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Fight Song

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米津玄師『Flamingo』聴いて「カラオケで米津玄師歌うジジイ」が怖くて仕方ない

米津玄師にはもう本当にウンザリしてる。会社の上司なんかとカラオケ行くと怖くて怖くて仕方ありません。震え止まらないです。

「酔っ払ったジジイが歌うLemon」

「酔っ払ったジジイが歌うピースサイン」

「酔っ払ったジジイが歌うLOSER」

全部もれなく地獄の中の地獄。呂律回ってないLOSER聴いてるときほど「自分の耳ちぎりてぇ」って思うことないです。『アイネクライネ』見つかってないのだけが唯一の救いだよ。歌われた瞬間、金田一少年の事件簿『上海魚人伝説殺人事件』よろしく耳削ぎ落とす。

一体どこで覚えてきたんですか部長……。背伸びすんなよ。得意の『田園』はどうしたんだよ、玉置は陽水はどうした。あなた絶対『アンナチュラル』も『僕のヒーローアカデミア』も見てないじゃないですか。あれっもしかしてたまにいる「逆にめちゃめちゃ見てるジジイ」のパターンかなぁ…部長、お茶子とか好きそうですもんね知るかよ。とりあえず米津「げんし」って言うのいい加減やめてください…。ボケなのかマジなのかわかんないっす…。それ聞くたびに女性社員みんな男梅みたいな顔してます…。

就活中の学生のみなさん、覚えておいてください。社会に出るとはこういうことです。ベロッベロに酔っ払ったセクハラクソハゲジジイがドヤ顔で歌う

「自分が思うより 恋をしていたあなたに

あれから思うように 息ができない

あんなに側にいたのに まるで嘘みたい

とても忘れられない それだけが確か」

を心臓すり潰して「最近の曲も知ってるなんてさすがですぅ部長〜ぅ、よっ!右大臣!」っつって両手モミモミしながら褒め殺すのが社会です。内定したみなさんおめでとうございます。ようこそ地獄へ。社訓その一!上司の声は神の声!ありがとうございます。胸に残り離れない苦いワキガのニオイ終電逃したら帰れない。

 

それもこれも全部あいつ、人の耳と脳に一生消えないメロディ植え付けるミュージックモンスター米津玄師が絶妙に「聴きたくなる曲」「歌いたくなる曲」を蛇口水みたいにジョボジョボ量産するのが悪い。新曲の『Flamingo』、なんなんすかアレ。

 


米津玄師 MV「Flamingo」

 

最強かよ。いや、そりゃあ言ったけど。前書いた米津玄師『Lemon』聴いて心底「こわい」と思った

「コアな音楽好きも俺たちみたいなアホも唸らせるやり方を覚えた米津玄師が、これからもしアルバム曲とかカップリング曲じゃなくて、「ノンタイアップのシングル」でリミッター外して好き勝手したらバケモンみたいな曲作りそうで本当にこわい」

って期待の意味も込めて言ったけども。『ポッピンアパシー』みたいなの作ってくれねぇかなとは思ってたけど。嘘だろお前…。軽々と想像を超えてくるんじゃないよ。全曲そうなんだけど、こいつ…効果音の使い方、うまぁ………。星のカービィかよ。全然メロディと関係ないとこで鳴ってる謎の音「ペコッ」「ピョッ」とか「アハハハァ」「ルァッ」「アーアッ」って人の声、だぁ〜かぁ〜らぁ〜、一回聴いたら一生消えないじゃんこんなん。脳に直にクダ入れられて音流し込まれてるのと変わらないだろうが。この曲聴いて本当に大丈夫?合法? 

何がこわいって今「全然メロディと関係ないとこで鳴ってる」って書いちゃいましたけど、全部関係あるんだよ。ムダな音なんて米玄の音楽の中に一つもないんだよ。メロディのどこにどういう音を入れ込めば人間の琴線をバチンできるか、そういうの全部わかった上で全部100パー計算して作られてるってのが素人目にもわかるんだよ…。だから「なんかこいつすげぇ」って生まれたての赤ちゃんから明日死にゆく老人までが思うっていう。もうヤダこの人。

歌詞にふんだんに使われてる古語とかさぁ…急な演歌調とかさぁ…もぉーっ……やめろやぁ……。こんなん絶対歌いたいじゃん…絶対すでにウォーミングアップ始めてるよ部長。耳すましたら「ヴゥぅん!ヴゥぅん!」ってノド鳴らす音聞こえてくるもん…。サザンオールスターズ『愛の言霊』みたいな意味わかんねぇけど歌ってて口超気持ち良い系の歌詞が一番大好きなんだからあの人…。

 

こうなったら俺も練習するしかねぇ…。俺自身が「カラオケで米津玄師歌うオッサン」になるしかねぇ…。殺られる前に殺ってやるよ…。なんなら俺から「部長ぉ〜今日カラ館行きましょうよぉ〜カラ館」って誘う。で、俺が先にFlamingo入れる。そんで部長に「おっ!わかってるなお前!この曲俺も良いと思ってたんだよ!」とか言われて二人で肩組みながら「フラァッッッ!フラァッッッ!フラァッッッ!フラミンゴォ!!」って歌ってやらぁ。レモンサワー片手に。

 

  

どなたか僕の地元「クシロ」を救っていただけませんか

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僕の地元はホッカイドウって島の東にある「クシロ」ってとこなんですけど、別名『霧の街』なんて言われてまして写真のとおり1年の3分の1は霧、濃霧に包まれてて、真っ昼間でも滅多に青空拝めることがありません。リアル・サイレントヒル、リアル・レガイア伝説。

駅前には渋谷のスクランブル交差点並みにバカデカいメインストリートがあるんですけど、歩行者なんて数えるほどしかいません。日曜だろうが祝日だろうが、ハトのほうが数多いんじゃねぇかってくらいニンゲン歩いてないですし、商店街もテナントの9割が空き店舗、誰もいない通りにひたすら仏壇屋ほかの街頭アナウンスだけがこだましてて、終末感が心エグッてきます。

