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ミクスチャーブログ

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米津玄師『Flamingo』聴いて「カラオケで米津玄師歌うジジイ」が怖くて仕方ない

米津玄師にはもう本当にウンザリしてる。会社の上司とカラオケ行くと怖くて怖くて仕方ありません。震えが止まりません。

「酔っ払ったジジイが歌うLemon」

「酔っ払ったジジイが歌うピースサイン」

「酔っ払ったジジイが歌うLOSER」

全部もれなく地獄の中の地獄。呂律回ってないLOSER聴いてるときほど「自分の耳ちぎりてぇ」って思うことありません。『アイネクライネ』見つかってないのだけが唯一の救い。歌われた瞬間、金田一少年の事件簿『上海魚人伝説殺人事件』よろしく耳削ぎ落とす。

一体どこで覚えてきたんですか部長。あんま背伸びすんなよ…。得意のチャゲアスはどうしたんですか…?絶対最近まで米津玄師とか知らなかったじゃないですか…。部長絶対『アンナチュラル』も『僕のヒーローアカデミア』も見てないじゃないですか。あれっもしかしてたまにいる「逆にめちゃめちゃ見てるジジイ」のパターンかな…部長、お茶子とかヤオモモとか梅雨ちゃんとか好きそうですもんねゲロゲロ。

とりあえず米津「げんし」って言うのいい加減やめてくださいよ…。ボケなのかマジなのかわかんないっす…。それ聞くたび女性社員みんな男梅みたいな顔してますけど。

就活中の学生のみなさん、覚えておいてください。社会に出るとはこういうことです。ベロッベロに酔っ払ったセクハラクソハゲジジイがドヤ顔で歌う

「自分が思うより 恋をしていたあなたに

あれから思うように 息ができない

あんなに側にいたのに まるで嘘みたい

とても忘れられない それだけが確か」

を心臓すり潰して「最近の曲も知ってるなんてさすがですぅ部長〜ぅ、よっ!右大臣!」っつって両手モミモミしながら褒め殺すのが社会です。内定したみなさんおめでとうございます。ようこそ地獄の底へ。胸に残り離れな〜〜〜い!苦いワキガのニオ〜〜〜イ!終電逃したら帰れな〜〜〜い…。よし、死のう。

 

それもこれも全部あいつ「人の耳と脳に一生消えないメロディ植え付けるミュージックモンスター」こと米津玄師が絶妙に「聴きたくなる曲」「歌いたくなる曲」を蛇口水みたいにジョボジョボ量産するのが悪いんだよ。新曲の『Flamingo』…

 


米津玄師 MV「Flamingo」

 

最強かよ。いや、そりゃあ言ったけど。前書いた米津玄師『Lemon』聴いて心底「こわい」と思った で、

「コアな音楽好きも俺たちみたいなアホも唸らせるやり方を覚えた米津玄師が、これからもしアルバム曲とかカップリング曲じゃなくて、「ノンタイアップのシングル」でリミッター外して好き勝手したらバケモンみたいな曲作りそうで本当にこわい」

って期待の意味も込めて書きましたが。『ポッピンアパシー』みたいなの作ってくれないかなぁとは思ってましたけど。嘘でしょ…。軽々と想像を超えてくるんじゃないよ。

まず全曲そうなんだけど効果音の使い方が上手すぎるだろ星のカービィかよ。全然メロディと関係ないとこで鳴ってる謎の音「ペコッ」「ピョッ」とか「アハハハァ」「ルァッ」「アーアッ」って人の声、だぁ〜かぁ〜らぁ〜、一回聴いたら一生消えないじゃんこんなん。脳に直にクダ入れられて音流し込まれてるのと変わらないでしょうが。

何がヤバいって今「全然メロディと関係ないとこで鳴ってる」って書いちゃいましたけど、全部関係あるんだよ。ムダな音なんてヨネケンの音楽の中に一つもないんだよ。メロディのどこにどういう音を入れ込めば人間の琴線をバチンできるか、そういうの全部わかった上で全部100パー計算して作られてるってのが素人目にもわかる。だから「なんかこいつすげぇ」って生まれたての赤ちゃんから明日死にゆく老人までが思うっていう。もうヤダこいつ。

歌詞にふんだんに使われてる古語とか…急な演歌調とか…はぁ……やめてくれや……こんなん絶対ジジイ歌いたいだろうが…絶対すでにウォーミングアップ始めてるよ部長。耳すましたら「ヴゥぅん!ヴゥぅん!」ってノド鳴らす音聞こえてくるよ。地獄のうめき声が。

…ちくしょうが…こ、こうなったら俺も練習するしかねぇ…。俺自身が「カラオケで米津玄師歌うオッサン」になるしかねぇ。殺られる前に殺ってやるよ。なんなら俺から「部長ぉ〜!今日カラ館行きましょうよぉ〜カラ館〜〜!」って誘う。で、俺が先にFlamingo入れる。そんで部長に「おっ!わかってるなお前!この曲俺も良いと思ってたんだよ!」とか言われて二人で肩組みながら歌ってやらぁ、Lemonサワー片手に。