっとッ…!」

 

マジで……ただの「幸せ爆弾」………シンプルに……生まれてきてくれてありがとうございます……の気持ちになる……もう親…オレオレ詐欺じゃなくてNiziUNiziU詐欺されたら2秒で振り込む……

 

…それでNizi Projectを見終わって、無料期間のうちにさっさとHulu解約しようと思ったんですけど、

 

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なんか一週間ごとに更新される「個人スポット回」始まってて…たぶん一生退会できません。『make Hulu happy』かよ

 

Make you happy

Make you happy

  • 発売日: 2020/06/30
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

何回聴いても「誰……?」King Gnu『三文小説』フル感想

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えー……King Gnuさんの新曲『三文小説』、これはKing Gnuの新曲です。King Gnuの新曲。ドラマ『35歳の少女』の主題歌です。歌っているのはボーカル井口理さんです。King Gnuのボーカルは井口理。井口理(いぐちさとる)さんです。男性です。まだ発売されていませんが、この情報だけは間違いありません。確定事項です。

が……この情報を1,000,000回頭の中でリピートしてから聴いても……

 

「この世界の誰もがァ……………」

 

だ…誰………?

 

マジで誰ですか…?え……?歌ってるのKing Gnuさんですよね…?King Gnuボーカルの…井口理さんですよね…?は…?は………?ちょ……もう一回……

 

「この世界の誰もがァ……………」

 

え……?誰…………?

 

待てちょっと待て、一回冷静になれ。井口理の声が日本でも類見ないほどの超絶高音美声だってことはわかってるわかってる、それは知ってるんだよ。俺だってバカじゃねぇから。回数で言えば誇張でもなんでもなく去年は親の声どころか、自分の声より井口理の声聴いてますから。それくらい耳に永久インストールされてる声…されてるはずなのに…この三文小説を何回聴いてもイコール井口理にならない。脳が耳が処理できない、どうなってんだこれ

 

「この世界の誰もがァ……………」

 

誰…………?

 

まだこんな声隠し持ってたんですか…?海外で活躍してる歌姫ゲストボーカルに加えたのかと思った。マジで井口理だった…聖声…聖なる声……ディーバ…男ディーバ…歌姫っていうか歌王。もはや本当の意味での「歌広場」は井口理

喉6個ついてないと人間には出すことのできない声……ミックスボイスと裏声の中間とでもいえばいいのか、あまりにも繊細で美しすぎる、のに強い。喜怒哀楽すべての感情を内包したような声。

 

そして常田大希の書く歌詞が井口理の声の美しさを何倍にも増幅させてる。『三文小説』は言わば「生きることへの圧倒的肯定」、悲しき運命、呪われた血、背負いし罪すらもすべて受け入れて包こんでくれる。「こ…こんな…俺でも…生きてていいんですか…?」と涙流れる。生まれたぶり以来の純度100パーの綺麗な涙が。

「この世界の誰もが君を忘れ去っても ずいぶん老けたねって今日も隣で笑うから

怯えなくていいんだよ そのままの君でいいんだよ 増えた皺の数を隣で数えながら」

「駄文ばかりの脚本と三文芝居にいつまでも付き合っていたいのさ

君の不器用な表情や言葉一つで救われる僕がいるから」 

「止めどなく流れる涙雨が 小説のように人生を何章にも区切ってくれるかな

愚かだとわかっていてもなお歩き続けなきゃいけない物語があるよ」

常田大希の歌詞からは「愛」しか感じない。King Gnuに対して、ある側面を持って言えば「怖い」というイメージを持つかも知れないが、King Gnuの、常田大希の書く歌詞から感じるのは宇宙より広い規模の愛であり、優しさ。人間の弱さも醜さも汚さも隠すことなく全部さらけ出しているからこそ、そこに希望を感じることができる。

ありきたりだけれどありきたりではない言葉を愛を持って紡ぐことのできるミュージシャンを「いかに好き、愛してるを使わずにラブソングを書けるか協会」と呼びたい。

 

