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ドラマ『インフォーマ』の森田剛が求めていた最高の「地獄森田剛」で煮るなり焼くなり二宮和也

どこの語彙力消滅した限界変質者かと思ったらただの「二宮和也」だったツイートの影響で、ドラマ『インフォーマ』をネトフリで全話観たんですが、めでたく一瞬で時間溶けた。バイオレンスシーン9割の悪趣味ドラマ。こんなもんをファンに勧めるなニノ…

 

あらすじ:伝説の情報屋インフォーマがポンコツ記者と共に、裏社会の大物たちを次々と火だるまにする謎の殺人集団を追っていく。そこにはインフォーマと殺人集団との身の毛がよだつような因縁があり……

出演:桐谷健太、森田剛、横浜流星、石橋蓮司、山中崇、佐野玲於、MEGUMI、一ノ瀬ワタル、北香那、般若、他

あらすじと出演者だけで胃酸逆流オールスターなんだが、なかでも特に「森田剛」が俺のずっと求めていた森田剛で大量のゲロ吐いてしまった。


インフォーマを観る | Prime Video

森田剛が演じたのは殺人集団の絶対的リーダー。人間らしい感情がいっさい無く、マシーンのようにターゲットを葬っていく最凶の男。

他人の命にも自分の命にもまるで興味を示さず、誰を殺そうが、自分の仲間が殺されようが、虫が死んだ時と同じリアクションを取り続ける。想像してみてください、イッた目の森田剛が口半開きで人を殺める姿を。

 

特に興奮したのが5話。主人公の仲間を拉致した後、うまい棒コーンポタージュ味を「大麻でも練り込まれてんのか?」と思うほど射精後の表情でむしゃむしゃ食い、そのあとすぐ高級レストランに行き、高級料理が並んだメニュー表を舐め回すように眺めて一言、

「食いてぇもんねぇなぁ…」

とつぶやき、なんのためらいもなく主人公の目の前で仲間に銃を撃ち抜く。殺人集団がいかにヤバい組織なのか、そして森田剛が「すべての物事に興味が無い人間」ということを全視聴者に知らしめるシーンで、一生消えない鳥肌が立ってしまった。

「森田剛は人を痛めつける時に最高の色気を発揮する」

ということがヒメアノ~ルぶりに証明されてしまったのです。

 

そして、そんな森田剛とはまるで正反対の「うさん臭い関西人」を演じさせたら右に出る人間はいない、直情型アホ感情むき出しむさ苦しさ1000%桐谷健太との対比も最高。

どれだけ大切な仲間を森田剛に殺られようが、一瞬で立ち直り、ゾンビのように森田剛を追い回す森田剛とは別の意味でイカレきった男で、森田剛が桐谷健太の仲間を殺れば、桐谷健太も森田剛の仲間を殺る。桐谷健太が森田剛の仲間を拉致れば、逆に森田剛に桐谷健太の仲間を拉致る。この「不毛すぎる追いかけっこ」、完全に実写版トムとジェリー。

しかも別に桐谷健太側と森田剛側、どっちが正義とか悪とかなく基本的に全員カス人間なので、誰ひとり応援できない。後半、2人の「出生」に関わる謎と「真の黒幕」、そしてその目的が明らかに語られるんですが、マジでただの「変態の極み」で虫の裏側を見た後のような気分になりました。どこまでもエンタメでどこまでも他人事。心の底から「勝手にやってろ」と叫びたくなるのがドラマ『インフォーマ』なのです。

 

あと、今回の森田剛は基本的に「3人組」で行動しているんですが、そのメンバーが

 

・異常な頭脳を持ち、森田剛の手足として絶対的な忠誠を誓うメガネ男

・人間離れした怪力で、森田剛に向かってくる敵をボコボコにするデカ男

・森田剛

 

最 悪 の カ ミ セ ン

 

頭から爪先まで最高の「地獄森田剛」。この森田剛を見てニノも「全身焼かれたい…」と思ったことでしょう。えっ「煮るなり焼くなり二宮和也」ってそういう意味?