はい、売れた〜〜〜〜〜〜〜〜。ポルノ売れた。全盛期突入。バケモン曲ここに爆誕。ヒロアカ1期オープニング『THE DAY』の流れを汲むガチのアンサーソング。ラストの「THE DAY HAS COME」締めは、最終回で1期のオープニング流れる激アツ展開をセルフで再現するヤバさ。
まず、音。こいつは「音」じゃなくもはや「爆発」。静かなピアノのアルペジオから始まり、まるで革命前夜の静寂を切り裂くような
「ドゥウウウウウウウウウウウウウウウン………………」
失 神
音が360度から襲ってくるんじゃない音そのものが俺を「飲み込む」ような感覚。イヤホンで聴くと頭蓋骨の中で音が跳ね回り脳が「処理しきれねえ!」って叫び散らかしてくる。
冒頭の「荒れ狂う爆音 向かい合った私の」で静かに始まり、まるで内なる闘志を抑え込むようなとんでもねぇ緊張感からスタートする。受験日?
岡野昭仁のライオンみたいな歌声のヤバさは相変わらずいつも通りリアル・ソング・モンスター。『THE REVO』ではさらに進化。気合入りすぎて聴いてると全身の血がグツグツ沸騰してくる。あの声がメロディに乗る瞬間、心の扉がブチ壊される。改めてこんな声出せる岡野昭仁に心底ゾッとした。
しかも作曲は岡野昭仁自身。相変わらずハイパードM三角木馬ボーカリスト。自分で「こんなん誰が歌えんだよ!」って曲作っといて、ニヤニヤしながら「やりすぎちゃったテヘ♡」って顔してるド変態。
音程、テンポ、譜割り、全部が「岡野昭仁に歌われるために生まれた曲」。声の乗りが尋常じゃない。歌いながら昇天してるんじゃないかってくらい気持ちよさそうで、聴いてるこっちまで魂が浮遊する。
歌詞は新藤晴一の新境地にして集大成。「分からないようで分かりやすい」「一発聴いても耳に残るし聴いた後も頭の中をグルグルする」歌詞というジャンルにおける頂点、究極完全体歌詞。
『僕のヒーローアカデミア』の最終章に合わせて「革命」をテーマに据えた詞は、ヒーローたちどころか、ヴィランの心情すらも描き出す。特に何度か出てくる「王」のフレーズ。最後の
「私が、私こそが王であると高らかに叫ぼう」
ここは実際デクとか爆豪とかだけに焦点当てるなら「ヒーロー」でもいいんですよ。並の作詞家なら絶対に「ヒーロー」にしてる。だが新藤晴一は違う。死柄木とか荼毘とかトガちゃんとかヴィラン連合側の想いすら背負ってる。だからこそ一人称も「私」になってる「僕」にするとどうしても性別が限定される。この誰も振り落とさない、全員掬い上げる「私」。
『メリッサ』しかり『THE DAY』しかり、新藤晴一の書くアニメのタイアップ曲は100%作品側にゴマ擦って寄り添ってるわけじゃないのに、その物語の全てに当てはまるような気さえしてくる。
で、ヤバいのは2番のココなんですけど
「長きにわたって私を弾圧した 憐れな王は今怯んでいる
さらば過去よ いざ行こう 見たかった 景色だ
明日こそ2回目のバースデイにするさ
私が生まれてよかった世界へ祝福されるはず」
どういうことか説明します。
こういうことなんですよ。
もうデビューして余裕で25年超えてんですよ?ハッキリ言って年齢的にめっちゃオッサンなんですよ?それでもまだ進化するんですか…?怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
そこからの展開はマジで「革命」としか言いようがない。ラスサビ前の衝撃。いいですか…
岡野昭仁「革命の前夜にィ…
私は怯えないィ……
これまでの自分がァ…
足にすがりついた

大 失 神