度肝抜かれるのが後半、前半のオーケストラのような壮大さから、間奏〜ラスサビに入った瞬間に一気に音が爆発し全身が破裂する。ビッグバンが起きる。雄々しく猛々しい攻撃性、King Gnuのもう一つの側面。それまでの美しさ、繊細さにある意味で反比例するかのように勢喜遊と新井和輝のリズム隊が暴れだす。賛美の機関銃ドラム、心臓ベース。歌詞の世界観に対してメロディが負けるどころかそれを上回ってくる。だからこそ、ラストで再び戻ってくる雨上がりの空ように静かなAメロがより美しく輝きを増し、もれなく絶頂する

 

「この世界の誰もが君を忘れ去っても ずいぶん老けたねって今日も隣で笑うから

怯えなくていいんだよ そのままの君でいいんだよ 増えた皺の数を隣で数えながら」

 

聴く肯定ペンギン……?もっと褒めて……

 

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ハーゲンの『華もち 吟撰きなこ黒みつ』は「すぐ城抜け出して城下町行っちゃう姫」みたいなアイス

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ハーゲンダッツから発売された『華もち 吟撰きなこ黒みつ』はもう食べましたか。食べてないのなら今すぐに借金してでも食べたほうがいいです。レイクで借りた金でアイス買ってください。

ちょっと本当に意味がわかりませんでした。アイスに黒みつときなことモチが乗っているだけの物体がなんでこんなにもウマいのか。脳が理由を理解できませんでした。アイスの概念が変わりました。

あまりのウマさに食ってる最中ずっと「は?ウマ。は?」しか言えなくなってました。なんならちょっとキレてた。なんだ吟撰って?難しい漢字使うんじゃねぇよ鬼滅のキャラかよ。もしかしてこれ鬼滅のパクリか?ってキレてました。ウマすぎて逆にマズイんじゃねぇか、まである。

 

たとえるなら、

「すぐ城を抜け出して城下町に遊びに行く姫」

農民の子供と一緒になって遊んで泥だらけになったり、ボロボロの甘味処のなんでもないどら焼きを「おいしいおいしい」と食べるようなおてんば姫なんですけど、いくら見た目を変装しても身分を偽ってもその生まれ持った美しさ、日々身に付けている所作から華やかなオーラがダダ漏れしてしまうんですね。

庶民的な感覚を持ちつつも、上流階級の品位も持ち合わせている大江戸爆裂花火姫、それが『ハーゲンダッツ華もち 吟撰きなこ黒みつ』です。

一口食べるたびに、

「姫さま〜〜〜〜!姫さまはどこじゃ〜〜〜!ま、まさか!また城を勝手に抜け出して〜〜〜!さっ、探せ〜〜〜〜!!」

とか叫びながら城内をかけずり回ってるじいやの声が聞こえてきます。人を振り回して迷惑かけまくるのにその明るさと愛嬌から嫌われるどころか皆から愛されてる。間違いなく実写化は吉岡里帆。

 

そして俺は、城下町で暮らす平民の一人。武士にもなれず、定職にも就かず、用心棒をして小銭を稼いではその日暮らしを続けていた…

そんなときに現れたのが「華もち姫」だった…最初は彼女が姫だなんて気づくはずもなく…

 

(待て〜〜〜!捕まえろ〜〜〜!)

 

俺「…なんだ?町が騒がしいな…う、うわっ、こっち来る!?」

華もち姫「ち、ちょっとアナタ!助けて!この人達やっつけて!」

俺「は?なんだアンタいきなり?」

華もち姫「お金なら払うから!早く!」

俺「…な、なに?…ったく、しょうがねぇなぁ……!」

 

バキ!ドコ!ボカ!

