『GOLD』とかいう違法地下格闘技場みたいなアルバム出した直後にこんなド直球アイドルラブソングをブチ込んでくるのがSixTONES。
バトル漫画の日常恋愛回マジありがとう。手足の二、三本は消し飛んでる戦いの翌日に普通に学校行ってるみたいなキュンがある。動悸が止まらない。MVもだが、特にライブ映像のヤバさ。
「それでは聴いてください…バリア…」
俺「なんだその帽子!??!??!?!?!!」
開始1秒、衝撃。
頭に青色ダックスフンド乗せてる?と錯覚するくらいとんでもなく長いニット帽を被ったその男。名を「ジェシー」という。
俺がしていたら1発で任意同行かけられるファッションが、あまりにも似合ってしまう。「アイドル」という職業のヤバさを開始1秒で「わからされて」しまった。
「ナナナーナーナー!ナナナナナーナー!」
ジョイマンが裸足で逃げ出すほどキャッチーなイントロに乗せて次に目が行くのが全員の衣装。白い、白すぎる。SixTONESの衣装と言えば「黒」のイメージが強いがここに来ての白衣装のラブソングは反則がすぎる。京本大我、松村北斗に至ってはどこからが上着でどこからがズボンなのか全く分からない。ビジネスホテルのシーツ。
そして歌がスタートする。バリアは間違いなく全員主役と言い切れるくらいにそれぞれの声の聴きどころがハッキリしている曲だった。作詞作曲を「カッフィIPPONグランプリ」の創設者・Zembnal。「ぼ僕にも曲作ってください…」と他の全アイドルグループが懇願するレベルで声に合う曲を作るのが上手い天才中の天才。
順を追って説明したい。まず、
森本慎太郎
発狂
最近、俺の中で森本慎太郎の歌い方がバキバキに急上昇しているのをご存知でしょうか。森本慎太郎は声の「甘さ」を全面に押し出したような歌い方をしていた印象があったがここ数曲の森本慎太郎はそこに「危うさ」がプラスされとんでもねぇことになってる。一人で甘辛を表現してる。チキンにかけたら絶対に美味い。冒頭の「絡みつく視線ンン…」の息の残し方もそうだが、思わず発狂しそうになったのが2分22秒の
「誰一人ィ…」
最高のアイドル声そしてスポットライトがパァ…と当たりアップで映し出された瞬間俺の世界から悲しみが消え、なぜか腰の痛みも消えた
京本大我
永住
「この声に永住したい」と思わせられる京本大我の安心感。何度聞いても誰にも真似できない歌声。才能と努力に加え、雅(みやび)としか言いようがない圧倒的な「品」がある。ダンサブルな曲であればあるほどその魅力は反比例して増す。2分45秒の
「名前呼ぶそれだけでェ…」
は雅さ、そして「でェ…」で声を歪ませ綺麗だけじゃなく内に秘めた猛獣を解き放ったかのようなパワーがあった。
ジェシー
中毒
俺は完全にその声の中毒。変幻自在という言葉が可愛く思える変幻自在。「白って200色あんねん」とアンミカは言ったが俺に言わせると「ジェシーって60億色あんねん」だった。総人口の声色。ラスサビ前の
「言葉もォ…いらなァァァイイイイくらいィイ…抱き締めるそれだけでェ…それだけでェエエエエエ……………」
は全預貯金280万出すから全公演のデータが欲しい。
髙地優吾
やんよ?!?!!???
「抱えたままそれも全部包み込んでやンンンよォオオオオ!!!!!」
41秒から始まるこの箇所だけで無限に仕事が捗る。元気が出る。笑顔になれる。歌詞では「やるよ」だが「やんよ」と歌ってしまうヤンチャ具合。絶対にお日様よりも早起き。髙地優吾が漫画のキャラクターだったら絶対に「最年少の暗器使い」でしょう。分かる人間だけに分かればいいんですが完全に烈火の炎の小金井薫。
田中樹
雄……………………
「どこにいたって分かってる待ってるんだろ?」
この歌詞が6人の中で一番似合うのがこの男。SixTONESの雄々しい部分を一手に担っている。
単行本の巻末に載ってる敵キャラクターの日常を描いてる4コマ
松村北斗
低……………………
あまりにも低すぎる…ここ最近の松村北斗はジェシー京本大我とは全く違うベクトルにおいて歌唱力が人間離れしている。
「眠゛れ゛な゛い゛夜゛な゛ん゛て゛食゛べ゛て゛し゛ま゛い゛た゛い゛」
「今゛はた゛だ゛ァ゛…側゛にィいた゛い゛ィイイィイイァ…寂゛しさァ゛を゛分゛け合゛えたらァ゛アア゛……」
「な゛ァ゛に一゛つゥウ゛……(奪わせやしない)笑゛顔゛も涙゛ァ゛も゛こンン゛のをゥ゛胸の中゛で゛ェ゛エ゛エ゛エ゛……」
「゛」が止まらない。濁点より生まれし男・松村北斗。こんなにガナれる男は人間界を見渡してもそうそういない。松村北斗から出た「゛」をふりかけたゴマ塩おにぎりを食いたい。
完璧に刺さってしまった。いま、心臓から血が出てヤバいです。SixTONES、俺のこともバリアしてほしい。