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米津玄師『ETA』怖すぎて聴く山本耕史

『ETA』…シン・ウルトラマンの主題歌『M八七』のカップリングなんですが、メフィラス星人の山本耕史くらい怖い。聴く山本耕史。なんだこれオイ。こんなん米津玄師のことあんまり知らないウルトラマンファンが「主題歌良かったからCDも買っちゃうぞ〜!」って映画観たテンションで聴いたらウルトラマンどころか狂うトラマンと化して全身の汁を漏らしながら泡吹いて気絶するだろ。

昔、米津玄師の曲でも特に変な音がいっぱい鳴ってる気持ち悪いのに気持ち良い通称「米津米津曲」だけを集めた記事書いて満点を「10米津」としたんですが『ETA』は「2億米津」でした。これをヒーロー映画のカップリングに持ってくる狂気…どれだけ人気が出ようが、大型タイアップの主題歌になろうが「絶対に俺の音楽には慣れさせねぇ」っていう執念すら感じる。もう俺は「米」という文字すら怖い。

 

鳴ってる全ての音がヤバい役演じてる時の山本耕史のような得体の知れない「恐怖」「不安」の具現化で、曲中0.1秒たりともホッとする瞬間がねぇ。聴いてる最中に急に米津が部屋入ってこないかずっとビクビクしてる。

タイトルが「ETA(到着予定時刻)」なのに出だしの時点でいきなり「人のいない空港」で全否定してくるのドサイコですし、こんな怖いのに「レスキュー」「モンタージュ」「ビーフシチュー」「延滞中」で陽気に韻踏んできてギャップで吐きそうですし、間奏ではもう完全に世界崩壊してますし、いたるところで鳴り響く

「ブボボボボボボッボオッボボボボボボボッ……!!!!!!」

という掃除機でティッシュ吸い込んだみたいな爆音、アレに人間の尿を漏れさせる意外の目的があるのなら教えていただきたいんですが…

俺この曲なるべく昼間から夕方にしか聴かないようにしてるんですよ。夜に聴くと次の日ベットの上が大洪水になりかねないので。子供の頃に間違ってアホみたいにグロいホラー映画観ちゃって、しばらくお父さんお母さん無しじゃ夜にトイレ行けなくなった時期みたいなの誰にでもあると思うんですけど、まさか大人になって味わうとは思いませんでした。もう30超えてんのに…

しかも1番終わってから1分18秒で急に全ての音が消えて米津でもない謎の女の声で

 

「ルーーーールーーーールーーーー……」

 

「ルーーーールーーーールーーーー……」

 

マジで誰…?大黒摩季の『あなただけ見つめてる』の間奏で急に外国人の声で「チンチン……モミモミ……」って聴こえてきたとき以来の衝撃。もはや音楽というより「音怖」

極めつけはこの曲4分47秒あるんですが、歌自体は3分30秒くらいで終わりそこからひたすら

「謎の電子音を脳内に流れ続ける」

という時間が「1分以上」続くんですよ…体験したことありますか、楽器の音ならまだしも、なにがどうやって鳴ってんのか1ミリも分からない謎の音を聴かせ続けられる恐怖、なんだこの三半規管バグり不協和音エレクトリカルパレード…

 

もう『ETA』聴くの嫌なんだよ…油断したら一瞬で精神がもっていかれそうになるし、ここ数日どんだけヤクルト1000飲もうが米津が夢に出てきて耳元で「義務野菜義務野菜義務野菜…」って言ってくるんだよ…多分これ以上いったら音に溺れて死ぬ、なのに気づいたら『M八七』よりも『POP SONG』よりも回数聴いてるし、むしろここ数日は『ETA』しかリピートしてねぇエンドレス米津ゾーンに突入してんだよ…

さっきも書いたように米津玄師が作る「米津米津曲」ってほぼホラー映画なんですよ、扉開けたら何が出てくるか分からない、怖いのにそれを覗くことをやめられない。むしろ米津の曲で死にたいから聴いてるし、逆に言えば米津米津曲を聴くことが生きる理由のひとつになってる…誰か俺を助けてくれ。

だからもう米津玄師を聴くことを一生やめられないんですよ…もう俺の人生は米津と共にある。「米津米津」、私の好きな言葉です。

ETA

ETA

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