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ミクスチャーブログ

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KREVA主催『908 FESTIVAL 2022』行った衝撃で記憶飛んだ

9月23日金曜日、武道館で開催された『908 FESTIVAL 2022』に行きました。色々書きたいことがあるんですが、まず席が2階スタンド東だったんですけど全体的に「死ぬほど傾斜」なの何?

過去に行った他のイベント会場と比べてもあまりにも見下ろした時の角度が急すぎる。確実に「背中トンってされたら終わり」なんですが…

こども公園の滑り台にすら足震えるほどのハイパー高所恐怖症の俺にとって、こんな席で本当に楽しめるのか…そもそも立てるのか…そんな不安に襲われました。

しかし、開始時刻と同時に会場が暗闇になり、映し出される赤玉より真っ赤なKREVAのロゴ。死ぬほどカッコいいSE、そして現れる本日の主役KREVA、いやDr.K。

高所の恐怖は一瞬で消えていた。こんなカッコイイ人間がこの世に存在するのか…ただそこに立ってるだけで気絶しそうになるほどカッコイイ。異常なまでの色気。今年46歳???嘘だと言ってくれ…不老不死の薬開発した?

なにを隠そう高校時代、KREVAは俺にとっての「トガってた時期の師匠」でした。わかりやすさとカッコ良さの両方を完璧に両立させたKICK THE CAN CREWの音楽は、坊主が伸びかけた髪をワックスによりモダンアートのような仕上がりになったグチャグチャの髪型に、サイズの合ってないヨレヨレの制服、聞いたこともない謎のメーカー製の汚いスニーカーを履きこなしたその全てが文句なしにダサい童貞ジャリボーイだった俺にモロ刺さりしたのです。『スーパーオリジナル』『イツナロウバ』『マルシェ』『ONEWAY』『sayonara sayonara』『アンバランス』…名だたる名曲達のリリックの全てをノートに丸写しして完璧に暗記し、夜中に一人、部屋で歌い散らかしていました。

反抗期になると子供は親と喋るのも嫌になると言いますが、なにかとラップで会話をしようとする俺を親はめちゃくちゃ気持ち悪がり、逆に俺を避けるようになりました。そのくらい、俺はKREVAになりたかった。そんな記憶が一瞬で蘇ったのです。

 

生で観るKREVAという男の凄さ、まず「聴き取りやすさ」。そもそもの声質がバツグンに良いのに、その上でどこでどう韻を踏んでどういう歌い方をしてるのか、誰が聴いても分かりるように丁寧に一音一音を構築してるのが死ぬほど伝わってきて、マスクの中でヨダレ止まりませんでした。「分かる奴だけ分かればいい」みたいなラップじゃなく誰が聴いても凄いと感じるラップの王がKREVA。そして何よりも「見た目の良さ」。一挙手一投足の所作すべてにいちいち「ヒィイイイイイイ〜〜????か、カッコィイイイイイイイイイ〜〜〜〜〜!!!」と叫びたくなりました。

『クラフト』『王者の休日』そして急に来る

 

『Fall in Love Again feat. 三浦大知』

 

KREVAによって脳がグワングワンに溶かされたタイミングでの三浦大知、逆に「帰りたい」とすら思いました。2人を同時に見る衝撃に自分の体と心は耐えられんのか……?

 

2曲目『Blizzard』

3曲目

 

ヴァンッ……

 

プュリィィイイイィイイイ……プュリィィイイイィイイイ……プュリィィイイイィイイイ……プュリィィイイイィイイイ……プュリィィイイイィイイイ……プュリィィイイイィイイイ……

 

ビュウウウゥゥウウウウウ……ドルゥゥウウウウウウィイイイッッ!!!!

 

ドゥン!!デッェエエエエエエデッデッッデッッ!!!!

 

イェア……

 

タッチミ……

 

ドゥン!!デッェエエエエエエデッデッッデッッ!!!!

 

アッ

 

アッ

 

ドゥン!!デッェエエエエエエデッデッッデッッ!!!!

 

ドゥユワナァタッチ…

 

ドゥン!!デッェエエエエエエデッデッッデッッ!!!!

 

タァッチ…

 

アッ

 

ドゥン!!デッェエエエエエエデッデッッデッッ!!!!

 

イフユゥワナノゥ…

 

ドゥン!!デッェエエエエエエデッデッッデッッ!!!!

 

アフュアバユゥ…

 

アッ

 

ダ……イ……チ……レッツゴゥ…!

