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湘南乃風『純恋歌』の「お前」が作ったおいしいパスタ

 

 

湘南乃風『純恋歌』という曲の歌詞に出てくる「お前」が作った「おいしいパスタ」とはいったいなんなのか。歌詞のストーリーを一つひとつ紐解いていくとその答えがハッキリと見えてきた。

 

 

まずは状況を整理する。

 

登場人物は4人。

「俺」

「大親友」

「大親友の彼女」

「大親友の彼女の連れ(お前)」

 

「大親友の彼女の連れ おいしいパスタ作ったお前 家庭的な女がタイプの俺 一目惚れ」

まず「一目惚れ」というフレーズから「俺」と「お前」はこの日が初対面であること、そしてこの日4人はあらかじめ遊ぶ予定を立てていたわけではなく、ひょんなことから偶発的に集まったことが推測される。

また、比較的簡単で誰にでも作れる料理でもあるパスタ(『突きつめれば奥が深い』みたいな話は今回は除く)を「家庭的」とイメージするあたり「俺」は食に対してかなり無頓着だということもここから読み取れる。おそらく家にパスタ麺はあってもマ・マーのレトルトソースなんかで適当にすませるようなタイプなのだろう。

そして、4人が集まった場所はおそらく「俺」の自宅だ。仮に「大親友」の家ならば『料理を作る』というシチュエーションになったとき、手を挙げるのは「大親友の彼女」になる可能性がかなり高い。「お前」が料理を作るシチュエーションとなると一番可能性が高いのが「お前の家」ということになるが、初対面でいきなり女の家に男をあげるというのは考えにくい。これらを総合すると、

「俺の家」で「初めて会ったお前」が「おいしいパスタを作った」

ということになる。

 

 

この日「俺(サトシ)」と「大親友(トオル)」は二人で酒でも飲んでたんだろう。

 

 

サトシ「おい、トオル電話鳴ってんぞ」

トオル「おお、ワリィ。カオリから…もしもし?ん?ああ、サトシん家で飲んでるよ、え?来たい?ちょっと待って」

トオル「サトシ、カオリが一緒に飲みたいって言ってんだけど、いい?」

サトシ「え?ああ…俺は別に構わねぇけど」

トオル「…もしもし?サトシいいって。え?マジか、ああ、わかった。伝えとく、じゃな」

 

ピッ

 

サトシ「カオリちゃん、来るって?」

トオル「ああ、これから向かうらしいわ。カオリ、なんかダチ連れてくるってよ。お前最近彼女と別れたばっかだろ?紹介してもらえよ」

サトシ「マジかよ…いや…俺は当分そういうのいいわ、ダリィし」

トオル「んな白けること言ってんなって。なんかカオリが言うにはスゲーかわいいってよ(笑)」

 

ピンポーン

 

カオリ「あっ、サトシ君久しぶり〜、こっち友達のミユキ」

ミユキ「はじめまして、ミユキです。今日は突然すいません…」

サトシ「は、はじめまして(か、かわいい…)」

トオル「こいつサトシ、俺はトオル。よろしくな、ミユキちゃん。タメ口でい〜よ」

ミユキ「う、うん…ありがと、トオルくん。サトシくんもよろしくね…?」

サトシ「おっおう……なっ、なんかさ!ハラ…減らねぇ?」

トオル「そういやなんも食ってなかったしな〜」

サトシ「でも、家になんもねぇわ…なんか食いに行く?」

ミユキ「あのっ…よかったら…わたしなにか作る…?サトシくん、キッチン借りてもいい…?」

サトシ「えっ?」

 

〜20分後〜

 

トオル「うわっ、スッゲ!うまそ〜〜じゃん!」

サトシ「(マジかよ…俺ん家の冷蔵庫、なんも入ってねぇのに…)」

ミユキ「口に合うかどうかわからないけど…」

サトシ「(パクッ)…うまっ……!スゲーうめぇよ!これ!」

ミユキ「よかったぁ〜〜〜〜」

カオリ「ミユキ、こう見えて超家庭的なんだから」

サトシ「……」

 

 

トオル「で、8切り、からの〜キング2枚で上がり〜〜〜!サトシまた大貧民かよ、ザッコ!」

サトシ「っせぇんだよ!!ぶっ殺すぞ!!」

カオリ「はぁ〜〜〜…またケンカしてる…」

ミユキ「ふふふふふふ(笑)サトシ君って面白いね」

サトシ「ちょ…なっ、なに言ってんだよ…」

トオル「おや?おやおや?なんかイイ感じじゃないですかお二人さん?」

ミユキ「えっ…」

サトシ「っせーよ!余計なこと言ってんじゃねぇよトオル!」

全員「ははははははは!」

カオリ「……んじゃ、そろそろ帰りますか。アタシ車で来たからトオル乗せてくね。トシ君、ちゃんとカオリ送ってってよ〜」

サトシ「わ、わかってんよ…」

ミユキ「あ、ありがと…」

 

 

