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映画『イニシエーション・ラブ』感想

『イニシエーション・ラブ』レンタルして観たんですけど、いやねこれ凄いですよ。謳い文句で散々『最後の5分、全てが覆る。あなたは必ず、2回観る。』って吹いてて「んなわけあるかい!もし2回観るようなことがあったら舌切って死んでやるわ!」って周りに散々嘯いてたんですが、いやーしてやられました。あえて言います、この文章を読んでる貴方!貴方はすでに騙されている!

「イニシエーション・ラブ」予告 - YouTube

まず思いついたら勝ちの原作で実際にそれを映画にしちゃったもんだから面白くないわけない。そしてとにかく前田敦子がかわいすぎる。間違いなくこれは前田敦子史上一番かわいいです。前田敦子といえば、その目鼻立ちがはっきりしてるのに少々顔のパーツが真ん中寄りの顔立ちゆえAKB時代から度々『顔面センター』『浜田雅功』とか呼ばれちゃってるんですけど、そんな品の無い揶揄をしていたお前ら後悔するからな。ハマダのマの字もねえから。それくらいかわいい。やばいよコレ、役柄は小動物的魅力で男虜にしていく役柄なんですがこれが滅茶苦茶ハマり役だった。

そして、映画の撮り方も舞台が80年代後半っていうこともあって挿入歌の使い方もカメラワークもふざけてんのかっていうくらいダサくて寒い撮り方をしてるんですが、前田敦子のわざと臭い演技がそこにガチっとハマってて胸が締め付けられるような感覚に陥るんですよね。この前田敦子見てたら誰でも「赤坂プリンス押さえとけ!」っていいたくなりますよそりゃ。しかも前田敦子はカメラ越しのアップが滅茶苦茶映える、あのデカい瞳に吸い込まれるようだった。それこそパーツが寄り目だからかもしれないですけどカメラのレンズって丸いんで多分それで調度良くなるんだなあーとか思いました。

が、中盤に木村文乃が出てきて、これもまたとんでもなくかわいい。『良い女』で検索したら多分一番上に上がってくるのが木村文乃だと思うんですけど、こっちはもう綺麗すぎて直視できないレベル。一瞬、前半の前田敦子何だったんだって思うくらいには綺麗。でも、あれです、前田敦子は親近感溢れるクラスで仲良くしてる女子的かわいさで、木村文乃は2個上の憧れの先輩で、どっちも好きだし、どっちも抱きたい!っていう男の本能は抑えることができないんですけどそこがこの話のキモです。

しかし、この映画はそんな単純な話ではありません。おちゃらけた恋愛映画ではないのです。この『イニシエーション・ラブ』には最後まで観た人にしかわからないとんでもない秘密が隠されているのです。もう一度言います、この文章を読んでる貴方!貴方はすでに騙されている!さっきからなぜこんなにハードルを上げているかというとハードルを上げれば上げるほど面白くなる映画だからです。監督が堤幸彦で納得しました。

実際『騙し』の部分は鼻水垂れるくらい稚拙で強引で珍しくもなんともなく、原作未読でも勘の良い人なら多分開始10分20分くらいで違和感を感じて「あ〜、多分こういうカラクリなんだろうなーはいはい、くりぃむしちゅー上田のパータンね」っていうのはすぐ分かります。観た人は誰もが思います。「なにこの茶番?」と。しかし、バレようが、バレまいがそんなことはどうでも良かった。本当の『騙し』はネタバレの部分ではなかったのです。テレビや劇場で散々垂れ流されていた予告CMで「うわぁ〜騙されたぁ〜」みたいなアホ面してた女も、冒頭に書いたバカキャッチコピー『最後の5分、全てが覆る。あなたは必ず、2回観る。』自体が壮大なブラフ、先ほど書いた映画全体から醸しだされるチグハグ感や薄ら寒さ、終始感じる違和感、そのわざとらしさ全てが『騙し』。ここまで良く出来た映画も中々ない。両手ぶらり戦法の如く隙だらけなのに隙がない。

多分これはトリックそのものに驚く映画ではなく、そのトリックを生み出すための過程、大掛かりな仕掛けを楽しむもので、例えばロンドンハーツとかの出川哲朗や狩野英孝のドッキリを観るような感覚で観るのが正しいのかもしれません。それは主人公役の彼が出てきた瞬間から見て取れます。(役者名失念)

とにかく彼をキャスティングした時点で成功だと言っていい映画と思うんですけど改めて凄い俳優でした。聞くところによれば『イニシエーション・ラブ』は実写化不可能って言われてたみたいで、全ては彼ありきでこの映画は不可能を可能にできたのでしょう。とりあえず、本編観てからもう一回予告観るまでがワンセットです。

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