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【文字起こし】新藤晴一ラジオ「カフェイン11」ポルノグラフィティ新曲『フラワー』歌詞について

11月12日放送のポルノグラフィティ新藤晴一のラジオ「カフェイン11」にて、映画『こんな夜更けにバナナかよ』の主題歌でもある新曲『フラワー』について楽曲への想いを語っていました。

 

 

(新藤晴一)ではさっそく新曲『フラワー』を紹介させていただきたいなと思います。今回の曲は実話を基にした映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の主題歌としてオファーを受けました。えーと、ま、筋ジストロフィーの主人公と、その彼を取り巻くボランティアとのこの悲喜こもごもを描いた映画なんですけれども。

ま、実話、映画はやっぱりこう大泉(洋)さんのあのチャーミングな感じで、こう本当の実話をなんていうかな、それこそ悲喜こもごもを、わかりやすく噛み砕いてみたら元気になるような映画になってて、エンターテイメントとしても楽しい映画に出来上がってるんですけど、ま、この話作るときにあのー、基のもちろん原作も『こんな夜更けにバナナかよ』って原作なんじゃけど、それ読んだらまぁやっぱ本だけあって、まぁドキュメンタリーなわけじゃん。それを読んだとき曲を作るのは難しかったねこれ。

まぁ本当に綺麗事ばっかりじゃないけぇさ、それをこのポップスとして成り立たせるっていうのがすごい難…だけどこの『フラワー』っていうモチーフ?やっぱねホンマにそれだけ人が、ドキュメンタリーって人が生きた分だけの厚みがあるわけよ、厚みと美しさと汚さ、みたいな。人って生きてるだけで汚い部分はあるし、生きてるだけで美しい部分もあるし、それがエンターテイメント、フィクションだと、どれだけ書き込んどってもホンマ書き込んどる分しかない…だいたい。

それとホントの人って言うたら厚みとか量とかスケールとかもう、それがまったく違うわけ。で、この鹿野さんっていう主人公なんじゃけど、ホントの鹿野さんの厚みとか深みとか奥行きとか、人間ひとりじゃけぇ、それを曲にするのはすげぇ難しかったなぁ…。

大泉さんとも少し話す機会があって、大泉さんも10キロぐらい減量したっつってたなぁ。で、えーと、本物の鹿野さんの写真を見ると、まぁ大泉さんのほうがやっぱりちょっと、なんていうのかな、俳優さんじゃけぇ、えーと、俳優さんみたいな顔しとるわけじゃん。

でもやっぱり、ちょっと本物の鹿野さんに近づけたのか、まぁそういう意味では少し病気がちなほうに近づけたのか、一回…これ言ってもいいんよね別に、一回、度の強いメガネをかけて、目を小さくする、しようとしたんだって。でも、それだけだと大泉さん実は視力が良いけぇ、見えんじゃん逆に。じゃけぇ、一回目を悪くする、視力を悪くするコンタクトを入れて、すごい度のキツいメガネしたらなんか目がちっちゃく映るんだって。みたいな、たぶん大泉さん自体もその原作を読まれて、その鹿野さんを演じることをすごい悩まれたと思うんじゃけど。いや、ほんとに今回はすごい難しかったな、という意味でそれを表現するにはやっぱ花とか、なにかもっとほんとに…ま、花っていうのは生の象徴みたいなことじゃん、生きるっていうことの象徴みたいな。やっぱそういうでっかいとこで包み込まないと、それ以上フォーカスしていくと……フォーカスしてくことができなかったな、俺には。というくらいやっぱり人間の、本当の人間のことって難しいね…。ま、それでも昭仁くんのメロと篤志のアレンジは素晴らしかったので、そのへんにも引っ張られながら歌詞を書けたかなと思います!では、聴いていただきたいんですけど。では、ポルノグラフィティの新曲ですね、『フラワー』。

 

はい、聴いていただきましたけどフラワー。歌詞書いてて、さっきの話の続きじゃけど、やっぱこう、俺はフィクションは好きなわけ。別に普通に映画とか、エンターテイメントとしてフィクションは好きだし、けどそのなかで歌詞書くのと、ドキュメンタリーの歌詞書くのとって、さっき冒頭にも言ったけど、例えばエンターテイメントの映画のなかで不治の病の人って出てくるじゃんよく。最近のキラキラ映画も含めて。設定として、亡くなっていくときに綺麗な女優さんがちょっとこう涙流してニコって笑って亡くなっていくみたいなシーンがあるとするじゃんか。その時に「君の笑顔は」は書けるのよ。エンターテイメントのフィクションの映画に対して病気で亡くなっていく人に対してのことは書けるわけよ。

でも、このほんとにノンフィクションで限定された個別の案件、鹿野さんっていう人って。この人はたしかに写真では笑ってる写真とかもあるんじゃけど、別に人を元気にするために笑ってるわけじゃないわけ。自分が生きるために笑ってたり、自分が生きるために強かったりするわけよ。別に勇気を与えよう!とかそういうことじゃなくて、とにかく自分が生き抜くために、みたいな…ことをポップスにするのは難しいなぁー……ほんとに…。このへん、このへんはちょっと…もっともっと自分を、俺自身がなんか、しっかりとした、なんていうかなー、もっと深みのある人にならないと作れないとこなのかなぁということをこれを書きながらすごい考えました

 

<文字起こしおわり>