 

…そうして数人の追っ手を撃退した俺。まさか…あれが城の侍たちだったなんて…

 

華もち姫「す、すっごーい!強いのね!アナタ!」

俺「ハァハァ…で、なんなんだよ…コイツらも…アンタも…」

華もち姫「わ、私がカワイイからって声かけてきたのよ!ほんとイヤらしいったら!」

俺「…つーか見ない顔だな」

華もち姫「えっ?えっ…と、さ、最近この町に住み始めたの!…あ!ねぇ!アナタこのへん詳しいんでしょ!?案内してよ!」

俺「は!?なんで俺が!?そもそもお前金払うって…!」

華もち姫「どうせヒマでしょ!さ!行きましょ!」

俺「お、オイ!押すなって!」

 

…こうして、俺と華もち姫の短くて長い1日が始まることになるんだけど、それはまた別の機会に……

 

 

…吟撰きなこ黒みつが吉岡里帆…じゃあ他のハーゲンは…

 

たとえば、

 

【ハーゲンダッツアイスクリーム】 ミニカップ バニラ 6個

バニラ(吉沢亮)…都立・葉亜源高校に赴任した新人の数学教師。学園史上最悪のクラスと言われる「2年C組」の臨時担任となり、ひとクセもふたクセもある生徒達に振り回され挫折と後悔を繰り返しながらも、その持ち前の情熱と純粋さで少しずつ生徒達の心を溶かしていく…実は過去にある事件にかかわっており、それを調べるために自分も通っていたこの葉亜源高校を選んだ…

ですかね。

 

ハーゲンダッツ ミニカップ ラムレーズン 110ml 12個

ラムレーズン(ユースケ・サンタマリア)…広告代理店「ダッツ」の企画部長。普段はふざけてばかりでイマイチ頼りにならないが、ここぞという大きな案件での決断力は誰もが認めている。昔は「伝説の営業」と呼ばれていたが、あることがキッカケで人が変わったように明るくなった…

みたいな。 

 

【ハーゲンダッツアイスクリーム】 ミニカップ グリーンティ 6個 

グリーンティー(堤真一)…葉亜源警察署の刑事課長。その検挙率の高さと犯罪を決して許さない厳しい姿勢から「鬼」の異名を持つ渋みと深みを兼ね備えた男。しかし、実はカワイイものに目がなく、特に子供と動物にはめっぽう甘い。高校生ばかりが狙われる連続殺人事件の捜査を担当することになる。高校2年生の娘がいる…

 

ハーゲンダッツ クリスプチップチョコレート110ml X6個

チョコレート(浜辺美波)…葉亜源高校に通う2年生。最初こそ赴任してきたバニラを辞めさせようと行動するが、彼の命懸けの行動によって心を入れ替える。父親が刑事で決して仲は良くない…

 

ハーゲンダッツ ミニカップ マカデミアナッツ12個

マカデミアナッツ(岡田健史)…葉亜源高校に通う2年生。ある事件をキッカケに全ての教師を憎むようになり、あらゆる手を使い次々と辞職に追い込んでいる…

 

【ハーゲンダッツアイスクリーム】 ミニカップ クッキー&クリーム 6個

クッキー&クリーム(中村倫也)…グリーンティーのもとで働く葉亜源警察署の捜査員。常にオドオドとしており頼りなく、死体を見るとすぐトイレにこもってしまうほど気弱な性格。実はバニラとは同級生で…

 

【ハーゲンダッツアイスクリーム】 ミニカップ ストロベリー 6個

ストロベリー(吉高由里子)…広告代理店「ダッツ」で働くOL。無自覚にしてしまう小悪魔的な振る舞いから勘違いされやすいが、実は誰よりも真面目で努力家。あることがキッカケでバニラと知り合いになり恋に落ちる…

 

ハーゲンダッツ リッチミルク110ml×6個

リッチミルク(風間俊介)…裏サイト管理人。

 

8/31発売 ハーゲンダッツ アイスクリーム 蜜いも 110ml×12個 ミニカップ

蜜いも(壇蜜)…謎に包まれた女。グリーンティーたちが追う連続殺人事件の現場に現れ、重要参考人として行方を追われている…

 

 

これ、犯人誰だと思います…?