ミユキ「今日は楽しかった〜〜〜!あれ?サトシ君、なんか歩き方スキップになってない?(笑)」

サトシ「そ、そんなことねーよ!…ま、また遊ぼうぜ?あっ、もちろん…みんなで…!」

ミユキ「う、うん…。あっ、月…。キレイ…。

サトシ「……」

ミユキ「…?どうしたの…?」

サトシ「あっ、あのさ…!今日はじめて会ったばっかで『何言ってんだこいつ』って思うかもしれねーけどっ…!俺っ、ミユキのこと……すっ、好きだ!誰か見て初めて『守りてぇ』って思った……あっ、ははっ、馬鹿だよな俺、わりぃ忘れて」

ミユキ「わたしも」

サトシ「えっ?」

ミユキ「わたしも…サトシ君のこと、好きだよ。こんなのはじめて…」

サトシ「ミユキ…」

ミユキ「サトシ君…」

 

 


湘南乃風 「純恋歌」(オリジナルver.)

 

 

〜1ヶ月後〜

 

プルルルル…

 

トオル「よぉサトシ、元気か?ミユキちゃんとはうまくいってんのか?」

サトシ「ああ、まぁ、普通だよ」

トオル「またまた〜、最近全然連絡よこさねぇくせに。どうせヨロシクやってんだろ?女できたらすぐこれだよ。まぁ、うまくやってんなら良かったわ。前の彼女にフラレてすげー落ち込んでたからさお前」

サトシ「トオル…」

トオル「また近々4人で遊ぼうや。じゃな!」

 

ピッ

 

ミユキ「トオル君?」

サトシ「ああ。また4人で遊ぼうってよ」

ミユキ「ホント良い人だよね、トオル君。あの日もサパチョルが落ち込んでるから励ましたいって、カオリに相談してたんだから」

サトシ「アイツ…そんなこと…。って、その『サパチョル』ってのいい加減やめろって!バカップルだと思われんだろ!」

ミユキ「え〜〜、気に入ってるのに〜」

 

 

〜6ヶ月後〜

 

ミユキ「昨日は両親に紹介したいから予定空けといてって言ったよね?なに『飲みに行ってた』って?」

サトシ「ゴチャゴチャうるせぇんだよ!いつ飲もうが俺の勝手だろうが!なんでお前の都合に合わせなきゃいけねぇんだよ!」

カオリ「なにそれ。信じらんない」

サトシ「重てぇんだよお前!」

 

バン!

 

サトシ「ちっ、クソが、あの女」

 

ウイーン

 

ガヤガヤガヤガヤ…

 

ジャラジャラジャラ……

 

サトシ「(1万だけ適当に打って帰るか…)」

 

プチュン…!

 

 

Congratulations!

 

 

サトシ「……」

 

 

……

 

 

〜4時間後〜

 

ガチャ…

 

ミユキ「…どこ行ってたの?」

サトシ「ミユキ…」

ミユキ「なによ…」

サトシ「マジでゴメン…。俺、怖かったんだ。俺らの関係が変わってくのが」

ミユキ「…」

サトシ「ミユキはいつも俺のためにしてくれた。なのに俺は俺のことしか考えてなかった、全部わかった気になってお前のことたくさん傷つけた…」

ミユキ「…」

サトシ「さっき、俺らが付き合い始めたあの道通ったんだ、なんも変わってなかった。それで気づいたよ、変わったのは俺だったって。そしたら楽しかったこととか、ミユキの笑った顔とか、めっちゃ思い出してすぐミユキに会いてぇ、会いてぇって思った…」

ミユキ「…」

サトシ「…俺、誓うわ。もう二度とお前の手ぇ離さねぇ。もしヨボヨボのジジイとババアになってもさ白髪の数ケンカして、そのシワの分だけ絶対ぇミユキのこと幸せにする」

ミユキ「…」

サトシ「俺、バカで金もねぇけどよ、隣にいてくれねぇか?ヘタクソな歌だけどよ、俺の隣でずっとラブソング、聴いててくれねぇか?」

 

ミユキ「……バカ」

サトシ「ミユキ…」

 


湘南乃風 「純恋歌」(オリジナルver.)

 

……

 

……

 

サトシ「あ…ワリィ、これ渡すの忘れてた。なんか…化粧品?」

ミユキ「えっ、なにこれ…?どうしたのこんな良いやつ」

サトシ「あ〜、景、品?パチンコの?」

ミユキ「もぉ〜〜!遅いからって心配して損した!バカっ!…ふふっ、ふふふふ(笑)」

サトシ「ははっ、ははははははははは!(笑)」

サトシ・ミユキ「ははははははは!(笑)」

サトシ「…はぁ〜〜〜〜、笑ったらなんかハラ減ったわ」

ミユキ「じゃあわたしなんか作るよ。なにが良い?」

 

 

サトシ「…そんなの、決まってんじゃん」

 

 

 

〜5年後〜

 

 

ミユキ「いい加減帰るわよ〜」

?「ヤダーー!ヤダーー!」

ミユキ「まったく、勝手なところは誰に似たのかしらね…ほら行くわよ!八星(パスタ)!」

 

 

fin…

 

 

純恋歌

純恋歌