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ミクスチャーブログ

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ドラマや映画の予告CMがマジでしゃらくさい

『カルテット』というドラマを毎週楽しく拝見しております。

 

ただ一点、気に入らない部分があってそれは「予告CMがしゃらくさい」です。まずはこちらをご覧ください。

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これは7話の予告CMなのですが、しゃらくせえポイントが2つあります。

まずひとつめは、松たか子演じる主人公・巻真紀が「逃げよう」「こんな人間の人生なんか、いらないもん」と言う部分。(0:04〜0:08)

これは真紀の夫・幹夫(宮藤官九郎)が揉み合いの末に来杉有朱(吉岡里帆)という女性をベランダから落としてしまったことに対して真紀が幹夫にかけたセリフなんですけど、この「こんな人間の人生なんか、いらないもん」は予告CMではあたかも「こんな人間(有朱)の人生なんか、いらないもん」と言ってるようにも聞こえて(実際は自分自身に対して言っていたセリフだった)非常にしゃらくせえ。

 

ふたつめは、カルテットのメンバーである世吹すずめ(満島ひかり)が「真紀ちゃん!」と叫び、真紀が肩を落としながら警察官に連れられていく部分。(0:13〜)

予告CMを通して見ると、まるで真紀が幹夫を庇って警察に出頭しているようなシーンにも見えるが全然違った。まず、そもそもすずめは警察官に連れられている真紀を見て「真紀ちゃん!」と叫んだわけではなく、まったく関係ない別のシーンでのセリフを当ててるということ、そしてもっと言えば真紀を連れているのは警察官でもなんでもなくただの警備員で、話の本筋に全然絡まってないてめぇのヘマで会社に閉じ込められたカルテットメンバーの別府(松田龍平)を迎えにいくシーンだということ。

流石にこれを観た時はキッズ・ウォーの井上真央ばりに「ざけんじゃねぇ」と叫んだ。俺はこういうミスリードを誘うような予告が心底嫌いで、そんなやり方でしか視聴者の気を引けないなら予告CMなんか最初からすんなバーカくらいに思ってる。

 

しかし、カルテットの予告CMなんか全然マシ、本編を観たあとに編集した奴を裸で吊るして往復ビンタしたくなるキングオブしゃらくせえ糞予告CMは他にあります。

www.youtube.com

 

映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』。俺は踊る大捜査線シリーズがほんとうに大好きなのですが、踊るファイナルはマジでヤバい。踊るファイナルに比べたらカルテットの予告詐欺なんざ赤子同然。本編の今までの踊る大捜査線の歴史を粉々にぶち壊す糞さもさることながら、予告CMは多分訴えたら勝てるんじゃねえかってレベルで詐欺。悪。まごうことなき悪。醜悪至極。

 

1:16〜

主人公・青島(織田裕二)が何かに気づき、後ろを振り返ろうとしたその時!

「ダァン!!」

鳴り響く銃声。

崩れ落ちる青島。

流れるラブサムバディオーケストラバージョン

すみれ(深津絵里)「青島くんのこと、ちゃんと見ててあげるのよ…」

テロップ「さらば、青島。」

 

いやいやいやいやいやいやいやいや。

お前これ実際は青島が現場駆けつける途中に自分でずっこけただけじゃねえか。銃声とか1ミリも関係ねえよ。しかも青島そのあと普通に立ち上がってたぞ。なにが「さらば、青島」だコラ。死んでねえよ。青島死んでねえよ。これはダメ。これ絶対やったらダメなやつだぞ。マジでなに考えてんだよ。どんな人生歩んでたらこんな予告作ろうって思考になんだよ…。もう怖えよ…いや…こわっ…。うわっ、うわっー!こわっ!こわー!

 

(観客が制作側の手のひらで)踊る大捜査線ってか。やかましいわ。

 

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