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チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん

『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』に出てくるセリフの一つなんだけど、初めて読んだ時の衝撃は未だに忘れられない。

「チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん!って言われてもー!」当時中学生でクラスの男子の間では、このセリフの一字一句を覚えて突然脈絡なく授業中に叫ぶ、というのが流行っていた。

漫画で読んでなかった男子もテレビ『ワンダフル』内でアニメ化されたこともあって爆発的な人気だった。あんなに声もテンポも原作に忠実なアニメ化はないだろう。影響を受けて白い長袖の肌着を制服の中に来ていたり、たくあんを1本持ってきていたり、あいさつが「ウォンチュウ!」だったり、意味不明な言動を繰り返していた男子は周りでも多かった。

そのくらい『すごいよ!!マサルさん』は読者を狂わせるなにかを持っていた。反対に女子ウケが滅茶苦茶悪かったのもよく覚えている。多分これは「男は女の最初になりたがり、女は男の最後になりたがる」みたいなものなんだろう。

思えば日本には数多くのギャグ漫画はあれど、シュールなギャグを繰り返したり、登場人物が意味不明な言動をする漫画はほぼ全てと言っていいほどこの『すごいよ!!マサルさん』の影響を多大に受けていると断言できる。『るみちゃんの事象』という漫画があるのだが、これはマサルさんを女子高生にしたような漫画でこれはこれで面白いと思うけど二番煎じ感はやっぱり否めない。うすた京介の恐るべきところはこの「チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん」や「ダニエル・ド・ミテモガイジン」「夜明けのエスプレッソ、ノンストップ狂四郎」「キテレツガイジン」などのように全く聞き馴染みがない意味不明な言葉を作り出す際の語感の良さだと思う。作詞とかも上手く、作中でも数多くの曲が生まれているが中でも「体育座り」という歌が出てくるのだがこれが滅茶苦茶良い曲で下手なアーティストよりも完成度が高い。「ドスコムリムリッポン シャモモメメ」って。あとモエモエを始め、描く女キャラが無駄にかわいい。短編の「チクサクコール」も面白くて、名前忘れたけど審判のやつが良かった。

「チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん」ってどんな話の時のネタだっけ、そう思って家にある単行本を読み返したら当時みたいに「呼吸が苦しくなるほど笑う」ということはなくて割と冷静に「チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん」と向き合う自分がいた。ただ、野球や温泉卓球、原付免許、マサルの家に泊まる回などは滅茶苦茶面白かったので単にこれは「ダメよダメダメ」「安心してください」みたいなもんで「チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん」も何度も見過ぎると笑えない、ということなんだと思う。

話は変わるが、Googleで「うすた京介」と検索したら候補の中に「うすた京介 嫁」とあったので見てみたら同じジャンプで連載してた漫画家でかつ滅茶苦茶美人だったので、思わずうすた京介のヒゲを「ああNOる怒手話LU杖ねっガー」したくなった。

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