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高橋しんと西森博之の描く女はなぜあれほど魅力的なのか

普段、漫画を読んだりアニメを観ても女のキャラに性的興奮を覚えるということはまずありません。俺は現実の女が大好きなので基本的にはマンガとかアニメの女は単なる「絵」としか思っていないのです。例えば、ミロのヴィーナスに欲情するかと言われても十中八九しない、そういう類のものでした。

 

ただそんな俺にもごくまれに例外もあったのです。それが西森博之作「今日から俺は!!」の理子、「天使は小生意気」の恵、高橋しん作「最終兵器彼女」のちせ、藤子・F・不二雄作「ドラえもん」のキャラクター・ノラミャー子でした。

 

とりあえずノラミャー子は置いておいて、まず最終兵器彼女の「ちせ」から説明しようと思います。この「ちせ」は基本的にはドジでのろまでどうしようもない女で、かわいいんだろうけど実際にいたらイライラしてしょーがねーだろーなって思って最初は読み進めていたのです。なんだよ最終兵器彼女って。駆け落ち失敗しちゃったじゃねえかよ、と。しかし、そんなちせが自衛隊の最終兵器になったことで奇しくもちせはめちゃめちゃいい女になっていくのでした。

特にそれが顕著なのが、6巻でシュウジとちせは駆け落ちをして同棲をはじめるのですが、この6巻が一番女として魅力的に描かれているように感じました。程なくしてラーメン屋で働くことになるちせはドジでのろまな部分は変わってないのですが、表情の部分で1巻2巻とはまるで別人のようになっていて女としての魅力がダバダバ溢れ出ているのです。それがわかるように作中ではラーメン屋は毎日大勢の男の客で行列になるのです。ストーリーで言えば最後の投げっぱなしジャーマンみたいなラストは正直「は?」となってしまったのですが、それまでの展開がすごい良かったのです。「いいひと」もそうですが高橋しんの描く漫画のキャラクターは空気感がすごい優しいと感じます。だから王道の恋愛漫画を描かせたらとんでもない作品が生まれるのではないのかと思います。

 

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「最終兵器彼女」6巻より

 

反対に西森博之さんは画のタッチ、セリフの言い回しは良い意味で古き良き時代の漫画という感じで、お世辞にも画は上手いとは言えないのですがシーン瞬間瞬間の儚げな感じとか、絶妙なツンデレ具合が俺の胸の奥深くのこそばゆい部分を刺激させてくれました。「天使な小生意気」もそうですが読んでいて「ああああああああああああああっ」となるのです。

 

でもまあ一番はやっぱりノラミャー子ででした。僕がノラミャー子を初めて観たのは小学生のときなのですが、母親と映画館に観に行って、あまりのエロスにどこを観ていいかわからなくなった記憶があります。こんな猫のロボットに興奮してしまったのです。「は、裸じゃないか...!ドキドキ」と思ってしまったのです。思えばこれが僕の性的目覚めかもしれません。

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特に声が魅力的で調べたら皆口裕子さんという声優らしいです。他の出演作品で言うと「ドラゴンボール」のミスターサタンの娘・ビーデルの声でも有名です。だから僕は冷静にドラゴンボールを鑑賞することはできないのです。

高校時代、山田君という友達がミスターサタンのものまねが得意で「ビーデル、ヤラせろ!」と連呼していたことがあります。当然、ほかの友達は大爆笑していたのですが、僕だけはビーデルガチ恋勢だったため、頬を赤く染めながらドキマギしていたというどうでもいいエピソードで「高橋しんと西森博之の描く女はなぜあれほど魅力的なのか」の結びとさせていただきます。

 

最終兵器彼女(1) (ビッグコミックス)

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  • 作者:高橋しん
  • 発売日: 2013/07/15
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