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朝ドラ『わろてんか』の高橋一生に「抱かれたい」と思った男

朝ドラ『わろてんか』に出ている高橋一生に「抱かれたい」と思った。

 

 

 

ーてんの夫の藤吉(松坂桃李)が死に、女社長として寄席チェーン・北村笑店を経営するてん(葵わかな)はある日、取締役として、てんをささえる高橋一生こと伊能に悩みを打ち明ける。

北村笑店がより会社として大きく成長するため、この先の経営方針を「より笑いを広める」か「新しい芸能を発掘する」という大事な時期に来ていた。

 

「はぁ…」

「…すまないな、決断を迫るようなことを言ってしまって」

「いいえ…この4年、藤吉はんと作ったこの北村笑店をウチなりに精一杯守ってきたつもりです…せやけどもし、伊能さんや風太(濱田岳)がいてはらへんかったら、どうなっていたか…女社長やとは持ち上げられているけど、まだまだお飾りや…」

 

コツ…コツ…

 

コツ…

 

スッ…

 

ソファに座る伊能…

 

 

 

「それは違う」

 

 

キッキィァァァァァッァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

 

 

…このっ、この『間』!!!!!

 

この次のセリフを言うまでの間の取り方、「沈黙」を作りだすことで「普通のセリフ」にまで重みを持たせる…。

これこそが高橋一生という役者の演技の真骨頂やでえ……。

 

 

「藤吉くん亡き後、北村の屋台骨を支えてきたのは紛れもない、君だ。現社長の君『新しい何か』を生み出せば、君がお飾りなんかじゃないことが証明される」

「…何かを、生み出す…?」

「おてんさん自らの手で、新しいスターを発掘するんだ」

「ウチが…?あっ…いやぁ…ウチは藤吉はんや風太みたいなことは…」

「女興行師でしかできないことが、なにかあるんじゃないかなぁ」

「おんな、こうぎょうし…?」

 

黙って頷く伊能…

 

立ち上がって藤吉の写真をジッと見つめ…

 

てんのほうを振り返り…

 

 

 

片目、パチッ

 

 

スタスタスタ…

 

 

 

うううううううううイン?????????ク????????

ぬぬぬんんぬぬぬんんんうんふうんんんん。うあああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーっあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

死……。

 

 

 

や…やぁぁぁべぇやべえ。『あぶない刑事』の柴田恭兵ぶりに本気で男に「抱かれてぇ…」と思ったね。これね、この単発だけ見たらただ「伊能さんお茶目!」「一生さんカワイイ!」で済むシーンなんですけど、ここが最高に最高なのはここに至るまでのバックボーンにあるんですよ。

元々、伊能はてんの『許嫁』として、てんと知り合ったんですよ。当時から会社を経営し、敏腕社長として活躍していた伊能か、米問屋の1人息子でありながら夢ばかりを追いかける藤吉、どちらを選ぶかでてんは揺れていました。結局、てんが選んだのは藤吉。しかし、伊能はそんなてんを陰で支え続けたんですよ。

で、紆余曲折あり、伊能はてんと藤吉の仲を認め、藤吉とは「心友」と呼べるほどにまでなったんです。

あるとき、自分の死期が近いと悟った藤吉は伊能に「てんのことどう思ってるんや」と問い詰めるんですけど、

 

「てんのことどう思うてる?」

 

 

 

「なぁんだ急に」

 

 

こっっっっっ!!!このっっ、、、、、、、ままままままま「間」………!!!!

 

「栞くんは誰とも結婚してへん」

 

「…残念なことに、未だおてんさん以上に魅力的な女性に出会ってないからな」

 

 

 

ァァァァァッァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!おててててっ、ててててんさん以上にみりょくてきな!!??

 

 

「でも、おてんさんと出会ったおかげで、君とも出会えたんだ…。おてんさんと君の絆が今の僕にとってかけがえのないものなんだ。藤吉くん、おてんさんと君は僕の同志なんだ…」

 

 

はあぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜んんん

 

 

俺ね、わろてんかに限らずドラマとか映画観ててもね、第一印象最悪で口悪くて最初はいがみ合ってたくせになんか急に惹かれ合って最終的にヒロインと結ばれる一番手じゃなくて、ずっとずっと好きで優しくてカッコ良くて一度はヒロインが振り向いてくれるのに最後の最後で自分から身を引くような二番手を応援しちゃうんですよ。

例えば、イケメン♂パラダイスの中津(生田斗真)…花より男子の花沢類(小栗旬)……。

 

伊能もそう。伊能は優しいから身を引いちゃうんですよ。背中押しちゃうんですよ。でもまだ絶対好きなんですよ。藤吉が死んで4年経つのに、まだ独身なんですよ、二人が結婚してからたぶん一回も彼女とかいないんですよ。死んだんだからもっとガツガツてんを口説けばいいのに、しないんですよ。今日だって、抱きしめたい、今すぐてんを抱きしめて頭ポンポンとかしたい、したいはずなのに、しないんですよ。抱きしめないんですよ。そういう男じゃないんですよ伊能は。誰よりも、もしかしたら藤吉よりもてんのことを想ってるかもしれない、でも陰で支えるって決めたから支えるんですよ。

 

っていうのがあっての「ウインク」なんすよ。

 

こんな男います?いないでしょ?そんな男を高橋一生が演じるんだぜ?どうよ?抱かれてぇだろ?そりゃ抱かれてぇよ。てんが抱かれねぇのなら俺が抱かれる。

 

俺、高橋一生史上最高のキャラクターは『医龍』の外山先生だって未だに思ってたんですけど、今回めでたく更新しました。一生(いっしょう)ついていきます一生(いっせい)

 

 

anan (アンアン)2018/01/31[選択の技術(テクニック)]

anan (アンアン)2018/01/31[選択の技術(テクニック)]