 

駅の入り口に立ってるじいさんに話しかけたら

「ここは霧となげきの街クシロじゃ…。ん…!お、おぬし、まさか『外』の人間か…?眼に光が宿っておる…!」

とか言われますし、公園で一人で遊んでる子供に

「お兄ちゃんどこから来たんだい…?えっ!?サッポロだって!?へぇ〜本当にサッポロってあるんだ…。ボク絵本でしか見たことないよ!じゃあお兄ちゃん、もしかして『アオゾラ』ってやつを見たことあるの!?いいなぁ〜!ねぇ…ボクも大人になったら、アオゾラ見れるかな…?」

とか言われます。

 

しかもクシロの駅前には「アベニュー946(旧・長崎屋)」っていう巨大ショッピングモールがあってクシロに住む人々の唯一のいこいの場になってたんですけど、このあいだ数年ぶりに行こうと思ったら

「パチンコチェーン・ベガスベガス建設予定地」

になっててショックでゲロ吐き散らかしました。よりによってパチンコ屋ってお前。完全にやり口がドラクエ6のデスタムーア。希望を失いかけた人間たちに賭博場を与え、さらなる欲望をあぶり出す…。絶対大魔王いるんですよこの街。

 

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駅前商店街を奥に進むと「末広町(すえひろちょう)」っていうススキノとか歌舞伎町の数億倍のヤバさを誇る歓楽街があるんですけど、完全に『龍が如く』。昼間でもちょっとそのへん歩こうもんなら高確率でチンピラに絡まれてリアルファイト始まるんで、近くにあるチャリとか三角コーンでヒートアクション喰らわすしかないですし、夜になるともう「法」っていう概念なくなりますから酒池肉林、狂乱の宴がそこかしこで始まります。

子供の頃、父親に「いいか、絶対に末広町には足を踏み入れるな…父さんとの約束だ…」と両肩を掴まれながら言われたのを覚えてます。

ちなみに左の人見てもらうとわかるんですけど末広町、「車道」とか「歩道」の概念もないです。

 

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おもむろに漁師の石像が飾られてあったり。魔王と戦った末に石にされてしまったクシロの英雄、伝説のフィッシャーマン。

 

…こんな状況だったら失礼な話いつ滅びてもおかしくないと思ってるんですけど、なんでこの絶望と欲望の街・苦死露がギリギリ形を保ってられるかっていったら理由はただひとつ。

メシが死ぬほどうまい

これに尽きます。

 

和商市場・勝手丼 

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ここは「和商市場」。極上の海産物が一手に集まってくるオールブルー。

 

 

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和商市場の一番の名物といえば通称『勝手丼』。ライスを手に持って市場をねり歩きながら、気に入った具材を放り込んでいって自分だけの「オリジナル海鮮丼」を作ることができます。ちなみに米出してくれてるばあさんに「おねえさん」って言うとオマケしてちょっと多めに盛ってくれます。

写真みたいにバランス良くいろんな具材を乗っけても最高にデラウマなんですけど、勝手丼最大の魅力は「なに乗せてもいい無法。バーリトゥード」ってとこで、サーモン好きなら「サーモンサーモンキングサーモンオーロラサーモントラウトサーモントキシラズトキシラズ」みたいな『サーモン地獄丼』にしてもいいですし、イクラで米を埋め尽くす『無限イクラ丼』にしてもいい。写真くらい乗せると普通に1500円超えてきますけど、別に金なきゃ普通に白メシとカニ汁とカレイの唐揚げだけで食ったって涙出るくらいうまいですし、500円もしない。ここが天国。

この自由度って子供の頃にはじめてレゴブロックで遊んだときと同じで、「これからなにを作ろうかな?」っていう『自分はなんでもできる、なんにでもなれる』感、大人になったいま、この感覚って日本でもここでしか味わえないです。

ただ、観光客向けなとこは否めなくて別に単価安くないですし、リュックでも背負って行こうもんなら普通にカモ扱いされるんでジャージとか「地元感」出す格好で行くのがオススメです。

 

インデアン・インデアンカレー

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駅前商店街をさらに中に進むとある『インデアンカレー』。ここは人類が辿り着いた究極のカレーショップ。 (本店はオビヒロ)

 

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一見、なんの変哲もないふつうのカレーなんですけど、一口食べるとわかります「あ、こいつは違ぇや…」「いままで俺が食ってきたカレーはカレーじゃなかった」って。ふんだんに使用された牛肉と数十種類のスパイスで熟成されたルー、通称『インデアンルー』は誇張でもなんでもなく一瞬で舌溶けます。近くに他のカレー屋あったら3日で潰れるレベル。

なにが恐ろしいかって値段が税込みでたった「453円」っていう。この味でこの値段、「宇多田ヒカルって15歳で『First Love』作ったの!?」のときと同じ衝撃。

 

ジョイパックチキン・カレーチキン 

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鳥取大通のスーパー『ビッグハウス』店内にあるファーストフード店『ジョイパックチキン』。

 

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ここのオリジナル商品、カレー風味のフライドチキン『カレーチキン』は別名「麻薬チキン」って言われるくらい中毒性のある味で、食ったら脳シビレます。ホントに合法なのか疑ううまさ。つけあわせのフライドポテトとコーラと一緒に食おうもんならうまさで頭おかしくなります。

ビッグハウスの隣にケンタッキーあるんですけど、カーネル・サンダースの像が土下座してますから。「ジョイさぁん…もう勘弁してくださいよぉ」って。

そしてこのビッグハウス、ヤバいのが店内にミートソーススパゲティに豚カツを乗せた「スパカツ」で有名な『泉屋』も入ってます。更に目と鼻の先にアイススケート場もあり、この周辺だけでクシロ制覇できると言っても過言じゃない。昼飯はジョイパックチキンでカレーチキンを食い、スケートをして遊び、夕飯は泉屋のスパゲッティを食うというのが鳥取大通の住人の最強の黄金パターン。生の実感。

