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ネタバレ『鬼滅の刃』ラスボス「無惨様」の言ってることムチャクチャすぎて百周回ってかわいい

漫画『鬼滅の刃』に出てくる「無惨様」っていうラスボスがいるんですが、初登場から終始言ってることやってることがムチャクチャすぎて百周回ってかわいく見えてきた。もはや愛おしさすら覚える。

敵味方問わず、根っこの部分に孤独、辛さ、寂しさを抱えていてどんな嫌なキャラでも感情移入してしまうのが『鬼滅の刃』の最大の特徴なんですが、無惨様に関しては諸悪の根源にして最強の敵であるにも関わらず、初登場からず〜〜っと漂い続ける「小物臭」。クソペラ。

テメェが人間を鬼に変えた張本人なのに「自分の名前言っただけで死ぬ呪い」かけるくらい他の鬼のこと1ミリも信用してなくて、自分がちょっとヤバくなると逃亡癖のあるヘタレ。そのくせ手塩にかけてたお気にの鬼が一匹やられたくらいでかんしゃく起こして他の鬼集めて意味不明な理由つけて皆殺しにしちゃう。

 

無惨様「お前らなんでそんなに弱いの?何回お前らのメンバー入れ替わってんだよ」

鬼1(いや…そんなん俺らに言われても…)

無惨様「そんなん俺らに言われても、なに?言ってみ?」

鬼1(え、心読めんの…?やっば…)

無惨様「なにがやばいんだよ。言ってみ?」

鬼1「すいません!すいません!すいま」

無惨様「死刑」

 

グシャー

 

無惨様「お前、俺に怒られることよりあいつら(主人公達)にビビってるだろ」

鬼2「えッッ!?いやビビってないです!ビビってないです!」

無惨様「だってお前いっつもあいつらと会ったら逃げようと思ってるだろ」

鬼2「いやいやいやいや!思ってないです思ってないです!命かけて戦いますってマジで!」

無惨様「は?お前なんで俺の言うこと否定してんの、死刑」

 

グシャー

 

鬼3「ちょっ!ちょっと時間もらえますか!?マジで役に立ちますから!マジで!」

無惨様「ちょっとじゃわかんないから。時間は何時間、何日、なんの役に立てるんだよ。お前に何ができるんだよ具体的に言え」

鬼3「いやホンッット無惨様の血さえ!血さえもらえたら!強くなりますから!マジで!マジで!」

無惨様「は?なんでお前に言われて俺が血やらなきゃいけねぇんだよ。お前ごときが俺に指図するな」

鬼3「えッッ!?違います違います!いやそういうことじゃなくて!」

無惨様「うるさい。違わない。俺の言うことは絶対。お前に拒否する権利はない死刑」

 

グシャー

 

えぇ〜〜…まったく話通じないこの人…。たまに電車にいるヤバいジジイと同じ臭いするんですけど…え?てゆうかこれ無惨様が一番鬼殺してない?ほっといたら鬼滅隊がやらんでも無惨様が鬼全員殺してくれるまであるけど?もうタイトル『鬼滅の刃』じゃなくて『鬼滅の無惨様』に変更してください。

 

極めつけは、何人も何人も味方も敵も死んでようやくようやく主人公たちが無惨様のもとへたどり着くんですけど開口一番、

 

「しつけぇ」

 

「マジでしつこいお前ら。もうお前らの顔飽きたんだけど。会うたび会うたび親の仇だ家族の仇だってバカかよ。もういいじゃん?お前ら今生きてんじゃん?ならいいじゃん?台風にあったみたいなもんだって思って諦めろよ?下向いてばっかりじゃ前進めねぇって。いい加減に前向けよ。お前らだけだぞ?何回も何回も。他の奴らは前向いて仕事して寝て起きてって生活してんじゃん。なんなのお前らは働きもしないで。はっきり言って頭おかしいよお前ら。頭おかしいマジで。もう疲れたし俺。早くやめたいんだよこんなこと」

 

とか長々とクソヤバ暴論のたまってて、ごめんもう無惨様のこと全然わかんない。…わかんないし、気持ち悪いし、良いとこ本当に一個もないし、まごうことなきゴミカス。

 

…ゴミカス…なんですけど…そんな無惨様にも叶えたい夢があって…

 

「日の光の下を歩いてみたいの…」

 

タイヨウのうた

 

なんか『タイヨウのうた』みたいなこと言い出してて…俺にはもう沢尻エリカかYUIにしか見えないので、ぜひ死ぬ前に一曲リリースしてほしい。

 

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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