ドラマ『カルテット』8話感想。
※WBCでドラマが繰り下げて放送されたことで、幼少期に巨人戦のせいですごく楽しみにしていた金田一少年の事件簿→名探偵コナン→世界まる見え!テレビ特捜部のゴールデンタイムが潰されてそのたびに「野球は3回までにしろ、ヒーローインタビューでネクストコナンズヒントを言え」と叫んでたトラウマが蘇った。
先に謝っておきます。本当にすまない。このブログで一貫して吉岡里帆が演じる来杉有朱の魅力のみを語ってきたが、今回は彼女のことを書かざるを得ない。
ここまで、ここまで魅力的な女性だとは思わなかった。いままで意識してなかったのだが、この8話ではかわいい、美しい、そんな形容詞では表せないくらい彼女が眩しく映った。嬉しい顔、怒った顔、哀しい顔、楽しい顔、そのすべてが儚く、愛おしかった。『ドラえもん のび太の結婚前夜』でのしずかの父の言葉を借りるなら「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人」。
例えば別荘でのシーン、それは食事中に起きたとても何気ない、何気ない日常の1ページなのだが、ずっと側にいたい、側にいて一緒に幸せになりたい。でも隣にいるべきなのは自分じゃない、そんな彼女の想いがひしひしと伝わってきてほんとうに心が「みぞみぞ」した。
両思いは現実、片思いは非現実。ここには深い川がある
家森(高橋一生)のこの言葉は確かに間違っていないかもしれない。たとえそれが決して叶うことのない願いだとしても、決して届くことのない言葉だとしても、非現実だとわかっていても、ただ想い続ける。意味なんてないのかもしれない、それでも人は誰かを想わずにはいられない。
この物語の終演がどこに向かっているのか想像もできない。でも最後まで見届けたい、彼女が選んだ道の先になにがあるのかしっかりとこの眼で確かめたい。そう強く思った回だった。
それでは、最後に届くことのなかった彼女の言葉を引用してこの記事を終えたい。
みなさんの生活習慣の乱れ、目に余ります。
朝からバタバタしてあれがない、これがないの大騒ぎ。
前の晩に夜更かししてて支度をしてないからですよ。
食後もさっさとお風呂に入らないで、ダラダラダラダラおしゃべりして。
私もね、こんなことは言いたくないんですよ。
人というのはね、夜は遅くても10時には寝るようにできてるの。
そうやって人は心と体を育んでるんです。
私の尊敬するパッチワークの先生はおっしゃいました。
「努力でもない、信念でもない、人の心というのは習慣によって作られる」
どういうことかと言うと、心というものはとても弱いものです。
だけど、一度身についた習慣であればそう簡単には乱れません。
なにかしなきゃ、じゃないんですね。
まず、思うより先に、手が、足が、動いてることが大事なんですねぇ。
日々の生活をきちんとこなしていれば、落ち着いて物事に接することができます。
明鏡止水、自然と心がきれいになっていくんですねぇ。
パッチワークの先生はおっしゃいました。
「冬こそ冷たいお水で顔を洗いましょう」
今日から生活習慣を改めるために、時間割を作りましょう。
そして…
MASAKO MOTAI.

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