 

 

他にもクシロには『泉屋』のピカタ、『南蛮酊』のザンタレ、『ラーメンの高橋』の塩ラーメン…数えきれないほどの楽園メシがあります。たしかに人は悲しくなるほどいないですし、これといった観光地も特にありません。『フィッシャーマンズワーフmoo』でバケモンみたいにデカいチョウザメがタダで見られるくらい。正直、考えつくスポット全部回っても1日で回りきって飽きるレベル。

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でも、クシロに住む人と接してみるとわかるんですけど、この街の人々からは「生き抜こうとする意思」みたいなものをすごく感じるんですよ。どんな辛い状況だろうが、どんな逆境だろうが、うまいもん食って今日も一日頑張ろう!みたいなパワーが溢れてる。そのパワーってどんな魔王にも決して消せるもんじゃないと思うんですよ。

だから、ホッカイドウっつったらサッポロとかハコダテとかみんな行きがちなんですけど、ぜひクシロに来て、うまいもんバクバク食って、金ジャブジャブ使って、経済ぶん回してやってくれませんか。そして苦死露を釧路にしてやってください、勇者どの。

 

尊敬してるカッコいい先輩が「ハッシュタグで文章つくるおじさん」になって死んだ

先日、尊敬してるカッコいい先輩が、死にました。

仮に名前を「シゲさん」としましょうや。シゲさん、最高にカッコいいんすよ、舘ひろし似の超絶イケメンで、髪型ツーブロでヒゲ超似合うし、服なんかバーバリーしか着ないんですよ、当然めちゃくちゃモテます。「ススキノのドンファン」つったらシゲさんのことですから。もちろん仕事はバリバリやってて営業部のエースっつったかな?なのにそのスペックに対して1ミリも気取ってなくて、気さくで優しくて、俺がフラレて落ち込んでるときになんも聞かずに「よっしゃ飲みに行くぞ」って街連れ出してくれたり、風邪引いたときは大量のポカリ持ってお見舞い来てくれたりとか男気って言葉が誰よりも似合う。仁義、仁(にん)の男。腕っぷしも強くて、腕相撲に関しては札幌じゃ負け知らず最強。しかもカラオケも上手いんすよ。十八番、T-BOLANの『離したくない』なんて聴いたもんなら涙枯れます。あと視力がめっちゃ良い視力が。そりゃもうハズキルーペなんざ必要ないくらいに。

 

そんなシゲさんが、死にました。

 

シゲさんが最近SNS始めてこの前フォローしたんですけど直近の投稿、

仕事早上がりだったんで昼からコイツやってます

(背景ボカしていい感じに光飛ばして加工したビールの写真パシャー)

#頑張った自分に #ご褒美 #今日は #ビールで #乾杯 #嗚呼 #幸せ

 

#今日は?#ビールで?#乾杯?#嗚呼?#幸せ?お、オェッ……なんすか……そのハッシュタグ文章……??な、なんでそんな自称読モの女のInstagramみたいなことしてんの?えっ?おまっ、そういうの一番毛嫌いしてたタイプだったはずですよね?えっ…?その画像の感じ、なに?えっもしかして画像加工アプリでシコシコ加工してる??シゲさん??その写真?なんでもねぇ安い缶ビール(金麦)だけオシャレ風に映すとか、えっ?シゲさん??俺の知ってるシゲさんのイメージと違いすぎて脳が処理できないんですけど。「嗚呼」??嗚呼て。き、きつっ…。しかもそこインスタじゃないですよFacebookですよ?そのハッシュタグ文章に、なっ、なんの意味が???誰と何を共有したいんだよ。誰が「嗚呼」で検索かけんだよ。うわっ書いてて涙でてきた。

俺の知ってる俺の大好きだったシゲさんはこの日をもって死にました。死んだんです。享年36歳。あっ、あっ、あと、その日のうちにもう一個投稿あって、ほんとショックで自分の両の目くり抜こうかと思った。 こんな世界ならもう見たくないなって。あっあっ。

今日はアメトーークでミスチル芸人。ミスチルは俺の青春そのものっす。あーカラオケ行きたい…。

#あるある早く言いたい #居酒屋でとりあえず生頼むノリでとりあえずカラオケでHANABIリクエストしがち #酒に酔っぱらうとすぐ抱きしめたい歌いたがる男は自分にも酔いがち 

おろっ、おろろろろろっっっろおろっろおろろ…………!!!

「#居酒屋でとりあえず生頼むノリでとりあえずカラオケでHANABIリクエストしがち」

??…???あうわわわわわ。なに??そのクソ坊主のツイッター選手権で受賞できそうな糞を糞で煮詰めたクオリティのあるある……?ああああ。シゲさんアンタもっとエッジの効いたこと言える人だったはずで、は…?シゲさん?

「#酔っぱらうとすぐ抱きしめたい歌いたがる男は自分にも酔いがち」

たのむ…マジでもう黙ってくれ…。アンタだよ一番酔っ払ってんのは。誰に劇薬飲まされたんだよシゲさん…?どうしちまったんだよ?なにが??なにがあった???えっ?悲しいことありました?もしかして親死にました?実家燃えた?あれですか、空き巣、遭いました??ちょっとぉ辛いことあったら俺に言ってくださいよぉシゲさんんん??あとシゲさんミスチル好きってはじめて知ったんですけど??だって『つよがり』『Replay』『ニシエヒガシエ』すら知らなかったじゃないですか。シゲさん「ドにわか」じゃないですか。なにアピールですか急に。えっ…?「ミスチルは俺の青春そのもの」…?青春…?シゲさんにとって青春とは???シゲさん…?

