kansou

ミクスチャーブログ

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ミスドに行ってあえて飲茶を食う男

ミスタードーナツが好きでよく行くんですけど、必ずと言っていいほど飲茶を頼みます。

飲茶にも肉まん、点心、汁そばと色々あるけど、中でも好きなのは「担々麺」。ゴマの風味がほのかに香るピリリと効いた辛味と奥に感じる旨味の絶妙なバランスのスープによく絡む細麺、更に上に乗った肉味噌が良いアクセントになっていてめちゃくちゃうまい。ドーナツを必死に選んでる客を尻目に俺が「担々麺ひとつ」と注文すると決まって周りがざわつき出して「その手があったか!」「天才…」「ハーデス…」「僕も担々麺!」「わっ私も!」となる。

ポン・デ・リングやゴールデンチョコレートもいいけど、ミスドの飲茶のレベルはそこいらの中華料理屋に負けないくらいに高い。味もそうだけど、なんというか、中華料理屋の忙しない空間で食う中華料理と違って、TSUTAYAやコーチャンフォーの中に入っている落ち着いた雰囲気の、時間がゆっくりと流れているような、すぐウンコしたくなるような、あの空間の中で食べる飲茶が最高なのかもしれない。なんでコーチャンフォー行くとすぐウンコしたくなるんでしょうね。たまに本探しに行ってるのかお通じ改善しに行ってるのか本気でわからなくなるときがある。

とはいえ、しょっぱいもの、辛いものを食べた後は甘いものを欲してしまうのが人間の背負った業、ヒューマン・ネイチャーで、必ず飲茶を頼むと店員が「セットメニューもございますが」と声をかけてくる。麺かご飯物のメインメニュー、ドーナツや肉まんなんかのサイドメニュー、 それと好きなドリンク、これがセットで750円。そう矢継ぎ早に捲し立てられると、なんだかすごいお得な感じがして頭がクラクラしてくる。そりゃ、好きな本買って食事でもしながら読もうかな、なんて思ってた時に750円でミスドのすべてが味わえるセットが目の前に飛び込んできたらそりゃもう頼むしかないでしょう。こうなってしまえばただの良いカモ。「ミスドでドーナツじゃなくあえて飲茶を頼むのが俺なりの流儀」なんて気取ってはみたものの、結局はMr.ドーナツという大男の手のひらの上で踊らされていただけ。使いもしないペラペラのブランケットほしさに毎日ドーナツ食ってたような奴です俺は。

 

話が逸れましたが、最近だと秋冬新メニューの「海老あんかけ野菜麺」は本当に絶品でした。あんかけの優しいとろみと細麺の相性は抜群でおいしさのあまり、麺をすすりながら

「こりゃ、陳建一も裸足で逃げ出すレベルだな…」

とか呟いてます。

で、ひとしきり堪能し終えて、ふとトレイの上に置かれてあったチラシに目をやると

「陳建一監修 本格中華 秋冬メニュー」

だって!ヒエ~ッ!穴があったら入りたい!ドーナツだけに!店員さん!フレンチクルーラーひとつ!以上、三遊亭好楽でした。

 

陳建一監修本格中華 秋冬メニュー|新商品|ミスタードーナツ

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