kansou

ミクスチャーブログ

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おしりに塗る薬の名前が怖くて塗れない

ケツの調子が悪いので病院で大量に薬もらってきたんですけど名前怖すぎて震えてる。

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「ボラザ」

 

暴君の名前かなんかか? 

なに入れようとしてくれてんだよ。ケツに注入するものの名前にしては物騒すぎるだろ。名前聞くだけで梅干し食った口みたいにケツの穴が「キュッ」ってなっちゃうだろ。

「ボ」「ラ」「ザ」物騒中の物騒な3文字に加えダメ押しの謎の「G」。「ボラザG」、え?Guilty(ギルティ)のG?こんなものを体内に注入したあかつきにはもう自分自身がどうにかなっちゃうだろうが。

仮にもし「ボラザG」が

「オシリヌリ〜ヌ」

とかだったら俺は喜んでケツ出してたよ。だがな「ボラザG」、お前には優しさがまったく感じられない。俺が小5だったら一周回って「ボラザGカッケー!」ってなってたかもしれませんけど、もうガキじゃねぇから。「ボラザG」じゃ俺のケツは動かねぇよ。あまり俺を見くびるな。

 

思えば、ずっとそうだった。俺が「薬」というものに抵抗があったのは間違いなくその「名前」のせいだった。むかしアレルギー性鼻炎になったとき処方された

「ザイザル」

そのとき、なんの気なしに調剤薬局の人に「なんでザイザルっていうんすか?」って聞いたら、

「アルファベットの最後xyzとallergy(アレルギー)のalを組み合わせてXyzal(ザイザル)、アレルギー薬の最終兵器って意味らしいですよー」

『最終兵器』ってお前…そんな厨二病のオタクがつけたみたいなネーミングセンス…

 

そもそも全体的に薬の名前が怖すぎるんだよ。少しは痔薬界の申し子「ボラギノール」を見習っていただきたい。「ボラギ」はともかく「ノール」の3文字がとにかく素晴らしい。「ノール」があるだけでめちゃくちゃ優しい雰囲気が出る。もしこれが「ボラギ」だけだと「王への復讐を誓う哀しき青年」みたいになるだろ。

ボラギは幼少期に家族を帝国軍に殺されてな、復讐だけに人生の全てを捧げる。そして15年後、ボラギは帝国軍として王直属の兵士となった。王の信頼を一番に勝ち取り、そこで殺す。最も信頼した者に殺される絶望を味わわせるために。

だが、ここでボラギに大きな誤算が起きる。王女である「ノール」と出会ってしまう…ノールはとても美しく純粋な女性だった。運命のように惹かれ合う2人…復讐と愛情のはざまで揺れ動くボラギ…

 

ノール「ボラギ…いったいなにを隠しているの…?全て話して…」

ボラギ「…俺は…家族を軍に殺された…だから王を殺すことが俺の全てだ…」

ノール「…そんな……」

ボラギ「だが…今は本当にそれが正しいのかわからなくなってる…ノール…君という存在に出会ってしまったから…」

ノール「ボラギ……」

ボラギ「ノール……」

 

「そういうことだったとはな」

 

ノール「お…お義父様……?」

ボラギ「王……いや…ボラザ!」

 

ボラザ「お前があの薄汚い小僧だったとは。これは面白い」

ボラギ「なんだと…」

 

ボラザ「いつか私の首を狙いに来るとは思っていたが、まさか兵士になって私に尽くしているとは」

ボラギ「それ以上…口を開くなボラザ…」

 

ボラザ「そして、そんな復讐のために生きてきた男が、その殺したいほど憎い人間の娘と惹かれ合っている…フハハハ…実に滑稽な話だ…!」

ノール「お義父様、もうやめて…!」

 

ボラザ「哀れな。やはり、あのとき殺しておくべきだったか。無様に死んでいったお前の家族と一緒にな!」

ボラギ「ボ、ボラザァアァアアアーーーーー!!!」

 

グサッ!!

 

ボラザ「ぐふっ……!」

 

ポタポタ……

 

ノール「お、お義父様!!!」

 

ボラギ「な、なぜだ…なぜ避けない…」

 

ボラザ「こ…これで……いい……」

 

ボラギ「……?」

 

ボラザ「…あ…あの村への襲撃は私を良く思わない兵士達の暴走だった…私はそれを止めることができなかった…ずっと…ずっと罪滅ぼしをしたいと思っていた…」

 

ボラギ「…そ…そんなはずはねぇ…だって…お前は…」

 

ボラザ「あのとき…まだ小さかったお前が…ずっと気がかりだった…」

 

ボラギ「なにを言って……」

 

〜回想〜

 

ボラザ「おい!これ以上先に進むな!」

ボラギ(幼少期)「いやだ!お母さんと妹を助けに行くんだ!!」

ボラザ「お前が行ってどうなる!!命をムダにするな!!」

ボラギ「うるさい!お前だってあいつらの仲間じゃないか!お前もころしてや…うっ!!(気絶)」

ボラザ(せめて…この子だけでも……)

 

 

ボラギ「う…ウソだ…じゃ…じゃあ…あれは……」

 

ボラザ「大きく…なったな……」

 

ボラギ「ボ…ボラザ…アンタは……」

 

ボラザ「…ボラギ……ノールを連れて今すぐに帝国を出ろ……」

 

ボラギ「えっ…?」

 

ボラザ「どのみち私は三将軍に命を狙われていた…もはや帝国は私の手に負える国ではない……これで…いい…これで…」

 

ノール「そんな…お義父様…」

ボラギ「待てよ…待てよ!ワケわかんねぇよ!」

 

ボラザ「すべて忘れ…2人で…穏やかな…日々を……」

 

ボラギ「なんなんだよ!全然わかんねぇよ!オイ!ボラザ!!」

 

ボラザ「ボラギ…ノール……生きろ…ただ…生きて…く…れ…(ガクッ)」

 

ボラギ「ウ、ウァァアアアア〜〜〜〜ッッ!!」

ノール「お、お義父様〜〜〜〜〜!!」

 

 

次回、アニメ『ボラザGenesis(ジェネシス)』第2話『終わりの始まり」、絶対見てくれよな!

 

 

ボラザめっちゃ良い奴でした……