 

いや……でも、もうそんなこたぁいい。あの…俺わかったんだよ。シゲさんの投稿を遡って見てみるとだ、これ明らかに「最近覚えたなこいつ」ってことがわかるんだよ。ここ一ヶ月のあいだで急激に「ハッシュタグで文章つくるおじさん」になってるんだよ。それ以前の投稿じゃハッシュタグなんざ影も形も見えない、多分「#」の存在すら知らなかったんじゃねぇかってくらいに簡素で男らしい投稿しかねぇんだよ…。てこたぁだ。いるんだよ。どっかのタイミングでシゲさんに呪術ハッシュタグを教えた奴が、いるんだよ。いるんだよ、どこぞの糞野郎が。俺のシゲさんを殺した悪魔、デビル、ディアブロが。

そう、ちょうど一ヶ月前だ…シゲさんがハッシュタグで文章つくるおじさんに人格取り込まれる前のギリギリの投稿があって、馴染みのバーで飲みましたみたいな内容なんだが、そこにアップされてる写真に映ってる複数のなかに一人めちゃくちゃ怪しい奴がいるんだよ…めちゃくちゃ怪しい女がよ…。その女の顔めちゃくちゃハッシュタグ使いそうな顔してんだよ…。しかもだ。俺も女と一回そのバーで話したことあってだ、俺は思ったんだよ…

「こいつ絶対インスタとかの投稿するときハッシュタグで文章つくるタイプだ」

って……。

 

…一週間後、悪魔から俺のシゲさんを取り戻す戦いが始まる。のちに人はそれを「エンド・オブ・デイズ」と呼んだ。coming soon。

この女優に人生破滅させられたい!2018

サイコパスの女って最高ですよね。というわけで「人生メチャクチャに破滅させられたい!」と思う女優を勝手にピックアップしました。

 

 

本田翼

いっさい会話成立しないタイプのサイコパスいるじゃないですか。ずっとブツブツ言って首45°に傾けてるような。絶対本田翼そういうタイプのサイコパス合うと思うんですよ。演技ドヘタなのが逆に超怖くなりそうですし。男ボッコボコにして「あーあ…またおもちゃ壊れちゃった…」とか言ってほしい。一人称「ボク」で。

 

波瑠

「顔の8割が目」ってだけでサイコパス顔面ポイントがかなり高い波瑠。ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』でちらっと見せたような共感性が低くて自分の興味あるものにしか興味がないあの感じが最高だったので、それが「悪」に振れてるような役ください。チョコしか食わないタイプのサイコパスを。

 

吉岡里帆

『世にも奇妙な物語』『カルテット』で素晴らしいサイコっぷりを見せてくれた吉岡里帆。「えくぼある女だいたいサイコパス」という言葉どおり、キスするフリして相手の男の頸動脈かっ切ってください。そして「たははははっ!」って高笑いしてほしい。

 

仲間由紀恵

あの俗世離れしたルックスと笑っててもなんかゾッとする目、ヘビもビビってションベン漏らす目の持ち主、仲間由紀恵。『血の轍』っていうイカレにイカレきった最高の漫画があるんですけど、仮に無謀にも実写化なんていう話になったら、たぶんあの母親役は仲間由紀恵以外にありえないんじゃないかと。

 

土屋太鳳

映画『累』観て、二面性激しめのサイコパスやらせたら日本でトップ取れるんじゃないかと確信しました。あの女受けゼロの感じといい、素質しかないので、一見おっとりしたフワフワ系を演じつつも実はクソゲス女っていう設定でどうでしょう。

 

川栄李奈

映画『DEATH NOTE Light up the NEW world』でのアホサイコパスが最高だったので、ガツガツその路線で行ってほしいと思う女優のひとり。バカとサイコパスは紙一重。サスペンスドラマの「一命を取り留めた被害者が実は犯人でした〜」のパターンもめちゃくちゃ合いそうです。

 

木村文乃

あのたまにダメな男に対して見せる冷たすぎる眼差し、本当に凍え死ぬかと思うので、一時期の菅野美穂みたいな「復讐のため鬼になる女」路線いってくれたらたぶん脳汁で溺れます。

 

新垣結衣

「清純派」と呼ばれマジメな役がほとんどで今までサイコパス含めいわゆる「悪役」というものを演じる機会がとても少ないガッキー。「肌の白さとサイコパスは比例する」というたったひとつの真実があるように素質は最強レベルなので、二度と「ガッキー」などと舐めたニックネームで呼べないくらいブチ狂った役ください。

 

浜辺美波

新垣結衣と同じように肌白サイコ理論が適用する浜辺美波。映画『ATARU』の堀北真希、『踊る大捜査線』の小泉今日子みたいに歯の矯正器具とかつけてるタイプのサイコだったら、もう殺されたい。

 

広瀬すず

なぜそういう役がこないのか逆に不思議でしゃあないんですけど、共感性に乏しいタイプのゴリゴリのイジメっ子でラストのラストまでいっさい反省せず立場が逆転しそうになるやいなや「じゅうぶん楽しんだし、もういいかな〜」とか言って勝手に自分で死ぬタイプのください。

 

木南晴夏

あの目の下ずっとちょっと薄黒い感じ、まさにサイコパスやるために生まれてきたような顔。不倫相手で嫉妬に狂って相手の家庭メチャクチャにする、みたいな役またお願いします。家焼かれたい。

 

松岡茉優

映画『桐島、部活やめるってよ』のスクールカースト上位の女子役がもう震え上がるくらいに上手かったので、そのノリでオモテ向きは優等生、ウラでは女生徒の支配者みたいなのよろしくお願いします。

 

高畑充希

カホコから「優しさ」「人を思いやる気持ち」を完全に消したような役が見たいです。ナチュラルに人を傷つけてそれに対してなんの罪悪感も抱かないような、無邪気な子どもがそのまま大人になったような、罪を罪とも思わないような一番やっかいなタイプのサイコパスをください。

 

鈴木杏樹

女将の格好したバチバチにキマってるこの世で一番美しい鈴木杏樹に酒注がれるんですけど、その酒が猛毒で冷たく微笑む杏樹を眼(まなこ)に焼き付けながら死にたい。

 

逆に菜々緒

いっそなんの「悪」もない善100パーセントの役を菜々緒にやってほしい。その見た目のせいで誤解されがちだけど、めちゃくちゃ涙もろくて、めちゃくちゃ優しくて、めちゃくちゃ女の子の菜々緒を。菜々緒はいかにも「悪女」って役よりも本当は『ボク、運命の人です』の三恵とか『銀魂』のまた子みたいな明るい役のほうがめちゃくちゃ合うと思うんですよ。菜々緒に光を。

 

 

みなさんもぜひ自分が思う最高の推しサイコパス「マイサイコパス」を見つけてみてはどうでしょうか?それでは良いサイコパスライフを!

