kansou

ミクスチャーブログ

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サンダー・ホークみたいなオッサンとぶつかった

昨夜、歓楽街を歩いてたらサンダー・ホークみたいなオッサンがぶつかってきた。

俺はサンダー・ホークみたいなオッサンがぶつかりざまにヒザから突っ込んで来るんじゃねぇかと思いすぐさま警戒態勢に入った。

サンダー・ホークと言っても誰だかわからない人のために少し説明すると、サンダー・ホークとは通称「T.ホーク」。格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクターで、

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「一見無愛想だが情に厚い性格。自然を愛し大地を敬い、争いは好まないが、一度怒ると手がつけられない面ももつ。デニムのベストとジーンズ、フリンジ付きのブーツ姿で、髪に付けた羽根飾りは父の形見である。普段は林業を生業とする傍ら、観光客相手に彫刻の土産物を販売して生計を立てている。」

要はスギちゃんです。

ただ、俺が出会ったサンダー・ホークみたいなオッサンはスーツにワイシャツ、頭には羽根飾りではなくネクタイ巻いてうちわをぶっ刺してる週3でロウリュに通ってそうなガタイの良いオッサンだった。

ただ、もしかしたらこのオッサンがサンダー・ホークのモチーフになったオッサンかもしれない。そう錯覚してしまうほど似ていた。いや、まさか本当に奴がサンダー・ホークなのか。その時、俺の中の格闘家の血が騒いでいる音がハッキリと聞こえた。ここでリアルストリートファイトが始まる、そんな予感がした。

何を隠そう俺は生まれてこのかた一度も人と殴り合いの喧嘩をしたことがない。痛みとは無縁の生活を送ってきた。が、決して抗うことのできない「運命」というものがあるとして、今日から俺の修羅道が始まるのかもしれない。気分はもはやリュウ。舐めんな、どれだけ格闘漫画を読んできたと思ってる。最近だって「刃牙」読んだし絶対いける。

落ち着け俺。ちょっと一回スタートボタン押そう。


Street Fighter II Pause Sound

ハッ!ハッ!ハッ!ファッ!ファッ!ファッ!

 

顔がこわばり、足が震え出す。おおおおお。こここここっここれが、むむむ武者震いってやつか。おおおもしろくなってきやがったた。よよよyし、このサンダー・ホークみたいなオッサンがヒザから突っ込んできたらそれを「サッ」と華麗にかわし、よっ避けざまに渾身のしょ、しょ、昇竜拳をお見舞いしてややややろうじゃねぇいかかか。やややややったことないけどできる気がする。「刃牙」読んだし。のののんのん臨むところだよ、ややややってやややんよ。頭の中であのBGMが鳴り響く。ファイト!

 

「おっおお、おい、オッサ...」 

「あ、ごめんね〜〜お兄ちゃん!ちょっとおじさん酔っちゃってさ!怪我ない?だいじょうぶ?」

「え?あ、だいじょうぶです、こちらこそすいません。。。」

 

人として負けた。