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Fight Song

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週刊少年ジャンプの急な打ち切りが死ぬほど心臓に悪い

週刊少年ジャンプ、子供の頃から毎週楽しく読んでるんですけど、ジャンプお家芸のひとつ、

「人気なくなった漫画が急に連載打ち切られる」

アレなんとかなりませんか。そろそろ読んでるこっちの心臓が止まるわ。

「新進気鋭!若き天才現る!」とか東京ドーム包むくらいの大風呂敷広げて、巻頭カラーとかセンターカラーでドドーン!と新連載スタートキメるわけじゃないですか。それで、こっちも「絵フツーだけどバトルシーン超面白いな…」「ストーリー全然意味わからんけどヒロインがアホみたいにかわいいな…」って当たり外れはあれど次話を楽しみにしながら読むじゃないですか。

けど、3話4話5話…って進んでいくと、なんか様子おかしいんですよ。俺の中の稲川淳二がずっと耳元で囁いてくるんですね。「あれー?変だなー変だなー、先々週は上から3番目くらいの掲載順だったのに、先週は真ん中よりちょっと下…今週は後ろから2番目だぞー?やだなーこわいなー」って。ちょっともうこの時点で鳥肌止まんないんですけど。なのに、その漫画自体はそんなん微塵も感じさせないで「あと100話書きます」みたいなノリでやってんですよ。「まずは8人仲間集めるぞ!」っていうストーリーの3人目のくだりに何話も平気で費やしたりしてるし、「人の心を失くした最凶の敵現る…!くそっ…今の俺達じゃまるで歯が立たない…!伝説の老師のところで修行だ!」みたいなのバンバン書いてる。

だからこっちも(あっ…掲載順位は下がったけど、大丈夫だったのかな…?デッドゾーンの20話、クリアしたのかな…?よかったぁ…)ってホッとするじゃないですか。で、「よっしゃあ…いよいよ面白くなってきやがった…!」ってワクワクしながら次のページめくったら、

 

数年後ー。

 

は????????いやいやいやいや。

 

「あの戦いは本当にすごかったよなぁ…」

「あいつはいま腕を磨くために海外で頑張ってて…」

 

は????????????いやいやいやいやいやいやいやいや。いやいやいやいやいやいやいやいやいや。

 

「俺たちの戦いはこれからも続くんだ…!」

「さぁ…終わらないパーティをはじめようか…!」

ご愛読ありがとうございました!先生の次回作にご期待ください!

 

終わらないパーティ1秒で終わったーーー!!!???

 

ごめん。あの、ごめん。ちょっと待って。待て待て。ついていけてないついていけてない。おい。やめろ。急ピッチで風呂敷畳もうとすんな。まだ中のおまんじゅういっぱい残ってますけど?潰れてる!あんこはみ出てるから!ちょっ、残り5人の仲間は??最凶の敵との戦いは??

やめて。今まで出てきたキャラクターの満足げな表情に合わせて主人公が長方形のコマで心境語るモノローグやめて。ずっと見開きで絵だけドン!!!みたいなコマ多かったのにいきなりセリフ詰め込むのやめて。全然まとまってないのにまとめようとするのやめて。ラスト数コマにぎゅぎゅー!って詰め込むのやめて。キャラクターより文字のほうが大きくなっちゃってるから。絵がセリフに押し出されてるだろ。ロケット鉛筆じゃねぇんだから。ちょっとしたホラーだよこんなの。やば…ちっちゃい鳥肌たくさん集まって1個のおっきい鳥肌になってる…。キングスライムみたいになってる。

しかも「表紙の時点じゃラストかどうかほぼわかんねぇ」のが本当に鬼。デーモン。たまーに「感動の最終話!大増38ページ!」とか触込んでくれるパターンもあるんですけど、それはまぁまぁの人気作限定で、明らかに打ち切りパターンだと最悪その漫画の冒頭ページに行ってもわかんないですから。普通は最終話つったら、話数のとこに「Last Lesson」「Final Chapter」とかってやるじゃないですか。しれーっと「21ノ拳」とかやってるのに誰が最終話ってわかるんだよ。まだまだ続くって思うだろうが。なにが「21ノ拳」だよ。オリジナルの話数カウントが悲壮感をさらに煽ってくるからもう。

なによりも一番悲しいのが、漫画家本人が1ミリも納得してないのが読んでるこっちにもビンビン伝わってくるってとこで、そんなの悟られちゃ絶対ダメだろ。原稿に涙の痕が滲んでるの、わかってるからな。いくら人気至上実力至上の厳しい世界だからっつって半ばヤケクソみたいな終わらせ方お前……。「ご期待下さい!」誰が期待できるんだよ。あんな地獄が他にありますか。読み終わり泥食ったみたいな顔になってますからこっちは。しまぶーのアレをリアルタイムで経験した身でもキツい。

漫画が人気出なかったのはしょうがないけど、他にやりようないんですか。どのタイミングで漫画家に終了通告するのか知らないですけど、せめて最低でも3話くらい前には決めて、本誌にもちゃんと「ラスト3話!」って載せる、とかさ。じゃないといつか本当に心臓麻痺になるって。名前も書かれてねぇのに。どんなデスマガジン?

ジャンプは大好きで大好きで、ジジイになってもずっと読み続けていきたいと思ってるんですけど、あの時だけはジャンプどころか、底のない落とし穴に落ちた気分。次回作にご期待下さい。