事実上のファーストアルバムMr.Children『重力と呼吸』感想

重力と呼吸

 

25年も第一線で音楽やってりゃ流石に守りに入りたくなるというか、「もうこんなもんでいいか」みたいになると思うんですよ。これだけ熱狂的なファンが大勢いるバンドになったら「みんなが望むMr.Children」を適当にやってりゃいい。コンビニのおにぎりの具の数くらいとんでもねぇ数のヒット曲があって街中にミスチルの曲が流れてる。普通に生活してたらミスチルを聴かないで生きることのほうがムズいっていうこの日本で、極論言ったらミスチルなんてもうわざわざ新しい曲作る必要すらないじゃないですか。9割9分ほぼ全ての作詞作曲やってるフロントマン桜井和寿にいたっては「預貯金額いくらなんだよ、なん恒河沙(ごうがしゃ)だよ」って話じゃないですか。リアル5000兆円じゃないですか。こっちは半分冗談で「ほしい!」っつってんのにあのイヤらしい笑顔で「え?あげるよ?」とか言ってきそうじゃないですか。

そんなシムシティの終盤くらいに地位も名誉もあって「もうやりつくしてやることねぇわ」っていうトップ中のトップが「自分たちの音楽見つめ直して新しい気持ちでもう一回あるがままの心ぶつけていこうぜ」「まだまだ音楽界って高い山登っていこうぜ」って覚悟決めた今作『重力と呼吸』、事実上のファーストアルバムじゃねぇかって思いました。

とにかく全曲、桜井さん以外の3人の主張が今までのアルバムの中でも圧倒的に一番強い。ぶっちゃけ天下の『Mr.Children』って言ってもファン以外にしてみりゃ「桜井和寿 with C」くらいなもんで実際ファンって言ってる奴ですら名前言えんのかどうか怪しくて、この間も「ミスチルすごい好きで〜」って言ってる女にメンバーの名前聞いたら、

「桜井さんと〜…あと、えーっと…何人組だっけ?」

REFLECTIONのUSBメモリで頭カチ割ってやろうかコラ。

だったのが、今作は4人の位置がめちゃくちゃ並列。なんならその桜井さんがちょっと後ろ下がってんじゃねぇかって思うほどギターもベースもドラムも「俺の音を聴け」ってバシバシ主張しまくってる。今までだったら曲によっては小林武史にボリュームがっつり絞られてんじゃねぇかってくらいモスキートで、ギターソロがあるってだけで「こりゃ今夜は赤飯だな…」ってファンの中では軽い祭りだったのに、今作は全曲ギタービンビン、ベースベンベン、ドラムドンドン、誰がどう聴いても『4人組ロックバンド・Mr.Children』です。改めて紹介します。ギター!マッチ棒!田原健一!ベース!カッパ!中川敬輔!ドラム!浮浪者!鈴木英哉!

一曲目『Your Song』から非ファンからすれば「誰の声?」って言われかねない、まさかのJEN(鈴木英哉)のカウントから始まり、どの曲もいわゆる「今までのMr.Children」を期待してた人からしたらちょっと面食らうような単純でストレートなものが多くて、カレーライス食いに来たのにカレーラーメン出てきたみたいなもんで「いや…たしかにカレーだけどよ…頼んだのこれじゃねぇよ…」ってなる人もかなりいると思うんですよ。『himawari』『here comes my love』なんかの一部のタイアップ曲はまた別として、桜井和寿お得意の世間を斜めからモノを見る尖った考え方やエッジの効いた言い回し、ヨダレ出るくらい気持ち良い韻踏みなんかは少ないし、メロディにしたってもう一段階盛り上がれるであろうところで盛り上がらずスパッと終わってたりするし。

でも、歌詞もメロディも過去の売れ線の曲っぽくキャッチーかつ壮大にしようと思えばいくらでも朝メシ前にできたはずなんですよ。「どこをどうすれば売れる曲になるか」「どこをどうすれば群衆に響くか」っていうのはたぶん桜井和寿が日本で一番わかってんだから。でもあえてそうしない。出たまんまの感じたまんまの「生身の音」「生身の言葉」を届けることに重きを置いてる今作、一曲一曲の好き嫌いは置いといて、アルバムとして最高にカッコいい1枚だなって思ったし、その中でも特に『SINGLES』『皮膚呼吸』はみんなが望む「今までのMr.Children」と自分達の先を見据えた「これからのMr.Children」がガッツリ絡み合った最強の曲だと思ったし、この2曲だけエンドレスで100回以上聴いてるし俺自分の会社作ったら「(株)皮膚呼吸」にするって決めた。

『重力と呼吸』発売前のコメントで桜井さんが、

「後輩ミュージシャンがこのアルバムを聴いたら、音楽をやめたくなるような、また、もう僕らを目標にするなんて思わないくらい圧倒的な音にしたい」

Mr.Children | 重力と呼吸 | TOY'S FACTORY

ってアルピーの平子さんがやる意識高い系IT社長みたいなこと言ってましたけど、音楽やめたくなるっていうか、これ逆に火ついちゃうんじゃねぇかって思ったんですよ。日本で音楽、バンドやっててミスチルの影響(重力)受けてない奴なんてたぶんゼロだと思うんですけど、イキのいい後輩ミュージシャンがこのアルバム聴いたら「オッサン連中がこれだけ熱いもん作ってきたら俺たちも負けてらんねぇ」って今まで「憧れの対象」だったミスチルを良い意味で「対等なライバル」として意識し始めるんじゃねぇかって。

