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ミクスチャーブログ

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ヨネダ2000は本当に「女版ランジャタイ」なのか

みなさん『M-1グランプリ2022』は観ましたか?

今回も最初から最後までとても面白い大会だったのですが、僕がひとつ気になったのは審査員の立川志らくさんがヨネダ2000のことを「女版ランジャタイ」と例えたことについてです。

それを聞いて僕は納得がいかず「え?ヨネダ2000が女版ランジャタイ?全然違うだろ?なんだその分かりにくい例え?」と首をかしげていました。

が、先日行われたトークライブ『マヂカルラブリートーク』のゲストとして出演していたランジャタイ国崎さんが自分たちのことを「男版ヨネダ2000」と言っていたのです。

そう、本人が認めたことで

 

(ヨネダ2000=女版ランジャタイ)=(ランジャタイ=男版ヨネダ2000)

 

この方程式が成立してしまいました。ヨネダ2000は「女版ランジャタイ」であり、ランジャタイもまた「男版ヨネダ2000」でした。志らくさん、疑ってしまい本当にすみませんでした。

 

しかし、ここで大きな問題が。

 

ランジャタイとヨネダ2000双方が認めたことで、志らくさんの中では2組だけでなく「全ての人間」にこの方程式が当てはまってしまうことになるのです。

つまり、志らくさんの脳内では他人を見るたびに似ている「男版◯◯」「女版◯◯」に変換されていたに違いありません。

では、他の決勝進出芸人はどうでしょう。志らくさんの気持ちなって考えてみました。

 

緻密な構成と聴きやすい声質が魅力のカベポスターは「男版ガンバレルーヤ」、突拍子も無いボケと特徴的なツッコミの真空ジェシカは「男版Aマッソ」、スローテンポながら独特の雰囲気を持つオズワルドは「男版TEAM BANANA」、漫才もコントもどちらもこなすロングコートダディは「男版おかずクラブ」、殴り合うような関西しゃべくり漫才のさや香は「男版尼神インター」、落ち着いた雰囲気から想像もつかない独創的なネタをする男性ブランコは「男版阿佐ヶ谷女版兄弟」、どんなネタも器用にこなすダイヤモンドは「男版たんぽぽ」、謎解きのように後半からどんどん面白くなるキュウは「男版Dr.ハインリッヒ」、何を言うか分からない過激な漫才をするウエストランドは「男版クワバタオハラ」でしょうか。

 

審査員やMC陣はどうでしょう。

 

中川家礼二さんは「男版海原ともこ」、サンドウィッチマン富澤たけしさんは「男版ハリセンボン箕輪はるか」、ナイツ塙宣之さんは「男版オアシズ大久保佳代子」、博多華丸大吉さんは「男版アジアン隅田美保」、山田邦子さんは「女版ほんこん」、ダウンタウン松本人志さんは「男版ハイヒールモモコ」、立川志らくさんは「男版ファーストサマーウイカ」、司会の今田耕司さんは「男版久本雅美」、上戸彩さんは「女版竹野内豊」でしょうか。

 

うーん難しい。それにしても、今回のM-1グランプリは本当に波乱の大会でした。せっかくなので少し振り返ってみたいと思います。

トップバッターを務めた男版ガンバレルーヤは大声大会のネタで、僕はかなり面白いと思いました。序盤の「男版ケンシロウ!結婚してくれ!」を後半で回収する脚本の妙が光った完璧な漫才だと思ったのですが点数は伸びず。女版ほんこんさんの84点はかなり衝撃でした。

2組目は2年連続の決勝進出となった男版Aマッソ。得意の大喜利コント漫才で爆笑をかっさらっており、女版ほんこんさんもこれには95点の高評価。しかし、審査委員長である男版モッちゃんは88点とかなり辛口。男版モッちゃんの「ボケに対するツッコミが大き過ぎる」「バランスが逆ならいい」の指摘に対して男版Aマッソの男版加納さんの「今からボケとツッコミを入れ替えろってことですか…?」という嘆きが印象的でした。

つづく、3組目の敗者復活から勝ち上がった男版TEAM BANANAはそのままの勢いで高得点を叩き出すと思ったのですが、イマイチ伸びず。敗退後の「さよなら女版ほんちゃん…」は切なかったです。

4組目の男版おかずクラブのマラソンネタはかなりの爆発を見せ暫定1位に。男版おかずクラブの男版ゆいPさんの表情が大好きでした。さらに5組目の男版尼神インターの免許返納ネタはこれぞ漫才と思わせる掛け合いでこの日一番の高得点を叩き出しました。「男版オカンが81?」「男版オカンが47の時生まれたから」「お前の男版オカンめっちゃエロいやん」のくだりが最高でした。