 

 

 

 

すいません、なんの話してました?

 

女1VS男17『バチェロレッテ・ジャパン』前半から地獄フルスロットルで最高

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Amazon.co.jp: バチェロレッテ・ジャパン – シーズン1を観る | Prime Video

いよいよ幕を開けた女1VS男17の恋愛サバイバル『バチェロレッテ・ジャパン』、現在4話まで配信されていますが序盤から予想以上の地獄全開で最高です。

 

まず、今回バチェロレッテに選ばれた福田萌子さん、完全にバチェラーやるために生まれてきた女性でした。『スポーツトラベラー』という謎の職業で世界を股にかけながら生活しているスーパーウーマンなんですが、本人いわく

 

「(スポーツトラベラーには)2つ意味があるんですけれども、1つは『旅するみたいに色んなスポーツに挑戦したい』っていうことと『実際に旅をしながら色んな土地でスポーツを楽しんでいる』っていうことからスポーツトラベラーという名前で活動しています」

 

…財源の出どころがまったくわからない。旅行に行ってスポーツをするだけでお金になる?なんで?会社に所属してるのか、フリーで活動してるのか、税金は払ってるのか、健康保険にはちゃんと加入してるのか、社保なのか、国保なのか、冒頭の紹介動画を何千回見ても一つも理解できませんでした。森の中でドヤ顔でヨガやり出したときは視聴を諦めたくなりました。

 

と、最初こそ「男は私を楽しませるための道具」「私の前にひれ伏しなさい」みたいなゴリゴリの女帝臭にいけ好かなさMAXだったんですが、いざフタ開けてみると180度真逆、一言で言えば「武士」でした。人を使うどころか、自分から戦線に赴くアマゾネスタイプでした。 

今までの歴代バチェラーの口癖が、

・久保バチェラー「アクティビティ」

・小柳津バチェラー「ファック」

・友永バチェラー「めぐみ」

だったのに対し、福田バチェロレッテの口癖は「経験」。向上心のかたまり、酸いも甘いも吸収して己の糧としてやろう感がハンパじゃありません。なんせ、最初の乾杯の挨拶、

 

「レッツエンジョイ!エブリシングモーメント!乾杯!」(全ての瞬間をエンジョイしましょう!)

 

ですから。圧ヤバ。

 

恋愛に対しても超がつくほど真っ直ぐで、相手のことをとことん知ろうとするし、価値観を分かり合いたい。逆に言えばその相手の考えが自分とズレてると「え?なに今の?どういう意味?」「そんなこと言ってなかったよね?」「なんで?どうして?」と納得するまで追求して問い詰めて答え出そうとするんですね。

男どもからしたらある意味「将棋」やってるみたいなもんで、バチェロレッテへ放った言葉が一手でもミスると、イコール敗北、死。

例えば、バチェロレッテが「自称ナンパ1000人斬りイベントオーガナイザー」に『なりたい自分の理想像』を聞いたんですけど、オーガナイザーが、

 

「自分の作ったイベントで一人でも多くの人が楽しいって思えたら…」

 

とか検討違いの回答した瞬間、カッって目の色変わって、

 

「いや今のお仕事の理想像じゃん、じゃなくて自分の理想、自分自身の…逆に私のことどうやって見えてる?」

「俺の中ではすごい完璧な存在だったわけ」

「……なんで私のこと完璧だと思ったの…?」

「いや…キレイ…かわいい…スタイル最高…」

「……完璧って……全部外見なの?」

「いや……だって内面なんか知らなかったじゃ……」

「だけどさ外見だけで完璧って言えるってことはどうなのかなと思う。私中身を知らないとその人のこと完璧だなんて思えないし」

「いや……あの……自分の中では(略)」

 

文字通り死でした。その場で斬り捨てられて即帰国。

 