それで後輩が「ぶっ潰してやるよオッサン」って聴いたこともないような先進的でカッコいい曲作って、それをまた受けてまたオッサンが「調子乗るんじゃねぇガキが」ってバッキバキに気合入った曲作るっていう、誰かが吐いた二酸化炭素吸って酸素にする(呼吸)みたいなこの循環、いち音楽ファン、いちリスナーとしてこの上ないほど幸せで心の底から「そのケンカずっとやりあっててくれ」って思った。超楽しい。

 

サイコパスもっとやろうよ俳優2018

みなさん、最近サイコパス足りてますか?僕は足りてません。なので「この俳優、もっとサイコパスやってもいいんじゃない?」と思う俳優を勝手にピックアップしました。

 

 

竹内涼真

バラエティ番組もそつなくこなす愛想の良さを見せつつも、好きな細田守作品は「デジモン」、好きな芸人は「チョコレートプラネット」など、ライト層とコア層どちらにも絶妙に刺さる100点満点のコメントをズバーン!と放り投げてくる完璧超人。なのに、どこかずっと胡散臭いあの笑顔。まさにナチュラルボーン・サイコパス。仮に今年『悪の教典』が実写化されていたならば、伊藤英明の代わりにサイコパス教師・ハスミンをやっていたこと間違いなし。

 

志尊淳

『池袋ウエストゲートパーク』のときの窪塚洋介みたいな、一見人懐っこくてひょうひょうとしてるけど笑って人の顔バットでフルスイングするような一番ヤバいタイプのサイコパスやってほしいです。部下が買ってきたおにぎりの具が間違ってただけで「次は気をつけてね♡」とか言いながら銃で足撃つ、的なのちょうだい。

それか、実は裏でクラス操ってるイジメられっ子の役でもOK。

 

東出昌大

竹内涼真と同じくバラエティ番組の適正の高さを見せつつも、たまに目が全部黒目になってるのを俺は知ってます。『寄生獣』や『DEATH NOTE Light up the NEW world』『あなたのことはそれほど』でヤバい役のハマり具合は証明済み。あの良い意味でも悪い意味でも棒読み気味のセリフ回しが逆に怖い。ぜひとも頭おかしいときのユースケ・サンタマリアがやるようなじわじわ周りを不幸にしてく、みたいな役を。

 

千葉雄大

『高嶺の花』での宇都宮龍一で新たな一面を開拓したリアル天使。普段から良い意味で二面性がエグそうなので多重人格者の役とか絶対合う。気弱な性格のツバサ、子供っぽい性格のトオル、クールで女好きのユウ、凶暴な性格のヒロキ、女の人格・マイ、そしてそれらを操る絶対悪アキラ。最強。最後、ツバサが大切なお母さんとの約束を思い出すことでアキラの人格が消えて最悪の事態は食い止める、みたいなとこまでお願いします。

 

高橋一生

人気絶頂の今だからこそ、プライド高くて自分の犯罪を「芸術」とか呼ぶタイプの殺人犯の役マジでくれ。ナルシストですっげぇ気持ち悪いやつ。『古畑任三郎』とか『ガリレオ』の犯人で、最後コテンパンにされて「ぼ、僕の芸術は絶対なんだ……凡人の君たちになにがわかる……!?」「わかりたくもありませんし、あなたもただの凡人です」「うぐ〜〜…!」みたいにぐうの音も出なくなって地面に突っ伏すまでをワンセットで。

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の佐引さんみたいな超絶クズチンピラサイコパスの役も見たいいい。意味もなくボコボコにされたいですぅ。

 

星野源

もう顔がめちゃくちゃ爆弾魔顔じゃないですか。一見普通の外面も良い絵に描いたような真面目なサラリーマンなのに、実は究極の爆弾を完成させることを望んでて、みたいなのくれ。

 

ジャルジャル後藤

映画『ヒーローショー』の演技が最高だったので俳優業バンバンやってほしい芸人ナンバーワン。「ボクシングジム殴り込むヤバい奴」「力ずくで耐える奴」ってネタでのヤバい奴の演技が最高だから見てくれ。


ジャルジャルのネタのタネ『ボクシングジム殴り込むヤバい奴』【JARUJARUTOWER】


ジャルジャルのネタのタネ『力ずくで耐える奴』【JARUJARUTOWER】

 

真剣佑

生きる彫刻。キレイすぎる顔面がゆえに涙が似合うのか、何故か被害者役とか遺族役が多い印象があるんですけど、絶対に加害者役が映えるルックスしてますよね。闇に潜む「美しき殺人者」みたいなのくれ。テロリスト集団の若きリーダーとかでも良し。

 

荒川良々

捕まっても取り調べで意味不明な行動を繰り返す死刑囚の役とかお願いします。最後まで行動の意図が不明なタイプのやつ。同じラインで柄本時生くんなんかにも非常に期待してて、二枚目俳優と違ってバリバリ三枚目の二人がそういう役やるとたぶん嫌悪感とキモさしか抱かなそうなのがリアルオブリアルで最高です。

 

錦戸亮(関ジャニ∞)

未だに俺の中で「長澤まさみの卒アル燃やした奴」のイメージがデカい錦戸亮。「目の彫り深いヤツだいたいサイコパス」という言葉もあるように生まれながらに資質、持ってます。『ジョーカー 許されざる捜査官』でもいい感じにトチ狂った役がハマってたのでもう一回パンチのあるサイコ野郎を所望してます。

 

二宮和也(嵐)

映画『青の炎』のときから俳優としての彼が大好きで、『ブラックペアン』での超絶腕の良いクズ医者の役はほんとヨダレもんだったんですけど、ところどころ人間味が垣間見えてたのが少し残念でした。今度は「お前『優しさ』母ちゃんの腹ん中に忘れてきたんか」っていうくらい氷の役、お願いします。

