ポルノグラフィティは失恋の曲や別れの曲を書かせれば日本のアーティストのなかでも一、二を争います。まず前情報としてポルノグラフィティには作詞、作曲ができるメンバー4人いまして(いました)基本的には作詞はギターの新藤晴一とボーカルの岡野昭仁が、作曲は二人に加えてベースのTamaとプロデューサーのak.hommaが行っています。そのためポルノグラフィティの楽曲には他のアーティストにはない振り幅があり、その中でもこと「失恋」「別れ」をテーマにした楽曲がとても多いです。これはひとえに「失恋」「別れ」は誰もが経験し、誰もが共感できるものだからでしょう。
主に作詞を行う二人、新藤晴一と岡野昭仁の作詞のスタイルは180度違います。新藤晴一はいわばフィクションを得意とする作詞家で、自分の想いを投影するというよりはその曲自体が持つ世界観を崩さないように物語、言葉を紡いでいくようなスタイルです。そのためそんな新藤晴一の作詞だけを見ても一曲一曲ごとにまるで毛色の違うものが多いです。
反対に岡野昭仁は自分の想いを投影する楽曲が多く、彼自信のその時考えていることや想いが作詞にも色濃く反映されています。そのため晴一に比べるとストレートな言葉を使うことが多いのですが自分の言葉で自分の歌声で歌うので自分の想いがまっすぐ声に乗ります。
その二人の作詞の違いがよく分かるのが最近の楽曲で言うと「俺たちのセレブレーション」という曲があるのですが、この曲は1番を昭仁、2番を晴一が作詞しているのです。正直俺はこの曲は大失敗だと思ったのですが、多分テーマだけ適当に「月」とか「15周年」とかスタッフに言われて二人共出来上がった段階までお互いどんな歌詞を書くのかとか全くそういう話をしなかったんだと思うんですよね。なんせ二人は高校生の頃からの付き合いなもんですから、友達同士から急にビジネスパートナーになってそれが20年とか経った今更プライベートな話はもちろん仕事の話すらスタッフを通さないと気まずくてできないんじゃないかとこの曲を聴いて思いました。
よく長年の付き合いのお笑い芸人のコンビがテレビで「楽屋では一言も話さない」「連絡先どころかどこに住んでいるのかも知らない」とか話していますが多分あんな感じ何じゃないでしょうか。まあいわば熟年夫婦みたいなもんで、話さない、連絡先知らないからと言ってそれを「仲悪い」の一言で片付けるのは「部外者黙ってろ」ですし、いい歳こいたおっさんがベタベタするのもそれはそれでどうなんだって感じですが(さまぁ~ずとか爆笑問題みたいな特殊なケースもいる)「俺たちのセレブレーション」の噛み合わなさは酷い。
もう1曲「Search the best way」っていう曲があるんですけどこっちは1番がシラタマで2番が晴一が作詞をしていてこの曲はファンの間でも全曲投票しても多分上位に食い込むくらいの名曲。
そんなポルノグラフィティの数多くある失恋の曲、別れの曲をまとめました。※順不同
サウダージ 作詞:ハルイチ 作曲:ak.homma
EXIT 作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一、ak.homma
ワン・ウーマン・ショー 〜甘い幻〜 作詞、作曲:新藤晴一
シスター 作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
今宵、月が見えずとも 作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁
サボテン Sonority 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
メリッサ 作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
空が青すぎて 作詞、作曲:新藤晴一
AGAIN 作詞、作曲:新藤晴一
グァバジュース 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
デッサン#1 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
デッサン#2 春光 作詞、作曲:ハルイチ
デッサン#3 作詞、作曲:新藤晴一
空想科学少年 作詞、作曲:ハルイチ
ライン 作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁
Winding Road 作詞、作曲:岡野昭仁
あなたがここにいたら 作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
ハート 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
パレット 作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
ヒトリノ夜 作詞:ハルイチ 作曲:ak.homma
フィルムズ 作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
ミステーロ 作詞、作曲:新藤晴一
クリシェ 作詞、作曲:新藤晴一
ロスト 作詞、作曲:岡野昭仁
別れ話をしよう 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
Swing 作詞、作曲:岡野昭仁
ルーズ 作詞、作曲:新藤晴一
冷たい手 〜3年8カ月〜 作詞:アキヒト 作曲:シラタマ
憂色~Love is you~ 作詞:ハルイチ 作曲:ak.homma
夕陽と星空と僕 作詞、作曲:岡野昭仁
ビタースイート 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
小説のように 作詞、作曲:岡野昭仁
月飼い 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
クリスマスのHide&Seek 作詞・作曲:岡野昭仁