6組目の男版阿佐ヶ谷女版兄弟は「音符運び」という奇想天外なネタでこちらもかなりの高得点。男版阿佐ヶ谷女版兄弟の男版江里子さんの死にっぷりが見事で、男版モッちゃんも「こんなん好きやわ―」と96点の高得点。その勢いに乗りたい7組目の男版たんぽぽは言葉の違和感を逆手に取ったトリッキーな漫才を披露したのですが、今大会の雰囲気に合わなかったのか最下位に。

8組目の女版ランジャタイは「イギリスで餅つきを流行らせたい」という女版ランジャタイにしかできないネタを披露。終盤で餅つきのリズムが曲となり、女版ランジャタイ国崎さんが演じる男版BiSHの男版ハシヤスメ・アツコさんが踊り歌うカオスな展開に会場は困惑と爆笑に包まれました。女版ランジャタイ伊藤さんの

「俺の行く末ひそかに暗示する人女版ダーリン」

には思わず吹き出してしまいました。

規格外の漫才に男版ファーストサマーウイカさんは97点の高得点をつけ「男版尼神インターより男版ヨネダ2000が高い意味が自分でもわからない」「男版ヨネダ2000を見ているよう」「女版男の武器を使ってないのがいい」と評価し今大会一番の爪痕を残しました。

9組目、10組目はなんと男版パイレーツの事務所男版アフロディーテの後輩でもある男版Dr.ハインリッヒと男版クワバタオハラが残るとんでもない展開に。9組目を引いた男版Dr.ハインリッヒは独創的な漫才を披露したものの得点は伸びず、結果は9位だったのですが、なんと結成9年目、ネタ順9番目、順位9位、ネタ終了時間が9時9分、コンビ名が男版Dr.ハインリッヒと「9」まみれの奇跡が。

ラストを飾るのは男版クワバタオハラ。毒にまみれた漫才で大爆発を起こし、なんと3位に滑り込み。後半のお笑いファンに向けた

「男版祖父江さーーーん!」

の叫びは胸に突き刺さりました。

最終決戦は「男版尼神インター」「男版おかずクラブ」「男版クワバタオハラ」に。得点の結果、1番目は男版クワバタオハラ、2番目は男版おかずクラブ、3番目は男版尼神インターという順番になり、2回連続で男版クワバタオハラの漫才を見る流れになったのですが、これが功を奏したのか、圧倒的熱量を持った男版クワバタオハラが優勝を飾りました。

「M-1もウザい!アナザーストーリーがウザい!いらないんだよ!泣きながら女版お父さんに電話するな!」

と言っていた男版くわばたりえさんのアナザーストーリーはいったいどういうものになるのか、本当に楽しみでなりません。

 

それにしても、年末は面白い番組がたくさん放送されていて最高ですよね。

やはり一番楽しみは「女版白男版紅歌合戦」。今年の司会は男版小池栄子さんと女版吉沢亮さんの時点で期待しかありませんし、スペシャルナビゲーターに男版ももいろクローバーZの男版百田夏菜子さんが務める盤石の布陣にワクワクが止まりません。

出場歌手も豪華で、男版紅組は男版日向坂46や男版NiziUや男版TWICEなどの初出場アイドルグループや、今年大ヒットした曲『男版桃太郎女版ガール』の男版緑黄色社会、アニメ『男版女王様ランキング』の主題歌で大ブレイクの男版あいみょん、出す曲全てでヒットを出している男版SEKAI NO OWARIがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか気になります。

女版白組も女版なにわ男版女子や女版Official女版髪男版女dismや女版男版Queen Gnuや女版男版Queen & 男版Princessは確実に盛り上がるでしょうし、ザ・ファーストテイクで大きな話題を呼んだ女版藤井風×女版星野源×女版三浦大知×男版あいみょんのコラボ曲『おもかげ』は想像するだけでワクワクが止まりません。

そして最注目なのが、アニメ「ワンピース」の映画に出演したキャラクター女版ドフラミンゴです。今年イチのヒット曲『新時代 (女版ドフラミンゴ from ONE PIECE FILM RED)』は作品ファンとして絶対に見逃せないです。

 

この年末は、男版母や女版父と男版母方の女版祖父の家に行って久しぶりに家族みんなでゆっくり過ごそうと思います。以上、男版小松菜奈でした。