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ミクスチャーブログ

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生Vaundyのライブ見て絶望した

先日『ROCK CIRCUIT 2021 in EZO』で「Vaundy」のライブを拝む機会があったんですが凄すぎて絶望した。

Vaundy(バウンディ)。現役大学生 21歳。 作詞、作曲、アレンジを全て自分でこなし、デザインや映像もディレクション、セルフプロデュースするマルチアーティスト。

ずいぶん前から曲は聴いて「2000年生まれ」とかいう意味わからん情報に「2000年生まれって何年生まれ?」と頭バグるくらいには凄いのは知ってたんだが、生Vaundyは想像の5億倍化物で終わった後、ヨダレ垂らしながら気絶しそうになった。帰りすれ違った人にラリってると思われた。

Vaundyの曲を聴いてると理性が消え失せる。おそらく薬物系のなんらかの法律に引っかかってる。曲からなんかヤバい成分が分泌してないとあの気持ち良さは説明できません。海かってほど曲の振り幅が広いにもかかわらず「どの曲が好き!」とかじゃなく「ぜんぶ…ぜ〜〜んぶだ〜〜いすき…」と付き合って一週間のバカップルの感想になってしまう。出す曲出す曲ずっとオール100点叩き出してくる。

ポップス、バラード、ロック、ヒップホップ、R&B、そのどれもに新しさと懐かしさがある、時代がシェアハウス。

この世にある「名曲」と呼ばれる音をなにもかも食い散らかして自分の中に吸収して「オリジナル」として放出してるような。単なるコピーやオマージュじゃなく、コピーした上で自己最適化する能力。カービィかよ。

 

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そんな音楽を生で味わった瞬間、あらゆる語彙が消滅した。特に一曲目は『不可幸力』だったんですが、じらして…じらして…からの放出、あまりの気持ち良さに何人かサビで「さっ、サビィィイイ〜〜〜〜〜〜!」と叫びながら気絶していた。

音源があまりにも化物なので

「たのむ…ライブだけは普通であってくれ…『まぁすごいって言われてるけど意外とライブは大したことなかったな〜!まだまだ若いねェ〜!』とか言わせてくれ…これでライブまですごかったら…俺はもう…」

と逆に願ってたんですが、骨も残らないほど才能に焼き尽くされた。な…なんだこいつ……(断末魔のジョイマン)

ステージ上でのパフォーマンスの完璧さ、物怖じのしなさ、立ち振舞い、MCのこなれ感、オーディエンスの盛り上げ方、ドームツアー何回も経験したことのあるやつのそれ。言い方悪いですけどVaundyのビジュアルポインティじゃないですか、それなのにこのオーラ。一文字で言えば「王」。Vaundyによって空間が完全に支配されてた。「この世の人間はVaundyかそれ以外か」と言われてる気がした。もはやVaundyというかローランドだった。人生何周目?絶対強くてニューゲームだろ。

『怪獣の花唄』ではゲロ吐くほど脳を揺らされ、『東京フラッシュ』では「エモい」という言葉に一族皆殺しにされた俺が「エモォ…」としか言葉を発せられなくなるほど感情を刺激され、『しわあわせ』では「人生の意味」に気づかされ涙腺が破壊された。Vaundyの前では俺は「バウ」と鳴いてヨダレを垂らすだけの犬。も…もっとエサ(音楽)くれ

 

こんな21歳が存在していいのか…Vaundyが「愛」や「命」について歌ってるとき、俺はいったい何をやってた…?たしか…先輩にそそのかされて初めてパチンコ行って2万負けて「まぁ6万投資して4万出たから実質2万勝ちみてぇなもんだろ」と「6-4=8」になる魔法の計算式を教わっていたのがちょうど21歳札幌・夏。これが俺の札幌フラッシュ。

 

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