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ミクスチャーブログ

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M-1グランプリ準決勝ライブビューイングに行ってほしい

今年M-1グランプリ準決勝ライブビューイングに行けなかった人はぜひ来年行ってほしい。関東・関西以外に住んでいる人間にとってM-1の予選を生に近い形で見る機会なんてほぼなかった。それが近所の映画館で見ることができる。これは死ぬ前の夢?

ライブビューイングの一番良いところは、

 

「ネタ中は芸人以外絶対に映らない」

 

これに尽きる。テレビで放送するネタ番組で、笑いが起こるたびに審査員や観覧のタレントの顔がいちいち映るのが本当に親のかたきだったんですが、ライブビューイングはそれがない。ネタが始まれば映るのはその芸人だけ。

テレビじゃ見ることのできないボケたあとの楽しそうな顔、ツッコんだあとのドヤ顔、ウケた瞬間の絶頂しそうな顔、そのすべてを1秒も逃すことなく感じながら100%のネタのシャワーを至近距離で全身に浴び続けられる。完全な無修正の笑い。最高以外のなにものでもない。

しかも舞台はM-1準決勝。全組見て改めて残ってる芸人は「5040組の中から勝ち上がってきた26組」なんだと思いました。倍率193.8倍。どんな大学に入るよりもムズい。全員化物。人間とお笑いのキメラ。面白くない芸人なんていないし、全員の面白さにたぶん差なんてない。

そのなかでも実際、決勝進出経験のあるミキ、和牛、かまいたち、カミナリ、トム・ブラウン、、、売れてる芸人たちの「華」は圧倒的。出てきただけで目に突き刺さるオーラ。絶対に笑わせてくれる安心感、強者感。トム・ブラウンなんかもう完全に魔王と戦う前に中ボスで出てくる汚い悪魔。

が、それに相対する「売れてない芸人たち」の「やってやんぞ感」。演ってやんぞだし、殺ってやんぞだった。刺し違えてでもやる。全裸でヤリ持って突っ込んでくる。そんなヤバいやつらが売れてる芸人たちと同じ、いや、それ以上の爆笑をかっさらってるのを見て笑えた以上に興奮した。特に、からし蓮根、オズワルド、ぺこぱ、ミルクボーイは異常。なにを言っても鬼のようにウケる。完全に確変入ってた。

 

終わってみれば、頭イカれるくらい笑った。売れてる芸人、売れてない芸人、誰が落ちてもおかしくなかったし誰が決勝に行っても良かった。そして決勝のメンバーを見て、最高のメンバーだと思ったし最高のM-1決勝戦になると思った。

 

M-1グランプリ2019ファイナリスト 

インディアンス(2010年結成)

オズワルド(2014年結成)

かまいたち(2004年結成・昨年ファイナリスト)

からし蓮根(2013年結成)

すゑひろがりず(2011年結成)

ニューヨーク(2010年結成)

ぺこぱ(2008年結成)

見取り図(2007年結成・昨年ファイナリスト)

ミルクボーイ(2007年結成)

 

「誰?かまいたちしか知らないんだけど?」

 

その知らないアピールなんなんだよ。恥ずかしいからもうやめろそれ。「ヒゲダン?ヒゲダンス?」って言ってるジジイと一緒だぞ?バカじゃねぇんだから「知らない」って言う前に調べろよ。お前のその手に持ってんのはカマボコか?未来だろ?