またあるときは「自称美容系インフルエンサーのニセ千葉雄大くんみたいな男」がイベントの司会の仕事を情熱持ってやってるって話から、

 

「情熱のあるお仕事を2ヶ月休んで来てくれてるわけじゃないですか、その心境って…?」

「もうホントに…見た瞬間に直感で『コレだ!』って思ったんですよ、萌子さんだって」

「あ、応募は私を見て応募してくれたってこと?」

「…あっ、いや、応募は、見てないです…」

「…?うん……?」

 

「応募は見てないです」って言った瞬間のバチェロレッテの目、完全にメデューサの瞳でした。美容系インフルエンサーの目からどんどん光が失われてるのが画面越しにも伝わってきて見てるこっちが胃爆発しそうでした。

 

 すごいなと思ったのがバチェロレッテ、たしかにズバズバ物言うし、斬るときは容赦なく斬るんですけど「決して相手を否定しない」んですね。根本から合わない男達に対しても、そいつが人として男としてダメだから、じゃなくてあくまで「良い人だけど『私とは』合わなかっただけ」って断り方をするんですね。遺恨残さずに相手を尊重しつつも自分はNO!の意思のみを伝えて、ズバーーーッ!って一刀両断する。切り口がキレイで見ていてすごく気持ちが良い。

そして、その気持ち良さが良くも悪くまったく隠さないがゆえに、男達は彼女が進む楽しい地獄を共に歩くことを余儀なくされ、強制成長イベントにガンガン参加させられます。

3話にバチェロレッテの故郷・沖縄にて、「弟」と呼ぶ謎の男連れてきたかと思いきや、挨拶もそこそこにいきなりそいつに全員筋トレ強要させられて、

 

「これできないとなんもできないよ!」

 

とか煽られまくるわ、バチェロレッテもバチェロレッテで、

 

「辛い時が成長する時だよ! レッツエンジョイ!」

「しんどい時に人間性が見える!」

 

って言い出して、もはや武士っていうか軍人でした。もしかしてこれ、結婚したら沖縄行くたびに筋トレさせられんのかよ。画家が死ぬだろ。

 

…そんなバチェロレッテをどうにか射止めようとする男性陣、本当に十人十色で個性ゴリゴリ。とにかくプライドが高い男ばっかりで、意地の張り合いから発生するケンカが面白く見ていて飽きる気配ねぇ…

ある時、美容系インフルエンサーがイベントオーガナイザーにいきなり絡み出して、

 

「藤井くん(イベントオーガナイザー)次落ちるかなって思って」

「あー…はいはい。理由、理由は?」

「自信ないのになんで来たのかなって」

「は?」

「なんか『自分のこと自信なくてぇ』とか『は?』って思ってたんだよね」

「それ別にさぁ、福田さんに言ってないから」

「まぁ、言ってないけど、でも言ってなくてもこの周りとかはわかるよね」

「いや俺別にヒロくん(美容系インフルエンサー)にパフォーマンスするためにここに来てないし…まぁ俺も負ける気さらさらないし、まぁ俺をヒロくんがどう思っても…」

「…まぁね、みんなそうだと思うしね(は?)」

 

って謎にモメ出したかと思えば、そのケンカを見てた中国人資産家が裏で、

 

「なんか(笑)…シンデレラで言うところのブスの姉達が言い合ってるシーンくらいの話ですね僕からすると。っっっどうでもよかったです」

 

とか陰口言いまくってるし、全員しょうもなくて大好き。愛すべきマザファカ。好きな女子の前ではみんな小学生になるんですね。

…この地獄、これからまだまだ加速する予感しかしません。果たしてラストはどうなるんでしょうか。たぶん最終的にチン◯ンの大きさでデート行く人とか決めると思います。レッツエンジョイ(なにを?)

  

…ちなみに僕の男性陣のイチ推しは「怒りのビッグベイビー」ことエバンズ・マラカイさんです。圧倒的な安心感。少年野球チームに1人だけメジャーリーガーいる。

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amzn.to