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ドラマ『ゆとりですがなにか』最終回感想

ゆとりですがなにか Blu-ray BOX (6枚組・本編5枚+特典1枚)

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とうとう終わった、これほどまでに良い意味で観る意味のない中身のないドラマも久々だった気がします。観るテンションのリラックス具合で言ったら同じ日曜にやってた(9時だけど)『ごめんね青春!』以来な気がする。藍川のクドカンクオリティ。メッセージありそうでなんのメッセージも無いでしょこの人のドラマって。序盤こそ掲題通り「ゆとり」にフォーカスを当ててたドラマだった気がするんですけど、中盤モンスターゆとり君の山岸が愛おしく見えてきたあたりから「ゆとり関係ねぇ」っていう展開が続いて、それはそれでどの世代が観ても楽しげなドラマになってました。

それで最終回なんですけど、まず観てて思ったのが「時系列がわけわかんねぇ」ってことで特に山路のくだりが全然わけわかんなかった。山路がお母さんとホテル行ってお母さんを押し倒した瞬間にバーンと展開が変わって全裸の山路と悦子のシーン切り替わってて結局お母さんとHしたのかわからなかった。あれ分かる人います?その後も童貞童貞言ってたからヤッてないとは思うんですけど、あそこのくだりだけなんかフワフワして終わった。

で、まぁ結局ほぼ元鞘ってことで話は収束するんですけど、こういうドラマってあのノリが楽しめるかどうかにかかってるところはあってクドカンのドラマが好き嫌い分かれる理由にあると思う。俺の田舎の爺ちゃんなんかはドラマに意味を求めたいタイプなもんだからクドカンの作品は大っ嫌いって言ってました。基本この人のドラマはメッセージあるようで実はなんにもないじゃないですか。そこが良い所でもあるんですが。俺は割と好きで『池袋ウエストゲートパーク』も『木更津キャッツアイ』も好きなんですけど、たまにセンスの押し付け面倒臭いって感じるところはあるにはある。

それで言うと、手塚とおると安藤サクラのくだりは「誰が観てぇんだてめー」っていう点で未だに納得いってないです。二人共ルックスが色んな意味でリアルすぎるんですよ、いるわ、繁華街歩いてたらあんな感じの中年カップルゴロゴロしてるわ。二人共演技がバケモンみたいに上手いのは十分わかったんでああいうのはこれきりにしてくれませんか。

それで言うと今回の『ゆとりですがなにか』の1話2話はこれひでぇな多分脱落するなっていう危惧がありました。でも最終回まで1話も逃さず観続けることができました。決して僕は順風満帆にここまでこれたわけではなく、いくつもの困難がありました。しかし、そんな時僕を支えてくれたのは親父でもなく、お袋でもなく、そう、リ、山岸と悦子先生でした。

さっきもちょっと書いたんですけど山岸がどんどん可愛く見えてくるんですよね。序盤こそ世間の抱いているおおよその「ゆとり世代イメージ」の権化みたいな奴なのに中盤野上(でんでん)や宮下父(辻萬長)と打ち解けるのが滅茶苦茶早かったりキレられると普通にビビるとかなんかめっちゃキュンキュンしちゃったよね。これがギャップ萌えかよ。まさか男で体感するとは。むしろもう親の気持ちで観てたからね。6話か7話かの息子が自殺した全然関係ない他人の母親の家で

大根おろしなんかあったらありがたいんすけど

のセリフでもう俺は「ああ、こいつ、大好きだ」ってなった。最終回の「坂間さんバックれたみたいで」「ええ?なにそれ?俺じゃあるまいし」とか最高。もはや坂間より山路よりまりぶよりこいつが主人公だと言ってもなんら間違いはないです。

そして、山岸以上の圧倒的破壊力だったのが悦子先生役の吉岡里帆です。もう超かわいいの。グラビアで何回か見かけたことあって画像とか写真で見た時はおいおいこの顔でどんなおっぱいだよくらいにしか思ってなかったんですけど、動いて喋ってたら1000倍増しでかわいい。まず声がかわいいよね、全身がゾワゾワするくらいかわいい。しかもそのタイミングでゼクシィも担当してるじゃないですか、どういうつもりだよあれ。完全に逆効果だろうが。あの吉岡里帆見たらこれから結婚したいって考えてる男側の決意が鈍るだろうが!隣見てあーあってなるだろうが!畜生!兎に角!もう吉岡里帆が世間様に見つかっただけでも最高のドラマでした。なんなのこれ殺されるわ。兵器じゃん。もう最終兵器彼女じゃん。

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