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かんそう

かんそうブログ。20代後半男。札幌

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ジャンプ+漫画『ファイアパンチ』感想

漫画 / アニメ

あぁ...すごい漫画家が現れた。

漫画や音楽など、本当に面白い作品に出会いその作品がまだ広く世に知れ渡っていないとき「その作品をたくさんの人に知ってもらいたい」という思いと「あまり有名になってほしくない」という想いが同時に去来して複雑な気持ちになるもの。

しかし、思いとは裏腹に新進気鋭の作品に出会うたびに僕の心は躍り胸は高鳴る。

そんな奇跡がまたひとつここに誕生した。

週刊少年ジャンプの公式アプリ「少年ジャンプ+」で今日から連載スタートした『ファイアパンチ』作者は藤本タツキさん。

あらすじ

『氷の魔女』によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われた。凍えた民は炎を求めた。主人公アグニに与えられた祝福は、希望か呪いか...。 

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ほんの数ページ目の出来事だった。無理矢理ファイアパンチ君が僕を強引に自分の世界観に引き寄せた。抱き寄せられたファイアパンチ君の二の腕から感じる圧倒的な漫画筋肉。

はじめは、タイトルの「ファイアパンチ」らしからぬ展開が続くので「どんなことがあっても心に希望という火を灯そう、キリン ファイア」的漫画だと勝手に思い込んでいたのだけど、ところがどっこい後半の急展開で合点、主人公の名前(インド神話の火神)といい伏線の回収が上手すぎてもう鳥肌ブワッ目バッキバキ指ブルブル膝ガクーン口アングリ。「痛み」を表現するのが本当にうまい人だと感じた。どういう人生を歩めば想像を絶するほどの痛みをあれだけリアルに表現できるのだろうか。いや、リアルかどうかなんてわからない、あの痛みを僕らは感じたことはないのだから。

新人だからこそ、まだ無名だからこそできる危うげなストーリー展開、描写。作者自身が極寒の地に裸で足を運ぶような無鉄砲さがたまらない。展開の強引さも絵の粗さすらも作品の魅力を更に引き立てていて、全ての要素がプラスに運んでいる。一話目として完璧だ。

四の五の言わずにとりあえず読むんだ。

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