 

佐藤隆太

昔から「なんだこの男ベッキーは」と見るたびに胃もたれしてゲー出そうなイメージだったのに、『ナオミとカナコ』での純朴中国人とクサレDV夫の二刀流で底知れぬサイコパス適正を見せてくれました。ここは「表向きは『ROOKIES』川藤先生のノリの熱血教師、しかし裏では生徒達を奴隷のように使う地獄教師」の役を。

 

窪田正孝

錦戸亮と同じく『ジョーカー 許されざる捜査官』でイカレ糞野郎の役がビックリするくらいハマってた窪田正孝くん。目ぇギョロギョロさせる演技にかけてはたぶんいま日本で一番の俳優なんじゃないかと。窪田ギョロ孝に改名してもいいくらい素晴らしい眼球運動してます。映画『東京喰種』で白カネキ超期待してる。

 

椎名桔平

椎名桔平がよくやる「真顔からいきなり笑うやつ」めちゃくちゃ怖くないですか。俺あれ見るたびにコード・ブルーだろうが整形美人だろうが「こ、この人絶対ふたケタ人数殺してるよ…」って震え上がるんですけど、ぜひそんな椎名桔平さんには快楽殺人者の役やってほしいです。わざと死体にヒントになるようなものを残す(血でイニシャルを書く、髪の毛を落とすなど)タイプの死ぬほど気持ち悪いタイプのサイコパス、おねがいします。

 

風間俊介

最近じゃ、バラエティ番組でのはっちゃけ具合やディズニー好き、飛行機好きのイチ面からお茶の間に愛されるキャラクターを獲得し、しかも10月からZIP!のパーソナリティ……。はぁ??どうしちまったんだよ、健次郎。俺たちの風間俊介はそんな良い子ちゃんじゃなかっただろ?また『それでも、生きてゆく』の文哉みたいな「これぞ!」みたいなやつやってくれよ。どんな普通の青年の役演じてても「絶対人殺してる…こいつ絶対人殺してるよ……」みたいなあのヒリヒリ感をもう一度ちょうだい。

 

 

みなさんも「この俳優、ナイスサイコパスなんじゃない?」というのがあればぜひ教えてください。それでは良いサイコパスライフを!

死ぬ間際に見る夢に出てくる新曲ポルノグラフィティ『Zombies are standing out』感想

ポルノグラフィティの夢見ると思うんですけど、その夢の中ではちっちゃいライブハウスにイスがちょこんと一脚だけ置いてあって。客は俺一人で、座ってたら当然みたいな顔してポルノの二人出てきて、一っ言も喋んないでおもむろに曲演奏し始めるんですけど、その曲知らないんですよ。

「俺の中にいるポルノグラフィティが作り出した架空の新曲」で、それがもうゲボほどカッコよくてボロボロ涙流して目ぇ覚ますんですけど、起きてみるとその曲がどんな曲なのか、どういうメロディでどういう歌詞なのか、いくら考えてもまったく思い出せなかったんですね。

 


ポルノグラフィティ 『Zombies are standing out(short ver.)』

 

これでした。サムネ西城秀樹。全ポルノグラフィティファンが死ぬ間際に見る夢に出てくる新曲、それが『Zombies are standing out』でした。iTunes、mora、レコチョク他各種配信ランキング圧倒的1位。最強。

まず、単純に「音がめちゃめちゃ良い」。音楽って左右からしか聴こえないはずなのに、この曲に関してはなんか前後左右上下斜め、360°全方向から聴こえてくる。いやむしろ「耳」ってパーツ介さずに直で脳髄に音入れられてる感じするし、極端に言っちゃえば音の立体感、奥行きがすごくて音掴めるしなんなら食える。全身で音を味わう「食べる音楽」体験できるんですよ。やっすいイヤホンで聴いてるのにですよ。バカ高いヘッドホンなんかで聴いたら着けてるとこから頭溶けてくと思う。

イントロからもう漏らし散らすほどカッコ良くて、モンスターズ・ユニバーシティだったら確実に一発合格のおどろおどろしいデスボイス「ウ゛ァ゛ンディ゛ンア゛ァッ…ク゛ラ゛ァイ゛ンア゛ッ…」からのバッキバキのキレッキレのギター「ドゥデェゲレデェゲレレドゥデェレゲデェレデレェ」からの最近のポルノグラフィティお気にのオシャレ打ち込みドラム「デデデデデデェーーーーー!」なんらかの音「シュゥゥゥゥイイイイーーーー!」からの、岡野昭仁の

「ゾ」

ふるえた。Mr.Childrenの桜井和寿が、

「このアルバムを聴いたら、音楽をやめたくなるような、また、もう僕らを目標にするなんて思わないくらい圧倒的な音にしたい」

なんて新アルバムのコメントで言ってましたけど、俺はポルノグラフィティ岡野昭仁の「ゾ」聴いた瞬間その日から「ゾ」って言うのやめました。「今まで俺の言ってきた『ゾ』はいったいなんだったんだ…」って顔真っ赤して泣いたし、こんな「ゾ」を言える昭仁の才能を心の底から羨んだ。俺が野原しんのすけだったらその場で「みさえーーーーっ!」つって爆発して死んでる。

と、それくらい『Zombies are standing out』における昭仁の歌声は完璧パーペキパーフェクトで、今までもリアル・ソング・モンスターだったのに更に拍車かかってて、ラスサビの「立ち上がれ Living dead」の「リ゛ィ」とか「夢見た日を」の「ぅぉをォーーーーー!!」とかもうただの鬼神。どこまで進化すんだよっていう。英語詞なんかここまで上手く歌えてませんでしたから。石原さとみとAEON通ってたんかっていうくらい別人のそれ。

いや、それもそのはずなんですよ。今回の作曲は昭仁本人がやってるんですけど、彼って「ハイパードM三角木馬ボーカリスト」で、誰も頼んでないのに自分で「誰が歌えんだよこんなん」って曲作って嬉しそうな顔しながら「やりすぎたテヘ♡」みたいなこと平然と言う変態なんすよ。

