カラオケの話の続きなんですけど、いざ曲を入れて歌ってみると恥ずかしくなって赤面しちゃう曲ってありませんか。
例えば、この間はじめて歌ったEXILEの『ふたつの唇』というのがあってこの曲は『東京DOGS』というドラマの主題歌で、僕がEXILEの曲の中で数少ない好きな曲で最初はノリノリで歌ってたんですけど、あんまり歌詞を理解していなくて2番の
「そっと口づけで灯そう Fire」
という箇所でどうしようもなく恥ずかしくなってその後はとても歌える状況じゃありませんでした。言うに事欠いてファイヤーってお前…。大仁田厚じゃねえんだから。え?ATSUSHIってもしかして大仁田ATSUSHI?正直1番の同じ箇所の「僕の口づけで埋めよう Your Lipps」もかなりキツかったのですが、いや、ファイヤーって。
そもそも、EXILE系列はカラオケだと大体がミュージックビデオ映像で、ゴリゴリのイカつい兄ちゃん連中が真顔で飛んだり跳ねたり小芝居始めたりするのでそればっかりに気がいって歌どころじゃなくなります。
ほかにも、ポルノグラフィティの『サウダージ』なんかは歌詞の部分というよりも「CDでは歌っているのにカラオケでは表示されない箇所」がかなり恥ずかしいです。
なんせ、あいつ(ボーカル)気持ちよくなっちゃってラストで
ベイベェ〜〜〜〜ェェエ〜〜〜〜ッ!!!
ナァッ、ナナッツ、ナナッツナァアォッ、オォン
ヒィイッヒィ〜〜〜〜〜〜〜ッ
とか叫び始めるんですよ。なにしてんだよ。ヒィイッヒィ〜〜〜〜〜〜〜ッじゃねぇよ。で、こっちはそれを聴き込んで頭に入ってるからそこも歌わなきゃとか思うじゃないですか、でもカラオケじゃそこの部分表示されないんですよ、「よっしゃ最後のベイベーの部分だ」と思ってがっつり歌っても画面にはなにも出てこない。だから、曲をよく知らない人からしたら「え…急にこの人ベイベーとか叫びだした怖い…」って思われるわけじゃないですか。こんな悲しいことってありますか。だからそれを理解してからは、サウダージの長いアウトロはモジモジしながら虚空を見つめるだけの時間。
女性歌手で言うと宇多田ヒカル『First Love』なんかは毎回カラオケで歌う人がいるたびに笑ってしまいます。
絶対にみんな「誰を想ってるんだはぁ〜〜〜」って歌うじゃないですか、だって本人が気持ち良くなって「だはぁ〜〜〜」って歌ってるんですから。でも歌詞上では「だろう」じゃないですか。でも明らかに「だはぁ〜〜〜」なんですよ。ハタから見てたらアホみたいじゃないですか。「だろう〜〜」ってとこ「だはぁ〜〜〜」っつってんですよ。なにこれ。
だから、ポルノグラフィティ然り宇多田ヒカル然り、こういうのってやっぱり歌詞上でも表示されてほしいんです。やっぱり僕らはお手本としてCD音源を聴いてるわけですからなるべくCD通りに歌いたいんですよ、歌手のクセも受け入れたうえで歌いたい。でも、いざ歌おうとするとそのクセが表示されてないから恥ずかしくなっちゃうんですよ。気にせず歌えよって話なんですけどね、やっぱり根は真面目で恥ずかしがり屋なもんだからなかなかね。B'zなんかはクセの温床ですから絶対歌えないですよね、そもそも高すぎてヘタに歌おうとすると黒柳徹子みたいな声で太陽の小町エンジェルとか叫び続けるだけの地獄。
だから来週も飲み会があってカラオケ行くんですけど、多分僕は色々考えてしまって思いきり歌うことはできないんだはぁ〜〜〜。