卵、もやし、納豆…。
数ある食材の中で「ひき肉」こそが最強であるということが決定しました、おめでとうございます。
価格も安価、栄養もバツグン、腹も膨れ、どんな料理にも合う。ギョーザ、ミートソース、ハンバーグ…。『万能』この言葉が最もふさわしい食材、それがひき肉。俺くらいになると「ビール飲みてぇ…ひき肉ツマミに一杯やりてぇ…」と思って夜中に西友駆け込んでも、気づいたら右手に豚ひき肉、左手に牛ひき肉買って帰る。まさに「完全食」、豚ひき肉、牛ひき肉、鶏ひき肉、スベテ食べればキミもPerfect body。未だ最強を目指すケイン・コスギにこそ教えたい。
メントス代わりにひき肉をひとつぶ口に運んだら、さぁ走り出そう、その先の未来へ。ということで、ひき肉料理ランキングベスト5を発表します。
5位 タコライス
ひき肉をニンニクと一緒に炒めてケッチャプやソースで適当に味付けして白米の上にズドンと乗っけて切ったトマトとレタスを散らしてィニッシュ。調理時間15分足らずの雑雑アンド雑料理。速水もこみちよろしく、地上3メートルの高さから粉チーズをまぶせばマジで脳がタコになるジャンキーな1品。
4位 麻婆豆腐
普段、麻婆豆腐を作る時は面倒なのでクックドゥの素なんかを使うのですが、自分でイチから作るのが馬鹿らしくなるほどうまい麻婆が出来上がる。俺のオススメは豆腐一丁に対してひき肉200グラム。たしか、パッケージの説明には一丁に対してひき肉90グラムだと記載されていたがそんなんじゃこの欲望は抑えられない、極論言えば豆腐無くてもいい。豆腐ゼロ丁に対してひき肉400グラムでどうぞ。
3位 キーマカレー
一般的に、家庭でキーマカレーを作るというのはハードルが高いように思われがち。ところがどっこい、市販の固形ルーから作るキーマカレーは普通にルーカレーを作るよりも遥かに簡単で、しかもルーカレーを遥かに超えて嗚咽(おえつ)漏らすくらいにうまい。
作り方は簡単、ひき肉とみじん切りにした好みの食材を(人参やタマネギ、この時期はパプリカやナス、トマトなんかを入れて夏野菜キーマカレーにすると更に良い)炒め、4人分の固形ルーに対して水200cc程度を加え溶かし具材に馴染ませるだけ。※炒める前にソースとケチャップを大さじ1加えるとコクが出る。
魔道具・みじん切り器を使って作ってるのですが、物を切り刻む楽しさと相まって調理中は絶対俺『冷たい熱帯魚』のでんでんみたいな顔してると思う。
2位 ひき肉ラーメン
写真なくて申し訳ない、美味すぎて撮影する時間すら惜しかった。ただの袋50円くらいのやっすいインスタントラーメンに炒めたひき肉をぶち込むだけのこの料理。
ポイントとしてはひき肉は油たっぷりで炒めること。贅沢を言えばゴマ油なんかで炒めると、スープとひき肉の脂、そしてゴマ油が絶妙に絡み合う悪魔の食べ物が完成します。まさに悪魔合体。夜中1時、酒飲んで帰ってきて「気持ち悪りぃ気持ち悪りぃ」言いながら食べるこのひき肉ラーメンがなによりも至高。逆流して吐きそうなゲロごと飲み干す一杯。
1位 ひき肉キャベツ
キャベツとひき肉がこんなにも相性の良い物なのか、衝撃のあまり初めて食った時は椅子から転げ落ちた。まるで食材界の氷室京介と布袋寅泰。ひき肉キャベツに支配された俺はそう、マリオネット。食べ終わるまでは一切の物事を考えることはできない。キャベツのシャキシャキとひき肉のグニョグニョ。味付けは塩・コショウのみ、他になにもいらない。硬と柔、静と動、アダムとイヴ、北風と太陽、ヤン坊とマー坊、はじめから出会うことが決まっていた二人。
あと、とりあえず全部の料理に共通して言えることはニンニクは入れれば入れるだけ美味さが増す。この世に正義なんざあるわけないと思ってたが、ニンニクこそが正義でした。マジでゼウス。
以上、ひき肉料理ベスト5でした。他にうまいひき肉料理あったらそっと教えてくださいね、「ひき」肉だけにね。ミンチンでした。