男だ女だと言うことすらタブーになりかけてる令和にめちゃくちゃ男だ女だと叫ぶ恋愛リアリティーショー番組、時代錯誤のラスト・サンこと「バチェラー・バチェロレッテシリーズ」の続編『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2がいよいよスタートします。
バチェロレッテとはそもそも「女1人が男17人をふるいにかけ最後に残った一人と結婚を前提に付き合う」がルールなのですが、シーズン1が
「誰も選ばないで『私は私の道を行く』と宣言して終了」
という完全無視のラストを迎え1回目にして企画倒れしたので、もう二度とやることねぇだろと思ってたんですがまさかのシーズン2。
その2代目バチェロレッテに選ばれたのが
「職業はスポーツトラベラー」
「この世界の美しい瞬間を全て見て人生終わりたい」
「なにをしてきたか、どういうことを思ってきたかはオーラに出る
と、予告の時点から常人には理解できない言動で暴れまわってた初代バチェロレッテの強すぎるアクを極限まで取り除いて旨味だけを抽出したブイヨンのような女性で、
「コスメブランドを運営する会社を経営」
「興味ない人からモテても意味ない」
「理想のタイプは私のことを好きな人」
「見た目だけでは絶対に選ばない」
こんなにバチェロレッテの言葉理解できることあります？
いかに初代がインタレスティングクレイジーウーマンだったのかを改めて思い知らされました。現時点のおもしろ要素は正直めちゃくちゃ薄いです。
しかし、むしろそれが逆に怖い。サスペンスの世界では「犯人に見えなさそうな奴が真犯人」「一見真面目そうな奴が一番のサイコパス」という展開が往々にしてあるのと同じように、パット見どこにもツッコミどころがない、世の中の綺麗な部分だけを集めてできたようなお姫様が、フタ開けてみたらとんでもない激ヤバ狂人だったという可能性も十分にある…
そして、ある意味バチェロレッテ以上に重要なのが彼女を奪い合う参加者達。今回も十人十色、様々な肩書きと経歴を持つ男性17人が大集合していました。
「成長する、弱気なオトコ」36歳 プロバスケットボール選手
「甘えとプロテインでできているオトコ」24歳 パーソナルトレーナー
「漢気がモテに昇華するオトコ」33歳 飲食店経営者
「港区、経営者なオトコ」33歳 起業家
「安心感、ぬいぐるみ級のオトコ」26歳 ラグビー選手
「謎をクリエイトするオトコ」30歳 映像監督
「経験値を余裕に変えたいオトコ」40歳 デザイナー
「たぎり散らかってるオトコ」27歳 劇団員
「操縦不能、自由なオトコ」30歳 タクシードライバー
「恋愛OSアップデート済みなオトコ」24歳 大手外資系IT企業マーケター
「独身貴族に飽きてきたオトコ」37歳 会社経営者
「自分探しCollection’22なオトコ」35歳 ファッションデザイナー
「負けん気は首席なオトコ」22歳 大学生・アプリ事業運営
「人生を笑ってサバイブするオトコ」25歳 モデル
「戦略的パリピなオトコ」30歳 ダンサー・歌手
「ふんわり、アーティストなオトコ」36歳 美容師・画家
「恋愛もパワープレーなオトコ」28歳 プロバスケットボール選手
相変わらず「大麻吸いながら考えてんの？」としか思えないクオリティのキャッチコピー。あえて「オトコ」をカタカナにするセンス何？
「成長する、弱気なオトコ」36歳 プロバスケットボール選手
「恋愛もパワープレーなオトコ」28歳 プロバスケットボール選手
バスケ選手かぶりすることある？
そんなポピュラーな仕事じゃねぇだろ。どんな確率？しかもバチェラーシリーズって何ヶ月も仕事休んで同じホテル共同生活しながら婚活してく番組だって認識してたんですけど、え？試合とか練習とかないの？プロスポーツ選手ってそんなパッと休めるもん？
絶対「1on1デートどっち行くか1on1で決める」みたいな展開あるだろ、世界一しょうもないスラムダンクやるな。
他にもなかなかヤバいメンバーが揃っているんですが、
変な役演じてる時の浅野忠信？
「自分探しCollection’22なオトコ」
「自分探しCollection」って何？
「恋愛OSアップデート済みなオトコ」24歳 大手外資系IT企業マーケター
IT企業マーケターに対してパラメーターの「パワポスキル」はディスりがひどい。
「戦略的パリピなオトコ」30歳 ダンサー・歌手
他のダンサーと歌手への風評被害やべえ
「謎をクリエイトするオトコ」30歳 映像監督
ジェネリック綾野剛？
「港区、経営者なオトコ」33歳 起業家
言うことないからってただの住所と職業紹介で終わらすな。
「操縦不能、自由なオトコ」30歳 タクシードライバー
この職業の並びで「タクシードライバー」って逆になんで？
名乗ったもん勝ち、全員どうやって生活費を確保してるか謎すぎるうさんくさい職業アベンジャーズのバチェラー・バチェロレッテシリーズ参加者において「タクシードライバー」という言葉の響き。安心感しかありません。全力で応援したい。
ケンカして殴り合ってみんなでイカダ乗って「僕らはライバルですが仲間でもあるので！」って恋愛番組でワンピース実写版やるな。この麦わらの一味すぐ捕まるだろ。斧手のモーガンに瞬殺される。
そんな『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2、7月7日からスタートです。
