Amazon.co.jp: 3年A組-今から皆さんは、人質です | Prime Video
「丸メガネかけてる菅田将暉、めちゃくちゃカッコいいな…俺もなりてぇ…」
そう思い、メガネ屋行って丸メガネを試着した。
記憶に新しいのがドラマ「3年A組」。菅田将暉演じる「柊一颯(ひいらぎいぶき)」。あのミステリスかつアンニュイな雰囲気、俺も出してぇ…
でも「柊一颯」って名前改めて考えてもスゲェ名前だな…生まれた瞬間から背負うべきプレッシャーがデカすぎるだろ。完全に物語の主人公じゃなければ成立しない名前…
これお前、菅田将暉が柊一颯という役名に見合うだけの顔面と雰囲気の持ち主だったから「柊一颯」の冠にも耐えられたものの、どうすんだよこれが菅田将暉じゃなくて菅義偉だったら。エブリデイ緊急事態宣言ですよ。
まぁ…そんなことはどうでもいい、俺は先へ行く。悪いな菅。俺は今日、菅田将暉に、柊一颯になる…
メガネ、スチャッ…
鏡、チラッ
ごはんですよじゃねーか
そこに立っていたのは柊一颯、ではなくごはんにかけるとめっちゃウマい海苔でおなじみ桃屋「ごはんですよ」のキャラクター・のり平だった。
おかしいだろ。なんでだよ…同じ人間で、同じような丸メガネをかけたのに、なんでこうも違うんだよ…こんなにも俺は菅田になりたいと願ってるってのに…なれないってのか…?俺は一生…菅田には……
が…ふと手元メガネを見ると…あることに気がついた…
そ、そうか…!俺がかけていたメガネと柊一颯がかけているメガネには決定的な違いがあった…
俺がかけていたメガネはレンズとレンズのあいだが「広い」。対して、柊一颯がかけている丸メガネはレンズとレンズのあいだが「狭い」。そう、この微妙な差によって俺が柊一颯になるのか、ごはんですよになるのか、の天国と地獄の分かれ道ということだったのだ。
柊一颯の写真をじっくりと観察し、かけている丸メガネとそっくりのメガネを探す…
見つけた…コレだ…コレで、俺も今日から柊一颯、そして菅田将暉…アカデミー賞俳優、オールナイトニッポンパーソナリティ、女子高生人気ランキング1位、米津の友達、小松菜奈とイチャイチャ……フフ…フフフフ…フフハハハハハハアアアアーーー!
メガネ、スチャッ…
鏡、チラッ
毎日香のさだきちじゃねーか
マジでいい加減にしろよ俺の顔面…てゆうか、ひいらぎいぶきすだまさき(iiaiiuiuaaii)とまいにちこうさだきち(aiiouaaii)で微妙に韻が踏めるんですが。なんの因果だよ。
誰か俺に線香あげてくれ