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かんそう

かんそうブログ。20代後半男。札幌

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ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』6話感想

テレビ / 映画

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ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』6話の感想。

給料の発生する契約結婚という常識から外れた関係性を持つ平匡(星野源)とみくり(新垣結衣)。前回の第5話では雇用関係に加え、毎週決まった日に(火曜日)にハグをする「恋人関係」となった二人。

その形態だけではなく、前回で互いの心の内が少しずつ垣間見えてきた二人の距離感にも変化が訪れる。(決してみくりに寝姿を見せなかった平匡がパジャマで部屋から出てくる、ソファに隣同士で座る、など)それを遠くから見つめるみくり。このワンシーンだけでも徐々に「単なる雇用関係」が崩れ始めているのがわかる。ゆっくりと穏やかに流れていく時間、一つの「男女の在り方」としてこれはこれでもう完成されているようにも思える。

そんな中、二人に新たな関門が訪れる。叔母である百合(石田ゆり子)のはからいにより新婚旅行へ行くことになるのだ。あくまで「社員旅行」というスタンスを崩したくない二人ではあったのだが、みくりの親友・安恵(真野恵里菜)や平匡の同僚・日野(藤井隆)の周囲の余計な?気遣いによりただのお泊まり会とはいかなくなるのだがそれはまた後述。

これは実生活でも言えることなのだが、先ほども書いたように「男女間のかたち」と言うものは二人だけの領域決して他人には推し量ることのできないものだ。時として自分の何気ない好意が純粋な悪意に変わる場合もあるのだ。

私個人の体験を元に話をすすめると中学時代、私にはとても仲良くしていた女子生徒・ミホ(仮名)がいた。私達は席も近く、趣味嗜好が他の異性と比べてとても合うということから自然とその距離は縮まっていた。しかし、私達の間にあったものは単なる「恋愛感情」だけではなく、「信頼関係」「友情関係」、それらが自然と混ざりあったハイブリットなものだった。しかし、ある日私が学校へ行くと他の女子生徒が「あんたにちょっと話あるんだけど」と声をかけてきた。その女子生徒はミホの親友だった。私が言われた通りに校門前まで足を運ぶと、そこには女子生徒とミホが立っていた。私が「話って何?」と声をかけると女子生徒のから耳を塞ぎたくなるような一言が発せられた。

「あんたたちぃ〜、お互い好きなんでしょ?いつまでチンタラやってんの?早く付き合っちゃいなよ!」

次の瞬間、私達の中でなにかがガラガラと音を立てて崩れていくのがハッキリとわかった。私達はこの穏やかな関係性を大事に、とても大事にしていた。この先付き合っていくかどうかはわからない。ひょっとしたらお互いに他に好きな人ができるかもしれない。でも、この関係性はずっと保ち続けていたい、そう思っていた。しかし、その女子生徒の何気ない好意、純粋な悪意によってそれは叶わぬ夢と散ったのだ。当然その場で付き合うということにはならず、噂の広まった私達は気軽に話しかけることもできなくなり、高校へ上がると同時に離れ離れになった。その女子生徒はぶん殴った。

話をドラマに戻そう。旅館についた二人の目に飛び込んできたものはダブルベッド。百合の好意によってツインルームにしていたつもりがダブルに変更されていたのだった。再び変更を申し出るも、部屋はすべて満席。旅館に落ち度はないと従業員を決して責めない平匡。そんな平匡を見てみくりは過去に思いを馳せる。以前付き合っていた元彼氏・薫(小柳友)と平匡の性格はまるで真逆、妄想の中ですら穏やかに流れる時間。しかし、事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったもので偶然にもみくりの目の前には薫が。この男がこれからの物語にどう絡んでいくのか。

部屋に戻った二人。考えていることは違うが平匡とみくり、二人の思考回路はとてもよく似ている。「なんであの人と付き合ったんだろう」「さっきのあれは言い過ぎだったかな」失敗と後悔。相手を思いやり気遣うからこそ自分の言動がどういう影響を与えるのかに人一倍敏感になる。わかる痛いくらいわかる。

中盤、日野が平匡へプレゼントした滋養強壮剤とぐろターボの問題をはじめとして一筋縄ではいかない展開が次々と訪れる。ともすれば、すぐに体を重ねてしまいそうな距離感にいるはずの二人が「雇用関係」という縛りと平匡自身の自尊心の低さによってことどこく空振りに終わり我々視聴者の心をブンブンと揺さぶる。

一方、わずかながら職場の後輩・堀内(山賀琴子)とのズレを感じている百合。個人的にはそこで放った沼田(古田新太)の

「仕事の半分は、仕方がないでできている、残りの半分は帰りたい」

という一言にグッときた。そんなモヤモヤを誰しも抱えながら生きているということに改めて気付かされた。そしてBARのマスター・山さん(古舘寛治)の「人は悲しいかな、見返りがほしくなってしまう生き物なんだよ、特に恋愛に関しては」という部分も大きく頷ける。

就寝前、とぐろターボを目にしてしまい否応なく平匡に「男」を感じてしまうみくりをよそに平匡は「どうやってこの旅行を何事もなく切り抜けるか」そればかりを考えていた。(ベッドの中で平匡に手を伸ばすシーンに対して平匡はベッドから抜け出し床で寝る)翌朝、事なきを得て満足げな表情を浮かべる平匡に対して相手に要求するばかりで平匡からのアクション(山さんの言葉を借りるなら「愛情の見返り」)がないことに対して今までの関係性に疑問を持ち始めるみくり。そんな中、二人の前にみくりの元彼氏・薫が現れる。薫のまるで空気を読まない発言に対して腹を立てるみくりだったが、一方平匡はなにも言わずその場を立ち去ってしまう。

ベッドでの下りもこれも彼自身の自尊心の低さ、相手をいたずらに傷つけまいとする優しさからくるものでまだ彼自身みくりに対する想いがなんなのかわかっていないせいではあるのだが、それが結果として平匡に触れる覚悟を持っていたみくりを傷つけてしまう。「お前、男の趣味変わったな」という元彼氏に対して「変わったんじゃないよ…気づいただけだよ」という発言にみくりの思いの丈が読み取れる。気づいているのはそう、視聴者だけ。

帰りの電車でも、二人のすれ違いが続く。「仕方なく」じゃない。平匡と自然と、周りのように、自然と相手との触れ合い、関わりを求め始めたみくりと、みくりと過ごす時間、築いてきた関係性の中での中で少しずつ自尊心を取り戻していく(「みくりの元彼」という発言に対して以前の平匡なら取り乱し、自暴自棄になっているだろう)。「手を重ねたい…」考えていることは同じでも決して重なることのない手。交わることのない線と線のようにすれ違っていく思い…いいいいいいいああああああああああああ!!!!?!?!?!??!?!?!??!あ゛?あ゛?あ゛?う、う、う、うう、ううううううううう、うあああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!ニット!浴衣!ランジェリー!風呂!きっ?きっ、キっ、うわあーーーーー!!!!!平匡あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!死ーーーーーーーーーー!!!!!!ボカーーーン!!!!!

 

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