kansou

Fight Song

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「星野源のライブ行かない?」と誘われた

「星野源のライブがあるんだけど、もしチケット取れたら一緒に行かない?」と誘われた。

星野源が今年全国ツアーをやるらしい。当然、札幌にも来る予定で『コウノドリ』『逃げるは恥だが役に立つ』ですっかり星野源のファンになっちまった彼女はどうしてもライブに行きたいらしい。

別にそれはいい。星野源の曲は好きだ。俺も愛してる。だがよ…ひとつ問題があんだよ…

 

ツイッター眺めてたらよぉ、なんか知らん女のツイートでよぉ、

「星野源のライブに行ったんだけど、女が連れてる男がもれなく星野源みたいな男だった」

 

はぁぁぁぁあぁああああ〜〜〜〜〜〜!!!??な、納得いかねえ〜〜。

俺の顔面はもろ星野源タイプの人間で、大きな括りで塩顔かしょうゆ顔かで言ったら塩顔、ヤン坊マー坊で言ったらマー坊、ほ乳類か爬虫類かで言ったら爬虫類だよ。(ジャルジャル後藤とか銀シャリ鰻とかしずる池田よく言われる。お褒めの言葉ありがとうございます死ね)

だからどうせ星野源のライブ行ったら、

「あ〜こいつも地味目の男が星野源に憧れてちょっとオシャレ頑張っちゃったパターンね乙」

とか思われるんだろうが。

冗談じゃねぇ…1ミリも憧れてねぇ…

俺はあんなパーツ付いてんだか付いてないんだかわからねぇ1分で描けそうなウッスゥ〜〜〜い顔よりも石黒賢みたいな目鼻立ちのはっきりした顔になりたかったんだよ、竹野内豊とか金子ノブアキみたいにヒゲだって生やしてぇ。ファッションだって反町隆史とか吉田栄作みたいにジーパンと白T1枚をサラッと着こなしてぇんだよ。声もネチネチ低音ボイスよりもB'zとかクリスタルキングみたいにパキッした高音のボーカルのほうが全然好みなんだよ。

でも、できないんだよ。哀しいくらいにヒゲも、吉田栄作スタイルも似合わねぇ。肩幅が圧倒的に足りねぇ。腕がゴボウみてぇに細ぇ。胃下垂だから太っても全体に肉が付かねえ下腹だけ出る。なんだこの体。

そのコンプレックス隠すためによくわからん柄のタイトめなシャツ着て襟足刈り上げ前髪ちょっと残しの髪型やってんだよ、別にあいつのマネやってんじゃねえ、こちとら星野源が星野源やる前から星野源やってんだよ(星野源のほうが年上でした)。ただな、勘違いすんなよ。好きで星野源やってんじゃねぇぞ。潤滑な社会生活を営むために歯ァ食いしばりながら星野源やってんだよ俺は。

だから軽々しく「連れてる男がもれなく星野源みたいな男だった」とか言われるのがめちゃくちゃ癪に障る。誰が憧れるかよ馬鹿が。星野源好きだって言えばサブカル女と喋れるとか思ってる他の腐れ男共はどうだか知らんが、少なくとも俺は自分の中にいる星野源に「俺」という存在が飲み込まれないように「星野源にだけはなるまい」という想いを胸に秘めて日々を生きてる…

 

でも、隣にいる君が俺に「それ」を望むのなら俺はなにも言わず、短髪アシンメトリーでサスペンダー肩につけてライブ会場へと向かおう…ここは元から楽しい地獄だ…

 

恋 (通常盤)

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