いっこ前のシングル『ブレス』も、絶対ファルセットとか苦手なタイプのボーカリストのはずなのに「それェーーー!(裏声)ぞれの、みちィーーーー!(裏声)がある!」とかウラゴエ・バケツ・チャレンジやってんの?ひと裏声ごとにバケツの水かぶるやつやってる?ってくらい意味わかんないタイミングのファルセットブチ込んだりとか、他にもグニャッグニャにメロディの高低差激しい曲『瞳の奥をのぞかせて』やら、F1みたいにスピードバカ速の息継ぎゼロ曲『真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ』やら、ストイックすぎてもう普通の曲じゃ満足できないんだと思う。しかも、大半の歌詞書いてる新藤晴一先生も大概で「お前ならこのメロディにこの歌詞当ててもこれくらい歌えんだろ」って平気でメロディに対してめちゃくちゃな譜割りしますし。

で、そんなデスマーチを経て今回持ってきたのがこの曲なんですけどウォイウォイ…たぶんこれ岡野昭仁にとって「最高に歌いやすい曲」。声の乗り方とか明らかに違うしめちゃめちゃ気持ち良さそうに歌ってる。演奏自体は激しいけど、メロディの高低差もそこまで激しくないし、曲のスピードもちょうどいい、急なファルセットもない。それこそ『アポロ』だったり『メリッサ』だったりの、昭仁の一番の武器のスパーン!とストレートに響く高音が一番映える曲だと思うんですね。ゆえに最強。

そして歌詞。われらが新藤晴一大先生。 それを踏まえてどんな歌詞書きやがったんだと思ったら、バッチバチにメロディに乗る言葉選び、してます。

本人が、「イントロのボイスエフェクト(当初はもう少し音程が高かった)から着想して書いた」「曲としてもスリリングでシリアスなテーマが合うけど『ゾンビ』がホラーでもあるしポップでもあるちょうどいいキャラクターだった」的なことを言っていたように、元々曲のイメージからそれに合う詞をつけていくタイプの作詞家なんですけど今回、詞の内容、単語、すべてにおいてアニマル浜口親子かってくらいの親和性。

「現実という名のBulletに撃ち抜かれた」筆頭に、いつにも増して「このメロディにはこのフレーズしかない」っていうのをバチバチ当ててくるんで気んん持ち良くてヨダレ出そうになります。

新藤晴一の歌詞って、初期の頃はどちらかっていえば「文章としても読める歌詞」みたいなのを重視してるふしがあったんですけど、最近の手法として「日本語詞と英語詞を絶妙に混ぜる」ってのを多用してて、歌詞掲載サイトのインタビューの、

「(良い歌詞とは?)メロに乗った時に、映える言葉。文学ではないので言葉単体で成り立っていてもしょうがないと思います。」

「(「やられた!」と思わされた1曲)『太陽は罪な奴」(サザン)。“高気圧はVenus達の交差点”、文章の意味とかじゃなく、メロと共に頭にスッと入ってくる。これが歌詞だと思います」

歌ネット:言葉の達人/新藤晴一さん

ってコメントからもわかるように、言葉の意味だとか、歌詞カードに文字が並んだときの美しさだけじゃなく「歌詞」としてより洗練できるかみたいなのを考えてる感がめちゃくちゃあって、メロディに乗ったときに、岡野昭仁が歌ったときに、はじめて言語レベルじゃなくて本能レベルで理解できるような言葉選びしてて、「慈悲なき闇で War cry」とか正直1ミリも意味わかんないけど「わかる…」ってなります。なにより昭仁に「ゾンビ」と歌わせた先生、俺が天皇だったら次の元号「晴一」にしてる。

このポルノグラフィティ2人のプロ中のプロの仕事だけでも十分に最高傑作なんですけど、今回はアレンジも最強にバケモン。YouTube公開されてる部分1番までの展開はソリッドというかわりとシンプルなデジロックだったのが、2番入った瞬間バグります。エコーのイジり方が一瞬壊れたんじゃねぇかって思うくらいの不協和音で普通にボーカル追い抜かしてくるんですけど、その中毒性もうただの麻薬。しかも「頭が割れそうに痛む」のとこで。アレンジと詞がびったりマッチしすぎて口開いたままアゴ外れます。

そっから曲の雰囲気が一段と変わって「怒り」とか「憎しみ」っていうただただ攻撃的なイメージの曲だったのが「切なさ」とか「悲しみ」みたいな感情も内包されて激しくて荒々しいんだけどめちゃくちゃグッとくるんですよ。『Zombies are standing out』はゴリッゴリのロックナンバーなんですけど、こんなんバラード以上にバラードです。その流れでCメロ→ギタソロ間奏→大サビに行くんですけど、ここなんてもはや聖歌。ドラマティックすぎて一生消えない鳥肌立った。

そしてまた無音の使い方がうんんまい。序盤でも書いた岡野昭仁が放つ宇宙一の「ゾ」、頭サビ、1番サビ、2番サビ、「ゾ」の一瞬、全ての音、消えます。「無音を制するものは音楽を制する」って有名な言葉があるんですけど、ポルノグラフィティ、無音の魔術師です。オーフェンと呼びたい。

 

声、メロディ、歌詞、アレンジと四位が完全に一体と化した『Zombies are standing out』。ちな現時点で「ポルノ ゾンビ」で検索かけるとけっこうな上位ページに、

「性的映像を見続けると脳がダメージを受けて「ポル脳」になり脳が収縮し中毒化し、常に新しい刺激的な映像を求めるゾンビ状態「ポルノ・ゾンビ」になる」

とか色んな意味で死ねる地獄記事が出てくるんですけど、これあながち間違ってなくて聴くと奇しくもまったく同じ現象、ポルノグラフィティを求め続ける「ポルノ・ゾンビ」になれます。死して生きろリビングデッド共。