 

大知「ガァァル……記憶をリィサァァ

 

俺「タッチミィイイイイイイイイィイイイイイだァアァアアアアアアアンンヴィィィイイインンギィイイ?!?!ヒィイイイイイイイヤァァアアアアアアアアアア〜〜〜〜〜〜!!!!???!?!?!」

 

この衝撃がお分かりでしょうか。

 

2011年にリリースされた『Touch Me』…『EXCITE』『(RE)PLAY 』などに比べて一般的には有名とは言えない、世間が三浦大知のヤバさに気づく前の曲。それを慣れ親しんだKREVAフェスとはいえ三浦大知を観るのが初めてな客も大勢いる中で、俺に触れろ、俺に触れろ、と計「258回」タッチミーし、一度聴けば永久に三浦大知の全てが全細胞に刻み込まれる俺が三浦大知の曲の中で愛しているこの大名曲をっ、、ぶ、武道館でっ、、mジョッボボボボボ〜〜〜〜!!もう人生が終わっても良かった。

さらに『About You』『飛行船』『燦燦』…静と動の三浦大知にこれでもかと全身をボコボコにされました。およそ人間の動きとは思えないほど高速に手足を動かしながら全く乱れぬリズムで歌う三浦大知を見ていると「自分の体をまったく動かせていない」ことが恥ずかしくなり、今すぐ自分の手足をもぎたくなりました。

「もうころしてくれ」

そう思ったタイミングで

 

『イッサイガッサイ』

 

三浦大知のカバーする

 

KREVAの

 

『イッサイガッサイ』

 

 

あっ、頭痛い頭痛い頭痛い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

もう逆に具合悪かった。

 

 

た、助けてくれ……誰か……

 

 

その場で死亡しそうになる俺を救ったのは3人のコメディアンでした。椿鬼奴、フットボールアワー後藤、藤井隆。そしてKREVA。急に始まるバラエティ番組。さっきまでの時間はいったいなんだったのでしょうか。数千人が一気に着席し、日本武道館が「自宅」と化したのです。

KREVAが名司会者「クレ宏」となり、3人がこのフェスに出ることになった経緯などを聞いていると、突然始まる「マジ歌」。

声カッスカスなのになぜか不快感が1ミリもない椿鬼奴の『Love's Moment』、美川憲一にしか見えないフット後藤の『ハートのIgnition』、言葉で言い表せないほど独特の動きを見せる藤井隆の『ヘッドフォン・ガール -翼が無くても-』、謎の中毒性がある曲が次々と披露され、脳が再びおかしくなっていると、

 

藤井隆「今日こんな素晴らしいフェスに出ることができたのもこの曲のおかげだと思ってます…聴いてください『ナンダカンダ』」

 

んんなっっっっ、、な〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜??????????

 

平成を生きた人間にとってもはや「国家」と言ってもいい『ナンダカンダ』。それがこの令和4年に、なっなっっ〜〜〜、、、オロロロロロロロロロロロロ〜〜〜〜〜〜

 

…ゲロを吐き興奮冷めやらぬなか、さらなる衝撃が私を襲いました。

 

みなさん、日本で一番歌の上手い人間は?の問いに誰を思い浮かべますか?玉置浩二?MISIA?B'z稲葉?宇多田ヒカル?色々いるでしょう。

 

 

KU・BO・TA

 

 

そう、この瞬間日本で一番歌が上手かったのは間違いなくTOSHINOBU KUBOTA

 

「たァ」

 

一言でその場を支配する異次元の質感。声が高いとか低いとかそういうアレじゃなく「そもそもどうやって声出してんの?」という、われわれとは根本的に違う生き物だと確信しました。この瞬間、人間は久保田利伸とそれ以外に分けられた。

KREVAとのコラボ曲『M☆A☆G☆I☆C』そして『Cymbals』、2曲とは言わず200曲いや2兆曲、この世に存在する全ての曲を久保田の歌で聴かせてくれ……そう思わずにはいられませんでした。

 

 

…そしてライブはついにクライマックス。KREVA先生が再び登場し、圧倒に次ぐ圧倒。

「俺は大知みたいに踊れないし、3人みたいに笑わせられないし、久保田さんみたいに歌えない」

とか謙遜こいてた数分後に

 

KREVA「全然違う 全然違う 一緒は無い 無い無い無い無い そんな価値判断じゃ長い儚い人生間違いばっかさ ワンランクアップを目指そうぜ ホンモノだけ選ぼうぜ 目が肥えると減る いや 消えていくフェイク 深呼吸しとく エンジン全開だが 冷静な判断できてるから 笑わずに聴いてくれ 見てくれ知ってくれ スケールの違いに気付く 今日からはこれが基準ッッッッッッッ!!!!!」

 

炎ボッッッッガァァアアアアアアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!

 

 

 

Your Love feat. KREVA、久保田利伸、三浦大知

 

 

ここからの記憶がないんですが……夢か………