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欅坂46『世界には愛しかない』感想

欅坂46の新曲『世界には愛しかない』、夜中にラジオで流れてて聴いたんですけど、1stシングルの『サイレントマジョリティー』でも感じた絶妙なメロディの気持ち悪さ、字余り感を惜しげも無く出してきました。

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サビだけ聴くとベタベタの王道爽やかアイドルソングで特に言うこともないんですけど、異質なのはAメロ。Aメロかあれ?あれをA「メロ」って言って良いのかわかんないんですけど、なんか急に喋り出すんですよ。よく使う表現の「喋るように歌う」とかそう言うんじゃなくて本当に喋ってたんで最初「は?」ってなった。喋ってるっていうか朗読?途中でセリフのある曲は数あれど初っ端からセリフ、それもポエム読み上げるって正気かよって思いました。

なんでも、この手法にはちゃんとした名前があるらしく『ポエトリーリーディング』って言うんですって。

ポエトリーリーディング (英語: poetry reading) は、主に詩人が自作の詩を読み上げることを指すが、広義には詩を朗読するアート形態そのものをさす。ラップミュージックにのせて詩を読んだり、ビートボックスとコラボレーションして詩を読んだりという形態もある。

ポエトリーリーディング - Wikipedia

それでびっくりして「始まってんのかこれ」と曲がスタートしてることすら認識できずに思考が完全に止まったままだった。でBメロ?でようやく歌がきて「ああ始まってんのか」って理解した瞬間になんだか聴いてるのが恥ずかしくなって顔が真っ赤になりました。でも、これはこれで凄い良いんですよ。やっぱりアイドルソングって聴くの恥ずかしいじゃないですか。それこそ今や万人に受け入れられる曲が増えてきてますけど、やっぱり家でひそひそしこしこ聴くものだと思うんですよね。それで言うと欅坂46の曲は絶妙に恥ずくてこそばゆい感じがなんとも言えず良い。

なみに朗読の順番は平手 友梨奈→長濱ねる→今泉 佑唯→鈴本 美愉→菅井 友香→平手 友梨奈 ※有識者調べ

で、ずっと欅坂の曲聴くたびに思い浮かぶのが尾崎豊の顔で『世界には愛しかない』のポエム終わりの次のメロディなんかもうまんま『15の夜』の「とにかくもう学校や家には 帰りたくない〜〜〜!!」みたいで笑う。

色んな意味で面白い曲でした。

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追記:MV来てました。

世界には愛しかない(TYPE-A)(DVD付)

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