このたび最強のワイヤレスイヤホンが決定しました。『GLIDiC Sound Air TW-7000』。千あるワイヤレスイヤホンの中で圧倒的なナンバーワン。王。
このイヤホン、音質も普通。デザインも普通。サイズも普通。ペアリングのしやすさも普通。接続タイプもUSB Type-B。値段も普通。専用のアプリも存在しない。正直言って、使い勝手でいうとair podsの足元にも及びません。しかし、ただ一点、TW-7000が最強を最強たらしめる最強の理由、それは
「バッテリー持ちが鬼」
これのみ。
音楽再生/通話時間:約9時間 (充電用ケース使用時:約25時間)
「音楽再生/通話時間:約9時間」
この鬼のスタミナ。これ関してはアップルのair podsだろうがSONYのノイキャンだろうが、BOSEのサウンドスポーツだろうが、他のワイヤレスイヤホンはもはやただの耳栓。
ある日、グラウンドに集められたワイヤレスイヤホンたち。そこでは「最後の一人になるまでひたすら走りつづける」地獄の耐久レースが行われようとしていました。
air pods「いや楽勝っしょ?俺のこと誰だと思ってんの?」
サウンドスポーツ「くだらん…茶番だな……」
ノイキャン「全員皆殺しだぜェ〜〜!ヒャッハ〜〜〜〜!!!!」
TW-7000「……」
ー9時間後ー
air pods「ハァ…ハァ……も…もう勘弁してください先輩……すッ…すみませんでした……」
周りはイヤホンの屍の山。そして最後の一人になり、だらしなくヨダレたらしながら土下座するair pods。そんなair podsを見下ろしながらTW-7000は涼しい顔で一言、
「…もう一周…する…?」
もう抱かれたい。完全に主人公。カッコ良すぎる。「イヤホンに抱かれたい」、そんな感覚になったのはTW-7000がはじめて。吉沢亮を耳につける感覚を味わえる。「つけるタイプの吉沢亮」、それがTW-7000。
Bluetoothイヤホンユーザーは誰しもが一度はBluetooth未経験者の有線厨にこんなことを言われた覚えがあるでしょう。
「いや、Bluetoothって電池持ち悪いんでしょwwwショボwww」
このBluetoothチェリーボーイどもが100パーの確率でのたまう戯言、妄言、虚言、そのすべてに「喝」を叩きつけられるのは圧倒的なバッテリーを持つこのイヤホンただひとつ。俺はこいつらに言ってやりたい。
「え!?大人になってまだ耳に吉沢亮つけたことないの?ダサ!」
って。そしたら、こいつらどんな顔するのか笑いが止まりません。
さて、文章だけではこの凄さが伝わりにくいので、実際に吉沢亮を耳につけて実験した画像を紹介します。例えば吉沢亮をiPhoneに接続し、自由にスマホを操作しながらradikoやらSpotifyやらを流しっぱなしにすること5時間半、
吉沢亮の充電が尽きる前にiPhoneのほうが先に死に、吉沢亮のバッテリーは半分しか減っていないという事実…これが吉沢亮の力。
しかも、驚くべきは吉沢亮を収納するケースのサイズ。これだけのバッテリーを実現するケース…どれだけデケェんだよ…もしかしてリュックみたいに背負うタイプのバッテリーか…?と思ったら、生卵と比べてもこの絶妙なサイズ感。
間違えて卵の黄身を耳に突っ込んで米にイヤホンをかけて食うところでした。
…ただひとつ大きな問題が…9時間も吉沢亮で音を至近距離から聴き続けた場合、吉沢亮の充電が切れる前にわれわれの耳のほうが爆発し粉々に吹き飛びます。いや…並の耳では吉沢亮をつけることすら叶わない…吉沢亮を耳につけるというのはそれだけのことなのです。
そう…もはや「耳に吉沢亮をつけている」のではなく「耳が吉沢亮につけさせられてる」と言ってもいい…もしかしたら…われわれが吉沢亮を選んでいるのではなく、われわれのほうが本当に吉沢亮にふさわしい耳かどうか、試されているのかもしれませんね…